■■■■三島由紀夫の「檄」■■■■
- 1 :法の下の名無し:2007/10/19(金) 19:10:48 ID:3tHZBxuH
- われわれ楯の会は自衛隊によって育てられ、いはば自衛隊はわれわれの父でもあり、兄でもある。
その恩義に報いるに、このやうな忘恩的行為に出たのは何故であるか。
かへりみれば、私は四年、学生は三年、隊内で準自衛官としての待遇を受け、一片の打算もない教育を受け、またわれわれも心から自衛隊を愛し、もはや隊の柵外の日本にはない「真の日本」をここに夢み、ここでこそ終戦後つひに知らなかった男の涙を知った。
ここで流したわれわれの汗は純一であり、憂国の精神を相共にする同志として共に富士の原野を馳駆した。
このことには一点の疑ひもない。
われわれにとって自衛隊は故郷であり、生ぬるい現代日本で凛烈の気を呼吸できる唯一の場所であった。
教官、助教諸氏から受けた愛情は測り知れない。
しかもなほ敢えてこの挙に出たのは何故であるか。
たとえ強弁と言はれようとも自衛隊を愛するが故であると私は断言する。
- 161 :法の下の名無し:2008/05/27(火) 00:39:26 ID:+Un1zouH
- 三島よ。
- 162 :法の下の名無し:2008/05/27(火) 17:27:27 ID:QMB7g+pw
- 「洋食の作法は下らないことのようだが」と本多は教えながら言った。
「きちんとした作法で自然にのびのびと洋食を喰べれば、それを見ただけで人は安心するのだ。
一寸ばかり育ちがいいという印象を与えるだけで、社会的信用は格段に増すし、日本で『育ちがいい』ということは、つまり西洋風な生活を体で知っているということだけのことなんだからね。
純然たる日本人というのは、下層階級か危険人物かどちらかなのだ。
これからの日本では、そのどちらも少なくなるだろう。
日本という純粋な毒は薄まって、世界中のどこの国の人の口にも合う嗜好品になったのだ」
三島由紀夫
「天人五衰」より
- 163 :法の下の名無し:2008/05/27(火) 17:29:24 ID:QMB7g+pw
- 「…僕は君のような美しい人のために殺されるなら、ちっとも後悔しないよ。
この世の中には、どこかにすごい金持の醜い強力な存在がいて、純粋な美しいものを滅ぼそうと、虎視眈々と狙っているんだ。
とうとう僕らが奴らの目にとまった、というわけなんだろう。
そういう奴相手に闘うには、並大抵な覚悟ではできない。奴らは世界中に網を張っているからだ。
はじめは奴らに無抵抗に服従するふりをして、何でも言いなりになってやるんだ。そうしてゆっくり時間をかけて、奴らの弱点を探るんだ。
ここぞと思ったところで反撃に出るためには、こちらも十分力を蓄え、敵の弱点もすっかり握った上でなくてはだめなんだよ。
三島由紀夫
「天人五衰」より
- 164 :法の下の名無し:2008/05/27(火) 17:30:43 ID:QMB7g+pw
- 純粋で美しい者は、そもそも人間の敵なのだということを忘れてはいけない。
奴らの戦いが有利なのは、人間は全部奴らの味方に立つことは知れているからだ。
奴らは僕らが本当に膝を屈して人間の一員であることを自ら認めるまでは、決して手をゆるめないだろう。
だから僕らは、いざとなったら、喜んで踏絵を踏む覚悟がなければならない。
むやみに突張って、踏絵を踏まなければ、殺されてしまうんだからね。
そうして一旦踏絵を踏んでやれば、奴らも安心して弱点をさらけ出すのだ。それまでの辛抱だよ。
でもそれまでは、自分の心の中に、よほど強い自尊心をしっかり保ってゆかなければね」
三島由紀夫
「天人五衰」より
- 165 :法の下の名無し:2008/05/31(土) 12:13:55 ID:WT1BGESm
- 三島痛かっただろう
痛いなんてもんじゃないぜ
- 166 :法の下の名無し:2008/06/02(月) 15:10:38 ID:rQFzIx8s
- (三島が)『自由』に書いた論文も、原稿40枚分と云って語ってもらい、原稿に起こしたら、一切訂正の必要なく、最後の句点でちょうど40枚になったのは驚くべき才である。
