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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十八

1 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:17:00 ID:yqPF2Fve
お気に入りの和歌を書き込んでください。

過去スレ
お気に入りの和歌はありますか?
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2 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:22:31 ID:u/p9waAs
お気に入りの和歌はありますか? 巻第十一
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3 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:23:55 ID:u/p9waAs
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4 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:38:18 ID:mNiWrWyA
身をつくしいざ身にかへて沈みみむおなじ難波の浦の浪かぜ(藤原定家)

5 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:38:52 ID:mNiWrWyA
せきわびぬ今はたおなじ名とり川あらはれはてぬ瀬々の埋木(藤原定家)

6 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:50:06 ID:sIi0adke
をつくばも遠つあしほも霞むなり嶺こし山こし春や来ぬらん(賀茂翁家集)

7 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:50:42 ID:sIi0adke
菅の根の長見の浜の春の日にむれたつ鶴のゆたに見えけり(賀茂翁家集)

8 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:52:08 ID:sIi0adke
咲きちるは変はらぬ花の春をへてあはれと思ふことぞそひゆく(賀茂翁家集)

9 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:52:46 ID:sIi0adke
うらうらとのどけき春の心よりにほひいでたる山ざくら花(賀茂翁家集)

10 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:53:24 ID:sIi0adke
かげろふのもゆる春日の山桜あるかなきかの風にかをれり(賀茂翁家集)

11 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:54:01 ID:sIi0adke
み吉野を我が見にくれば落ちたぎつ滝のみやこに花散りみだる(賀茂翁家集)

12 :名無氏物語:2007/08/13(月) 15:54:46 ID:sIi0adke
雲雀あがる春の朝けに見わたせばをちの国原霞棚引く(賀茂翁家集)

13 :名無氏物語:2007/08/13(月) 17:03:23 ID:2cwEsmo5
あかでのみふればなりけり逢はぬ夜も逢ふ夜も人をあはれとぞ思ふ(新勅撰822) 

14 :名無氏物語:2007/08/13(月) 18:19:32 ID:NNVYboh5
たえぬるか相坂山のさねかづら知られぬ程を何嘆きけん(源兼康[新後撰])

15 :名無氏物語:2007/08/13(月) 18:20:06 ID:NNVYboh5
相坂の関路におふるさねかづらかれにし後はくる人もなし(宗良親王[続後拾遺])

16 :名無氏物語:2007/08/13(月) 18:20:38 ID:NNVYboh5
身にしらぬ逢坂山のさねかづら関をばこえてくる人もなし(源頼言[新後拾遺])

17 :名無氏物語:2007/08/13(月) 18:22:46 ID:NNVYboh5
笛竹の夜ふかき声ぞ聞こゆなる峯の松風吹きやそふらむ(藤原斉信[千載])

18 :名無氏物語:2007/08/13(月) 18:23:25 ID:NNVYboh5
なき影の親のいさめはそむきにき子を思ふ道の心よわさに(藤原定家[続拾遺])

19 :名無氏物語:2007/08/14(火) 16:34:42 ID:vB9H7RM7
難波人いかなるえにか朽ち果てむ逢ふことなみにみをつくしつつ(藤原良経)

20 :名無氏物語:2007/08/14(火) 16:35:29 ID:vB9H7RM7
さてもなほいかなるえにて難波なるみをつくしても世にしづむらん(藤原雅経)

21 :名無氏物語:2007/08/14(火) 16:36:01 ID:vB9H7RM7
わびぬればいまはたおなじ山桜さそふ風をや花も待つらん(平親清五女)

22 :名無氏物語:2007/08/14(火) 16:38:52 ID:Yy8KR7uz
難波江のみをつくしても仕へきぬ深き心のしるしあらはせ(二条教頼)

23 :名無氏物語:2007/08/14(火) 17:59:51 ID:+M3ppFuk
位山跡を尋ねてのぼれども子をおもふ道になほまよひぬる(源通親[新古今])

24 :名無氏物語:2007/08/14(火) 18:00:23 ID:+M3ppFuk
まよひこし心の闇をしるべにて子を思ふ道に月をみる哉(玄覚[新続古今])

25 :名無氏物語:2007/08/14(火) 18:04:15 ID:+M3ppFuk
影みえて汀にたてる白菊は折られぬ波の花かとぞみる(村上天皇[新勅撰])

26 :名無氏物語:2007/08/15(水) 09:26:27 ID:PU2Jwmio
打ちはらふ扇の風の程なきに思ひこめたる荻の音かな(藤原家隆)

27 :名無氏物語:2007/08/15(水) 09:27:03 ID:PU2Jwmio
手にならす夏の扇とおもへどもただ秋風のすみかなりけり(藤原良経)

28 :名無氏物語:2007/08/15(水) 15:30:40 ID:DyEOLDHK
Fランク大学って、どうしようもない経歴だよなあああああああ
クソの国学院だけには、負けたくねえよな・・・
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
             /": : : : : : : : \
           /-─-,,,_: : : : : : : : :\
          /     '''-,,,: : : : : : : :i
          /、      /: : : : : : : : i      ________
         r-、 ,,,,,,,,,,、 /: : : : : : : : : :i    /
         L_, ,   、 \: : : : : : : : :i   / 古文専攻してるって認めたら
         /●) (●>   |: :__,=-、: / <   負けかなと思ってる 
         l イ  '-     |:/ tbノノ    \    
        l ,`-=-'\     `l ι';/       \ 二松学舎大学学生(20・男性)
        ヽトェ-ェェ-:)     -r'          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ヾ=-'     / / 
     ____ヽ::::...   / ::::|
  / ̄ ::::::::::::::l `──''''   :::|



29 :名無氏物語:2007/08/15(水) 16:49:43 ID:CgjXii5x
み山路はもみぢもふかき心あれや嵐のよそにみゆきまちける(藤原定家)

30 :名無氏物語:2007/08/15(水) 16:50:26 ID:CgjXii5x
声たてぬあらしもふかき心あれやみやまのもみぢみゆきまちけり(藤原定家)

31 :名無氏物語:2007/08/15(水) 16:51:25 ID:CgjXii5x
をぐら山峰の木の葉や色にいでてふりにしみゆき今もまつらむ(藤原忠定)

32 :名無氏物語:2007/08/15(水) 16:52:04 ID:CgjXii5x
をぐら山峰のもみぢはなく鹿の涙にそめて色にいづらし(藤原為家)

33 :名無氏物語:2007/08/15(水) 16:53:27 ID:CgjXii5x
いたづらに今は染めけりをぐら山いつの秋まで行幸待ちけむ(姉小路基綱)

34 :名無氏物語:2007/08/15(水) 16:54:54 ID:CgjXii5x
をぐら山もみぢにとめし小車も跡こそたゆれみゆき降りつつ(契沖)

35 :名無氏物語:2007/08/16(木) 08:24:19 ID:BIC+z3cC
物思ひなしとは言はじ花みればいとどむかしの恋しさぞます(頓阿)

36 :名無氏物語:2007/08/16(木) 08:30:06 ID:BIC+z3cC
あしたづの雲のうへよりおりゐるをよはひを君にゆづるとぞきく(慈円)

37 :名無氏物語:2007/08/16(木) 08:31:33 ID:BIC+z3cC
君になほ千世のよはひを松が枝のときはの色をゆづれとぞ思ふ(後崇光院)

38 :名無氏物語:2007/08/16(木) 08:32:26 ID:BIC+z3cC
風ふけば河ぞひ柳おきふしにみだれてなびく春の水かげ(平親清四女)

39 :名無氏物語:2007/08/16(木) 08:32:59 ID:BIC+z3cC
夏草はむすぶばかりになりにけり野がひし駒やあくがれぬらん(源重之)

40 :名無氏物語:2007/08/16(木) 18:34:13 ID:NJUKngS3
波かくる井手の山吹さきしより折られぬ水に蛙なくなり(土御門院[続後撰])

41 :名無氏物語:2007/08/16(木) 18:34:46 ID:NJUKngS3
吉野川折られぬ水に袖ぬれて浪にうつろふ岸の山吹(藤原知家[続拾遺])

42 :名無氏物語:2007/08/16(木) 18:36:11 ID:NJUKngS3
かげきよき花の鏡と見ゆるかな長閑にすめる白川の水(源有仁[千載])

43 :名無氏物語:2007/08/16(木) 18:37:23 ID:NJUKngS3
散りかかる花の鏡の水の面にかさねてくもる春の夜の月(源資平[続古今])

44 :名無氏物語:2007/08/17(金) 00:39:26 ID:A+oKQEEy
散りかかる影もはかなく行く水に数かきあへぬ花の白波(憲実[続拾遺])

45 :名無氏物語:2007/08/17(金) 00:39:57 ID:A+oKQEEy
春雨のあやおりかけし水のおもに秋はもみぢの錦をぞしく(道命[詞花])

46 :名無氏物語:2007/08/17(金) 00:40:34 ID:A+oKQEEy
ちりちらず人もたづねぬ古郷の露けき花に春風ぞふく(慈円[新古今])

47 :名無氏物語:2007/08/17(金) 00:41:05 ID:A+oKQEEy
つねよりものどけくにほへ桜花春くははれる年のしるしに(藤原顕季[風雅])

48 :名無氏物語:2007/08/17(金) 09:12:46 ID:A+oKQEEy
光なき谷には春もおそ桜ほかのちりなん後やみるべき(花山院長親母[新葉])

49 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:11:25 ID:A+oKQEEy
知るやとて枕だにせぬ宵々のこころの外にもる涙かな(藤原知家[続後撰])

50 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:12:11 ID:A+oKQEEy
我が涙露ももらすな枕だにまだしらすげの真野の秋風(後嵯峨院[続拾遺])

51 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:13:22 ID:A+oKQEEy
夢をだにみつとはいはじ難波なる葦のしのやの夜はの秋かぜ(二条為氏[続千載])

52 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:14:03 ID:A+oKQEEy
夢にだにみつとはいはじおのづから思ひあはする人もこそあれ(源俊定[風雅])

53 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:14:58 ID:A+oKQEEy
秋きぬといはぬをしるは吹く風の身にしむ時の心なりけり(少将内侍[続古今])

54 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:16:21 ID:A+oKQEEy
何となく昔恋しき我が袖のぬれたるうへにやどる月影(藤原秀能[風雅])

55 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:17:04 ID:A+oKQEEy
あはれなる時を夕べと思ふより時雨にそひてふる涙かな(心円[玉葉])

56 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:21:36 ID:A+oKQEEy
うつつにはとはで年ふるみわの山いかに待ちみん夢のかよひぢ(資平[新拾遺])

57 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:22:41 ID:A+oKQEEy
尋ねてもいかに待ちみん郭公初音つれなき三輪の山本(宗尊親王[新続古今])

58 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:44:17 ID:A+oKQEEy
なれきつる霞の衣たちわかれ我をばよそにすぐる春かな(藤原教実[新勅撰])

59 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:48:03 ID:A+oKQEEy
あま小舟我をばよそにみ熊野の浦より遠に遠ざかりつつ(藻壁門院但馬[新拾遺])

60 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:50:12 ID:A+oKQEEy
難波なる身をつくしてのかひもなし短き蘆の一夜ばかりは(藤原定家[続後拾遺])

61 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:52:43 ID:A+oKQEEy
難波江やみじかき蘆のよとともにおつる涙を知る人ぞなき(道珍[遠島歌合])

62 :名無氏物語:2007/08/17(金) 10:55:44 ID:A+oKQEEy
つひにさて逢はで此世を過してはたがつれなさの名をか残さん(洞院公宗母[新続古今])

63 :名無氏物語:2007/08/17(金) 11:02:31 ID:A+oKQEEy
露わけぬ人もや袖をぬらすらんとまるはゆくををしむ涙に(宗良親王[新葉])

64 :名無氏物語:2007/08/18(土) 00:19:33 ID:s3QF6y4I
たちぬはぬ霞の衣春きては花のにしきをおりかさねつつ(藤原知家[新千載])

65 :名無氏物語:2007/08/18(土) 00:33:46 ID:s3QF6y4I
おもひ河身をはやながら水の泡のきえてもあはむ浪のまもがな(藤原家隆[新勅撰]) 

66 :名無氏物語:2007/08/18(土) 00:48:42 ID:s3QF6y4I
いかにせん身をはやながら思ひ川うたかたばかりあるかひもなし(飛鳥井教定[続拾遺])

67 :名無氏物語:2007/08/18(土) 02:49:19 ID:s3QF6y4I
人しれず恋ひわたるまに朽ちにけり長柄の橋を又やつくらん(藤原隆房[続古今])

68 :名無氏物語:2007/08/18(土) 02:50:40 ID:s3QF6y4I
聞きわたる長柄の橋も朽ちにけり身のたぐひなる古き名ぞなき(西園寺実氏[続拾遺])

69 :名無氏物語:2007/08/18(土) 02:51:14 ID:s3QF6y4I
かくこそは春まつ梅は咲きにけれたとへん方もなき我が身かな(源行宗[風雅])

70 :名無氏物語:2007/08/18(土) 09:52:22 ID:s3QF6y4I
朽ち残る板田の橋もかよふなりたえにし中を何にかけまし(二条満基[新続古今])

71 :名無氏物語:2007/08/18(土) 10:39:44 ID:s3QF6y4I
桜花にほふにつけて物ぞ思ふ風の心のうしろめたさに(藤原顕季[新後拾遺])

72 :名無氏物語:2007/08/18(土) 10:41:00 ID:s3QF6y4I
手折りもて宿にぞかざす桜花梢は風のうしろめたさに(源国信[新千載])

73 :名無氏物語:2007/08/18(土) 10:41:45 ID:s3QF6y4I
難波江の葦のかりねの一よゆゑみをつくしてや恋ひ渡るべき(皇嘉門院別当[千載])

74 :名無氏物語:2007/08/18(土) 10:43:17 ID:s3QF6y4I
難波なる身をつくしてもかひぞなき短き蘆の一夜ばかりは(藤原定家[続後拾遺])

75 :名無氏物語:2007/08/18(土) 10:43:52 ID:s3QF6y4I
難波潟かへらぬ波に年くれて今はたおなじ春ぞ待たるる(鷹司冬平[新千載])

76 :名無氏物語:2007/08/18(土) 10:44:24 ID:s3QF6y4I
わびぬればみてもかひなき思ひ寝に今はた同じ夢ぞ待たるる(祝部行直[新後拾遺])

77 :名無氏物語:2007/08/18(土) 10:45:02 ID:s3QF6y4I
荒れ果てし難波の里の春風にいまはたおなじ梅が香ぞする(慶雲[新続古今])

78 :名無氏物語:2007/08/18(土) 18:27:01 ID:AZLTPgJl
逢ふことは遠山鳥のおなじ世に心長くてねをのみぞなく(実兼[続千載])

79 :名無氏物語:2007/08/18(土) 18:27:36 ID:AZLTPgJl
名にたてる吉田の里の杖なればつくともつきじ君がよろづ世(平兼盛[拾遺])

80 :名無氏物語:2007/08/18(土) 18:28:08 ID:AZLTPgJl
小倉山今一度もしぐれなばみゆきまつまの色やまさらん(藤原光俊[続古今])

81 :名無氏物語:2007/08/18(土) 18:28:40 ID:AZLTPgJl
いにしへのあとをたづねて小倉山みねのもみぢや行きてをらまし(後嵯峨院[続後撰])

82 :名無氏物語:2007/08/18(土) 18:29:12 ID:AZLTPgJl
菊の花思ひのほかに移ろへばいとど昔の秋ぞ恋しき(弁乳母[栄花物語])

83 :名無氏物語:2007/08/18(土) 19:02:23 ID:/iNWAA4A
すがのねや日影もながく成るままにむすぶばかりにしげる夏草(藤原定家)

84 :名無氏物語:2007/08/18(土) 19:04:54 ID:/iNWAA4A
夏ふかき野中の清水うづもれて結ぶばかりに草ぞしげれる(頓阿)

85 :名無氏物語:2007/08/18(土) 19:06:01 ID:/iNWAA4A
庭のおもは結ぶばかりにしげりあふ草のふもとに匂ふ橘(正徹)

86 :名無氏物語:2007/08/18(土) 19:14:34 ID:/iNWAA4A
涙川おなじ身よりは流るれど恋をば消たぬものにぞありける(和泉式部)

87 :名無氏物語:2007/08/19(日) 01:55:30 ID:Rv2lEFTr
世のうきも人のつらさも思はねば老の末こそのどかなりけれ(肖柏)

88 :名無氏物語:2007/08/19(日) 01:57:13 ID:Rv2lEFTr
時鳥うきにかたらふ声ならば物思ふ宿を過ぎがてになけ(宗尊親王)

89 :名無氏物語:2007/08/19(日) 01:59:16 ID:Rv2lEFTr
暁のかねて物うきあらしかな月も霜よの道のささ原(藤原家隆)

90 :名無氏物語:2007/08/19(日) 01:59:48 ID:Rv2lEFTr
みじか夜のかねて物うき暁にやまほととぎす一声ぞきく(後鳥羽院)

91 :名無氏物語:2007/08/19(日) 02:01:10 ID:Rv2lEFTr
あしたづのさはべの声はとほくともなどか雲ゐにきこえざるべき(信西)

92 :名無氏物語:2007/08/19(日) 02:05:29 ID:Rv2lEFTr
けふそゑに冬の風とは思へどもたえずこきおろすよもの木の葉か(藤原定家)

93 :名無氏物語:2007/08/19(日) 02:20:24 ID:Rv2lEFTr
いかでなほ恋ひ死ぬばかりこふる身を人づてにだにさぞときかれん(藤原家良)

94 :名無氏物語:2007/08/19(日) 14:05:16 ID:oLmjYc0S
逢ひ見てののちの心を先づ知ればつれなしとだにえこそ恨みね(藤原定家)

95 :名無氏物語:2007/08/19(日) 14:06:32 ID:oLmjYc0S
思ひいづる後の心にくらぶ山よそなる花の色はいろかは(藤原定家)

96 :名無氏物語:2007/08/20(月) 01:37:43 ID:xX+zG5xI
今までに昔は物をとばかりもうらみぬ身をば恨みやはせぬ(後水尾院)

97 :名無氏物語:2007/08/20(月) 01:38:19 ID:xX+zG5xI
いかにせん昔はものをとばかりの歎きしらるるけさのおもひを(後西院)

98 :名無氏物語:2007/08/20(月) 02:29:47 ID:9zI+6QcH
うつそみのよのはかなさにくらぶれば桜は猶もひさしかりけり(鵜殿余野子)

99 :名無氏物語:2007/08/20(月) 02:30:34 ID:9zI+6QcH
あいみてののちの心の夕まぐれ君だけがいる風景である(俵万智)

100 :名無氏物語:2007/08/20(月) 02:38:00 ID:9zI+6QcH
うくつらき人をも身をもよししらじただ時のまの逢ふこともがな(藤原定家)

101 :名無氏物語:2007/08/20(月) 02:38:48 ID:9zI+6QcH
身をしれば人をも世をもうらみねどくちにし袖のかわく日ぞなき(藤原定家)

102 :名無氏物語:2007/08/20(月) 13:58:59 ID:BOtrLb/T
かなしきもあはれもたぐひ多かるを人にふるさぬ言の葉もがな(新勅撰789)

103 :名無氏物語:2007/08/20(月) 14:01:31 ID:BOtrLb/T
おほかたの秋の空だにわびしきに物思ひそふる君にもあるかな(後撰423) 

104 :名無氏物語:2007/08/20(月) 14:34:27 ID:k1U6M6Hl
おほかたの嵐も雲もすみはてて空のなかなる秋の夜の月(藤原定家)

105 :名無氏物語:2007/08/20(月) 14:35:05 ID:k1U6M6Hl
大方の空も涙もかきあへぬ月かげぬらす秋のむらさめ(後鳥羽院)

106 :名無氏物語:2007/08/20(月) 14:43:58 ID:MazZdD6Y
おほかたの秋てふ秋のながき夜をこよひともがな星合の空(光厳院)

107 :名無氏物語:2007/08/20(月) 15:13:48 ID:MazZdD6Y
程もなく消えぬる雪はかひもなし身をつみてこそあはれと思はめ(中務)

108 :名無氏物語:2007/08/20(月) 17:43:17 ID:1LXzZ021
忘らるる身をば思はで龍田山心にかかる沖つ白波(寂蓮)

109 :名無氏物語:2007/08/20(月) 18:02:40 ID:K5K8dL8B
あるじなき宿の軒端に匂ふ梅いとど昔の春ぞ恋しき(近衛基通北政所[平家物語])

110 :名無氏物語:2007/08/20(月) 18:04:36 ID:K5K8dL8B
ここのへにかはらぬ梅の花見てぞいとど昔の春はこひしき(源通親[新勅撰])

111 :名無氏物語:2007/08/21(火) 13:52:03 ID:BODck5Nf
身をすてて人の命を惜しむともありし誓ひのおぼえやはせん(藤原定家)

112 :名無氏物語:2007/08/21(火) 14:02:04 ID:BODck5Nf
誓ひてし人の命を嘆くとてわがたのまぬになしてこそみれ(藤原為家)

113 :名無氏物語:2007/08/21(火) 14:36:38 ID:QOrxCvkL
君恋ふる心はそらに天の原かひなくてゆく月日なりけり(金葉三奏本)

