孤高の画家 高島野十郎
- 1 :遁世者:2006/03/19(日) 15:06:47
- さっき鑑定団でこの人の紹介してて衝撃を受けた。
書いた対象の周辺の空気感まで匂わすぐらいの実物感。
それでいて現実には決して存在し得ない程 ある種空虚
いや、虚無感と言った方が良いだろうか。
そう思わせるほど「空間」を凝縮して描かれた絵だと思った。
またその生涯が凄い。
自身は富強の造り酒屋に生まれ東京帝国大学を優秀な成績で卒業し
当時としてはインテリ層の階級に居ながらあえて下賜された銀時計を辞退し
その後何十年も絵を志なら苦悩する半生を歩む。
そして40代後半から世を捨て何の職も持たず絵を描いた。
最晩年には千葉の山奥で庵を得てそこで自給自足の生活をしながら
あの数々の作品を残したと言う。。。
特に蝋燭と題打たれた作品は鬼気迫る。。。
ある種の境地に辿り着かなければあんな絵は描けないのではあるまいか。
世はあの暗い戦争が終わり高度成長に入り人々の価値観が180度転換した時期だ
そんな時代に何の名声も欲せず孤高あるがままに生きた高島野十郎という画家は
凄すぎるのである。誰がなんと言おうともだ。
- 2 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/03/19(日) 15:27:22
- 画家と作家との違いはあるが、かの孤高の小説家
ヘンリー・デビッド・ソローを思い起こさせますな。
- 3 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/03/20(月) 08:28:44
- 確かに素晴らしい絵ですね。
生涯から見ても、伊藤若冲も想わせるような…。
- 4 :遁世者:2006/03/20(月) 13:35:23
- >>3
伊藤若冲の絵は活き活きと描かれてますね。特に得意とした鶏の絵などはこの人の真骨頂ですよ。
なに不自由の無い大店の御隠居らしい大らかな絵だと思います。
対して野十郎の絵は活き活きとした感じが全然無いです。
ある種の刹那感とか見る者に張りつめた緊張感を与える。
特に蝋燭の絵は部屋を真っ暗にしてもなぜか絵の中の蝋燭だけは消えないそうです。
つまりそこまで「燃えて揺らめいている蝋燭」を極限まで実物と同じ様に再現して描いた。
と、いう事なんでしょうか。
それが本物の蝋燭すら凌駕して真っ暗な部屋でもなお浮かび上がる「蝋燭の絵」に成ったのかも知れません。
超現実主義の極地とも言うべきなんでしょうか。絵への超絶した執念とでも言うのでしょうか。
70歳を超えてあばら家同然の小屋で乞食絵師として周りに蔑まれながら誰の世話にも成らず
1人耕天雨描を続けた生活というのはどれほど孤独だったんでしょう。
まあ、そこまで行き着かないと描けない絵なのかも知れませんが。
- 5 :遁世者:2006/03/20(月) 16:43:24
- 間違い。
晴耕雨描でしたね。
- 6 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/03/20(月) 20:17:30
- スレ違いなんだけど、鑑定団で伸介が高島野十郎の紹介VTRのあと
○○と同じと言われていた画家は誰?