西尾幹二
- 167 :法の下の名無し:2008/06/02(月) 15:16:32 ID:rQFzIx8s
- 『新潮』の昭和45年2月号で“文学の宿命”と題して三島について述べたが、『国文学』の同年5月号の三好行雄との対談で三島がこの拙論を肯定的に取り上げてくれた。
当時若い評論家は、三島を褒めないことが処世術であった。
西尾幹二
- 168 :法の下の名無し:2008/06/02(月) 15:17:12 ID:rQFzIx8s
- ワイルドはその逆説によって近代をとびこえて中世の悲哀に達した。
イロニカルな作家はバネをもっている人形のように、あの世紀末の近代から跳躍することができた。
彼は19世紀と20世紀の二つの扇をつなぐ要の年に世を去った。
彼は今も異邦人だ。だから今も新しい。
ただワイルドの悪ふざけは一向気にならないのに、彼の生まじめは、もう律儀でなくなった世界からうるさがられる。
誰ももう生まじめなワイルドは相手にすまい。
あんなに自分にこだわりすぎた男の生涯を見物する暇がもう世界にはない。
三島由紀夫
「オスカア・ワイルド論」より
- 169 :法の下の名無し:2008/06/02(月) 16:11:48 ID:rQFzIx8s
- 三島由紀夫に影響を受けたと指摘されているアーティストの一人に、日本のアニメ「巌窟王」の音楽を担当したジャン・ジャック・バーネル(フランス人)がいますが、
ジャンは70年代の伝説の英国パンク・ロック・グループ、ストラングラーズの名ベーシストでした。
バンドの3rdアルバム『ブラック&ホワイト』には「ユキオ」の副題が付けられた「デス&ナイト&ブラッド」(死と夜と血)という曲や、次のアルバム『レイヴン』の「アイス」という曲にもハガクレという言葉が出てきます。
「死と夜と血」
俺が彼の瞳のなかに
あのスパルタを見た時
夭折はいいこと
だから俺たちは決めたんだ
死ぬこと以上に
すばらしい愛はないと
俺は俺の肉体を
俺の武器にまで
鍛えあげるんだ
ジャンは三島の熱心な愛読者でもあり、極真会館の道場生でした。現在は士道館の空手ロンドン支部長をしているそうです。
- 170 :法の下の名無し:2008/06/02(月) 16:12:28 ID:rQFzIx8s
- 78年12月に単独来日した際にジャンは、「なぜ日本はこんなアメリカ・ナイズされているのか、日本の若者は眠っているのか」と怒りまくったという逸話があり、
「米国資本の市場戦略は安逸な快楽を与え、人々の感性を鈍らせることから始まっている。
それはヨーロッパの伝統的な明晰さにとって第一の敵といえるが、
日本人もそれに毒されている自分たちを自覚し民族の知的遺産である伝統、それは魂(スピリット)といっていいが、それを救出しなければならない。」と誌面にメッセージを残しています。
- 171 :法の下の名無し:2008/06/09(月) 12:12:50 ID:RLGhZL2k
- 二十五年前に私が憎んだものは、多少形を変えはしたが、今もあいかわらずしぶとく生き永らえている。
生き永らえているどころか、おどろくべき繁殖力で日本中に完全に浸透してしまった。
それは戦後民主主義とそこから生ずる偽善というおそるべきパチルスである。
こんな偽善と詐術は、アメリカの占領と共に終わるだろう、と考えていた私はずいぶん甘かった。
おどろくべきことには、日本人は自ら進んで、それを自分の体質とすることを選んだのである。
政治も、経済も、社会も、文化ですら。
三島由紀夫
「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
- 172 :法の下の名無し:2008/06/09(月) 12:40:40 ID:RLGhZL2k
- 私は昭和二十年から三十二年ごろまで、大人しい芸術至上主義者だと思われていた。
私はただ冷笑していたのだ。或る種のひよわな青年は、抵抗の方法として冷笑しか知らないのである。
そのうちに私は、自分の冷笑・自分のシニシズムに対してこそ戦わなければならない、と感じるようになった。
(中略)
