日本語は不快な言語
- 286 :名無し象は鼻がウナギだ!:2008/06/04(水) 01:23:47 0
- 第一、音韻変化は常に一方向に進むものではない。逆方向に進むこともある。
また、母音融合などのような音韻変化は、文字教育の普及度の影響を大きく受ける。
日本語の母音体系は京阪地域が最も保守的で、辺境に行くほど大きく変わり果てているが、
これはかつて辺境でほとんど一般人が文字に触れることがなかったことと無関係ではない。
現在では、識字率がほぼ100%に向上し、一般人の言語活動も文字の影響を非常に強く受けている。
このことから、母音融合のような変化は今後文字の知識により阻害され衰退するとも考えられる。
現に、江戸時代の江戸で頻繁に起こっていた「大工→デーク」「大概→テーゲー」「商売→ショーベー」
のような名詞の「アイ→エー」の変化は現在ではほとんど衰退し、形容詞などにのみ細々と残っている。
先ほど保守的と言った京阪語でも、かつては母音の融合が起きていた時期があったのにそれが衰退したらしい。
つまり、京阪語でも東京語でも、「アイ→エー/アイ→アイ」という変化が起きたことになる。
新しく変化した形が古い原型を完全に駆逐していなかった場合、このように「揺り戻し」が起こることがある。
現在の東京語は、これからどんどん母音の融合や渡り母音挿入などの変化が起きていく環境には思えない。
むしろ文字の影響を受け、そのような現象はどんどん衰退していく可能性すらある。
現に、連母音「エイ」が、本来は東京語では「エー」のはずなのに、近年は丁寧な発話では「エイ」になることが多い。
本来、「エイ」を「エイ」のままで発音するのは、紀伊半島南部、高知、九州、沖縄などだけのはずなのにだ。
これは文字の影響が強く考えられる。「イオ」「ウア」「オア」などの渡り母音も、文字の影響で阻害され発達しないだろう。
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