114 :名無氏物語:2007/08/21(火) 14:37:14 ID:QOrxCvkL
むばたまの夜の夢だにまさしくは我が思ふことを人に見せばや(金葉三奏本)

115 :名無氏物語:2007/08/21(火) 16:32:55 ID:FRrfR8+h
吹き過ぐる行へもとはぬ荻の葉に待つ宵ふけし秋風の声(俊成卿女)

116 :名無氏物語:2007/08/21(火) 16:34:45 ID:FRrfR8+h
吹きしをる荻の葉ならばいかにぞとかたしく袖に思ふ秋風(後柏原天皇)

117 :名無氏物語:2007/08/21(火) 16:35:58 ID:FRrfR8+h
さえかへる月はおぼろげなくなくも雁ぞわかるる如月の空(下河辺長流)

118 :名無氏物語:2007/08/21(火) 18:06:08 ID:JVf4s/qs
我が道をまもらば君をまもるらむよはひはゆづれ住吉の松(藤原定家[新古今])

119 :名無氏物語:2007/08/21(火) 18:07:41 ID:JVf4s/qs
春風の霞吹きとくたえまよりみだれてなびく青柳の糸(殷富門院大輔[新古今])

120 :名無氏物語:2007/08/21(火) 18:09:32 ID:JVf4s/qs
身のうさも人のつらさもしりぬるをこは誰が誰を恋ふるなるらん(和泉式部[玉葉])

121 :名無氏物語:2007/08/21(火) 18:11:07 ID:JVf4s/qs
大かたは頼むべくしもなき人のうからぬにこそ思ひわびぬれ(永福門院[風雅])

122 :名無氏物語:2007/08/21(火) 18:13:18 ID:JVf4s/qs
世の中をいとふ宿にはうゑおきて身をうの花のかげにかくさん(慶融[続千載])

123 :名無氏物語:2007/08/22(水) 01:28:25 ID:wkXZUQTl
背の山にただにむかへる妹の山ことゆるせやも打ち橋わたす(作者未詳「万葉集」)

124 :名無氏物語:2007/08/22(水) 01:31:05 ID:wkXZUQTl
難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花(王仁「古今集仮名序」)

125 :名無氏物語:2007/08/25(土) 07:06:18 ID:fZNRxDHv
さやかにも人はみるらんわがめには涙にくもるよひの月かげ(和泉式部)

126 :名無氏物語:2007/08/25(土) 07:06:51 ID:fZNRxDHv
しのぶらん涙にくもる影ながらさやかにてらせ有明の月(藤原定家)

127 :名無氏物語:2007/08/25(土) 07:09:53 ID:fZNRxDHv
難波がたうきふししげき蘆の葉におきたる露のあはれ世の中(源実朝)

128 :名無氏物語:2007/08/25(土) 07:12:10 ID:fZNRxDHv
風ふけばおつる桜のあだにのみとまらぬ色のあはれ世の中(伏見院)

129 :名無氏物語:2007/08/26(日) 06:19:55 ID:nj7nHAKw
ながらへてつひにすむべき都かは此世はよしやとてもかくても(西行)

130 :名無氏物語:2007/08/26(日) 06:42:02 ID:nj7nHAKw
世の中はとてもかくてもありぬべしといひし人の心をぞしる(慈円)

131 :名無氏物語:2007/08/26(日) 06:42:36 ID:nj7nHAKw
世の中にとてもかくてもあられぬはとてもかくても有るにぞありける(慈円)

132 :名無氏物語:2007/08/26(日) 06:56:55 ID:umo5YGlQ
けふといへばよもぎのわか葉かりそへて宮もわら屋もあやめふくなり(藤原定家)

133 :名無氏物語:2007/08/26(日) 06:58:17 ID:umo5YGlQ
なげかれずおもふ心にそむかねば宮もわら屋もおのがさまざま(藤原定家)

134 :名無氏物語:2007/08/26(日) 06:59:05 ID:umo5YGlQ
世の中よとてもかくてもありはてぬ命まつまをなになげくらん(藤原雅経)

135 :名無氏物語:2007/08/26(日) 06:59:36 ID:umo5YGlQ
さとからの秋とはことにながむとも宮もわら屋もおなじ夕暮(後鳥羽院)

136 :名無氏物語:2007/08/26(日) 07:20:39 ID:tZNnueJk
知る知らぬ相坂山のかひもなし霞にすぐる関のよそめは(藤原定家)

137 :名無氏物語:2007/08/26(日) 07:21:10 ID:tZNnueJk
山ざくら花のせきもる逢坂はゆくもかへるもわかれかねつつ(藤原定家)

138 :名無氏物語:2007/08/26(日) 07:21:53 ID:tZNnueJk
これや此のしるもしらぬも君が代の春の光にあふ坂の関(藤原有家)

139 :名無氏物語:2007/08/26(日) 07:22:24 ID:tZNnueJk
逢坂や関の杉群かすむめりゆくもかへるも春の道とて(後鳥羽院)

140 :名無氏物語:2007/08/26(日) 07:22:55 ID:tZNnueJk
けふはまた知るも知らぬもあふ坂の秋のわかれや思ひわかれん(藤原為家)

141 :名無氏物語:2007/08/26(日) 07:23:27 ID:tZNnueJk
あふ坂は心をとむる関なれや花に別れて行くも帰るも(加藤枝直)

142 :名無氏物語:2007/08/26(日) 11:01:34 ID:6R6aeeZ7
おはよう

143 :名無氏物語:2007/08/26(日) 17:51:43 ID:KRADYSbP
今はただ思ひたえなんとばかりを人づてならでいふよしもがな(藤原道雅[後拾遺])

144 :名無氏物語:2007/08/26(日) 17:54:03 ID:KRADYSbP
あひみてののちこそ恋はまさりけれつれなき人をいまはうらみじ(永源[後拾遺])

145 :名無氏物語:2007/08/26(日) 18:00:32 ID:KRADYSbP
あだなりし人の心にくらぶれば花もときはのものとこそみれ(藤原忠通[金葉])

146 :名無氏物語:2007/08/26(日) 18:05:34 ID:KRADYSbP
思ひ出づるその慰めもありなまし逢ひ見て後のつらさ思へば(藤原季経[千載])

147 :名無氏物語:2007/08/26(日) 18:06:42 ID:KRADYSbP
うたたねの夢に逢ひ見て後よりは人もたのめぬ暮ぞ待たるる(源慶[千載])

148 :名無氏物語:2007/08/26(日) 19:22:10 ID:KRADYSbP
恨み慕ふ人いかなれやそれはなほ逢ひ見て後の憂へなるらん(京極為兼[玉葉])

149 :名無氏物語:2007/08/26(日) 19:23:30 ID:KRADYSbP
我が恋は庭のむら萩うらがれて人をも身をも秋の夕ぐれ(慈円[新古今])

150 :名無氏物語:2007/08/26(日) 19:24:23 ID:KRADYSbP
たへてやは人をも身をも恨むべき木の葉しぐるる秋の山里(光西[続後撰])

151 :名無氏物語:2007/08/26(日) 19:25:06 ID:KRADYSbP
忍び音の絶えてしなくは時鳥五月待つまを恨みざらまし(今出川院近衛[続後拾遺])

152 :名無氏物語:2007/08/26(日) 19:26:04 ID:KRADYSbP
いくたびかあはれ昔と思ひいでて身のいたづらに月をみるらん(二条良実[続古今])

153 :名無氏物語:2007/08/26(日) 19:27:01 ID:KRADYSbP
恋ひしなむ身をもあはれと誰かいはんいふべき人はつらき世なれば(西園寺実衡女[風雅])

154 :名無氏物語:2007/08/26(日) 19:27:53 ID:KRADYSbP
哀ともいふべき人はさき立ちて残る我が身ぞありてかひなき(永陽門院左京大夫[新拾遺])

155 :名無氏物語:2007/08/26(日) 19:28:34 ID:KRADYSbP
ながめてもあはれと思へおほかたの空だにかなし秋の夕ぐれ(鴨長明[新古今])

156 :名無氏物語:2007/08/27(月) 01:18:26 ID:I9MqZkeG
しほたるる身をば思はずこと浦に立つ名くるしき夕烟かな(少将内侍[新拾遺])

157 :名無氏物語:2007/08/27(月) 01:38:23 ID:I9MqZkeG
埋もるる身をば歎かずなべて世の曇るぞつらき今朝の初雪(後醍醐院[新葉])

158 :名無氏物語:2007/08/27(月) 01:39:14 ID:I9MqZkeG
恋ひしなん身をば思はず同じ世にあはぬためしの名こそ惜しけれ(寂昌[新千載])

159 :名無氏物語:2007/08/27(月) 01:39:58 ID:I9MqZkeG
しづむべき身をば思はず涙川ながれて後の名こそをしけれ(崇光院[新千載])

160 :名無氏物語:2007/08/27(月) 01:44:35 ID:I9MqZkeG
はかなさをほかにもいはじ桜花さきては散りぬあはれ世の中(藤原実定[新古今])

161 :名無氏物語:2007/08/27(月) 01:45:08 ID:I9MqZkeG
何事のかはるとなしにかはり行く人の心のあはれ世の中(遊義門院[玉葉])

162 :名無氏物語:2007/08/27(月) 01:46:31 ID:I9MqZkeG
山のはに思ひもいらじ世の中はとてもかくても有明の月(藤原盛方[新古今])

163 :名無氏物語:2007/08/27(月) 01:57:01 ID:RrKa7Tvk
これやこの行くも帰るも別れつつしるもしらぬもあふさかの関(後撰1089)

164 :名無氏物語:2007/08/27(月) 02:16:31 ID:IAq6ZCBy
かけてのみ思ひぞわたるあづまぢや月すむ比のさのの舟橋(順徳院)

165 :名無氏物語:2007/08/27(月) 02:19:19 ID:IAq6ZCBy
霜うづむ小野の篠原しのぶとてしばしもおかぬ秋のかたみを(藤原定家)

166 :名無氏物語:2007/08/27(月) 02:21:14 ID:IAq6ZCBy
夕ぐれは小野の篠原しのばれぬ秋きにけるとうづらなくなり(藤原定家)

167 :名無氏物語:2007/08/27(月) 02:23:20 ID:IAq6ZCBy
あさぢふのをののしらつゆ袖のうへにあまる涙のふかさくらべよ(藤原定家)

168 :名無氏物語:2007/08/27(月) 02:28:46 ID:IAq6ZCBy
浅茅生の小野のしのはら霜枯れていづくを秋の形見とか見む(俊成卿女)

169 :名無氏物語:2007/08/27(月) 02:38:26 ID:IAq6ZCBy
夕されば玉ゐる蓮の広葉にもあまりてなどか露のこぼるる(木下長嘯子)

170 :名無氏物語:2007/08/27(月) 17:52:48 ID:yZsmDCJo
しるしらず行くも帰るも逢坂の関の清水に影はみゆらん(順徳院[新後拾遺])

171 :名無氏物語:2007/08/27(月) 17:53:24 ID:yZsmDCJo
人めもる心のうちの関なれは行もかへるも誰かいさめん(西園寺実氏[新続古今])

172 :名無氏物語:2007/08/27(月) 17:55:17 ID:yZsmDCJo
心とやゆくもかへるも歎くらん人やりならぬ鄙の別れぢ(後嵯峨院[新後撰])

173 :名無氏物語:2007/08/27(月) 17:56:14 ID:yZsmDCJo
こえじただ行くも帰るもとどまらぬ別れの道の逢坂の関(二条為定[新千載])

174 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:26:20 ID:phXSf9md
青柳のなびく下枝にはきてけり吹く春風やとものみやつこ(二条院讃岐)

175 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:26:58 ID:phXSf9md
塵もゐぬ天つ雲井のかすめるを朝ぎよめする春の風かな(正徹)

176 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:27:50 ID:phXSf9md
をりふせてのちさへにほふ山桜あはれしれらん人にみせばや(行尊)

177 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:28:32 ID:phXSf9md
おもふ事いはせの杜のよぶこ鳥あはれ知れらん人のきけかし(藤原俊成)

178 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:29:31 ID:phXSf9md
おなじくはあはれしれらん人もがな鹿とむしとの秋の夕暮(後鳥羽院)

179 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:30:03 ID:phXSf9md
心なき身にだにあかぬ花ゆゑにあはれしれらむ人ぞまたるる(中臣祐臣)

180 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:40:38 ID:KM2/ZuFf
帰るべき身にしあらねば是や此の行くをかぎりの相坂の関(源具行[新千載])

181 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:42:40 ID:KM2/ZuFf
なほざりのをののあさぢにおく露も草葉にあまる秋の夕暮(藤原定家[続後撰])

182 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:43:39 ID:KM2/ZuFf
浅茅生の小野の篠原なく虫の涙にあまる秋の夕露(藤原為理[続後拾遺])

183 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:44:20 ID:KM2/ZuFf
浅茅生の小野の篠原風そよぎ人しるらめや秋たちぬとは(宗良親王[新葉])

184 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:49:22 ID:KM2/ZuFf
春くれば玉のみぎりをはらひけり柳の糸や伴のみやつこ(藤原俊成[玉葉])

185 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:50:38 ID:KM2/ZuFf
わすれずよ朝ぎよめするとのもりの袖にうつりし秋萩の花(後嵯峨院[続後撰])

186 :名無氏物語:2007/08/28(火) 02:52:51 ID:KM2/ZuFf
ももしきの御はしの桜ちらぬまに朝ぎよめせよともの宮つこ(三条実重[新千載])

187 :名無氏物語:2007/08/28(火) 15:02:22 ID:Fxvvm2I9
あくる夜の月と花とのあはれをもただおしこめて霞む春かな(正徹)

188 :名無氏物語:2007/08/28(火) 15:27:41 ID:XA/MUV5Z
思ふことなくてぞみましほのぼのと有明の月の志賀のうら波(花山院師賢)

189 :名無氏物語:2007/08/28(火) 15:28:26 ID:XA/MUV5Z
有明の月はくもらで山おろしにもみぢ吹きおろす音ぞしぐるる(宗良親王)

190 :名無氏物語:2007/08/28(火) 15:29:38 ID:XA/MUV5Z
かれて立つ垣ねのすすきほのぼのと有明の月の霜しろき庭(冷泉為村)

191 :名無氏物語:2007/08/28(火) 15:37:53 ID:XA/MUV5Z
山吹よ井手の川浪たちかへる春のかたみにしばしとどまれ(慈円)

192 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:05:08 ID:9BOyPQRc
春ふかみ井手の川浪をりをえて盛りににほふ山吹の花(宜秋門院丹後)

193 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:05:39 ID:9BOyPQRc
たちかへり又はみずとも山吹の花になかけそ井手の川波(二条為重)

194 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:07:15 ID:9BOyPQRc
山吹のはながみばかり金いれにみのひとつだになきぞかなしき(四方赤良)

195 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:07:53 ID:9BOyPQRc
山吹のみの一つだに無き宿はかさも二つはもたぬなりけり(橘曙覧)

196 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:08:53 ID:9BOyPQRc
はるばると荻の焼原かき分けてみちのゆくてにわらびをぞをる(藤原家隆)

197 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:09:32 ID:9BOyPQRc
むさしのの荻の焼はらかき分けて遠かた人の霞行くらん(藤原家隆)

198 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:10:04 ID:9BOyPQRc
いざけふはをぎのやけ原かき分けて手折りてを来む春のさわらび(賀茂真淵)

199 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:51:22 ID:pgj3dz7f
神もさぞあかずみるらむ桜ちるしめの宮もり朝ぎよめすな(荒木田延季[新拾遺])

200 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:52:17 ID:pgj3dz7f
思ひきやあひ見ぬほどの年月をかぞふばかりにならむものとは(伊勢[拾遺])

201 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:54:26 ID:pgj3dz7f
思ひ出は同じ空とは月を見よ程は雲ゐにめぐりあふまで(後三条院[新古今])

202 :名無氏物語:2007/08/28(火) 17:59:33 ID:pgj3dz7f
めぐりあはん空行く月のゆく末もまだ遥かなる武蔵野の原(藤原定家[新千載])

203 :名無氏物語:2007/08/29(水) 16:04:13 ID:T8rVQsuP
軒ちかき梅の立えやしるからん思ひの外にきなく鶯(宮内卿)

204 :名無氏物語:2007/08/29(水) 16:05:42 ID:T8rVQsuP
山里も月の夜ごろは心せむおもひのほかに人もとひけり(飛鳥井雅有)

205 :名無氏物語:2007/08/29(水) 16:06:23 ID:T8rVQsuP
月のかたの思ひの外ににほひしやむめのたち枝の春のさよ風(三条西実隆)

206 :名無氏物語:2007/08/29(水) 16:07:05 ID:T8rVQsuP
梅の花おもひの外にさくやどは人まちかまへするほどぞなき(木下長嘯子)

207 :名無氏物語:2007/08/29(水) 16:23:12 ID:FjMG4nUU
社員工作スレ
【ゴロ】古文単語集総合スレpart2【マドンナ】
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1185196458/

208 :名無氏物語:2007/08/30(木) 03:28:30 ID:UJtd5b7s
別れ路は雲井のよそになりぬともそなたの風のたよりすぐすな(行宗[新古今])

209 :名無氏物語:2007/08/30(木) 03:29:20 ID:UJtd5b7s
おなじ世の別れはなほぞ忍ばるる空行く月のよその形見に(順徳院[新拾遺])

210 :名無氏物語:2007/08/30(木) 03:41:38 ID:UJtd5b7s
思ひたつ程は雲ゐに行く雁の故郷とほくかすむ空かな(藤原知家[新後撰])

211 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:07:50 ID:UJtd5b7s
たが里の梅のたち枝をすぎつらん思ひのほかににほふ春風(西園寺実氏[続古今])

212 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:09:56 ID:UJtd5b7s
たがためかあすは残さむ山桜こぼれてにほへけふの形見に(清原元輔[新古今])

213 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:11:40 ID:UJtd5b7s
春風は花ちるべくもふかぬ日におのれうつろふ山桜かな(藤原雅経[続千載])

214 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:12:12 ID:UJtd5b7s
笹竹のよはにや来つる閨ちかき朝けの窓に鶯のなく(西園寺実兼[風雅])

215 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:17:40 ID:MX2SpUJ2
朝霞たち枝もみえぬ垣ねより思ひの外に匂ふ梅が香(後水尾院)

216 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:18:38 ID:MX2SpUJ2
山風にちらで待ちけり桜花けふぞこぼれてにほふべらなる(藤原高遠)

217 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:19:08 ID:MX2SpUJ2
花の色をあかでやけふはかへりなん人だのめなる風にまかせて(藤原為光)

218 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:19:40 ID:MX2SpUJ2
山桜ちよの春々けふよりは色さきまされ君がみにこば(大中臣能宣)

219 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:20:22 ID:MX2SpUJ2
ほころぶる霞のまよりちる花は山たかみふる雪かとぞみる(大中臣能宣)

220 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:21:58 ID:MX2SpUJ2
心ある軒ばの風の匂ひかな花ちるべくもふかぬものから(嘉陽門院越前)

221 :名無氏物語:2007/08/30(木) 04:37:12 ID:29wgkreE
小倉山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ(貞信公)

222 :名無氏物語:2007/08/30(木) 16:55:43 ID:C0uOe6Yl
世にあれば今年の春の花も見つうれしきものは命なりけり(本居宣長)

223 :名無氏物語:2007/08/30(木) 16:56:15 ID:C0uOe6Yl
あふひ草かりねののべに時鳥暁かけてたれをとふらん(藤原定家)

224 :名無氏物語:2007/08/30(木) 16:56:49 ID:C0uOe6Yl
都へとなにいそぐらむほととぎす暁かけて山ぢいづなり(藤原秀能)

225 :名無氏物語:2007/08/30(木) 16:57:25 ID:C0uOe6Yl
杜鵑あかつきかけて鳴く声を片みみに聞く枕つらしな(桜井基佐)

226 :名無氏物語:2007/08/31(金) 11:55:50 ID:N0DoRteV
をぐら山鹿のたちどのみゆるかな峰の紅葉やちりまさるらん(藤原高遠)

227 :名無氏物語:2007/08/31(金) 11:56:37 ID:N0DoRteV
小倉山鹿のたちどのしるべだにたえてかげみぬ五月雨の空(藤原家隆)

228 :名無氏物語:2007/08/31(金) 12:53:31 ID:N0DoRteV
春をまつ袖にはいつか濃紫わがもとゆひの霜ぞふりぬる(藤原雅経)

229 :名無氏物語:2007/08/31(金) 12:54:05 ID:N0DoRteV
夜夜はわがもとゆひの霜ならでむすびもおかぬ契りをぞまつ(二条為定)

230 :名無氏物語:2007/08/31(金) 12:55:37 ID:N0DoRteV
ながめつつ更行く月の影なれやわがもとゆひの秋のよの霜(宗良親王)

231 :名無氏物語:2007/08/31(金) 13:10:13 ID:N0DoRteV
芳野山松の葉しろき雪のうへに落ちてさやけき有明の月(藤原家隆)

232 :名無氏物語:2007/08/31(金) 13:22:03 ID:N0DoRteV
置きそめていくよつもれる匂ひともいさしら菊の花のした露(藤原定家)