高島野十郎も凄く好きなので気になる
- 7 :遁世者:2006/03/20(月) 23:28:42
- >>6
モネじゃないですか。
http://www.artsystemconsulting.com/goods/disca/room17/2123/
モネは睡蓮の絵を良く描いた画家ですが似てる面も確かに有りますね。
ただモネは緻密に構図を計算して描いています。
野十郎はどちらかと言えばあるがままの物を描きたい視点から極限まで写実的に描くって感じですよね。
野十郎も実は若い頃にフランスへ4年程洋行していたと記録が有りますが
後々の絵を見ても印象派の流れを汲んだ絵と言いますか
多分モネやドガの画風を勉強したんだと思います。
ちなみに私がモネの作品の中で一番好きなのはこれです。
http://www.artsystemconsulting.com/goods/disca/room07/2040/index.htm
- 8 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/03/22(水) 16:36:07
- どうでもいいが、この睡蓮、ちと酷いな。
本物を観たことがあるだけに(遠くからだけど)なんだかなぁ。モネが可哀相。
- 9 :遁世者:2006/03/22(水) 18:16:45
- >>8
デジカメで撮ってなおかつレタッチソフトで色調の修正入れてますね。
更にPCのモニター通して見るからぼやけた絵に見えるのでしょう。
一番良いのは真作を高感度カメラで撮った画集ですけどね。
まあ、生で本物見れればなお良いんでしょうけど。
- 10 :遁世者:2006/03/22(水) 18:20:57
- 違うかな。。。
複製画のカタログをスキャニングして色直した画像を載せてるのかも知れません。
- 11 :Renee ◆K48SKv4wnA :2006/03/22(水) 18:45:15
- monetの睡蓮(高精細画像)どうぞ。
ttp://www.ibiblio.org/wm/paint/auth/monet/waterlilies/
- 12 :遁世者:2006/04/05(水) 03:21:19
- 個展が6月に東京へ来る見たいですね。
http://blog.baliyoka.net/archives/50319963.html
必ず行こうと思います。
- 13 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/04/05(水) 17:22:45
- おれも
- 14 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/08(月) 20:42:41
- 今週のTV東京 美の巨人たち でやるらし
- 15 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/09(火) 22:10:11
- 高島野十郎はね以前NHKで放映していたので強烈に思えているあのろうそくの絵は
自分の親戚とか只でくばっていたんだよね
描いた絵は決して売らなかったらしいだから売りえが無い
- 16 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/13(土) 22:41:33
- 凄い人だな 何十年も孤独で描き続けたあのろうそくの
絵は感動するよ本当に。
- 17 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/13(土) 23:06:34
- 芸大出てない
売りえは描いていない
これが気に入った今いないでしょそんな画家
- 18 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/14(日) 08:19:55
- こういう人を、真の画家というのでしょうね。
- 19 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/15(月) 21:48:46
- 蝋燭の絵だけでなく、月シリーズの月も暗闇で光って見えるよ
月の周りの闇を描きたかったらしいけど
- 20 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/15(月) 22:27:38
- 今なら東大主席で卒業して画家に進む奴なんていないだろね
- 21 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/15(月) 22:29:36
- そう考えると昔の人のほうが芸術に対する姿勢が純粋というか
○井とか○原とかつまんない画家多いものな
- 22 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/12(月) 13:23:08
- 三鷹市美術ギャラリーでやってる展覧会素晴らしいですね。
会場の解説だと、岸田劉生やゴッホの影響を受けてると解説されてましたし、
実際そうだと思うけど、自分はジョルジュ・ラトゥールを思い出しました。
- 23 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/13(火) 19:46:20
- >>22
三鷹市美術ギャラリー、混んでいた?
- 24 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/13(火) 20:08:10
- 福岡県立美術館で昨年末にやってた展覧会も面白かったですよ。
若い時のナルシスティックな自画像から、蝋燭のシリーズまで、
多分60点以上出てたと思います。
その展覧会で聞いた話ですが、高島は、大学で解剖学を勉強してたそうです。
高島は、まさに解剖学的な精緻さで自然を描写しているのですが、しかし、
逆説的に、その精緻さゆえに彼の絵は非現実的な世界を開示しているように思えました。
- 25 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/14(水) 22:45:22
- >>23
日曜午後に行ったけど、それなりに人がいました。
- 26 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/15(木) 12:51:31
- >>25
>>23です。どうも。
実は、水曜日(午後)に行ってきたけど、ストレスを感じないぐらい人がいました。
- 27 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/28(水) 21:58:56
- 美の巨人たちをみて衝撃をうけました。
ああ早く行かなきゃ。
ヒキコモリのダメな俺
- 28 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/29(木) 05:13:51
- ひきこもりたいのに、ひきこもりってダメなのか?
- 29 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/06(木) 00:35:46
- 二点の「夕月」、ほんとうに素晴らしかった。
相対した数十秒後に、ぶわっと涙がこみあげて溢れた。
そんな経験は生涯初だった。
- 30 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/06(木) 01:07:21
- >>24
福岡と三鷹の巡回展だよ。
- 31 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/07(金) 23:54:14
- 観ていて固まっちゃったよ・・・すんばらしい作品だった。
でも、近づくと自分の影が邪魔になるス強いポット光や
蝋燭の絵の過剰演出など、展示方法が良くなかったな。 >三鷹
図録も豪華装丁の割には印刷が・・・
- 32 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/07(金) 23:55:15
- あ・・・
>ス強いポット光や
強いスポット光 ね。
- 33 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/08(土) 22:47:21
- 今日行ってきた。予想外の人出でした。
私は鑑定団で知ったクチなので、かなり驚きました。
こんなに有名な人だったとは・・・。
作品はとにかく素晴らしかった。動けないくらい。
丸い月が描かれているだけなのに、目を離すことができない。
解説を読んで、油彩の素材を十分に生かしたことが
その秘密のひとつかな?と感じました。
柏の風景を描いた「夕月」がとても好きです。
- 34 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/12(水) 22:40:47
- 「世の画壇と全く無縁になる事が小生の研究と精進です」
▼没後30年 高島野十郎展
6月10日(土)〜7月17日(月・祝) 休館日:月曜日(7月17日は開館)
観覧時間:10:00〜20:00 *入館は19:30まで
観覧料:会員480円・一般600円・学生(高・大)300円
もうすぐ終わっちゃうよ。
東京近郊の人は、ぐるっとパス(2,000円)をその場で購入もいいかも
- 35 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/16(日) 22:37:27
- 明日なんとか行かなくては・・・
- 36 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/16(日) 22:42:13
- 素晴らしかった!感動した!