この二十五年間、思想的節操を保ったという自負は多少あるけれども、そのこと自体は大して自慢にならない。
(中略)
それよりも気にかかるのは、私が果たして「約束」を果たして来たか、ということである。
否定により、批判により、私は何事かを約束して来た筈だ。
政治家ではないから実際的利益を与えて約束を果たすわけではないが、政治家の与えうるよりも、もっともっと大きな、もっともっと重要な約束を、私はまだ果たしていないという思いに日夜責められるのである。
三島由紀夫
「果たし得ていない約束――私の中の二十五年」より
- 173 :法の下の名無し:2008/06/09(月) 12:51:01 ID:RLGhZL2k
- 個人的な問題に戻ると、この二十五年間、私のやってきたことは、ずいぶん奇矯な企てであった。まだそれはほとんど十分に理解されていない。
もともと理解を求めてはじめたことではないから、それはそれでいいが、私は何とか、私の肉体と精神を等価のものとすることによって、
その実践によって、文学に対する近代主義的盲信を根底から破壊してやろうと思って来たのである。
三島由紀夫
「果たし得ていない約束――私の中の二十五年」より
- 174 :法の下の名無し:2008/06/09(月) 13:11:23 ID:RLGhZL2k
- 私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。
このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。
日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。
それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。
三島由紀夫
「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
- 175 :法の下の名無し:2008/06/12(木) 17:18:20 ID:u1KGo8xb
- 明治維新のときは、次々に志士たちが死にましたよね。
あのころの人間は単細胞だから、あるいは貧乏だから、あるいは武士だから、それで死んだんだという考えは、ぼくは嫌いなんです。
どんな時代だって、どんな階級に属していたって、人間は命が惜しいですよ。
それが人間の本来の姿でしょう。命の惜しくない人間がこの世にいるとは、ぼくは思いませんね。
だけど、男にはそこをふりきって、あえて命を捨てる覚悟も必要なんです。
三島由紀夫
「古林尚との対談―最後の言葉」より
- 176 :法の下の名無し:2008/06/12(木) 17:34:16 ID:u1KGo8xb
- あの遺稿集(きけわだつみのこえ)は、もちろんほんとに書かれた手記を編集したものでしょう。
だが、あの時代の青年がいちばん苦しんだのは、あの手記の内容が示しているようなものじゃなくて、ドイツ教養主義と日本との融合だったんですよね。
戦争末期の青年は、東洋と西洋といいますか、日本と西洋の両者の思想的なギャップに身もだえして悩んだものですよ。
そこを突っきって行ったやつは、単細胞だから突っきったわけじゃない。やっぱり人間の決断だと思います。
それを、あの手記を読むと、決断したやつがバカで、迷っていたやつだけが立派だと書いてある。
そういう考えは、ぼくは許せない。
三島由紀夫
「古林尚との対談―最後の言葉」より
- 177 :法の下の名無し:2008/06/13(金) 23:49:52 ID:PH7yroEA
- 三島由紀夫の著作は単なる消費のための文学ではない。
それは革命書であり、政治文書であり、宗教書である。
あるいは一言でいえば「日本民族の聖書」である。
没後まだ30数年であるから三島から目を背けようとする
やからが居てもしかたあるまい、いや、彼らの存在こそが
聖書の魔力を認めているようなものなのである。
わたしは三島の著作を人に勧めない。なぜならばそれは
コーランや旧約聖書のように民族が読むべき「義務」だからである。