233 :名無氏物語:2007/08/31(金) 13:27:59 ID:hBKzETcn
ケツの穴を舐めさせてや・・・

234 :名無氏物語:2007/09/01(土) 05:35:47 ID:WLqk9d9j
若菜つむ都の野べも松の雪いく世つもれる年とかはしる(慈円)

235 :名無氏物語:2007/09/01(土) 05:36:24 ID:WLqk9d9j
かすめども芳野の雪の猶さえて松の葉しろきふるさとの春(後鳥羽院)

236 :名無氏物語:2007/09/01(土) 05:37:05 ID:WLqk9d9j
みよし野の松の葉しろき山のはにかかりもやらぬうす霞かな(後鳥羽院)

237 :名無氏物語:2007/09/01(土) 05:47:54 ID:SplK+yps
けふよりは荻のやけ原かきわけて若菜つみにと誰をさそはん(後撰3)

238 :名無氏物語:2007/09/01(土) 06:10:58 ID:ovT+vXzA
都人契りしものをはつ雪に松の葉しろき夕暮の雨(藤原基家)

239 :名無氏物語:2007/09/01(土) 06:30:16 ID:ovT+vXzA
くるかたもかへる所もなき春を送りむかふと何おもふらん(正徹)

240 :名無氏物語:2007/09/01(土) 06:33:44 ID:ovT+vXzA
とふ人は忍ぶ中とや思ふらむこたへかねたる袖のけしきを(藤原良経)

241 :名無氏物語:2007/09/01(土) 06:46:02 ID:ovT+vXzA
ふく風もものや思ふととひがほにうちながむれば松のひと声(藤原良経)

242 :名無氏物語:2007/09/01(土) 06:46:34 ID:ovT+vXzA
うつせみの鳴く音やよそにもりの露ほしあへぬ袖を人のとふまで(藤原良経)

243 :名無氏物語:2007/09/01(土) 06:50:15 ID:ovT+vXzA
おのれだに言問ひこなんさ夜千鳥須磨のうきねに物や思ふと(藤原良経)

244 :名無氏物語:2007/09/01(土) 14:21:07 ID:/2dIe9LR
色にいでていはぬ思ひのなぐさめは人のつらさを知らぬばかりぞ(藤原家隆)

245 :名無氏物語:2007/09/01(土) 14:23:42 ID:/2dIe9LR
いかにして忍びならはむ程だにも物や思ふと人にとはれじ(藤原家隆)

246 :名無氏物語:2007/09/01(土) 14:33:41 ID:QD7VU/NW
しのぶれど色にやいづるをみなへし物やおもふと露のおくまで(源具親)

247 :名無氏物語:2007/09/01(土) 14:34:28 ID:QD7VU/NW
哀また物や思ふととふ程の人にしられぬ夕ぐれもがな(順徳院)

248 :名無氏物語:2007/09/02(日) 07:34:41 ID:N6eqIBA3
三熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へどただに逢はぬかも(柿本人麻呂「万葉集」)

249 :名無氏物語:2007/09/02(日) 07:51:14 ID:NfutFjbj
ほととぎすねざめざりせばとばかりも思ひもあへずすぐる一声(藤原雅経)

250 :名無氏物語:2007/09/02(日) 07:52:21 ID:NfutFjbj
さ夜中にねざめざりせば初雪のふりにけりともあすぞしらまし(飛鳥井雅有)

251 :名無氏物語:2007/09/02(日) 07:53:30 ID:NfutFjbj
さ夜ふかく寝覚めざりせばきかましや人よりさきの秋の初風(宗良親王)

252 :名無氏物語:2007/09/02(日) 16:59:59 ID:cwWusIAj
なくこゑにわが名はまだき立つ千鳥人知れぬ奧の海にすめども(正徹)

253 :名無氏物語:2007/09/02(日) 17:33:54 ID:lxlE6ka6
我が君をいのるにつけて神ぢ山千代松むしの声ぞ聞ゆる(藤原為家)

254 :名無氏物語:2007/09/02(日) 17:34:37 ID:lxlE6ka6
君ぞみむ千世まつむしのねにたてて秋をかぎらぬやどの月かげ(九条隆博)

255 :名無氏物語:2007/09/02(日) 17:35:38 ID:lxlE6ka6
いかがする網代にひをのよるよるは風さへはやき宇治の川瀬を(藤原定家)

256 :名無氏物語:2007/09/02(日) 17:36:14 ID:lxlE6ka6
一むらの氷魚かと見えて網代木の浪にいさよふ月の影かな(香川景樹)

257 :名無氏物語:2007/09/02(日) 17:36:53 ID:lxlE6ka6
みなせ山松にすむつるいく千代か月のうはげに冬をかさねむ(藤原家隆)

258 :名無氏物語:2007/09/02(日) 17:37:31 ID:lxlE6ka6
高砂の松にすむ鶴あらはれて月にぞ千世のためしをもみる(藤原範宗)

259 :名無氏物語:2007/09/02(日) 17:38:02 ID:lxlE6ka6
色かへぬ松にすむ鶴わがきみの千代にちとせをかさねてやなく(藤原為家)

260 :名無氏物語:2007/09/02(日) 17:51:21 ID:OemgDPHZ
月も今み山いづらし時鳥ふけゆく空に声のきこゆる(後花園天皇[新続古今])

261 :名無氏物語:2007/09/02(日) 17:59:38 ID:OemgDPHZ
今年みる我が元結の初霜にみそぢあまりの秋ぞふけぬる(藤原良経[新後拾遺])

262 :名無氏物語:2007/09/02(日) 18:01:54 ID:OemgDPHZ
ふりにけりわが元結のそのかみに見ざりし色の秋の初霜(源兼康[続古今])

263 :名無氏物語:2007/09/02(日) 18:03:24 ID:OemgDPHZ
白雲のかかる高ねになるほどは幾世つもれる塵にかあるらん(肥後[堀河百首])

264 :名無氏物語:2007/09/03(月) 08:00:20 ID:/evzmdiS
くちなしのいはで物おもふ秋のよはをみなへしにや色をかこたん(藤原定家)

265 :名無氏物語:2007/09/03(月) 08:09:47 ID:/evzmdiS
おとなしの名をやからまし人しれずいはでものおもふ袖のたきつせ(宗尊親王)

266 :名無氏物語:2007/09/04(火) 14:30:20 ID:RTR3yT0y
思ひ出でよ末の松山すゑまでも波こさじとは契らざりきや(藤原定家)

267 :名無氏物語:2007/09/04(火) 14:31:14 ID:RTR3yT0y
ちぎりきなさてやはたのむ末の松まつにいく夜の波はこえつつ(藤原雅経)

268 :名無氏物語:2007/09/04(火) 14:32:41 ID:RTR3yT0y
ちぎりきな有明の空をかたみにて月見むことにおもひでよとは(飛鳥井雅有)

269 :名無氏物語:2007/09/04(火) 14:33:15 ID:RTR3yT0y
たちわかれけぶりの末もあふことはかたみに袖をしほがまの浦(木下長嘯子)

270 :名無氏物語:2007/09/04(火) 14:40:51 ID:RTR3yT0y
今日よりは君にひかれてあふひ草二葉の松の千よに八千世に(細川幽斎)

271 :名無氏物語:2007/09/04(火) 14:41:36 ID:RTR3yT0y
まもれ猶君にひかれて住吉のまつのちとせは万世の春(北条氏政)

272 :名無氏物語:2007/09/04(火) 14:43:56 ID:RTR3yT0y
いつしかと初元結のこむらさき色に出でつつうちとけねかし(宗良親王)

273 :名無氏物語:2007/09/04(火) 18:04:48 ID:0gQTwTrJ
芳野山今年も雪のふる郷に松の葉しろき春の曙(藤原良経[新後拾遺])

274 :名無氏物語:2007/09/04(火) 18:05:28 ID:0gQTwTrJ
人はみな送り迎ふといそぐよをしめのうちにてあかしつるかな(藤原忠良[玉葉])

275 :名無氏物語:2007/09/04(火) 18:05:59 ID:0gQTwTrJ
しのぶれど涙ぞしるき紅に物おもふ袖はそむべかりけり(源道済[詞花])

276 :名無氏物語:2007/09/04(火) 18:06:31 ID:0gQTwTrJ
忍ぶれど思ふ思ひのあまりには色に出でぬる物にぞありける(大江嘉言[風雅])

277 :名無氏物語:2007/09/04(火) 18:07:08 ID:0gQTwTrJ
袖の色は人のとふまでなりもせよ深き思ひを君し頼まば(式子内親王[千載])

278 :名無氏物語:2007/09/04(火) 21:41:45 ID:0gQTwTrJ
うき身にはたえぬ歎きにおもなれて物や思ふと問ふ人もなし(鴨長明[新後撰])

279 :名無氏物語:2007/09/04(火) 22:59:03 ID:0gQTwTrJ
とはばやなみぬめの浦に住むあまも心のうちに物や思ふと(西園寺公経[新後撰])

280 :名無氏物語:2007/09/04(火) 22:59:35 ID:0gQTwTrJ
我がごとく物や思ふと問ふべきに鳴きて過ぎぬる郭公かな(隆弁[新千載])

281 :名無氏物語:2007/09/04(火) 23:00:09 ID:0gQTwTrJ
露けさの袖にかはらぬ草葉までとはばや秋は物やおもふと(鷹司基忠[玉葉])

282 :名無氏物語:2007/09/04(火) 23:00:39 ID:0gQTwTrJ
宿ごとの夕暮とはん秋といへば我にかぎらず物や思ふと(後二条院[続千載])

283 :名無氏物語:2007/09/04(火) 23:40:17 ID:0gQTwTrJ
恋すてふなき名やたたん郭公まつにねぬよの数しつもれば(源有仁[金葉])

284 :名無氏物語:2007/09/04(火) 23:41:11 ID:0gQTwTrJ
はかなくも人に心をつくすかな身のためにこそおもひ初めしか(源有仁[千載])

285 :名無氏物語:2007/09/05(水) 00:13:01 ID:ObSXjQXc
恋すてふ名をだにながせ涙河つれなき人も聞きやわたると(読人不知[金葉])

286 :名無氏物語:2007/09/05(水) 00:37:42 ID:ObSXjQXc
人しれずしのぶの浦に焼く塩のわが名はまだき立つ煙かな(藤原家隆[新勅撰])

287 :名無氏物語:2007/09/05(水) 01:14:11 ID:ObSXjQXc
音に聞く田子の浦波それならで恋すてふ名のたたぬ日ぞなき(静仁法親王[新続古今])

288 :名無氏物語:2007/09/05(水) 01:15:16 ID:ObSXjQXc
恋すてふうき名は空に立つ雲のかかるつらさに消えや果てなん(花山院師継[続千載])

289 :名無氏物語:2007/09/05(水) 01:15:48 ID:ObSXjQXc
恋すてふ我が名な立てそ東屋のあさぎの柱くちははつとも(宗尊親王[続後拾遺])

290 :名無氏物語:2007/09/05(水) 01:16:19 ID:ObSXjQXc
恋すてふみほの杣人朝夕に立つ名ばかりはやむ時もなし(西園寺実兼[続千載])

291 :名無氏物語:2007/09/05(水) 01:16:50 ID:ObSXjQXc
もらさじとなに忍ぶらん数ならぬ身をしらでこそ思ひそめしか(則祐[新拾遺])

292 :名無氏物語:2007/09/05(水) 01:17:44 ID:ObSXjQXc
代々かけて波こさじとは契るともいさや心の末の松山(二条為氏[新後撰])

293 :名無氏物語:2007/09/05(水) 01:18:56 ID:ObSXjQXc
琴の音はむべ松風にかよひけり千年をふべき君にひかれて(二条太皇太后宮大弐[玉葉])

294 :名無氏物語:2007/09/05(水) 02:33:49 ID:ObSXjQXc
朝な朝なおのれ鳴きてや鶯のとしたちかへる春をしるらん(二条為氏[新千載])

295 :名無氏物語:2007/09/05(水) 02:34:31 ID:ObSXjQXc
我が恋は初元結のこむらさきいつしかふかき色に見えつつ(後醍醐院[風雅])

296 :名無氏物語:2007/09/05(水) 02:36:11 ID:ObSXjQXc
はかなさの命もしらぬ別れぢはまてどもえこそちぎらざりけれ(藤原知家[続後撰])

297 :名無氏物語:2007/09/05(水) 02:39:57 ID:ObSXjQXc
暮るる夜は衛士のたく火をそれと見よ室の八島も都ならねば(藤原定家[新勅撰])

298 :名無氏物語:2007/09/05(水) 02:46:43 ID:ObSXjQXc
あしのやに蛍やまがふ海人やたく思ひも恋もよるはもえつつ(藤原定家[続後撰])

299 :名無氏物語:2007/09/05(水) 02:49:43 ID:ObSXjQXc
夜はもえ昼はをりはへなきくらし蛍も蝉も身をばはなれず(源家長[続後撰])

300 :名無氏物語:2007/09/05(水) 04:00:25 ID:ObSXjQXc
我が恋はあまのいさり火よるはもえ昼はくるしき浦の網なは(藤原家良[続古今])

301 :名無氏物語:2007/09/05(水) 08:39:20 ID:ObSXjQXc
夜はもえ昼は消えゆく蛍かな衛士のたく火にいつならひけん(宗尊親王[続拾遺])

302 :名無氏物語:2007/09/05(水) 08:39:55 ID:ObSXjQXc
みしま江や霜もまだひぬ蘆の葉につのぐむ程の春かぜぞふく(源通光[新古今])

303 :名無氏物語:2007/09/05(水) 08:40:34 ID:ObSXjQXc
神無月木々の木の葉は散りはてて庭にぞ風の音は聞こゆる(覚忠[新古今])

304 :名無氏物語:2007/09/05(水) 08:41:16 ID:ObSXjQXc
かぢをたえ由良の湊による舟のたよりもしらぬ沖つ潮風(藤原良経[新古今])

305 :名無氏物語:2007/09/05(水) 08:41:50 ID:ObSXjQXc
由良のとを夜わたる月にさそはれて行衛もしらず出づる舟人(源家長[続後拾遺])

306 :名無氏物語:2007/09/05(水) 08:42:21 ID:ObSXjQXc
ゆらのとや波ぢの末ははるかにて有明の月にわたる舟人(北条政村[玉葉])

307 :名無氏物語:2007/09/05(水) 08:43:29 ID:ObSXjQXc
夏刈の蘆のかり寝もあはれなり玉江の月の明けがたの空(藤原俊成[新古今])

308 :名無氏物語:2007/09/05(水) 13:06:36 ID:zLm/53RW
袖にみん初元結のこむらさきそめます色は千世もかはらじ(木下長嘯子)

309 :名無氏物語:2007/09/05(水) 13:08:02 ID:zLm/53RW
みかきもり衛士のたく火はよそなれどとへかし人のもゆる思ひを(後鳥羽院)

310 :名無氏物語:2007/09/05(水) 13:08:47 ID:zLm/53RW
しれかしな衛士のたく火のなにならでよる昼わかずもゆる思ひを(冷泉為村)

311 :名無氏物語:2007/09/05(水) 13:09:41 ID:zLm/53RW
ひるはきえ夜は寒えつつふる雪に衛士のたくひを頼むころかな(松永貞徳)

312 :名無氏物語:2007/09/05(水) 13:10:43 ID:zLm/53RW
みかきもる花はいくとせ咲きちりてよしのの春にもの思ふらん(加納諸平)

313 :名無氏物語:2007/09/05(水) 13:11:15 ID:zLm/53RW
うつつには思ひたえゆく逢ふことをいかにみえつる夢路なるらん(藤原俊成)

314 :名無氏物語:2007/09/05(水) 13:12:07 ID:zLm/53RW
朝風に今日おどろきてかぞふれば一夜のほどに秋は来にけり(和泉式部)

315 :名無氏物語:2007/09/05(水) 13:54:43 ID:i6SqU7Ei
人はいざ心も知らずふるさとは花ぞむかしの香ににほひける(紀貫之)

316 :名無氏物語:2007/09/05(水) 14:28:18 ID:hUexO1Ea
蘆の根もつのぐみぬらん三島江の岸の青柳色づきにけり(藤原家隆)

317 :名無氏物語:2007/09/05(水) 14:28:49 ID:hUexO1Ea
をざさ原一よのほどにくる春やうれしきふしのはじめなるらん(橘千蔭)

318 :名無氏物語:2007/09/05(水) 14:29:20 ID:hUexO1Ea
春風につのぐみそめし津の国の難波の蘆は今ぞかるらむ(香川景樹)

319 :名無氏物語:2007/09/06(木) 13:49:32 ID:E5oD56Fo
雪わけてゑぐの若菜もおひにけり今日のためとはいかでしりけん(平忠盛)

320 :名無氏物語:2007/09/06(木) 13:50:43 ID:E5oD56Fo
かきこもる那智の御山の霜ながら今朝の朝菜に菊やつままし(加納諸平)

321 :名無氏物語:2007/09/06(木) 13:51:22 ID:E5oD56Fo
この里のならの葉がしはもとつ葉もさびしくもあらず茂る下草(藤原家隆)

322 :名無氏物語:2007/09/06(木) 13:52:06 ID:E5oD56Fo
木ずゑより冬の山風はらふらしもとつは残るならの葉がしは(藤原定家)

323 :名無氏物語:2007/09/06(木) 13:57:31 ID:BsYv/foU
山寺のおくのかよひぢきて見れば峰のしきみはもとつ葉もなし(藤原良経)

324 :名無氏物語:2007/09/06(木) 13:58:03 ID:BsYv/foU
神まつる比にも今はならの葉の月にもれたるもとつ葉もなし(順徳院)

325 :名無氏物語:2007/09/06(木) 13:58:39 ID:BsYv/foU
早苗とる鳥羽田のおもを見わたせばいくなみあらん田子のをがさよ(藤原俊成)

326 :名無氏物語:2007/09/06(木) 13:59:12 ID:BsYv/foU
霧はるる鳥羽田のおもを見わたせば行末とほき秋の山里(藤原家隆)

327 :名無氏物語:2007/09/06(木) 13:59:46 ID:BsYv/foU
秋はててねをなく虫の霜をおもみよもぎが杣の心ぼそさよ(大江匡房)

328 :名無氏物語:2007/09/06(木) 16:12:02 ID:WbQnUCyD
http://www.nya-taloda.jpn.org/2MB/src/mamitasu082

329 :名無氏物語:2007/09/06(木) 17:57:24 ID:+UHUPgqH
夏刈の蘆のまろやのけぶりだにたつ空もなき五月雨のころ(九条教実[続古今])

330 :名無氏物語:2007/09/06(木) 17:58:20 ID:+UHUPgqH
夏刈の蘆ふみしだく水鳥のよにたつ空もなき身なりけり(静仁法親王[続古今])

331 :名無氏物語:2007/09/06(木) 17:58:57 ID:+UHUPgqH
夏刈のあし火の煙したにのみ思ひこがれてたつ空もなし(二条教頼[新葉])

332 :名無氏物語:2007/09/06(木) 18:03:45 ID:+UHUPgqH
藤ばかまあらしたちぬる色よりもくだけて物は我ぞ悲しき(藤原俊成[続拾遺])

333 :名無氏物語:2007/09/07(金) 08:23:43 ID:aebTes8S
なれにしもおとらぬものを我やどせよもぎが杣の虫のあるじよ(慈円)

334 :名無氏物語:2007/09/07(金) 08:24:32 ID:aebTes8S
霜枯るるよもぎが杣のかれまよりゆきげににたる冬の若草(藤原定家)

335 :名無氏物語:2007/09/07(金) 08:25:05 ID:aebTes8S
その下のきりぎりすだに音もせで冬がれ蓬たてるすごしも(源具顕)

336 :名無氏物語:2007/09/07(金) 08:27:54 ID:aebTes8S
秋風にほずゑなみよるかるかやの下葉に虫の声よわるなり(西行)

337 :名無氏物語:2007/09/07(金) 08:28:44 ID:aebTes8S
宿さびて庭に木の葉のつもるより人まつむしも声よわるなり(藤原良経)

338 :名無氏物語:2007/09/07(金) 08:35:19 ID:aebTes8S
秋はいぬ風に木の葉は散りはてて山さびしかる冬は来にけり(源実朝)

339 :名無氏物語:2007/09/08(土) 01:52:34 ID:nDkc8m/0
むすびおきし雲雀の床も草かれてあらはれわたる武蔵野の原(後鳥羽院)

340 :名無氏物語:2007/09/08(土) 01:53:07 ID:nDkc8m/0
川ごしの柴つみ車いかがするこほりのくさび冬はたえせじ(大江匡房)

341 :名無氏物語:2007/09/08(土) 01:53:44 ID:nDkc8m/0
山河のこほりのくさびうちとけて石にくだくる水のしらなみ(藤原有家)

342 :名無氏物語:2007/09/08(土) 01:55:00 ID:nDkc8m/0
朝ぼらけ霞ながるる山川のこほりのくさびうちやとくらん(如願)

343 :名無氏物語:2007/09/08(土) 01:55:37 ID:nDkc8m/0
冬来ては田中にたてる水ぐるま氷のくさびうちそへてけり(藤原為家)