蝋燭はジョルジュ・ド・ラ・トゥールを、
風景(とくに樹木)はドイツ・ロマン主義のフリードリヒを、
静物画は、アンリ・ファンタン・ラ・トゥールを思い出した。
このスレ見つけて良かったよ。
- 37 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/16(日) 23:32:19
- やっと見つけた!高島野十郎スレ!
実は恥ずかしながら、自分も鑑定団で知ったクチです。あまりに衝撃的だったんで、当時PC内にとりあえず
名前だけメモりました。しかし番組終了後、そのメモを読み返す事なく忘れてしまい…先月頃、不意にメモに
気づいて「誰だろ、これ?」と思ってググったら三鷹市美術ギャラリーが出てきたんです。これは見るしか!
って、都合繰り合わせて今日行ってきました。
この人凄い・・・!凄まじい!絵に漂う緊張感が半端ないんですよ。
どうしてこんなに絵力(えぢから)・気迫を感じるんだろう、って自分なりに考えてみた感じでは、多分、陰影の使い方が
上手いんだと思います。蝋燭の絵なんてシンプル極まりないのにあの熱さ、燃え具合はどうなってんの?!
また、三鷹市美術ギャラリーは素晴らしいですね。あんなに優れた作品を目と鼻の先で見られるというのは、
観覧者にとって至福です。感謝致します。東京国立博物館の伊藤若冲も良かったですが、ガラスの向こう側ですよ、
望遠レンズ必須ですよ。。。
とりあえず行ける人は見ておくことをお勧めします。いよいよ明日で終わりです!
- 38 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/17(月) 18:39:59
- 傷を負った自画像がDQNに見えるから困る
- 39 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/18(火) 21:18:56
- 第一印象:高橋由一の後継者みたいな絵をかくひとですね。
会場に掲出の年譜をみて:久留米は続々と才能を輩出したんですね。
- 40 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/19(水) 10:53:50
- >>21 松井と誰?
- 41 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/25(火) 22:57:06
- ハァ?
安井と梅原だろ。
- 42 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/07/30(日) 17:36:27
- グラビア専門の美人ニセモノ画家にはつめの垢でも煎じて飲めってことだろw
- 43 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/10/14(土) 17:17:25
- 柏市の文化課で出していた1500円の野十郎の図録というのは
まだ販売されているのでしょうか??
もしご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけないでしょうか。
- 44 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/10/15(日) 10:53:55
- 柏市に問い合わせした方が早いんじゃないかい?
- 45 :43:2006/10/15(日) 11:30:28
- >>44
レスありがとうございます。
柏市に問い合わせ…私もそう思ったのですが、もしかしてここに情報を
持っていらっしゃる方がいるかもしれないなと、思い切って尋ねて
しまいました。
まず、柏市に聞いてみることにします。
- 46 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/10/31(火) 23:39:21
- 15年ほど前に日曜美術館で紹介されていて感銘を受けました!
その後、岸田劉生の「道」を東近で見て、未だに岸田劉生の作品をレプリカの様に感じてしまいます…中々都内で収蔵している美術館が無くいつ会えるのかと思っていたら先月上野で開催されていた「日曜美術館展」に期待通り展示されていてとても嬉しかったです!
東近に収蔵されていないのが不思議。
- 47 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/11/27(月) 20:26:25
- すばらしい絵なのに、このスレのびないね。
福岡県立美術館で常設展示室をつくればいいのに。
- 48 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/11/29(水) 13:54:26
- 野十郎を知ってる人の絶対数が少ないから
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