- 178 :法の下の名無し:2008/06/17(火) 20:59:46 ID:bHae3AuE
- http://www.geocities.jp/kyoketu/61052.html
檄文 三島由紀夫
http://www.geocities.jp/kyoketu/61051.html
演説文 三島由紀夫
- 179 :法の下の名無し:2008/06/17(火) 22:40:26 ID:tu/foBLh
- 日本は緑色の蛇の呪いにかけられている
三島由紀夫
- 180 :法の下の名無し:2008/06/17(火) 22:42:50 ID:tu/foBLh
- インドにいける奴といけない奴がいる。それは個人のカルマによる。
君がインドに行くのではない。インドが君を呼ぶんだ。
三島由紀夫
- 181 :法の下の名無し:2008/06/17(火) 22:44:38 ID:tu/foBLh
- 抵抗はやれ
抵抗は死に身でやれ
遊び半分はやるな
三島由紀夫
- 182 :法の下の名無し:2008/06/18(水) 10:48:20 ID:wJ/1aTdx
- 夕焼を見る。海の反射を見る。すると安里は、生涯のはじめのころに、一度たしかに我身を訪れた不思議を思い返さずにはいられない。
…安里は自分がいつ信仰を失ったか、思い出すことができない。
ただ今もありありと思い出すのは、いくら祈っても分かれなかった夕映えの海の不思議である。奇蹟の幻影より一層不可思議なその事実。
何のふしぎもなく、基督の幻をうけ入れた少年の心が、決して分かれようとしない夕焼の海に直面したときのあの不思議……。
三島由紀夫
「海と夕焼」より
- 183 :法の下の名無し:2008/06/18(水) 10:49:07 ID:wJ/1aTdx
- 安里は遠い稲村ヶ崎の海の一線を見る。信仰を失った安里は、今はその海が二つに割れることなどを信じない。
しかし今も解せない神秘は、あのときの思いも及ばぬ挫折、とうとう分かれなかった海の真紅の煌めきにひそんでいる。
おそらく安里の一生にとって、海がもし二つに分かれるならば、それはあの一瞬を措いてはなかったのだ。
そうした一瞬にあってさえ、海が夕焼に燃えたまま黙々とひろがっていたあの不思議……。
三島由紀夫
「海と夕焼」より
- 184 :法の下の名無し:2008/06/18(水) 10:51:03 ID:wJ/1aTdx
- この主題(『海と夕焼』の)はおそらく私の一生を貫く主題になるものだ。
人はもちろんただちに、「何故神風が吹かなかったか」という大東亜戦争のもっとも怖ろしい詩的願望を想起するであろう。
なぜ神助がなかったか、ということは、神を信ずる者にとって終局的決定的な問いかけなのである。
『海と夕焼』は、しかし、私の戦争体験のそのままの寓話化ではない。
むしろ、私にとっては、もっとも私の問題性を明らかにしてくれたのが戦争体験だったように思われ、
「なぜあのとき海が二つに割れなかったか」という奇蹟待望が自分にとって不可避なことと、同時にそれが不可能なこととは、実は『詩を書く少年』の年齢のころから、明らかに自覚されていた筈なのだ。
三島由紀夫
「海と夕焼」自作解説より
- 185 :法の下の名無し:2008/06/18(水) 11:01:42 ID:wJ/1aTdx
- われらはもはや神秘を信じない。
自ら神風となること、自ら神秘となることとは、そういうことだ。
人をしてわれらの中に、何ものかを祈念させ、何ものかを信じさせることだ。
その具現がわれらの死なのだ。
三島由紀夫
「英霊の声」より
- 186 :法の下の名無し:2008/06/18(水) 11:16:33 ID:wJ/1aTdx
- われらには、死んですべてがわかった。
死んで今や、われらの言葉を禁める力は何一つない。
われらはすべてを言う資格がある。何故ならわれらは、まごころの血を流したからだ。
三島由紀夫
「英霊の声」より
- 187 :法の下の名無し:2008/06/19(木) 22:32:44 ID:s7zj+ORU
- 合言葉は
ミシマ。
君はミシマチルドレンを
知っているか。