344 :名無氏物語:2007/09/08(土) 02:16:42 ID:++Qa7TeV
宇治川や氷のくさびうつたへに水の車ぞ絶えてめぐらぬ(正徹)

345 :名無氏物語:2007/09/08(土) 02:25:46 ID:++Qa7TeV
さらに又うすき衣に月さえて冬をやこふるをののすみやき(後鳥羽院)

346 :名無氏物語:2007/09/08(土) 02:30:00 ID:++Qa7TeV
風さわぐ由良の湊をこぐ舟のうきて物思ふ身ぞ行方なき(藤原定家)

347 :名無氏物語:2007/09/08(土) 02:31:36 ID:++Qa7TeV
契こそゆくへもしらねゆらのとやわたるかぢ緒の又もむすばで(藤原為家)

348 :名無氏物語:2007/09/08(土) 02:50:01 ID:++Qa7TeV
梶をたえ行末もしらず由良の戸をわたる舟路の春の霞に(正徹)

349 :名無氏物語:2007/09/08(土) 02:50:45 ID:++Qa7TeV
音あらき浪の手玉もゆらの戸をわたる舟人心くだけて(正徹)

350 :名無氏物語:2007/09/08(土) 02:57:28 ID:++Qa7TeV
秋風にこぬ人よりも夕暮の雲のはたてのはつかりのこゑ(藤原家隆)

351 :名無氏物語:2007/09/08(土) 02:58:00 ID:++Qa7TeV
よをかさね待ちもよわらぬ心こそこぬ人よりも猶つれなけれ(平親清五女)

352 :名無氏物語:2007/09/08(土) 02:58:41 ID:++Qa7TeV
花のいろの衣かへうきひとへ山なほしら雲はかたみなれども(藤原家隆)

353 :名無氏物語:2007/09/08(土) 11:49:17 ID:jQR1ZWhS
秋暮れしもみぢの色にかさねても衣かへうきけふの空かな(藤原定家)

354 :名無氏物語:2007/09/08(土) 12:08:04 ID:jQR1ZWhS
もろ人の花のたもとは夏くとも衣かへうき物とやはおもふ(順徳院)

355 :名無氏物語:2007/09/08(土) 12:10:14 ID:jQR1ZWhS
声たてて鳴く虫よりも女郎花いはぬ色こそ身にはしみけれ(寂蓮)

356 :名無氏物語:2007/09/08(土) 12:10:45 ID:jQR1ZWhS
夏刈の蘆のまろやの旅衣返す夢路にたつ空ぞなき(慈円)

357 :名無氏物語:2007/09/08(土) 12:11:16 ID:jQR1ZWhS
夏刈の鳥羽田のおもは荒れはてて民の煙は立つ空ぞなき(藤原家隆)

358 :名無氏物語:2007/09/08(土) 14:44:07 ID:hXcDQ3q8
l

359 :名無氏物語:2007/09/08(土) 14:48:32 ID:hXcDQ3q8
o

360 :名無氏物語:2007/09/08(土) 14:50:10 ID:hXcDQ3q8
7

361 :名無氏物語:2007/09/08(土) 14:51:06 ID:hXcDQ3q8
4

362 :名無氏物語:2007/09/08(土) 23:40:03 ID:RpIzhFwQ
津の国のこやもあらはに霜がれてやへふく軒にしぐれふるなり(後鳥羽院)

363 :名無氏物語:2007/09/09(日) 00:12:08 ID:lrqWMoHV
雪にまたかくれてすめる津の国のこやもあらはにたつけぶりかな(越前)

364 :名無氏物語:2007/09/09(日) 00:30:38 ID:sehIfG+L
難波がた入江のかすみはれそめてこやもあらはにくるる春かな(藤原為家)

365 :名無氏物語:2007/09/09(日) 00:31:08 ID:sehIfG+L
冬きてはあらはれぬらん蘆の葉にかくれてすみし水の江の月(順徳院)

366 :名無氏物語:2007/09/09(日) 00:31:40 ID:sehIfG+L
風そよぐ蘆の葉がくれ音たててこやもあらはにうつころもかな(頓阿)

367 :名無氏物語:2007/09/09(日) 00:32:11 ID:sehIfG+L
おのれのみくだけておつる岩浪も秋吹く風にこゑかはるなり(藤原定家)

368 :名無氏物語:2007/09/09(日) 00:33:01 ID:sehIfG+L
おのれのみ岩にくだくる波の音に我もありとや磯の松風(藤原良経)

369 :名無氏物語:2007/09/09(日) 02:35:39 ID:SWXtqKw3
こよろぎの磯うちさらしよる浪の独りくだくる恋もするかな(神山鬼貫)

370 :名無氏物語:2007/09/09(日) 08:46:03 ID:ygotx3uf
思ひ返す道をしらばや恋の山は山しげ山わけいりし身に(建礼門院右京大夫)

371 :名無氏物語:2007/09/09(日) 09:00:56 ID:i4mY6huh
恋といへば世の常のとや思ふらん今朝の心はたぐひだになし(敦道親王「和泉式部日記」)

372 :名無氏物語:2007/09/09(日) 09:30:51 ID:As4NzCIm
このくにの空を飛ぶとき悲しめよ南へむかふ雨夜かりがね(斉藤茂吉)

373 :名無氏物語:2007/09/09(日) 09:34:36 ID:As4NzCIm
秋晴のひかりとなりて楽しくも実りに入らむ栗も胡桃も(斉藤茂吉)

374 :名無氏物語:2007/09/09(日) 10:32:50 ID:As4NzCIm
↑ 一応茂吉を入れてみた

375 :名無氏物語:2007/09/09(日) 17:16:36 ID:evWsnA/s
遠近の風とぞ今はなりなましかひなき物は我が身なりけり(新続古今1559)

376 :名無氏物語:2007/09/09(日) 17:18:59 ID:evWsnA/s
吹く風の音にききつつ桜花目には見えずもすぐる春かな(玉葉1250) 

377 :名無氏物語:2007/09/09(日) 17:25:39 ID:evWsnA/s
逢ふことはいつにかあらん明日香河さだめなき世ぞおもひわびぬる(続古今1091) 

378 :名無氏物語:2007/09/09(日) 17:54:31 ID:Zm424OAu
泊瀬がは井手こす波の岩の上におのれくだけて人ぞつれなき(藤原良経[玉葉])

379 :名無氏物語:2007/09/09(日) 17:57:06 ID:Zm424OAu
夕さればくだけて物や思ふらん岩こす浪に千鳥なく也(京極院内侍[玉葉])

380 :名無氏物語:2007/09/09(日) 17:58:46 ID:Zm424OAu
みせばやなくだけて思ふ涙ともよもしら玉のかかる袂を(伏見院[新後撰])

381 :名無氏物語:2007/09/09(日) 17:59:18 ID:Zm424OAu
逢ふ事は波よる礒のうつせ貝つひにくだけて物思へとや(平通時[続千載])

382 :名無氏物語:2007/09/09(日) 18:02:13 ID:Zm424OAu
思ひ入る道をば安く聞きしかど逢ふにはさはるは山茂山(藤原為家[続後拾遺])

383 :名無氏物語:2007/09/09(日) 23:50:26 ID:fth+pFIZ
置くと見る露もありけりはかなくも消えにし人を何にたとへむ(和泉式部)

384 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:09:44 ID:Ufg8/GMW
浦風になびくたくものゆふ煙いかなる海人の思ひなるらん(飛鳥井雅経)

385 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:11:13 ID:Ufg8/GMW
我がためはつらき心の奥の海にいかなる海人のみるめかるらむ(後鳥羽院)

386 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:12:02 ID:Ufg8/GMW
夕暮の浦もさだめずなく千鳥いかなる海人の袖ぬらすらん(土御門院)

387 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:14:42 ID:Ufg8/GMW
遠山のいづれのをより出でつらんなかばの月の夜はの面影(源光行)

388 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:15:14 ID:Ufg8/GMW
さか木とる庭火のかげにひく琴のしらべにかよふみねの松風(小侍従)

389 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:19:36 ID:1mSJPZdT
つくば山はやましげ山たづね見む恋にまされるなげきありやと(藤原経家[新勅撰])

390 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:21:05 ID:1mSJPZdT
見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色は変はらず(殷富門院大輔[千載])

391 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:21:37 ID:1mSJPZdT
松がねのをじまが礒のさよ枕いたくなぬれそあまの袖かは(式子内親王[新古今])

392 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:22:08 ID:1mSJPZdT
ゆく年ををじまのあまのぬれ衣かさねて袖に浪やかくらむ(藤原有家[新古今])

393 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:22:40 ID:1mSJPZdT
心ある雄島のあまの袂かな月やどれとはぬれぬ物から(宮内卿[新古今])

394 :名無氏物語:2007/09/10(月) 00:23:33 ID:1mSJPZdT
つれなくも猶あふ事をまつ島やをじまのあまと袖はぬれつつ(遊義門院[新後撰])

395 :名無氏物語:2007/09/11(火) 01:52:32 ID:K0oVEKsz
水のおもにうきたる泡をふく風のともに我が身も消えやしなまし(続後拾遺1230)

396 :名無氏物語:2007/09/11(火) 02:07:36 ID:2B9o2Rs+
かよふらしむかふる雲のことのねにうへなき山のみねの松風(慈円)

397 :名無氏物語:2007/09/11(火) 02:18:44 ID:2B9o2Rs+
たまづさのかきあはせたるしらべかな雁のことぢにみねの松風(慈円)

398 :名無氏物語:2007/09/11(火) 02:32:11 ID:2B9o2Rs+
さそはなんかよひしことのねにそへてむかふる西の峰の松風(藤原定家)

399 :名無氏物語:2007/09/11(火) 02:32:47 ID:2B9o2Rs+
やまかげぞまだき涼しき松風はいづれの緒より秋と吹くらむ(飛鳥井雅親)

400 :名無氏物語:2007/09/11(火) 02:34:15 ID:2B9o2Rs+
影みえぬ涙のふちの衣手にうづまくあはのきえぞしぬべき(規子内親王)

401 :名無氏物語:2007/09/11(火) 02:41:57 ID:2B9o2Rs+
常世へとかへる雁がねなになれや都を雲のよそにのみきく(斎宮女御)

402 :名無氏物語:2007/09/11(火) 02:42:51 ID:2B9o2Rs+
ふるさとへ行く人あらば言づてむ今日近江路をわれこえにきと(良寛)

403 :名無氏物語:2007/09/11(火) 03:09:31 ID:Mq+ieUTa
見るままに露ぞこぼるる後れにし心も知らぬ撫子の花(上東門院[後拾遺])

404 :名無氏物語:2007/09/11(火) 03:13:35 ID:Mq+ieUTa
とへかしなあやしき程の夕暮のあはれすぐさぬなさけばかりに(二条院皇后宮常陸[新勅撰])

405 :名無氏物語:2007/09/11(火) 03:18:55 ID:Mq+ieUTa
琴の音はむべ松風にかよひけり千歳を経べき君にひかれて(二条太皇太后宮大弐[玉葉])

406 :名無氏物語:2007/09/11(火) 03:19:44 ID:Mq+ieUTa
琴の音や松ふく風にかよふらん千代のためしに引きつべきかな(摂津[金葉])

407 :名無氏物語:2007/09/11(火) 03:20:51 ID:Mq+ieUTa
琴の音は月の影にもかよへばや空にしらべのすみのぼるらん(越後[金葉])

408 :名無氏物語:2007/09/11(火) 03:26:46 ID:Mq+ieUTa
年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけりさやの中山(西行[新古今])

409 :名無氏物語:2007/09/11(火) 15:38:04 ID:cxUqKBUx
夕されば秋のの風にま葛原うらがなしかるさをしかの声(藤原実房)

410 :名無氏物語:2007/09/11(火) 15:41:00 ID:cxUqKBUx
八重葎とぢける宿のかひもなしふるさととはぬ花にしあらねば(藤原定家)

411 :名無氏物語:2007/09/11(火) 15:43:58 ID:cxUqKBUx
月影もおもひあらばともり初めてむぐらの宿に秋は来にけり(俊成卿女)

412 :名無氏物語:2007/09/11(火) 15:48:04 ID:cxUqKBUx
八重葎とぢこもりてし宿をしも先づとひけりな秋のはつ風(三条西実隆)

413 :名無氏物語:2007/09/11(火) 15:48:38 ID:cxUqKBUx
おきそむる露をよすがに秋は今朝むぐらの門を先づぞ問ひける(村田春海)

414 :名無氏物語:2007/09/11(火) 16:09:48 ID:NWEHqDIT
すみのえのこほりとみゆる月かげにとけやしぬらむ神の心も(藤原公重)

415 :名無氏物語:2007/09/11(火) 16:10:57 ID:NWEHqDIT
ながむれば涙も袖にむすぼほれ空さへこほる冬のよの月(藤原家隆)

416 :名無氏物語:2007/09/11(火) 16:11:34 ID:NWEHqDIT
霜はらふ庭のたまざさあられふり空さへさゆる冬の夜の月(後鳥羽院)

417 :名無氏物語:2007/09/11(火) 16:29:21 ID:NWEHqDIT
いにしへのちぢのこがねは限りあるをあふばかりなき君が玉章(紀時文)

418 :名無氏物語:2007/09/11(火) 16:29:53 ID:NWEHqDIT
古郷の苔の岩橋いかばかりおのれあらでも恋ひわたるらん(後鳥羽院)

419 :名無氏物語:2007/09/11(火) 16:59:20 ID:tJATVsJh
春をあさみ旅の枕にむすぶべき草葉もわかきころにもあるかな(新続古今921)

420 :名無氏物語:2007/09/11(火) 17:01:40 ID:tJATVsJh
わぎもこが旅寝の衣うすき程よきてふかなん夜はの山風(新古921) 

421 :名無氏物語:2007/09/11(火) 17:02:42 ID:tJATVsJh
月のいる山のあなたの里人とこよひばかりは身をやなさまし(続千載518)

422 :名無氏物語:2007/09/11(火) 23:02:49 ID:97uA7tEJ
やへむぐらしげれる宿のさびしきに人こそ見えね秋はきにけり(拾遺140)

423 :名無氏物語:2007/09/11(火) 23:14:07 ID:X7L/kwzs
夜もすがら物思ふ頃は明けやらで閨のひまさへつれなかりけり(俊恵)

424 :名無氏物語:2007/09/11(火) 23:14:39 ID:X7L/kwzs
秋の夜のしづかにくらきまどの雨打ちなげかれてひましらむらん(式子内親王)

425 :名無氏物語:2007/09/11(火) 23:15:13 ID:X7L/kwzs
袖の上もいくたびばかりしめるらん物おもふ宿の有明の月(順徳院)

426 :名無氏物語:2007/09/11(火) 23:28:42 ID:X7L/kwzs
いまはとて古巣にかへる鶯よ都の春の物語りせよ(藤原実房)

427 :名無氏物語:2007/09/12(水) 00:18:24 ID:gtuEBgy2
いとどしくなげかしき世を神な月旅の空にもふる時雨かな(新続古今929)

428 :名無氏物語:2007/09/12(水) 00:25:51 ID:z9RKw0Sa
思はじと思ふばかりはかなはねば心のそこよ思はれずなれ(遊義門院[玉葉])

429 :名無氏物語:2007/09/12(水) 00:27:28 ID:z9RKw0Sa
まくず原紅葉の色の暁にうらがなしかる風の音かな(源兼昌[永久百首])

430 :名無氏物語:2007/09/12(水) 00:28:04 ID:z9RKw0Sa
契りおけ玉まく葛に風ふかばうらみもはてじかへる雁がね(藤原定家[新千載])

431 :名無氏物語:2007/09/12(水) 00:29:32 ID:z9RKw0Sa
八重葎しげれる宿のつれづれと問ふ人もなきながめをぞする(藤原定頼[風雅])

432 :名無氏物語:2007/09/12(水) 00:30:24 ID:z9RKw0Sa
八重葎しげれる宿は人もなしまばらに月のかげぞすみける(大江匡房[新古今])

433 :名無氏物語:2007/09/12(水) 00:31:00 ID:z9RKw0Sa
八重葎しげれる宿は夜もすがら虫の音聞くぞとり所なる(永源[詞花])

434 :名無氏物語:2007/09/12(水) 00:31:38 ID:z9RKw0Sa
八重葎さしこもりにし蓬生にいかでか秋の分けて来つらん(藤原俊成[千載])

435 :名無氏物語:2007/09/12(水) 00:55:03 ID:r/rSvS/l
あさぢはら玉まく葛のうら風のうらがなしかる秋はきにけり(後拾遺236)

436 :名無氏物語:2007/09/12(水) 15:43:03 ID:ypMxqm7H
山吹の花のさかりに井手にきてこの里人になりぬべきかな(拾遺69)

437 :名無氏物語:2007/09/12(水) 17:58:10 ID:1WwfQ5P6
秋こそあれ人は尋ねぬ松の戸を幾重もとぢよ蔦の紅葉葉(式子内親王[新勅撰])

438 :名無氏物語:2007/09/12(水) 17:59:31 ID:1WwfQ5P6
月かげをむぐらの門にさしそへて秋こそきたれとふ人はなし(藤原定家[風雅])

439 :名無氏物語:2007/09/12(水) 18:01:24 ID:1WwfQ5P6
人とはぬむぐらの宿の月かげに露こそ見えね秋風ぞふく(宗尊親王[続古今])

440 :名無氏物語:2007/09/12(水) 18:01:56 ID:1WwfQ5P6
すだきけん昔の人は影たえて宿もるものは有明の月(平忠盛[新古今])

441 :名無氏物語:2007/09/13(木) 00:34:21 ID:StRlmzQz
いにしへを思ひやりてぞ恋ひわたる荒れたる宿の苔の石橋(新古1685)

442 :名無氏物語:2007/09/13(木) 03:24:02 ID:9bbAnpMP
一巻にちぢのこがねをこめたれば人こそなけれ声はのこれり(後拾遺1084)

443 :名無氏物語:2007/09/13(木) 03:26:15 ID:9bbAnpMP
苔の庵さしてきつれど君まさでかへるみ山の道のつゆけさ(新古1630)

444 :名無氏物語:2007/09/13(木) 13:47:56 ID:rUJSPn3m
かきくらす床の涙の水鏡われさへ我にとほざかりゆく(大内政弘)

445 :名無氏物語:2007/09/13(木) 14:46:52 ID:Ma/ZFCLT
岩の上のたねにまかせてまつ程はいかに久しき物とかはしる(和泉式部)

446 :名無氏物語:2007/09/13(木) 14:47:38 ID:Ma/ZFCLT
まどろまであかすとおもへばみじか夜もいかにくるしき物とかはしる(和泉式部)

447 :名無氏物語:2007/09/13(木) 14:48:18 ID:Ma/ZFCLT
うらみつつひとりぬる夜の秋風に身にしむものといかでしらせむ(藤原秀能)

448 :名無氏物語:2007/09/13(木) 14:48:49 ID:Ma/ZFCLT
秋の田の庵もるよはのあくるまはいかに露けき月とかはしる(弁内侍)

449 :名無氏物語:2007/09/13(木) 14:49:22 ID:Ma/ZFCLT
ね覚して松のとぼそのあくるまは花にひさしきをはつせの山(木下長嘯子)

450 :名無氏物語:2007/09/13(木) 14:50:17 ID:Ma/ZFCLT
高砂の尾上ならでも時鳥まつは久しき物とかはしる(後水尾院)

451 :名無氏物語:2007/09/13(木) 15:45:37 ID:DF3pGXET
HUCKの画像が満載じゃのうwwwwwww
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1189656909/

452 :名無氏物語:2007/09/14(金) 12:09:22 ID:G1y/20r3
暮るるまのいかに久しき影ならん独ぬるよにあらぬ春日も(武者小路実陰)

453 :名無氏物語:2007/09/14(金) 12:09:57 ID:G1y/20r3
君こふる涙にぬるる我が袖と秋の紅葉といづれまされり(源整)

454 :名無氏物語:2007/09/14(金) 12:10:29 ID:G1y/20r3
くやくやとまつ夕暮と今はとて帰るあしたといづれまされり(元良親王)

455 :名無氏物語:2007/09/14(金) 12:11:08 ID:G1y/20r3
木綿襷むすぼほれつつなげくこと絶えなば神のしるしと思はむ(道綱母)

456 :名無氏物語:2007/09/14(金) 12:13:20 ID:Hq3nt6Vl
はては又わがねをそへて笛の名のこまかに物を思ふ夜半かな(大内政弘)

457 :名無氏物語:2007/09/14(金) 12:20:11 ID:Hq3nt6Vl
袖のうへにふりこそまされはるの雨のこまかに物を思ひくだけば(三条西実隆)

458 :名無氏物語:2007/09/14(金) 12:56:03 ID:Hq3nt6Vl
かりの世をしらぬにおふる菖蒲草けふこそいとふねをばかけつれ(寂然)

459 :名無氏物語:2007/09/14(金) 12:57:13 ID:Hq3nt6Vl
みし人をしらぬにおふる白菅のしげるや恋のこころなるらむ(藤原公重)

460 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:07:51 ID:Hq3nt6Vl
こよひ君しでの山ぢの月をみてくものうへをやおもひいづらん(西行)

461 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:08:28 ID:Hq3nt6Vl
こよひ君みやこにたれとながむらんなれし名残は有明の月(藤原隆信)

