経済学の研究職をお勧めできない100の理由
- 153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/15(木) 17:08:16 ID:/lYrei3J
- ★高学歴ワーキングプア 水月昭道さん
http://book.asahi.com/author/images/TKY200711110087.jpg
■フリーター博士、赤裸々に
末は博士か大臣か――「『博士』がキラキラと輝いていた時代が、たしかにあったのだ」。
水月昭道(みづきしょうどう)さんは著作の中で、しみじみと記す。
実際の「平成の博士」はどうか。大学院を修了しても「2人に1人」は定職に就けず、「フリーター
博士」は1万2000人以上。専任教員を夢見ながら、非常勤講師やコンビニ店員、肉体労働で
食いつなぐ。中にはパチプロに転じたり、ひきこもりになったり、心を病んだり――そんな実態を
同じ非正規雇用の「人間環境学博士」の目で、悲惨な実例を豊富に交えながら赤裸々に描いた。
「優秀な若い人たちが私の周りから次々と消えていく。みんな大学に残りたいから声を上げられない。
だれかが問題を提起しないといけないと思ったんです」
大量の余剰博士は国策で生まれた。政府は91年、「世界的水準の教育研究の推進」を旗印に
大学院生の倍増化に乗り出したが、大学や企業などの受け皿が育たない。結果的に改革は、
副題の「『フリーター生産工場』としての大学院」につながった。「この構造を押さえないと、
『就職できないのは自己責任』と問題の本質がすり替わってしまう」
子どもの発達と社会の関係を探る「子どもの道草」研究が専門で、自らも「道草人生」。大学
中退後、バイク便ライダーとして各地を巡り、研究生活にのめり込んだのは30代。専任教員には
落選続きで、現在の立命館大研究員、同志社大非常勤講師の立場も今年度末に任期切れだ。
「道草」の過程で痛感したのが「教育」の大切さ。「社会に貢献したくてもフリーターにならざる
をえない若者を生み出す構造は、大学院だけではなく『教育』全体が抱える問題。官民一体で
議論してほしい」
子どもがいる父母にお薦めの本だ。
[掲載]2007年11月11日[文・写真]丸山玄則
http://book.asahi.com/author/TKY200711140234.html
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