三島由紀夫に選ばれた
スーパーエリートたち。
日本には そのまさか があるんだよ。
- 188 :法の下の名無し:2008/06/20(金) 01:16:04 ID:ORTkkqTz
- もう 始まっているからね
アキラ
ラストシーン
老少女エスパーの言葉
- 189 :法の下の名無し:2008/06/23(月) 15:22:03 ID:L4knhb2p
- 三島氏は、日本人について、「繊細優美な感受性と、勇敢な気性との、たぐい稀な結合」と云った。
そして「これだけ精妙繊細な文化伝統を確立した民族なら、多少野蛮なところがなければ衰亡してしまう」と云う。
この史観と実践倫理を、彼の一代の生き方の上に重ねた時、わが身心は、ただおののく感じである。
保田與重郎
「ただ一人」より
- 190 :法の下の名無し:2008/06/24(火) 02:27:29 ID:DEE0J3mu
- 自衛隊と言う世界で生きた人間の心理
もろ今の北朝鮮の洗脳された兵士の叫び
もっと賢い人間かと思った
一般社会じゃ生きにくいわな。
- 191 :法の下の名無し:2008/06/24(火) 14:22:33 ID:qqr2AOmH
- 三島由紀夫が自らの生命を賭けて反対した思想の重要な側面は、この、手続きさえ合っていれば、その政策や行動の内容は問わないという、敗戦後のわが国の文化風土だったのではないか。
彼の目に、それは思想的退廃としか映らなかったのである。
…しかし、多くのメディアや芸術家は、彼の行動の華々しさや烈しさに目を奪われて、それを右翼的な暴発としか見なかった。
辻井喬
「叙情と闘争」(読売新聞連載回顧録)より
- 192 :法の下の名無し:2008/06/24(火) 14:30:29 ID:qqr2AOmH
- >>190
三島由紀夫は文学者です。
自衛隊で生きた人間ではありません。
- 193 :法の下の名無し:2008/06/24(火) 17:13:13 ID:vcD0jCf0
- 文学者として死んだのではありません。
戦闘者、防人として死んだのです。
晩年はシャーマン的側面も見られます。
陽明学、唯識、古神道を学ばずして三島を評価できません。
- 194 :法の下の名無し:2008/06/24(火) 19:38:31 ID:DEE0J3mu
- 自衛隊精神が軸で文学を学んだ人間じゃないの
- 195 :法の下の名無し:2008/06/25(水) 02:08:05 ID:mz+yXj9L
- このスレの最初から最後まで、精読させていただきました。
投稿者の方、ここまで書き込むのは大変だったでしょうが、お疲れ様です。
三島が自衛隊で決起を促してから38年。
三島が指摘した日々すすむ「日本人の魂の癌症状」は、ついに末期症状にまで及んだ感がありますね。
これからも日本人の精神荒廃は、年を追うごとに加速度的に拡がっていくでしょう。
そして近いうち、日本人の身体から生命そのものを再起不能な程に永遠に抜き去ってしまうに違いない。
もう気づいても遅すぎるところまで来てしまった。
彼が決起書で提起した問題の深刻さも、まだ十分に理解されていない気がします。
日本人は現実社会に適応して、理想を捨ててしまった。
近頃増えている不気味な無差別事件も、西欧化の極致に追い込まれた日本社会があげる悲鳴のうな気がしてならないです。
先の大戦の終戦間近には「一億総玉砕」なんて軍首脳は狂ったことを言っていましたけど、ただ一方で、
戦後のこのような情けない、屈辱的な日本社会を歩むくらいだったら総玉砕していた方が幸せだったのかもしれない、
と最近思うようになってます。
もう「日本」は消えてなくなってしまった。
今私たちが住むの国は「日本」などではなく、「日本」に近い呪われた別の他国ではないのでしょうか・・・。
- 196 :法の下の名無し:2008/06/25(水) 14:44:25 ID:2Bn1lmob
- >>195
閲覧ありがとうございます。最初は文学板の三島スレに書いてましたが、アンチ三島(たぶん三島をよく理解していない人か反日外国人)の妨害で、こちらにあったスレにぽつぽつ書き留めてました。