462 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:30:12 ID:Hq3nt6Vl
かくばかりあくるわびしきみじか夜になどかくめぢの夢の浮橋(尭孝)

463 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:30:47 ID:Hq3nt6Vl
かづらきの神のすがたや是ならんあくるわびしき朝がほの花(木下長嘯子)

464 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:32:28 ID:Hq3nt6Vl
たなばたにゆかしきほどのあふことは待つもかへすも物をこそ思へ(相模)

465 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:34:47 ID:Hq3nt6Vl
なげけとてなきは数そふ浮世にもあるわかれこそ身はまさりけれ(藤原家隆)

466 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:35:28 ID:Hq3nt6Vl
遠からぬ身の古にかぞへてもなきは数そふ人のおもかげ(武者小路実陰)

467 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:37:18 ID:Hq3nt6Vl
忘れじのゆく末かはるけふまでもあればあふよを猶たのみつつ(藤原家隆)

468 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:38:11 ID:Hq3nt6Vl
逢ひみむの行末まではかた糸のよりよりかこつ中のうきふし(堯孝)

469 :名無氏物語:2007/09/14(金) 13:39:56 ID:Hq3nt6Vl
身に近くならす扇も楢の葉の下吹く風に行方しらずも(藤原家隆)

470 :名無氏物語:2007/09/14(金) 23:49:26 ID:/RnT+bMs
親しきは亡きがあまたになりぬれど惜しとは君を思ひけるかな(香川景樹)

471 :名無氏物語:2007/09/14(金) 23:51:09 ID:/RnT+bMs
今夜より万代めぐれもちながら光さしそふ秋のさかづき(藤原為家)

472 :名無氏物語:2007/09/14(金) 23:51:42 ID:/RnT+bMs
菊のうへにけさおく露をもちながら千世もめぐらん花のさかづき(三条西公条)

473 :名無氏物語:2007/09/14(金) 23:55:14 ID:ZHUro8Sf
夕まぐれ霧立ちわたるとりべ山そこはかとなく物ぞ悲しき(藤原俊成)

474 :名無氏物語:2007/09/14(金) 23:59:38 ID:ZHUro8Sf
いつまでかへがたくみゆる世にすみて羨しとも月をかこたん(宗尊親王)

475 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:06:23 ID:9SxOSZ4M
さばへなすあらぶる神にみそぎして民しづかにと祈るけふかな(後嵯峨院)

476 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:14:05 ID:9SxOSZ4M
さいたづままだうら若きみ吉野の霞がくれにきぎすなくなり(平忠度)

477 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:14:38 ID:9SxOSZ4M
秋きぬと荻のうは風うたがひて萩のした露こころおかるな(源通親)

478 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:30:52 ID:U1L8sQej
とほざかる音はせねども月きよみ氷とみゆるしがのうら浪(藤原重家[千載])

479 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:32:26 ID:U1L8sQej
昨日だにとはむと思ひし津の国の生田の森に秋は来にけり(藤原家隆[新古今])

480 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:33:00 ID:U1L8sQej
時雨ゆく生田の森の秋の色をとはでぞよそにみるべかりける(俊成卿女[続後拾遺])

481 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:33:33 ID:U1L8sQej
秋風にまたこそとはめ津の国の生田のもりの春の明ぼの(順徳院[続古今])

482 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:34:05 ID:U1L8sQej
津の国の生田の杜の初時雨あすさへふらば紅葉しぬべし(藤原教実[続千載])

483 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:35:30 ID:U1L8sQej
雨ふれば庭にうかべるうたかたの久しからぬは我身なりけり(赤染衛門[続古今])

484 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:36:20 ID:U1L8sQej
かづらきやたかまの嶺に雲はれてあくるわびしき在明の月(藤原雅経[新千載])

485 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:49:58 ID:LV+m5Zj5
霧のまも荻のうは風おとたかししらねば野べの萩のした露(覚性法親王)

486 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:50:31 ID:LV+m5Zj5
秋きぬと荻の葉風のつげしより思ひしことのただならぬ暮(式子内親王)

487 :名無氏物語:2007/09/15(土) 00:51:02 ID:LV+m5Zj5
夕まぐれ木の葉みだれて荻の上にきかぬ嵐もただならぬかな(貞常親王)

488 :名無氏物語:2007/09/15(土) 01:19:59 ID:nDoHjeQB
君がため命をさへも惜しまずはさらにつらさを歎かざらまし(藤原定家)

489 :名無氏物語:2007/09/15(土) 01:20:31 ID:nDoHjeQB
あへば先づをしからざりし命よりながくもがなとおもふ夜半かな(松永貞徳)

490 :名無氏物語:2007/09/15(土) 01:37:40 ID:9m+R2pmD
kh,m,

491 :名無氏物語:2007/09/15(土) 14:31:06 ID:U4Y8LO7K
此の世をば我が世とぞ思ふ望月の虧たる事も無しと思へば(藤原道長)

492 :名無氏物語:2007/09/15(土) 14:31:54 ID:U4Y8LO7K
み吉野の山よりおちし滝の糸のたえて久しくこほるころかな(吉田兼好)

493 :名無氏物語:2007/09/15(土) 14:32:34 ID:U4Y8LO7K
今宵なほ名こそ流れて滝の糸のたえぬ光も月にそひけり(三条西実隆)

494 :名無氏物語:2007/09/15(土) 14:53:25 ID:bRsdu+Bn
ここにきえかしこにもゆる夏虫のひかりはかなき夕やみの空(契沖)

495 :名無氏物語:2007/09/15(土) 14:59:28 ID:bRsdu+Bn
明けぬればくるるはやすくしぐるれどなほうらめしき神無月かな(藤原家隆)

496 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:00:24 ID:bRsdu+Bn
おほかたの月もつれなき鐘の音に猶うらめしき在明の空(藤原定家)

497 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:01:17 ID:bRsdu+Bn
秋すぎて猶うらめしき朝ぼらけ空行く雲もうち時雨れつつ(藤原定家)

498 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:02:12 ID:bRsdu+Bn
花の色もくるるものとはしら雲の嶺のわかれは猶恨みつつ(藤原隆祐)

499 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:03:28 ID:bRsdu+Bn
待ちかぬるさ夜のねざめの床にさへなほうらめしき風の音かな(後鳥羽院)

500 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:07:16 ID:bRsdu+Bn
いかでかは尾花がもとの草の名の思ひありとも穂にはいづべき(宗良親王)

501 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:13:13 ID:CYwnE/xK
さしも草さしもしのびぬ中ならば思ひありともいはましものを(藤原俊成)

502 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:15:32 ID:CYwnE/xK
あさましやなどか思ひのさしも草つゆもおきあへず果ては燃ゆらん(寂蓮)

503 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:17:12 ID:CYwnE/xK
しられじな霞のしたにこがれつつ君にいぶきのさしもしのぶと(藤原定家)

504 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:18:17 ID:CYwnE/xK
秋をへて色にぞみゆるい吹山もえて久しき下の思ひも(藤原定家)

505 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:19:48 ID:CYwnE/xK
色にいでてうつろふ春をとまれともえやはいぶきの山吹の花(藤原定家)

506 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:26:08 ID:CYwnE/xK
さしも草さしももゆてふ春にあひてえやはいぶきの山のしら雪(藤原為家)

507 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:27:40 ID:CYwnE/xK
庭のおものつちさへさくる夏の日にひとり露けきひめゆりの花(土御門院)

508 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:34:25 ID:UYxV9fe/
みかり野や雪はふりきぬこれもまたぬるとも花の春のおもかげ(藤原雅経)

509 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:36:34 ID:UYxV9fe/
桜がりふりこし雨のやどりよりぬれていくかの花の下陰(二条為重)

510 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:39:40 ID:UYxV9fe/
立ちよらむぬるとも花の色になほそめよなべての山のしづくも(三条西実隆)

511 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:42:32 ID:UYxV9fe/
桜がり雨はいとはぬ木のもとにうたて雪ふる花のあらしよ(下河辺長流)

512 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:48:26 ID:UYxV9fe/
郭公あさくら山の明ぼのにとふ人もなきなのりすらしも(祝部成仲)

513 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:51:57 ID:UYxV9fe/
尋ねこししらぬ旅ねはさとなれて山時鳥一こゑぞきく(藤原家隆)

514 :名無氏物語:2007/09/15(土) 15:53:01 ID:UYxV9fe/
ほととぎすねざめににほふ橘のかはたれどきに名のりすらしも(藤原為家)

515 :名無氏物語:2007/09/15(土) 19:24:33 ID:rkLvWFMU
reqqr34656486hh@yahoo.co.jp

516 :名無氏物語:2007/09/16(日) 01:52:10 ID:jFMW0d0G
あけばきてなほ狩りゆかむ小塩山小松が原の雪の夕暮(藤原家隆)

517 :名無氏物語:2007/09/16(日) 01:52:41 ID:jFMW0d0G
ぬれつつもなほ狩りゆかん桜花春もいくかの夕ぐれの雨(太田道灌)

518 :名無氏物語:2007/09/16(日) 01:53:12 ID:jFMW0d0G
そなたにと猶かりゆかん箸鷹の外山に移る村鳥の声(武者小路実陰)

519 :名無氏物語:2007/09/16(日) 01:58:39 ID:wnn22EpR
起き別れ明くる侘しき槙の戸をさしも思はで出でにけるかな(藻壁門院但馬[続後拾遺])

520 :名無氏物語:2007/09/16(日) 01:59:13 ID:wnn22EpR
かづらきの神ならねども天の川あくるわびしきかささぎの橋(後嵯峨院[新千載])

521 :名無氏物語:2007/09/16(日) 01:59:44 ID:wnn22EpR
逢ふことは七夕つめに貸しつれど渡らまほしき鵲の橋(後冷泉天皇[後拾遺])

522 :名無氏物語:2007/09/16(日) 02:00:17 ID:wnn22EpR
たなばたに心をかしてなげくかな明方ちかき天の川風(後嵯峨院[風雅])

523 :名無氏物語:2007/09/16(日) 02:06:02 ID:58zN1Nic
見し人もなきが数そふ露の世にあらましかばの秋の夕暮(俊成卿女[続後撰])

524 :名無氏物語:2007/09/16(日) 02:07:27 ID:58zN1Nic
あすならば忘らるる身になりぬべし今日をすぐさぬ命ともがな(赤染衛門[後拾遺])

525 :名無氏物語:2007/09/16(日) 02:09:34 ID:58zN1Nic
春霞かすみし空の名残さへけふをかぎりの別れなりけり(藤原良経[新古今])

526 :名無氏物語:2007/09/16(日) 02:10:36 ID:58zN1Nic
忘れじのゆくすゑかたき世の中にむそぢなれぬる袖の月かげ(源家長[新勅撰])

527 :名無氏物語:2007/09/16(日) 02:14:39 ID:58zN1Nic
手もたゆくならす扇のおきどころ忘るばかりに秋風ぞふく(相模[新古今])

528 :名無氏物語:2007/09/16(日) 02:18:10 ID:58zN1Nic
うたたねの朝けの袖にかはるなりならす扇の秋のはつ風(式子内親王[新古今])

529 :名無氏物語:2007/09/16(日) 02:19:11 ID:58zN1Nic
手にならす扇の風も忘られて閨もる月の影ぞ涼しき(藻壁門院但馬[続拾遺])

530 :名無氏物語:2007/09/16(日) 12:23:43 ID:vU3VTu7q
u5u7563621111hr@yahoo.co.jp

reqqr34656486hh@yahoo.co.jp

531 :名無氏物語:2007/09/16(日) 16:21:54 ID:aowbwsw6
人またぬ時だに物のかなしきにこんとたのめし秋のゆふぐれ(宗尊親王)

532 :名無氏物語:2007/09/16(日) 16:24:47 ID:aowbwsw6
ながむればいとど物こそ悲しけれ月は憂き世の外と聞きしに(俊恵)

533 :名無氏物語:2007/09/16(日) 16:25:39 ID:aowbwsw6
よそながら外よりゆかぬ我が宿の月も憂き世の道芝の露(藤原家隆)

534 :名無氏物語:2007/09/16(日) 16:46:03 ID:SEVcejEc
あはれにも衣うつなりふしみ山松風さむき秋のねざめに(慈円)

535 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:01:23 ID:a41MfKlm
いつのまにもみぢしぬらむ昨日こそ時雨そめしか神なびのもり(衣笠家良)

536 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:01:56 ID:a41MfKlm
秋風の木葉の色にうつりきぬ昨日か花のはるの山水(三条西実隆)

537 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:04:49 ID:a41MfKlm
ちりぬともなにをしみけん卯花のかきねの春の色ならぬかは(寂蓮)

538 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:05:22 ID:a41MfKlm
暮れぬとて何をしみけむ秋の色は梢にのこる神無月かな(加藤千蔭)

539 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:06:05 ID:a41MfKlm
世にふればしづのをだまきはては又月にいくたび衣うつらむ(藤原家隆)

540 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:06:38 ID:a41MfKlm
秋をへて物思ふことはなけれども月にいくたび袖ぬらすらむ(後鳥羽院)

541 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:07:11 ID:a41MfKlm
風の音身にしむ色はかはらねど月にいく度秋を待つらん(順徳院)

542 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:22:08 ID:ahFPZnrE
小山田にすだく蛙の声のうちに小雨ふりきぬ春の夕暮(泊?舎集)

543 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:22:42 ID:ahFPZnrE
みづえさす桂の大木陰すずし夏はいつきの宮の朝風(泊?舎集)

544 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:23:13 ID:ahFPZnrE
むらさめのこの夕ぐれはかならずと思ひしことよ初ほととぎす(泊?舎集)

545 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:23:45 ID:ahFPZnrE
夕すずみ心へだてもなか垣に昼の暑さをかたりあひつつ(泊?舎集)

546 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:24:16 ID:ahFPZnrE
みそぎせしあと川柳一葉ちり二葉流れて秋風ぞ吹く(泊?舎集)

547 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:24:48 ID:ahFPZnrE
釣の糸に吹く夕風のすゑ見えて入日さびしき秋の河づら(泊?舎集)

548 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:25:19 ID:ahFPZnrE
あげまきが背垂りの牛に尻かけて山のそば道笛吹きのぼる(泊?舎集)

549 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:30:11 ID:DCeNHrxi
豊秋津みづほの国にみづ枝さし咲き栄えゆく花はこの花(岡屋歌集)

550 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:31:22 ID:DCeNHrxi
杜若さきたる影のさやけきに今より水はすずしかりけり(岡屋歌集)

551 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:32:06 ID:DCeNHrxi
五月雨のをやめばつぎて立つ雲の底もとどろに滝の音聞こゆ(岡屋歌集)

552 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:32:49 ID:DCeNHrxi
阿波々山ただに向へるさやの山木の葉さやげる秋たつらしも(岡屋歌集)

553 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:33:41 ID:DCeNHrxi
久方の天の八重雲かきわけて秋津しまべに雁は来にけり(岡屋歌集)

554 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:34:45 ID:DCeNHrxi
常に見し野山は雪にうづもれて知らぬ里にぞすむ心地する(岡屋歌集)

555 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:35:20 ID:DCeNHrxi
枝高き木末をつたふむささびのあやふき恋も我はするかも(岡屋歌集)

556 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:38:52 ID:eJ348pB5
むささびは木末求むとあしひきの山の猟師に逢ひにけるかも(志貴皇子「万葉集」)

557 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:41:13 ID:eJ348pB5
背の山にただにむかへる妹の山ことゆるせやも打ち橋わたす(作者未詳「万葉集」) 

558 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:42:08 ID:eJ348pB5
杜若あさざは沼のぬま水にかげをならべて咲きわたるかな(源師頼「堀河百首」)

559 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:42:52 ID:eJ348pB5
久方の天の八重雲ふりわけてくだりし君をわれぞむかへし(紀淑望「新古今集」)

560 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:43:30 ID:eJ348pB5
したひくる恋のやつこの旅にても身のくせなれや夕とどろきは(源俊頼「千載集」)

561 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:56:23 ID:DAIWburm
いつしかとならす扇を荻の葉にやがて涼しき秋の初風(藤原基家[新後撰])

562 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:57:02 ID:DAIWburm
我もいつぞあらましかばとみし人を忍ぶとすればいとどそひ行く(慈円[新古今])

563 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:57:39 ID:DAIWburm
見し人もなきが数そふ露の世にあらましかばの秋の夕暮(俊成卿女[続後撰])

564 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:58:14 ID:DAIWburm
たらちねのあらましかばと思ふにぞ身のためまでもねは泣かれける(藤原光俊[続古今])

565 :名無氏物語:2007/09/16(日) 17:58:49 ID:DAIWburm
見し人のなきがうちには数ふともあらましかばと誰かしのばん(長舜[新千載])

566 :名無氏物語:2007/09/17(月) 00:49:34 ID:4ljIALJI
木のもとの住処も今は荒れぬべし春し暮れなば誰かとひこむ(行尊)

567 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:20:18 ID:41nCyJWd
おのづから花の下にしやすらへば逢はばやと思ふ人も来にけり(源頼政)

568 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:20:51 ID:41nCyJWd
木のもとに住みけむ跡をみつるかな那智の高嶺の花を尋ねて(西行)

569 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:21:23 ID:41nCyJWd
木のもとにやどりをすれば片しきの我が衣手に花は散りつつ(源実朝)

570 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:21:54 ID:41nCyJWd
尋ねきてうきをのがるる木のもとも棲とすればまつ風ぞ吹く(頓阿)

571 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:22:50 ID:41nCyJWd
今はとてそむくうき世をかりの庵に秋はくもらぬ月のみぞすむ(俊成卿女)

572 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:23:22 ID:41nCyJWd
来ん世にはあはんあはじもしら露のきえてかなしき野辺の秋風(木下長嘯子)

573 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:23:54 ID:41nCyJWd
うきしづみあはんあはじもしらぬ身をみつのかしはに定めてもみん(武者小路実陰)

574 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:29:27 ID:USCZgPkN
めづらしき光さし添ふさかづきはもちながらこそ千世をめぐらめ(紫式部[後拾遺])

575 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:30:01 ID:USCZgPkN
春の夜の月にまがへる梅の花ただ香ばかりぞしるべなりける(源顕仲[堀河百首])

576 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:30:44 ID:USCZgPkN
もろともに同じ浮世にすむ月の羨しくも西へゆくかな(中原長国妻[後拾遺])

577 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:33:04 ID:USCZgPkN
紅の木の葉吹きわけ行く駒の影ふみならす岩のかけ道(藤原範光[正治後度百首])

578 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:33:50 ID:USCZgPkN
立ちつづく桐原の駒越ゆれども音は隠れぬ関の岩かど(藤原定家[拾遺愚草])

579 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:37:32 ID:8I5DDKfk
逢坂の関ふみならすかち人のわたれどぬれぬ花の白波(藤原良経[新勅撰])

580 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:40:34 ID:8I5DDKfk
身にかへて惜しむにとまる花ならばけふや我が世の限りならまし(源俊頼[詞花])

581 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:41:19 ID:8I5DDKfk
身にかへてつらきと何に思ふらん生けらばなびく人もこそあれ(藤原実家[月詣集])

582 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:41:55 ID:8I5DDKfk
桜花うき身にかふるためしあらば生きて散るをば惜しまざらまし(源通親[千載])

583 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:42:39 ID:8I5DDKfk
身にかへて何歎くらむ大方は今年のみやは春にわかるる(殷富門院大輔[風雅])

584 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:43:11 ID:8I5DDKfk
身にかへていざさは秋を惜しみ見んさらでも脆き露の命を(守覚法親王[新古今])

585 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:45:05 ID:W8dyCx3n
身にかへて花も惜しまじ君が代にみるべき春の限りなければ(参河内侍[新古今])

586 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:47:09 ID:W8dyCx3n
春日野にまだうら若きさいたづま妻こもるともいふ人やなき(西園寺実氏[玉葉])

587 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:47:47 ID:W8dyCx3n
をしからぬ命も今はながらへておなじ世をだに別れずもがな(藤原定家[玉葉])

588 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:48:40 ID:W8dyCx3n
天つ風雲の通ひ路ふきとぢよ乙女の姿しばしとどめむ(遍昭[古今])

589 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:49:33 ID:W8dyCx3n
ありし夜を見はてぬ夢の枕にも猶うらめしき鐘の音かな(源通親[新続古今])

590 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:50:36 ID:W8dyCx3n
咲きぬればかつちる花と知りながら猶うらめしき春の山風(藤原忠家[続後撰])

591 :名無氏物語:2007/09/17(月) 01:51:31 ID:W8dyCx3n
いかにせん室の八島に宿もがな恋のけぶりを空にまがへん(藤原俊成[千載])

592 :名無氏物語:2007/09/17(月) 15:46:17 ID:OgBP9DoG
秋もいなば恋しかるべき今夜かなたのめかおきし有明の月(後鳥羽院)

593 :名無氏物語:2007/09/17(月) 15:47:00 ID:OgBP9DoG
定めなき世にも我が身のながらへば幾たび春の別したはむ(衣笠家良)

594 :名無氏物語:2007/09/17(月) 15:50:14 ID:IXulOZzP
心にもあらでこよひの月を見てふけぬさきにとたれをまつらん(少将内侍)

595 :名無氏物語:2007/09/17(月) 15:52:00 ID:IXulOZzP
心にもあらでうき世の老の波身はすてぶねのすゑの浦風(三条西実隆)

596 :名無氏物語:2007/09/17(月) 16:03:00 ID:IXulOZzP
もろ人の袖をつらぬる紫の庭にや春もたちはそむらん(藤原定家)

597 :名無氏物語:2007/09/17(月) 16:03:34 ID:IXulOZzP
紫の袖をつらねし面かげの霞もいくへけふのはつ春(崇光院)

598 :名無氏物語:2007/09/17(月) 16:12:04 ID:IXulOZzP
つむもをしつまであせなむ色もうし芝生の菫あかぬ夕露(三条西実隆)

599 :名無氏物語:2007/09/17(月) 16:15:09 ID:IXulOZzP
やすらはで寝なまし月に我なれて心づからの露の明ぼの(藤原定家)

600 :名無氏物語:2007/09/17(月) 16:15:40 ID:IXulOZzP
やすらはでねなましものを梅の花こぬ人の香に匂はざりせば(土御門院小宰相)

601 :名無氏物語:2007/09/17(月) 16:57:33 ID:DvrtBVWf
恋ひ死なば室の八島にあらずとも思ひの程は煙にも見よ(藤原忠定[続後撰])

602 :名無氏物語:2007/09/17(月) 16:58:32 ID:DvrtBVWf
けふも又かくや伊吹のさしも草さらば我のみ燃えや渡らん(和泉式部[新古今])

603 :名無氏物語:2007/09/17(月) 16:59:16 ID:DvrtBVWf
あふことはいつと伊吹の峰におふるさしもたえせぬ思ひなりけり(藤原家房[新古今])

604 :名無氏物語:2007/09/17(月) 17:01:12 ID:DvrtBVWf
さしも草もゆる伊吹の山の端のいつともわかぬ思ひなりけり(藤原頼氏[新勅撰])

605 :名無氏物語:2007/09/17(月) 17:06:07 ID:DvrtBVWf
さしも草さしもひまなき五月雨に伊吹のたけの猶や燃ゆらん(藤原家良[新拾遺])

606 :名無氏物語:2007/09/17(月) 17:09:08 ID:DvrtBVWf
見し人もすみあらしてしふる郷にひとり露けき女郎花かな(崇徳院[玉葉])

607 :名無氏物語:2007/09/18(火) 04:05:32 ID:60T/pqgG
reqqr34656486hh@yahoo.co.jp

608 :名無氏物語:2007/09/18(火) 07:06:30 ID:UQn2rzag
思ふことなくてぞみまし紅葉ばを嵐の山の麓ならずは(藤原輔尹)

609 :名無氏物語:2007/09/18(火) 07:07:22 ID:UQn2rzag
よさのうら松の中なるいそ清水都なりせば君もくみみむ(細川幽斎)

610 :名無氏物語:2007/09/18(火) 07:09:22 ID:UQn2rzag
関の戸は鳥の空音に明けつれどふままくをしき雪ぞふりぬる(俊恵)

611 :名無氏物語:2007/09/18(火) 07:09:59 ID:UQn2rzag
関の戸を鳥のそら音にはかれども有明の月はなほぞさしける(藤原定家)

612 :名無氏物語:2007/09/18(火) 07:10:39 ID:UQn2rzag
鳥のねを聞くよりやがて相坂のせきとめがたききぬぎぬの空(飛鳥井雅親)

613 :名無氏物語:2007/09/18(火) 07:11:12 ID:UQn2rzag
まれにきてあふさか山のかひもなく鳥の空ねにはかられにける(三条西実隆)

614 :名無氏物語:2007/09/18(火) 14:42:45 ID:5jfyrzQJ
草ふかみさしもあれたる宿なるを露をかたみに尋ねこしかな(源実朝)

615 :名無氏物語:2007/09/18(火) 14:43:17 ID:5jfyrzQJ
あさぢふの露をかたみにのこしおきてよそにわかるる夕立の雲(飛鳥井雅有)

616 :名無氏物語:2007/09/18(火) 14:46:15 ID:5jfyrzQJ
てる月のかくるるにつけて思ふかな雲がくれにしよはのかなしさ(源通親)

617 :名無氏物語:2007/09/18(火) 14:51:43 ID:p8NxjvLf
月影のそれかあらぬかかげろふのほのかにみえて雲がくれにし(源実朝)

618 :名無氏物語:2007/09/18(火) 14:52:33 ID:p8NxjvLf
たづねても人ぞたどらん面影をみしや其ともおぼえざりせば(下冷泉持為)

619 :名無氏物語:2007/09/18(火) 14:53:55 ID:p8NxjvLf
あやしくもむすぼふれぬる心かなみしやそれともまだわかぬまに(烏丸光広)

620 :名無氏物語:2007/09/18(火) 14:59:50 ID:p8NxjvLf
いかにして思ひ出づらん俤のみしやそれともわかぬ契りを(武者小路実陰)

621 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:05:26 ID:p8NxjvLf
めぐりこし月にとはばやこぞのけふ雲がくれにし人のゆくへを(本居宣長)

622 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:07:57 ID:p8NxjvLf
めぐりあひて見し夜の空もみづぐきに月かげながらうつしとめけむ(加納諸平)

623 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:17:57 ID:Q8PR61bc
たそかれにほのぼのみえし夕顔の花の露にや光そへけん(西園寺実材母)

624 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:21:58 ID:Q8PR61bc
むらさめの露けき花の夕顔に光そへてもゆく蛍かな(飛鳥井雅有)

625 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:26:42 ID:Q8PR61bc
心あてに見し夕顔の花散りて尋ねぞ迷ふたそがれの宿(松平定信)

626 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:27:32 ID:Q8PR61bc
思へただ逢ふ夜稀なるあけくれに露きえわびし人の面影(後鳥羽院)

627 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:28:05 ID:Q8PR61bc
見てもまた程なくあくるしののめにやがてまぎるる村雲の月(長慶天皇)

628 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:34:04 ID:Q8PR61bc
咲けばちる夜のまの花の夢のうちにやがてまぎれぬ嶺の白雲(正徹)

629 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:35:34 ID:Q8PR61bc
思ひかね草の原とてわけきても心をくだく苔の下かな(藤原俊成)

630 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:50:53 ID:VvmksnC2
消えはてん草の原までとはずとも露の哀れはかけむとすらむ(藤原実定)

631 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:51:29 ID:VvmksnC2
よしさらばきえなばきえねうき身世にとはれんものか草の原まで(藻壁門院但馬)

632 :名無氏物語:2007/09/18(火) 15:52:42 ID:VvmksnC2
秋風やさてもとはまし草の原露の旅寝におもひきえなば(後崇光院)

633 :名無氏物語:2007/09/18(火) 16:04:00 ID:VvmksnC2
おきの海をひとりやきつるさよ千鳥なく音にまがふ磯の松風(後鳥羽院)

634 :名無氏物語:2007/09/18(火) 16:05:08 ID:VvmksnC2
袖ぬれていくよあかしのうら風におもふ方より月も出でにけり(後鳥羽院)

635 :名無氏物語:2007/09/18(火) 16:20:27 ID:VvmksnC2
恋ひわびてなくねにまがへ友千鳥思ふかたよりせめてかよはば(宗良親王)

636 :名無氏物語:2007/09/18(火) 16:22:08 ID:VvmksnC2
河浪のよる瀬にわたる村千鳥なくねにまがふ水の音かな(後崇光院)

637 :名無氏物語:2007/09/19(水) 10:27:24 ID:lIbBjmwA
思ひいづることは現かおぼつかな見はてでさめし明暮の夢(弁乳母)

638 :名無氏物語:2007/09/19(水) 10:27:58 ID:lIbBjmwA
さめやする今はとみえし秋の夜の夢路かたしくさよの手枕(藤原家隆)

639 :名無氏物語:2007/09/19(水) 10:31:15 ID:lIbBjmwA
消えはつる夕べも悲し明け暮の夢にまよひし春の故郷(俊成卿女)

640 :名無氏物語:2007/09/20(木) 18:51:30 ID:gaO34VRD
浪風に吹上の千鳥打佗びて鳴く音悲しき暁の空(源通光)

641 :名無氏物語:2007/09/20(木) 18:54:39 ID:7gDHVS7H
jh,jhk

642 :名無氏物語:2007/09/20(木) 18:59:31 ID:gaO34VRD
夕づく夜沢辺にたてるあしたづの鳴くね悲しき冬はきにけり(源実朝)

643 :名無氏物語:2007/09/20(木) 19:02:31 ID:gaO34VRD
はま千鳥なくねかなしき明暮にたが衣々の袖のうら人(正徹)

644 :名無氏物語:2007/09/20(木) 19:11:56 ID:gaO34VRD
けさ見れば岩間をくぐる山川のよどむともなき薄氷かな(藤原雅経)

645 :名無氏物語:2007/09/21(金) 04:57:36 ID:Y7Oxz1+l
さくら色にそめし衣を卯の花のしらがさねにぞたちかへてける(平忠盛)

646 :名無氏物語:2007/09/21(金) 04:58:23 ID:Y7Oxz1+l
桜色のかたみのころもぬぎかへてふたたび春に別れぬるかな(雅成親王)

647 :名無氏物語:2007/09/21(金) 04:58:55 ID:Y7Oxz1+l
なれ行くもあだなる花のうき世とや染めし衣を今朝かふるらん(花山院長親)

648 :名無氏物語:2007/09/21(金) 04:59:29 ID:Y7Oxz1+l
あさの葉にゆふしでかけて思ふことみなつきねとてはらひつるかな(但馬)

649 :名無氏物語:2007/09/21(金) 05:00:22 ID:Y7Oxz1+l
たれにかはみせもきかせももみぢばのちる山ざとのあり明の月(藤原定家)

650 :名無氏物語:2007/09/22(土) 00:19:15 ID:9QMwCU6o
一葉ちる桐の立枝に秋をはやみせもきかせもわたる朝風(飛鳥井雅親)

651 :名無氏物語:2007/09/22(土) 00:26:15 ID:9QMwCU6o
行く秋の末ののあさぢ霜がれてまだきに冬の色ぞみえける(頓阿)

652 :名無氏物語:2007/09/22(土) 00:26:53 ID:9QMwCU6o
思ひかね柴をりくぶる山里を猶さびしとやひたきなくなり(寂蓮)

653 :名無氏物語:2007/09/22(土) 00:28:25 ID:9QMwCU6o
朝夕に柴をりくぶるけぶりさへ猶ぞさびしき冬の山里(慈円)

654 :名無氏物語:2007/09/22(土) 00:40:51 ID:9QMwCU6o
雪の中に柴をりくぶる夕煙さびしき色の空にみえぬる(慈円)

655 :名無氏物語:2007/09/22(土) 00:51:12 ID:9QMwCU6o
さびしさに柴をりくぶる山ざとにおもひしりける小野の炭やき(藤原家隆)

656 :名無氏物語:2007/09/22(土) 01:14:43 ID:moRN4545
hf

657 :名無氏物語:2007/09/22(土) 01:15:37 ID:9QMwCU6o
さびしさに柴折りくぶる夕煙さとのしるべとみやはとがめぬ(飛鳥井雅有)

658 :名無氏物語:2007/09/22(土) 01:40:41 ID:8NGIXEDU
埋火のおこすともなき冬の夜にねられぬ程のさもぞひさしき(衣笠家良)

659 :名無氏物語:2007/09/22(土) 01:44:10 ID:8NGIXEDU
長からむ心も知らず黒髪のみだれて今朝は物をこそ思へ(待賢門院堀河)

660 :名無氏物語:2007/09/22(土) 01:53:36 ID:8NGIXEDU
かきやりしその黒髪のすぢごとにうち臥すほどは面影ぞたつ(藤原定家)

661 :名無氏物語:2007/09/22(土) 01:54:44 ID:8NGIXEDU
うば玉の闇のうつつにかきやれどなれてかひなき床の黒髪(藤原定家)

662 :名無氏物語:2007/09/22(土) 01:55:41 ID:8NGIXEDU
雲風のみだれもしらず空にのみたのめし月のゆくへかなしも(三条西実隆)

663 :名無氏物語:2007/09/22(土) 01:56:20 ID:8NGIXEDU
くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪おもひ乱れかつおもひ乱るる(与謝野晶子)

664 :名無氏物語:2007/09/22(土) 02:43:41 ID:sdGFsz0f
よせかへり千々にくだけてあら磯やひとつもうせぬ波の月影(木下長嘯子)

665 :名無氏物語:2007/09/22(土) 02:44:31 ID:sdGFsz0f
芹つみし沢辺のほたるおのれ又あらはにもゆと誰にみすらん(藤原定家)

666 :名無氏物語:2007/09/22(土) 02:45:33 ID:sdGFsz0f
下にのみむせぶ思ひもあるものをあらはにもえてゆく蛍かな(藤原秀能)

667 :名無氏物語:2007/09/22(土) 02:50:59 ID:sdGFsz0f
夏の夜は物おもふ人の宿ごとにあらはにもえてとぶ蛍かな(九条道家)

668 :名無氏物語:2007/09/22(土) 02:56:33 ID:sdGFsz0f
まぼろしも夢も久しき逢ふことをいかに名づけてそれと頼まん(木下長嘯子)

669 :名無氏物語:2007/09/22(土) 03:07:37 ID:moRN4545
dgb

670 :名無氏物語:2007/09/22(土) 03:08:32 ID:sdGFsz0f
ひまなくぞなにはのこともなげかるるこや津の国の葦の八重葺き(相模)

671 :名無氏物語:2007/09/22(土) 03:22:55 ID:79fv9Snn
山の端に入るまで月をながむとも知らでや人の有明の空(藤原雅経[新後撰])

672 :名無氏物語:2007/09/22(土) 03:32:08 ID:79fv9Snn
いづれをかわきて折るべき月影に色みえまがふ白菊の花(大弐三位[新勅撰])

673 :名無氏物語:2007/09/22(土) 03:36:51 ID:79fv9Snn
いづれをかわきて折らまし山里の垣ねつづきに咲ける卯の花(大江匡房[金葉])

674 :名無氏物語:2007/09/22(土) 03:39:44 ID:79fv9Snn
古郷は浅茅がすゑに成りはてて月にのこれる人の面影(藤原良経[新古今])

675 :名無氏物語:2007/09/22(土) 03:41:09 ID:79fv9Snn
くちにける長柄の橋を来てみれば葦の枯葉に秋風ぞふく(藤原実定[新古今])

676 :名無氏物語:2007/09/22(土) 03:42:39 ID:79fv9Snn
紅の色にでにけり梅の花こんとたのめし人のとふまで(藤原親子[新拾遺])

677 :名無氏物語:2007/09/22(土) 05:39:08 ID:pWQ/U11d
これやこの行くも帰るも別れつつしるもしらぬもあふさかの関 蝉丸


678 :名無氏物語:2007/09/23(日) 04:54:41 ID:HwWcd4Ba
津の国の葦のやへぶき五月雨はひまこそなけれ軒の玉水(藤原為家)

679 :名無氏物語:2007/09/23(日) 04:56:30 ID:HwWcd4Ba
とぶ蛍ひまこそなけれ五月雨に蘆の八重ぶき朽ちやはつらん(木下長嘯子)

680 :名無氏物語:2007/09/23(日) 04:57:04 ID:HwWcd4Ba
なげきあまりあくがれ出づる玉なりと君がつまにしむすびとどめば(源通親)

681 :名無氏物語:2007/09/23(日) 05:19:39 ID:vYIerV5i
わが物といかなる人の惜しむらん春は憂き身の外よりぞ行く(慈円[続後撰])

682 :名無氏物語:2007/09/23(日) 05:20:47 ID:vYIerV5i
こぞの春ちりにし花も咲きにけりあはれ別れのかからましかば(赤染衛門[詞花])

683 :名無氏物語:2007/09/23(日) 05:21:36 ID:vYIerV5i
つれづれと思ひぞ出づるみし人をあはで幾月眺めしつらん(橘俊宗女[金葉])

684 :名無氏物語:2007/09/23(日) 05:32:23 ID:vYIerV5i
秋の夜の月に幾度ながめして物思ふことの身に積もるらん(藤原雅経[続千載])

685 :名無氏物語:2007/09/23(日) 05:48:01 ID:vYIerV5i
おほかたの恋する人にききなれて世のつねのとや君おもふらん(藤原公能[千載])

686 :名無氏物語:2007/09/23(日) 05:50:29 ID:vYIerV5i
九重や玉しく庭にむらさきの袖をつらぬる千代のはつ春(藤原俊成[風雅])

687 :名無氏物語:2007/09/23(日) 05:52:19 ID:vYIerV5i
むらさきにつらぬる袖やうつるらん雲のうへまで匂ふしら菊(西園寺実氏[玉葉])

688 :名無氏物語:2007/09/23(日) 14:47:34 ID:X6D2vh/6
さゆりばのしられぬ恋もあるものを身よりあまりてゆく蛍かな(定家)

689 :名無氏物語:2007/09/23(日) 14:48:08 ID:X6D2vh/6
ものおもへばあくがれいづる玉河のうき瀬にもえてとぶ蛍かな(飛鳥井雅有)

690 :名無氏物語:2007/09/23(日) 14:48:49 ID:X6D2vh/6
行く蛍あくがれいづる玉ならばつれなき袖の中にとどまれ(正徹)

691 :名無氏物語:2007/09/23(日) 14:49:21 ID:X6D2vh/6
もえわたる沢の蛍をうき人に見せばや身にもあまるおもひと(祇園梶子)

692 :名無氏物語:2007/09/23(日) 14:49:52 ID:X6D2vh/6
いかでわれ此の世の外の思ひ出に風をいとはで花をながめむ(西行)

693 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:12:32 ID:Z7VPK2m3
あらざらん後の世までを怨みてもその面影をえこそ疎まね(藤原定家)

694 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:13:05 ID:Z7VPK2m3
せめておもふ今一度のあふことはわたらん河や契なるべき(藤原定家)

695 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:26:49 ID:Z7VPK2m3
あらざらむ後と思ひし長月のこよひの月も此の世にてみし(香川景樹)

696 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:27:24 ID:Z7VPK2m3
在らざらむこの夜ののちを言はなくに天心秋をひたす面影(山中智恵子)

697 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:28:08 ID:Z7VPK2m3
荻の葉のそよ其こととなけれども秋風ふけば物ぞかなしき(衣笠家良)

698 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:28:49 ID:Z7VPK2m3
すまのあまの身を吹きとほす浦風にもしほの袖やいとどさむけき(後鳥羽院)

699 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:30:01 ID:Z7VPK2m3
おちそひてあはれのこさぬ涙かな寝覚や恋のかぎりなるらん(後花園院)

700 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:41:09 ID:DF4uCdyR
あはれあはれ思へばかなしつひの果てしのぶべき人たれとなき身を(式子内親王)

701 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:42:39 ID:DF4uCdyR
五月闇こかげ山陰くらきよりくらきに入りて照射すらしも(契沖)

702 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:43:26 ID:DF4uCdyR
あさみどり野原の霞ほのぼのとをちかた人の袖ぞきえ行く(後鳥羽院)

703 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:43:58 ID:DF4uCdyR
明けぬなり遠かた人もあぶくまの河せの霧に袖のみえ行く(兵衛内侍)

704 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:44:29 ID:DF4uCdyR
舟よするをちかた人の袖みえて夕霧うすき秋の川浪(宗尊親王)

705 :名無氏物語:2007/09/23(日) 15:45:01 ID:DF4uCdyR
野べの尾花きえもてくれや夕霧にをちかた人の袖ぞちかづく(正徹)

706 :名無氏物語:2007/09/23(日) 17:13:44 ID:vEX3kw4K
「ニッポンは,美しい国だなああああああああああああああああああ」

      \      /
       │  成 │
       │    │
       │  蹊 │
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707 :名無氏物語:2007/09/23(日) 17:38:24 ID:sziyEyzp
おほえ山いく野の道のとほければまだふみもみず天の橋立(金葉550)

708 :名無氏物語:2007/09/23(日) 17:45:13 ID:sziyEyzp
死ぬばかり嘆きにこそは嘆きしかいきてとふべき身にしあらねば(後拾遺1001)

709 :名無氏物語:2007/09/23(日) 17:50:33 ID:sziyEyzp
春のこぬところはなきを白川のわたりにのみや花はさくらむ(詞花280)

710 :名無氏物語:2007/09/23(日) 18:06:06 ID:8bRhchIj
ふめばをしふまでは人もとひがたみ風ふきわけよ花の白雪(西園寺公経[続後撰])

711 :名無氏物語:2007/09/23(日) 18:07:28 ID:8bRhchIj
やすらはで寝なんものかは山の端にいさよふ月を花に待ちつつ(藤原良経[続古今])

712 :名無氏物語:2007/09/23(日) 18:08:04 ID:8bRhchIj
誰故かかたぶくまでの月影にねなまし人の衣うつらん(源邦長[続千載])

713 :名無氏物語:2007/09/23(日) 18:09:08 ID:8bRhchIj
思ふことなくてぞみましほのぼのと有明の月の志賀の浦波(花山院師賢[新葉])

714 :名無氏物語:2007/09/23(日) 18:11:19 ID:8bRhchIj
めぐりあひておなじ雲井にながめばやあかで別れし九重の月(尊良親王[新葉])