三島の著書を読むと40年近く前の人なのに、今の日本の現状を暗示していたことがよく解ります。
三島は日本の未来を危惧していたと思います。
米国追随型の行きすぎた経済優先、功利優先社会による日本人の精神の崩壊と魂の死から、
未来の日本を護るためにはどうしたらいいのか模索したのだと思います。
米国追随の行きすぎた市場経済優先主義も、一党独裁をはらむ共産主義も両方、
日本の伝統、美、言論の自由、文化芸術を破壊するものとして、三島由紀夫は憎んだのだと思います。
- 197 :法の下の名無し:2008/06/25(水) 23:29:13 ID:hZuCnin9
- 死を選択した小さな無差別テロリスト達は悪行政が生み出したのだ。
政府が弱者を切り捨て法案出す度に、加害者、被害者、関係無く死人が急激に増え続けてる。
医療費削減、障害者削減、高齢者削減、政府の望み通りに事は進む。
何の選択肢の無い者は自殺に追い込まれ、三万人超、絶望感に包まれ荒れ狂う孤独なテロリストは増え続けるだろう。
誰もが心の闇に狂気を隠し持っているからだ。
どんな思想があろうとも我欲に勝てない人間は同じ結果を繰り返すだけだ。
三島 みづを
- 198 :法の下の名無し:2008/06/26(木) 11:08:31 ID:7cwaCGeJ
- すべての国民が悪魔に魂を売り、経済の高度成長と取引をしたように、現世相は一応思えるかもしれぬが、国の正気の脈々としたものが、必ず潜流しているにちがいないと私は思う。
それなくしては日本はなくなり、人類も、理想も、文明も消滅するのである。
人類に意志はなくとも、生命の起源に於て、天地との約束はあったと思う。これを神々という御名でよぶことを、私はためらはない。
保田與重郎
「ただ一人」より
- 199 :法の下の名無し:2008/06/26(木) 11:33:19 ID:7cwaCGeJ
- あの市ヶ谷での事件は、政治的なニヒリズムにもとづくパフォーマンスでも、非現実的なクーデタでもない。
三島は大塩平八郎と同様に、それが必ず失敗する事は識っていただろう。
にもかかわらずそれを試みることは、自滅ではなく、そのような大義を信じるものが日本に一人はいるということを示すための言挙げであり、
その言葉が、必ず、たとえば後世に対してであっても、聞く耳を持った者に伝わるという確信の表明だ。
故にそれはニヒリズムに似ており、ニヒリズムに発しているのだが、その大いなる否定なのである。
福田和也
「保田與重郎と昭和の御代」より
- 200 :法の下の名無し:2008/06/26(木) 22:23:44 ID:n23iAQ2J
- >>195-196
このスレ立てた者ですが、書き込み乙です。
三島の檄文が今なお日本の政治社会状況に合致することを発見して
愕然とし、敢えて法学板に立てさせてもらいました。
文学板などでは作品としての解釈しかなされないような気がしましたし、
実際2chでもマスメディアでもアメリカへの隷従、大衆社会批判の方面
は巧妙に触れられておらず、三島の主張が矮小化されているように感じます。
>>196氏の書き込みは敬服するのみですが、しかし三島の檄文を読んでの普通の人の
感想も知りたいものです。
このスレの>>1-7の檄を読んでみなさんの所感をどんどんカキコしてほしいもんです。
- 201 :法の下の名無し:2008/06/27(金) 23:03:30 ID:Cew7Yb/7
- 三島よ・・・
- 202 :法の下の名無し:2008/06/30(月) 16:27:49 ID:L9EfezQh
- たとえ私が狂気だったにせよ、あの狂気の中心には、光りかがやくあらたかなものがあった。
狂気の後には水晶のような透明な誠があった。
翼を切られても、鳥であることが私の狂気だったから、その狂気によってかるがると私は飛んだ。
三島由紀夫
「朱雀家の滅亡」より
- 203 :法の下の名無し:2008/06/30(月) 16:29:52 ID:L9EfezQh
- 私にはわからない。自分が今なお狂気か正気かということが、自分にはわかろう筈がない。