715 :名無氏物語:2007/09/24(月) 05:47:11 ID:t+egBvIz
ふみもみぬいく野のよそにかへる雁かすむ浪間のまつとつたへよ(藤原定家)

716 :名無氏物語:2007/09/24(月) 05:47:42 ID:t+egBvIz
おほえ山いく野の道の長き夜に露をつくしてやどる月かな(後鳥羽院)

717 :名無氏物語:2007/09/24(月) 05:48:14 ID:t+egBvIz
草の原いくのの末にしらるらん秋風ぞ吹く天の橋立(順徳院)

718 :名無氏物語:2007/09/24(月) 05:48:48 ID:t+egBvIz
思ふよりいとどいく野の道たえてまだふみもみずつもる雪かな(少将内侍)

719 :名無氏物語:2007/09/24(月) 05:49:19 ID:t+egBvIz
おほえ山いく野の道もまだ見ねばただ恋ひわたる天の橋立(飛鳥井雅有)

720 :名無氏物語:2007/09/24(月) 13:03:34 ID:zAr2BPc1
大江山過ぎしいく野のなぐさめに日をわたるべき天の橋立(後柏原院)

721 :名無氏物語:2007/09/24(月) 13:07:18 ID:zAr2BPc1
かけていはば遠き道かは人の世も神代のままの天の浮橋(三条西実隆)

722 :名無氏物語:2007/09/24(月) 13:08:48 ID:zAr2BPc1
大江山とほしとみえしほどもなくいく野のすゑにかかる夕立(中院通勝)

723 :名無氏物語:2007/09/24(月) 13:10:03 ID:zAr2BPc1
たよりありて待たれし雲の上人もけふふみそむる天の橋立(細川幽斎)

724 :名無氏物語:2007/09/24(月) 13:10:41 ID:zAr2BPc1
恋ひわたる天の橋立ふみみても猶つれなしや与謝のうら松(松永貞徳)

725 :名無氏物語:2007/09/24(月) 13:12:19 ID:zAr2BPc1
浪の音に聞きつたへても思ふぞよふみ見ばいかに天の橋立(後水尾院)

726 :名無氏物語:2007/09/24(月) 13:14:17 ID:zAr2BPc1
さらにその天のはしだてふみも見じいく野の末にかすむ雁がね(契沖)

727 :名無氏物語:2007/09/24(月) 13:32:09 ID:LLieHvpT
年をへて思ひわたりししるしにや今日ふみ見たる天の橋立(田捨女)

728 :名無氏物語:2007/09/24(月) 13:32:56 ID:LLieHvpT
ひさかたの天の橋立ここに来てあはれとぞ思ふ小式部の歌(吉井勇)

729 :名無氏物語:2007/09/24(月) 15:51:53 ID:akzGC3R5
春を惜しみ折る一枝の八重桜ここのへにもと思ふばかりぞ(飛鳥井雅経)

730 :名無氏物語:2007/09/24(月) 16:13:53 ID:akzGC3R5
形見とはならの都の八重ざくら昔もとほくふりぬ色かな(木下長嘯子)

731 :名無氏物語:2007/09/24(月) 16:15:08 ID:akzGC3R5
八重桜色はむかしにかよへども奈良の都ぞ荒れまさりゆく(契沖)

732 :名無氏物語:2007/09/24(月) 16:19:06 ID:/pMSfax5
世に似ずよけふ九重に咲く菊の花にやどれる露の光は(冷泉為村)

733 :名無氏物語:2007/09/24(月) 16:37:34 ID:/pMSfax5
九重を一重散らせし八重桜けふこの里に匂ひぬるかな(遊女玉つる)

734 :名無氏物語:2007/09/24(月) 16:49:33 ID:/pMSfax5
ききつともいかがかたらん郭公をちの山べのよはのひと声(藤原教長)

735 :名無氏物語:2007/09/24(月) 16:52:00 ID:/pMSfax5
ききつともおもひさだめずほととぎす今一声はしのばずもがな(村田春海)

736 :名無氏物語:2007/09/24(月) 17:05:23 ID:/pMSfax5
あまつ空おのが羽風やはらふらん雲にわかるる初雁のこゑ(冷泉為尹)

737 :名無氏物語:2007/09/24(月) 17:54:38 ID:+1obnHhG
夕顔の光をそへし白露の消えにしかげぞ面影にたつ(源通親[高倉院昇霞記])

738 :名無氏物語:2007/09/24(月) 17:56:18 ID:+1obnHhG
心あてに露も光やそへつらむ月に色なき夕顔の花(源具親[千五百番歌合])

739 :名無氏物語:2007/09/24(月) 17:58:10 ID:+1obnHhG
いとどまた光やそはん白露に月まちいづる夕顔の花(津守国助[新後撰])

740 :名無氏物語:2007/09/24(月) 18:05:30 ID:+1obnHhG
夢にだにあふ夜稀なる都人ねられぬ月に遠ざかりぬる(藤原良経[新後拾遺])

741 :名無氏物語:2007/09/24(月) 18:10:31 ID:+1obnHhG
夢ならばまたも見るべき面影のやがてまぎるる世をいかにせん(藤原忠良[新後拾遺])

742 :名無氏物語:2007/09/25(火) 07:59:39 ID:QMWBpW24
見てもまた逢ふ夜まれなる夢のうちにやがてまぎるる我が身ともがな〔光源氏「若紫」〕

743 :名無氏物語:2007/09/26(水) 02:41:04 ID:7czywwxw
別れにしその日附(ひ)ばかりは帰り来て帽振りし姿つひの幻(村上一郎)

744 :名無氏物語:2007/09/26(水) 02:42:25 ID:7czywwxw
世をすつる我がすみぞめの袖ふれてをるもやさしき女郎花かな(慈円)

745 :名無氏物語:2007/09/26(水) 04:19:49 ID:88//6g7D
おのづから逢ふ夜稀なる契をば忍ばずとても誰かしるべき(藤原信実[新拾遺])

746 :名無氏物語:2007/09/26(水) 04:20:21 ID:88//6g7D
まだ宵と思へばしらむ横雲にやがてまぎるるみじか夜の月(源有忠[玉葉])

747 :名無氏物語:2007/09/26(水) 04:20:53 ID:88//6g7D
霜の下にかきこもりなば草の原秋の夕べもとはじとやさは(西園寺公経[千五百番歌合])

748 :名無氏物語:2007/09/26(水) 04:21:45 ID:88//6g7D
霜枯れはそことも見えぬ草の原誰にとはまし秋のなごりを(藤原俊成女[新古今])

749 :名無氏物語:2007/09/26(水) 04:25:32 ID:88//6g7D
袖にふけさぞな旅寝の夢はみじ思ふかたよりかよふ浦風(藤原定家[新古今])

750 :名無氏物語:2007/09/26(水) 04:26:28 ID:88//6g7D
浪たたばおきの玉藻もよりくべくおもふ方より風はふかなん(凡河内躬恒[玉葉])

751 :名無氏物語:2007/09/26(水) 04:27:01 ID:88//6g7D
あま人のもしほの煙なびくやと思ふかたより風もふかなん(花園院[新千載])

752 :名無氏物語:2007/09/27(木) 01:38:06 ID:G7d0Cgta
天の原へだてぬ月をしるべにてもろこしまでも行く心かな(寂然)

753 :名無氏物語:2007/09/27(木) 02:55:59 ID:WFdwf53w
初雁も思ふ方をやしたふらんなくねにまがふ秋の浦波(三条実重[新続古今]) 

754 :名無氏物語:2007/09/27(木) 02:56:55 ID:WFdwf53w
朝ぼらけなく音さむけき初雁の葉月の空に秋風ぞふく(真昭法師[続後拾遺])

755 :名無氏物語:2007/09/27(木) 02:57:46 ID:WFdwf53w
霜氷る門田のおもにたつしぎの羽音もさむき朝ぼらけかな(藤原公衡[続後撰])

756 :名無氏物語:2007/09/27(木) 03:01:09 ID:WFdwf53w
白妙の袖の別れに露おちて身にしむ色の秋風ぞ吹く(藤原定家[新古今])

757 :名無氏物語:2007/09/27(木) 03:02:52 ID:WFdwf53w
つれづれとながめのみする此の頃は空も人こそ恋しかるらし(藤原定頼[風雅])

758 :名無氏物語:2007/09/27(木) 03:04:31 ID:WFdwf53w
夢かなほみだれそめぬる朝寝髪またかきやらん末もしらねば(永福門院右衛門督[風雅])

759 :名無氏物語:2007/09/27(木) 14:27:36 ID:n+msEBXT
いとどしく春の心の空なるにまた花の香を身にぞしめつる(新勅撰44)

760 :名無氏物語:2007/09/27(木) 16:13:23 ID:Ugpg3glH
もろともにゐなのささ原道たえてただふく風の音にきけとや(藤原定家)

761 :名無氏物語:2007/09/28(金) 06:25:55 ID:Y3rSOQJx
影をのみみたらし川のつれなきに 身の憂きほどぞいとど知らるる(源氏物語「葵」帖)

762 :名無氏物語:2007/09/28(金) 06:28:50 ID:Y3rSOQJx
はかなしや人のかざせる葵ゆゑ 神の許しの今日を待ちける(源氏物語「葵」帖)

763 :名無氏物語:2007/09/28(金) 06:31:45 ID:Y3rSOQJx
君なくて塵つもりぬる常夏の 露うち拂ひいく夜寝ぬらむ(源氏物語「葵」帖)

764 :名無氏物語:2007/09/28(金) 06:33:15 ID:Y3rSOQJx
あまた年今日あらためし色ごろも きては涙ぞふる心地する(源氏物語「葵」帖)

765 :名無氏物語:2007/09/28(金) 06:35:05 ID:Y3rSOQJx
わきてこの暮こそ袖は露けけれ 物思ふ秋はあまた経ぬれども(源氏物語「葵」帖)

766 :名無氏物語:2007/09/28(金) 09:53:22 ID:Rh6Ev2nH
行きくらすゐなのささ原そよさらに霰ふりきぬ宿はなくして(藤原為家)

767 :名無氏物語:2007/09/28(金) 09:55:09 ID:Rh6Ev2nH
風わたるゐなのささ原そよさらにうきふししげく露ぞ乱るる(九条教実)

768 :名無氏物語:2007/09/28(金) 09:56:13 ID:Rh6Ev2nH
うらみばやゐなのささ原とにかくにいでそよつらきふしのしげさを(宗尊親王)

769 :名無氏物語:2007/09/29(土) 00:17:21 ID:jmCME+y/
鹿のこゑ虫の音もまだ有馬山ゐなのささ原そよや初雪(木下長嘯子)

770 :名無氏物語:2007/09/29(土) 00:17:58 ID:jmCME+y/
荻の葉に秋風たちし夕べよりいでそよさらに誰か恋しき(木下長嘯子)

771 :名無氏物語:2007/09/29(土) 00:19:25 ID:jmCME+y/
暮るる日のゐなのささ原風たちぬいでそよ夏をわするばかりに(中院通勝)

772 :名無氏物語:2007/09/29(土) 00:20:25 ID:jmCME+y/
風ふけばいでそよ今もささがにの袖にかかりし暮ぞわすれぬ(下河辺長流)

773 :名無氏物語:2007/09/29(土) 00:29:57 ID:gjHQl11v
春風はそよとばかりの音もなし霞みわたれる猪名のささはら(契沖)

774 :名無氏物語:2007/09/30(日) 23:09:53 ID:r+UUxeUF
春といひし人に見せばや津の国の遠里をのの秋萩の花(藤原俊成)

775 :名無氏物語:2007/09/30(日) 23:10:54 ID:r+UUxeUF
見せばやな海づら遠くかすみゆく難波の御津の春のあけぼの(武田信玄)

776 :名無氏物語:2007/10/01(月) 00:47:17 ID:BXoEft5o
夕附日かすみの西にかたぶきて入あひの鐘に春ぞのこれる(土御門院)

777 :名無氏物語:2007/10/01(月) 00:47:49 ID:BXoEft5o
暮れかかる入会の鐘の声きけば寺もふる木の花ぞちりける(他阿)

778 :名無氏物語:2007/10/01(月) 00:50:43 ID:BXoEft5o
きのふこそ花もちりしかいとはやも梢の夏に成りにけるかな(宗尊親王)

779 :名無氏物語:2007/10/01(月) 00:51:15 ID:BXoEft5o
わが宿のこずゑの夏に春ならぬ春をみせたる遅桜かな(松永貞徳)

780 :名無氏物語:2007/10/01(月) 00:57:30 ID:tKOlKweB
しぐれふるみむろの山のもみぢ葉はたがおりかけし錦なるらん(大江匡房)

781 :名無氏物語:2007/10/01(月) 00:59:08 ID:tKOlKweB
嵐ふく大江の山のもみぢ葉は生野におれる錦なるらん(俊盛法師)

782 :名無氏物語:2007/10/01(月) 00:59:41 ID:tKOlKweB
秋にあへぬみむろの山のもみぢばは草葉をかけていつしぐれけん(藤原為家)

783 :名無氏物語:2007/10/01(月) 01:00:47 ID:tKOlKweB
紅葉ばは立田の河の水のあやにかさねておれる錦なりけり(二条為藤)

784 :名無氏物語:2007/10/01(月) 01:01:57 ID:tKOlKweB
光そふ野田の玉川月きよみ夕しほ千鳥よはに鳴くなり(後鳥羽院)

785 :名無氏物語:2007/10/01(月) 01:03:30 ID:tKOlKweB
あふ坂の杉まもりくる月ゆゑにをぶちにみゆる甲斐のくろ駒(惟明親王)

786 :名無氏物語:2007/10/01(月) 01:04:08 ID:tKOlKweB
さえかへり猶ふる雪にまきの名のをぶちにみゆる春の若こま(加藤千蔭)

787 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:17:12 ID:YkgWnl3p
雁かへる初瀬の花のいかなれや月はいづくもおなじ春の夜(後鳥羽院)

788 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:22:13 ID:oLpP+mWS
松風はいづくもおなじ声なるを高津の宮の秋の夕暮(慈円)

789 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:23:28 ID:oLpP+mWS
をしみかねて花なき里をながむればいづくもおなじ春の山風(慈円)

790 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:24:30 ID:oLpP+mWS
柴のいほにすみえて後ぞ思ひしるいづくもおなじ夕暮の空(慈円)

791 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:25:16 ID:oLpP+mWS
春やあらぬ宿をかごとに立出づればいづこもおなじかすむ夜の月(藤原定家)

792 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:29:00 ID:TZXUQtqs
とはばやないづくも同じながめかと高麗もろこしの秋のゆふ暮(大内政弘)

793 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:32:14 ID:9pVPrVJU
あしがちる難波の里の夕ぐれはいづくもおなじ秋かぜぞふく(賀茂真淵)

794 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:33:23 ID:9pVPrVJU
いかにせむいづくも同じさびしさと聞きてもたへぬ秋の夕暮(本居宣長)

795 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:33:55 ID:9pVPrVJU
さびしさに草の庵を出でてみれば稲葉おしなみ秋風ぞ吹く(良寛)

796 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:35:40 ID:9pVPrVJU
あまつ風雲吹払ふ秋の夜は月よりほかの物なかりけり(藤原顕輔)

797 :名無氏物語:2007/10/01(月) 16:36:55 ID:9pVPrVJU
跡もなくやがてぞかすむ夕日影いるまでみつるをちの山のは(頓阿)

798 :名無氏物語:2007/10/01(月) 17:16:18 ID:Ba5NPiQK
いまよりは心ゆるさじ月かげの行方もしらず人さそひけり(金葉二度本異本歌)

799 :名無氏物語:2007/10/01(月) 18:03:37 ID:chiW2Knq
津の国のこやのあしぶき野分してひまこそあれと人につげばや(藤原光俊[続古今])

800 :名無氏物語:2007/10/01(月) 18:04:59 ID:chiW2Knq
津の国のこやのあしぶきうづもれて雪のひまだにみえぬ比かな(覚助法親王[続千載])

801 :名無氏物語:2007/10/01(月) 18:05:52 ID:chiW2Knq
人しれず物をぞ思ふつのくにのこやのしの屋や隙もなきまで(後村上院[新葉])

802 :名無氏物語:2007/10/01(月) 18:06:58 ID:chiW2Knq
妹もとわれ縹の帯の中なれや色かはるかとみれば絶えぬる(後嵯峨院[続拾遺])

803 :名無氏物語:2007/10/01(月) 18:07:36 ID:chiW2Knq
花ゆゑにあかぬ別れはならひけん思ひしらずもかへる春かな(丹後[新拾遺])

804 :名無氏物語:2007/10/02(火) 02:58:29 ID:qijYiJlV
夕暮のひとむら雲の山めぐり時雨はつれば軒端もる月(藤原良経)

805 :名無氏物語:2007/10/02(火) 03:27:33 ID:4KKjRFXF
もろともに山辺をめぐる村時雨さても憂き世にふるぞ悲しき(聖覚)

806 :名無氏物語:2007/10/02(火) 03:29:40 ID:4KKjRFXF
わすれねよこれはかぎりぞとばかりの人づてならぬ思ひ出でもうし(藤原定家)

807 :名無氏物語:2007/10/02(火) 03:30:12 ID:4KKjRFXF
おなじくは思ひ絶えなむ言の葉を人づてならでいふにかへばや(藤原助連)

808 :名無氏物語:2007/10/02(火) 03:30:50 ID:4KKjRFXF
遥かなる生駒の山のほととぎす人伝ならで聞くよしもなし(熊谷直好)

809 :名無氏物語:2007/10/02(火) 03:31:34 ID:4KKjRFXF
さだめなき時雨の雲のたえまかなさてや紅葉のうすくこからん(藤原定家)

810 :名無氏物語:2007/10/02(火) 03:40:36 ID:Aqlr1QoP
あらざらん後の世かけし契りこそ恃むにつけて嬉しかりけれ(藤原忠良[新後撰])

811 :名無氏物語:2007/10/02(火) 03:41:29 ID:Aqlr1QoP
いかにせん今一たびの逢ふことを夢にだに見て寝覚めずもがな(殷富門院大輔[新勅撰])

812 :名無氏物語:2007/10/02(火) 03:50:16 ID:Aqlr1QoP
あらざらん後の名までは思はねど憂き同じ世になき身ともがな(冷泉為相[新千載])

813 :名無氏物語:2007/10/02(火) 03:51:34 ID:Aqlr1QoP
たまさかにあふことの葉もかれぬれば冬こそ恋の限なりけれ(藤原俊忠[新続古今])

814 :名無氏物語:2007/10/02(火) 13:36:36 ID:2v+6s0dD
木枯しに嶺の木の葉やたぐふらんむらごに見ゆる滝のしらいと(西行)

815 :名無氏物語:2007/10/02(火) 13:38:25 ID:2v+6s0dD
ゆふ日さすかたより霜のかつ消えてむらごにみゆる庭の紅葉葉(細川幽斎)

816 :名無氏物語:2007/10/02(火) 13:53:10 ID:QHs21Y+x
ともかくも言はばなべてになりぬべし音になきてこそ見せまほしけれ(宸翰本和泉式部集)

817 :名無氏物語:2007/10/02(火) 13:54:38 ID:QHs21Y+x
むめの香を君によそへてみるからに花のをりしる身ともなるかな(和泉式部続集)

818 :名無氏物語:2007/10/02(火) 13:55:11 ID:QHs21Y+x
われがなほ折らまほしきは白雲の八重にかさなる山吹の花(和泉式部続集)

819 :名無氏物語:2007/10/02(火) 13:55:53 ID:QHs21Y+x
世の中はくれゆく春の末なれやきのふは花の盛とかみし(和泉式部続集)

820 :名無氏物語:2007/10/02(火) 13:56:47 ID:QHs21Y+x
今はとて立つ霧さへぞあはれなるありし朝の空に似たれば(和泉式部続集)

821 :名無氏物語:2007/10/02(火) 13:58:51 ID:QHs21Y+x
もみぢ葉もましろに霜のおける朝は越の白嶺ぞ思ひやらるる(和泉式部続集)

822 :名無氏物語:2007/10/02(火) 13:59:43 ID:QHs21Y+x
竹の葉にあられ降るなりさらさらに独りは寝べき心地こそせね(和泉式部続集)

823 :名無氏物語:2007/10/02(火) 14:39:40 ID:fFQPNi8G
霧はるる浜名の橋のたえだえにあらはれわたる松のしき浪(藤原定家)

824 :名無氏物語:2007/10/02(火) 14:40:16 ID:fFQPNi8G
隔てつるまきのを山もたえだえに霞ながるる宇治の川なみ(源家長)

825 :名無氏物語:2007/10/02(火) 14:41:26 ID:fFQPNi8G
時雨れつる峰の村雲たえだえにあらはれわたる冬の夜の月(藤原信実)

826 :名無氏物語:2007/10/02(火) 14:41:59 ID:fFQPNi8G
日影さす嶺のかけ橋たえだえにあらはれわたる秋の夕霧(二条為氏)

827 :名無氏物語:2007/10/02(火) 19:05:16 ID:Kv9Hxigi
帰り出でて後の闇路を照らさなむ心にやどる山の端の月(慈円[続後撰])