只一つわかることは、その正気の中心には誠はなく、みごとに翼は具えていても、その正気は決して飛ばないということだ。あたかも醜い駝鳥のように。
私は知らず、少なくともお前たちみんなは駝鳥になったのだよ。
三島由紀夫
「朱雀家の滅亡」より
- 204 :法の下の名無し:2008/07/01(火) 14:35:31 ID:1lQ/qkVw
- 三島由紀夫が尊敬していた保田與重郎の三男の直日さんは、学生時代からアラブ支持の活動をしていて、パレスチナ難民へのカンパ活動、難民救済に打ち込んでいたそうです。
そして昭和42年、中東戦争でアラブ側がイスラエルに完敗した数日後に、保田直日さんは睡眠薬を飲み自らの命を断ったとのことです。
三島由紀夫がこのことを知っていたかどうかは不明ですが、保田與重郎の三島への思いは、この息子の死とも重なり、より大きな悼みになったと思われます。
- 205 :法の下の名無し:2008/07/02(水) 01:05:40 ID:NH/EhOw5
- まさに軍人道
- 206 :法の下の名無し:2008/07/02(水) 11:45:08 ID:ijjNAVmH
- 彼がそのわかい晩年で考えた、天皇は文化だという系譜の発想の実体は、日本の土着生活に於いて、生活であり、道徳であり、従って節度とか態度、あるいは美観、文芸などの、おしなべての根拠になっている。
三島氏が最後に見ていた道は、陽明学よりはるかにゆたかな自然の道である。
武士道や陽明学にくらべ、三島氏の道は、ものに至る自然なる随神(かんながら)の道だった。
そのことを、私はふかく察知し、粛然として断言できるのが、無上の感動である。
保田與重郎
「天の時雨」より
- 207 :法の下の名無し:2008/07/02(水) 11:55:09 ID:ijjNAVmH
- 三島氏らは、ただ一死を以て事に当たらんとしたのである。
そのことの何たるかを云々することは私の畏怖して自省究明し、その時の来り悟る日を待つのみである。私は故人に対し謙虚でありたいからである。
三島氏の文学の帰結とか、美学の終局点などという巷説は、まことににがにがしい。
その振る舞いは創作の場の延長ではなく、まだわかっていないいのちの生まれる混沌の場の現出であった。
国中の人心が幾日もかなしみにみだれたことはこの混沌の証である。
保田與重郎
「天の時雨」より
- 208 :法の下の名無し:2008/07/04(金) 01:12:27 ID:CF3HzBYh
- 人に愛された事の無い愛される事を知らない人間だろう
人の愛しかたを知らないだから愛を知らない人間が共感するのだろう
俺の方が遥かに優れてる
- 209 :法の下の名無し:2008/07/04(金) 10:59:26 ID:mrgoZc3g
- 近代西欧文明がもたらした物質万能への傾倒が、いまや極点に達していることは言うまでもない。
人間としての存在が、どうあらねばならないのか。それを問う時はきている。
三島由紀夫は、究極のところ、そのことを人々に問いかけたのだ。
作品によって問いつづけ、さらには自決によって問うた。いや、問うたというよりも、死の世界に生きることを選び、この世への「見返し」を選んだ。
五年後、十年後、いや百年後のことかもしれない。だか、そのとき三島由紀夫は、復活などというアイマイなものでなく、さらに確実な形……存在として、この世に生きるであろう。
小室直樹
「三島由紀夫と『天皇』」より
- 210 :法の下の名無し:2008/07/04(金) 17:04:43 ID:dfnG/9Tm
- 私は進学校に通う一学生ですが、蔓延するニヒリズムやモラルの堕落、静かに包囲を狭めて迫りくる
危機に対して恐怖を抱いています。
それゆえか、本質の理解には到底およばないまでも、故三島氏の訴えへの共感を禁じえません。
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取りに行ったけどなかった。次は一時間後に取りに行くです。新着レスの表示
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