828 :名無氏物語:2007/10/02(火) 19:06:05 ID:Kv9Hxigi
今はとて影をかくさん夕べにも我をば送れ山の端の月(式子内親王[玉葉])

829 :名無氏物語:2007/10/02(火) 19:06:36 ID:Kv9Hxigi
心をばかねて西にぞ送りぬる我が身をさそへ山の端の月(源親子[風雅])

830 :名無氏物語:2007/10/02(火) 19:07:50 ID:Kv9Hxigi
暗きより暗きにまよふ心をもはなれぬ月を待つぞはかなき(足利直義[新千載])

831 :名無氏物語:2007/10/02(火) 20:03:46 ID:WA2yuugz
すみのぼる月ふくかぜのおとづれてひかりをこぼすあさぢふのはら

832 :名無氏物語:2007/10/02(火) 21:44:27 ID:Kv9Hxigi
明けぼのや河瀬の浪の高瀬舟くだすか人の袖の秋霧(源通光[新古今])

833 :名無氏物語:2007/10/02(火) 21:45:26 ID:Kv9Hxigi
大江山こえていく野の末とほみ道ある世にもあひにけるかな(藤原範兼[新古今])

834 :名無氏物語:2007/10/02(火) 21:46:13 ID:Kv9Hxigi
夏草は繁りにけりな大江山こえていく野の道もなきまで(藤原忠定[新後拾遺])

835 :名無氏物語:2007/10/02(火) 21:46:47 ID:Kv9Hxigi
ふる雪に生野の道の末まではいかがふみみん天の橋立(正親町院右京大夫[続拾遺])

836 :名無氏物語:2007/10/02(火) 21:49:49 ID:Kv9Hxigi
ここのへにひさしくにほへ八重桜のどけき春の風としらずや(藤原実行[金葉])

837 :名無氏物語:2007/10/03(水) 04:07:06 ID:UNT1OCWx
限りあれば深きみ山もいかならんけふ九重につもる白雪(亀山院[新後撰])

838 :名無氏物語:2007/10/03(水) 04:07:37 ID:UNT1OCWx
もろ人のけふ九重に匂ふてふ菊にみがける露のことのは(藤原為家[新拾遺])

839 :名無氏物語:2007/10/03(水) 04:49:49 ID:UNT1OCWx
ききつともいかがかたらん郭公おぼつかなしや夜半のひと声(藤原正家[続後撰])

840 :名無氏物語:2007/10/03(水) 05:19:52 ID:UNT1OCWx
今日といへば唐土までもゆく春を都にのみと思ひけるかな(藤原俊成[新古今])

841 :名無氏物語:2007/10/03(水) 05:20:23 ID:UNT1OCWx
心のみもろこしまでもうかれつつ夢路に遠き月の比かな(藤原定家[続古今])

842 :名無氏物語:2007/10/03(水) 05:20:53 ID:UNT1OCWx
大かたの秋の寝覚のながき夜も君をぞ祈る身を思ふとて(藤原家隆[新古今])

843 :名無氏物語:2007/10/03(水) 12:49:22 ID:CRBSkzzY
たえだえにあまの家島あらはれて浦わの霧に浪のよるみゆ(正徹)

844 :名無氏物語:2007/10/03(水) 12:53:04 ID:CRBSkzzY
つつまれし野中の水のたえだえにかげあらはれてのこる冬草(烏丸光弘)

845 :名無氏物語:2007/10/03(水) 12:54:03 ID:CRBSkzzY
つつみこし思ひの霧のたえだえに身をうぢ川の瀬瀬の網代木(後水尾院)

846 :名無氏物語:2007/10/03(水) 16:08:58 ID:J4Td0Ju/
文学部の方ですか?

847 :名無氏物語:2007/10/04(木) 15:53:25 ID:xFx28IDD
おきつ風あかつきかけてささじまの磯こす波に千鳥なくなり(飛鳥井雅有)

848 :名無氏物語:2007/10/04(木) 16:08:27 ID:2ZEv5EQ5
梅が枝に軒のしがらみかけてけり花の関守ささがにの糸(寂蓮)

849 :名無氏物語:2007/10/04(木) 16:09:29 ID:2ZEv5EQ5
此比の空なつかしき春風に世は梅がかのほかなかりけり(木下長嘯子)

850 :名無氏物語:2007/10/04(木) 16:10:28 ID:2ZEv5EQ5
五月雨の空なつかしく立花の匂ひをさそふ軒の夕かぜ(田安宗武)

851 :名無氏物語:2007/10/04(木) 16:46:31 ID:SjeD7trK
五月雨はみづのみまきのふかきえにすみかへりぬるわが心かな(慈円)

852 :名無氏物語:2007/10/04(木) 17:57:38 ID:n3hvp9/x
うたた寝にもろこしまでもみつる哉夢はうつつに猶まさりけり(源季広[続後拾遺])

853 :名無氏物語:2007/10/04(木) 17:58:45 ID:n3hvp9/x
心なき我が身なれども津の国の難波の春にたへずもあるかな(藤原季通[千載])

854 :名無氏物語:2007/10/04(木) 17:59:19 ID:n3hvp9/x
津の国の難波の春は夢なれや蘆の枯葉に風わたるなり(西行[新古今])

855 :名無氏物語:2007/10/04(木) 17:59:51 ID:n3hvp9/x
心あらん人のとへかし梅の花霞にかをる春の山里(藤原俊成[新千載])

856 :名無氏物語:2007/10/04(木) 18:00:23 ID:n3hvp9/x
心ありて見るとしもなき難波江の春の気色は惜しくもあるかな(寂然[風雅])

857 :名無氏物語:2007/10/05(金) 11:48:14 ID:GIUQyt7h
大あらきの森の下風吹くままに一葉づつ散る本柏かな(覚性法親王)

858 :名無氏物語:2007/10/05(金) 11:48:46 ID:GIUQyt7h
峰に吹く風にこたふる下紅葉一葉の音に秋ぞ聞こゆる(定家)

859 :名無氏物語:2007/10/05(金) 12:32:13 ID:wOmUcHGs
沖つ風よさむになれや田子浦のあまのもしほ火たきまさるらん(越前)

860 :名無氏物語:2007/10/05(金) 12:32:48 ID:wOmUcHGs
比叡の根に初雪ふれり今よりや小野の炭がまたき増るらむ(香川景樹)

861 :名無氏物語:2007/10/05(金) 14:35:21 ID:z8WzbaiM
今こんとただなほざりのことのはを待つとはなくて夕ぐれの空(宮内卿)

862 :名無氏物語:2007/10/05(金) 14:36:08 ID:z8WzbaiM
思ひ侘び絶ゆる命もあるものをあふ名のみやは儚かるべき(小侍従)

863 :名無氏物語:2007/10/05(金) 14:36:40 ID:z8WzbaiM
ちつかまでたつる錦木いたづらにあはで朽ちなん名こそ惜しけれ(藤原定家)

864 :名無氏物語:2007/10/05(金) 23:54:30 ID:cJb/MWqz
春ごとに吉野のたけにかかる雲の心そらなるやま桜かな(後鳥羽院)

865 :名無氏物語:2007/10/05(金) 23:57:22 ID:Qr0aT67q
かづらきや花のさかりをよそに見て心そらなる峰の白雲(吉田兼好)

866 :名無氏物語:2007/10/06(土) 00:06:38 ID:Qr0aT67q
あぢきなくうつし心のかへりこでゆくらんかたの夕暮の空(藤原雅経)

867 :名無氏物語:2007/10/06(土) 00:07:09 ID:/aIfBJjX
かへる雁ゆくらんかたを山のはのかすみのよそに思ひやるかな(津守国助)

868 :名無氏物語:2007/10/06(土) 00:07:40 ID:/aIfBJjX
秋のいま行くらんかたを紅葉ちるあらしにつけて思ひこそやれ(藤原行家)

869 :名無氏物語:2007/10/06(土) 00:49:46 ID:dI25tlXe
なほざりの人の契の夕暮にいでて入りぬる月もうらめし(藤原家隆)

870 :名無氏物語:2007/10/06(土) 00:51:07 ID:dI25tlXe
世の中を何にたとへんあかねさす朝日待つ間の萩の上の露(源順)

871 :名無氏物語:2007/10/06(土) 00:52:01 ID:dI25tlXe
きぬたうつ音はからころ唐衣ころもふけゆく遠の山ざと(大田垣蓮月)

872 :名無氏物語:2007/10/06(土) 00:53:04 ID:dI25tlXe
吉野山花やちるらんあまの川雲のつつみをくづす白波(藤原俊成)

873 :名無氏物語:2007/10/06(土) 00:58:58 ID:N8OJJVx1
見せばやな志賀の辛崎ふもとなる長柄の山の春のけしきを(慈円[新古今])

874 :名無氏物語:2007/10/06(土) 00:59:36 ID:N8OJJVx1
心あらん人のためとや霞むらん難波のみつの春の曙(後鳥羽院[続古今])

875 :名無氏物語:2007/10/06(土) 01:00:09 ID:N8OJJVx1
のどかなる入相の鐘はひびきくれて音せぬ風に花ぞちりくる(鷹司清雅[玉葉])

876 :名無氏物語:2007/10/06(土) 01:00:40 ID:N8OJJVx1
初瀬山をのへの花はちりはてて入逢のかねに春ぞくれぬる(尊円[新拾遺])

877 :名無氏物語:2007/10/06(土) 01:01:13 ID:N8OJJVx1
嵐ふく船木の山のもみぢ葉はしぐれの雨に色ぞこがるる(藤原経忠[新勅撰])

878 :名無氏物語:2007/10/06(土) 01:03:24 ID:N8OJJVx1
都にはまだ青葉にて見しかども紅葉ちりしく白河の関(源頼政[千載])

879 :名無氏物語:2007/10/06(土) 13:39:04 ID:3TEcmUeh
都をば花を見すてていでしかど月にぞこゆる白川の関(足利義満[新後拾遺])

880 :名無氏物語:2007/10/06(土) 13:39:53 ID:3TEcmUeh
さすらふる我が身にしあれば象潟や海士の苫屋にあまたたび寝ぬ(藤原顕仲[新古今])

881 :名無氏物語:2007/10/06(土) 13:40:28 ID:3TEcmUeh
みちのくの野田の玉川見渡せば汐風こしてこほる月影(順徳院[続古今])

882 :名無氏物語:2007/10/06(土) 13:41:12 ID:3TEcmUeh
桜さく奈良の都をみわたせばいづくも同じ八重の白雲(大江匡房[玉葉])

883 :名無氏物語:2007/10/06(土) 13:41:44 ID:3TEcmUeh
さびしさはいづくも同じことわりに思ひなされぬ秋の夕暮(平長時[続古今])

884 :名無氏物語:2007/10/06(土) 13:42:16 ID:3TEcmUeh
風越を夕こえくればほととぎす麓の雲の底に鳴くなり(藤原清輔[千載])

885 :名無氏物語:2007/10/06(土) 13:43:13 ID:3TEcmUeh
軒ちかき山下荻の声たてて夕日がくれに秋かぜぞふく(藤原家隆[新拾遺])

886 :名無氏物語:2007/10/06(土) 22:38:28 ID:3TEcmUeh
朝ぼらけ浜名の橋はとだえして霞をわたる春の旅人(衣笠家良[続後撰])

887 :名無氏物語:2007/10/06(土) 22:39:01 ID:3TEcmUeh
窓ちかきむかひの山に霧晴れてあらはれわたる檜原槙原(土御門院[玉葉])

888 :名無氏物語:2007/10/06(土) 22:39:44 ID:3TEcmUeh
たえだえにたなびく雲のあらはれてまがひもはてぬ山桜かな(中宮少将[新勅撰])

889 :名無氏物語:2007/10/06(土) 22:59:58 ID:3TEcmUeh
朝ぼらけ霧のはれまのたえだえに幾つらすぎぬ天つ雁がね(伏見院[風雅])

890 :名無氏物語:2007/10/06(土) 23:00:38 ID:3TEcmUeh
津の国の猪名野の霧のたえだえにあらはれやらぬ昆陽の松原(邦省親王[風雅])

891 :名無氏物語:2007/10/07(日) 00:15:14 ID:ULFDAubm
卯の花の浪のしがらみかけそへて名にも越えたる玉川の里(藤原俊成[続後撰])

892 :名無氏物語:2007/10/07(日) 02:33:20 ID:ULFDAubm
まだきより波のしがらみかけてけり禊ぎ待つまの賀茂の河風(伏見院[新千載])

893 :名無氏物語:2007/10/07(日) 02:33:51 ID:ULFDAubm
月の行く波のしがらみかけとめよ天の河原のみじか夜の空(後二条院[新拾遺])

894 :名無氏物語:2007/10/07(日) 02:45:40 ID:ULFDAubm
かすむより緑もふかし真菰生ふる美豆の御牧の春の河浪(藤原雅経[新続古今])

895 :名無氏物語:2007/10/07(日) 07:49:47 ID:ULFDAubm
船とむる美豆の御牧の真菰草からでかりねの枕にぞしく(俊成卿女[玉葉])

896 :名無氏物語:2007/10/07(日) 08:12:50 ID:ULFDAubm
うたたねの朝けの袖にかはるなりならす扇の秋の初風(式子内親王[新古今])

897 :名無氏物語:2007/10/07(日) 08:13:43 ID:ULFDAubm
手にならす扇の風も忘られて閨もる月の影ぞすずしき(藻壁門院但馬[続拾遺])

898 :名無氏物語:2007/10/07(日) 08:14:16 ID:ULFDAubm
たまゆらの露も涙もとどまらずなき人恋ふる宿の秋風(藤原定家[新古今])

899 :名無氏物語:2007/10/08(月) 00:31:15 ID:WYQW9/LH
みなかみに花やちるらん吉野山にほひをそふる滝の白糸(藤原定家)

900 :名無氏物語:2007/10/08(月) 00:32:02 ID:WYQW9/LH
春たけて紀の川しろくながるめり吉野のおくに花やちるらん(北条泰時)

901 :名無氏物語:2007/10/08(月) 00:39:04 ID:WYQW9/LH
いく世ともやどはこたへず門田ふくいなばの風の秋のおとづれ(藤原定家)

902 :名無氏物語:2007/10/08(月) 00:39:37 ID:WYQW9/LH
野中なるあしのまろやに秋すぎてかたぶく軒に雪おもるなり(藤原良経)

903 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:21:07 ID:Jvr5lR8X
稲葉吹くあしの丸やの秋風にねぬ夜をさむみすめる月かげ(藤原行家)

904 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:21:39 ID:Jvr5lR8X
夜半の風麦の穂だちにおとづれて蛍とぶべく野はなりにけり(香川景樹)

905 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:22:38 ID:Jvr5lR8X
おのづから月の光となりにけり雲ふきはらふ夜はの秋風(村田春海)

906 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:23:10 ID:Jvr5lR8X
木の葉ちる下やすぎつる旅人の菅のを笠に錦かけたり(藤原教長)

907 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:23:41 ID:Jvr5lR8X
志賀のやま花の下ゆく旅人のすげのを笠につもる白雪(後鳥羽院)

908 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:39:26 ID:WDR/7AqV
さらでだにつきじとぞ思ふ君が代を御裳すそ川になほ祈るかな(宗尊親王)

909 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:39:59 ID:WDR/7AqV
君が代はあまつ日影のくもりなくてらむかぎりはつきじとぞ思ふ(後崇光院)

910 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:40:34 ID:WDR/7AqV
なごの海の霞の間よりながむれば入日をあらふ沖つ白波(徳大寺実定)

911 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:41:06 ID:WDR/7AqV
春の色はけふこそ三津のうらわかみ葦のうら葉をあらふ白波(藤原定家)

912 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:41:38 ID:WDR/7AqV
かもめなく入江に塩のみつなへに蘆のうら葉をあらふ白波(後鳥羽院)

913 :名無氏物語:2007/10/08(月) 01:42:55 ID:WDR/7AqV
立ちよればすずしくなりぬ松かげのきよき渚をあらふ白浪(蓮愉)

914 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:38:53 ID:ryT8KEgQ
わたの原とほき磯辺の岩こえてこゆるは雲をあらふ白浪(正徹)

915 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:40:11 ID:ryT8KEgQ
もろともに老木の梅の陰にきてまたこの春も花をみるかな(玄誉)

916 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:41:53 ID:ryT8KEgQ
夏の夜はならの葉そよぐ風よりも月のかつらの影ぞ涼しき(藤原家隆)

917 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:43:27 ID:ryT8KEgQ
旅衣夜はのかたしきさえさえて野中の庵に雪降りにけり(源実朝)

918 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:47:20 ID:ryT8KEgQ
相坂も花咲くころは吹く風をなこその関といひやかへまし(木下長嘯子)

919 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:48:28 ID:ryT8KEgQ
散りかかる花やむかしのわぎもこが重ねし袖の匂ひなるらむ(菅原在良)

920 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:56:57 ID:QjhEi2fC
夏山のならの葉そよぐ夕暮はことしも秋の心ちこそすれ(後拾遺231)

921 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:57:38 ID:QjhEi2fC
ころもでに余呉の浦風さえさえてこだかみ山に雪ふりにけり(金葉278)

922 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:58:53 ID:QjhEi2fC
ふきくれば香をなつかしみ梅の花ちらさぬほどの春風もがな(詞花9)

923 :名無氏物語:2007/10/08(月) 14:59:52 ID:QjhEi2fC
君なくて荒れたる宿の浅茅生にうづらなくなり秋の夕暮(後拾遺302)

924 :名無氏物語:2007/10/08(月) 15:00:43 ID:QjhEi2fC
水の色のただ白雲と見ゆるかな誰さらしけむ布引の滝(千載1037)

925 :名無氏物語:2007/10/08(月) 15:02:06 ID:QjhEi2fC
積もるべし雪積もるべし君が代は松の花咲く千たび見るまで(金葉330)

926 :名無氏物語:2007/10/08(月) 15:02:49 ID:QjhEi2fC
吹く風をなこその関と思へども道もせにちる山桜かな(千載103)

927 :名無氏物語:2007/10/09(火) 14:52:27 ID:yJJO6qof
我が身こそ神さびまされ住吉の木だかき松の陰にかくれて(続後拾遺1332)

928 :名無氏物語:2007/10/09(火) 15:49:42 ID:yOt8r79X
しでの山わけもならはぬ道しばの露もろともに君や越ゆらん(木下長嘯子)

929 :名無氏物語:2007/10/09(火) 15:53:50 ID:yOt8r79X
うぐひすを尋ぬと思へば雪消えぬ深山がくれは春ぞうれしき(四条宮下野)

930 :名無氏物語:2007/10/09(火) 15:54:27 ID:yOt8r79X
行く末もはるかにや見むさくら花岩間をいづる水にやどして(四条宮下野)

931 :名無氏物語:2007/10/09(火) 15:56:19 ID:yOt8r79X
こぞもさぞただうたた寝の手枕にはかなくかへる春の夜の夢(藤原定家)

932 :名無氏物語:2007/10/09(火) 15:57:34 ID:yOt8r79X
たがかたによるのまくらの雁のこゑ名残もはるの夢ばかりなる(三条西実隆)

933 :名無氏物語:2007/10/09(火) 16:07:26 ID:aW+gH/O+
みはつるをおもへばあやし春のよの夢ばかりなるゆめの枕に(中院通村)

934 :名無氏物語:2007/10/09(火) 16:07:59 ID:aW+gH/O+
春の夜の夢ばかりなる枕頭にあっあかねさす召集令状(恂{邦雄)

935 :名無氏物語:2007/10/09(火) 16:57:21 ID:txDW3OHO


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936 :名無氏物語:2007/10/09(火) 17:19:08 ID:6OgtLFby
古へはついゐし宿もあるものを何をか忍ぶしるしにはせん(西行)

937 :名無氏物語:2007/10/09(火) 17:53:44 ID:WJf+/W4Y
恨みわび絶えぬ涙にそぼちつつ色変はりゆく袖を見せばや(肥後[新拾遺])

938 :名無氏物語:2007/10/09(火) 17:54:27 ID:WJf+/W4Y
立ちのぼるふじの煙のゆくへとも心そらなる身のおもひかな(二条為定[新千載])

939 :名無氏物語:2007/10/09(火) 17:57:01 ID:WJf+/W4Y
あくがるる心のままに尋ねきて山ぢのはてを花にみるかな(能誉[続千載])

940 :名無氏物語:2007/10/09(火) 17:57:42 ID:WJf+/W4Y
この世にはつれなき恋に身をかへて長くやはれぬ闇にまよはん(後醍醐院少将内侍[新続古今])

941 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:13:44 ID:vw0MVpHc
かすみゆくままに汀やへだつらむまた遠ざかる志賀の浦波(飛鳥井雅経)

942 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:14:29 ID:vw0MVpHc
峰さむき比良の山おろし雪散りて汀氷れる志賀の浦波(飛鳥井雅経)

943 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:15:00 ID:vw0MVpHc
明方は遠の汀に氷してかへりて近き志賀の浦波(後鳥羽院)

944 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:15:33 ID:vw0MVpHc
汀よりむすぶ氷やとどむらむよせてかへらぬ志賀の浦波(源実朝)

945 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:39:55 ID:COGYDRal
遠ざかるみぎはも分かずにほてるや月の氷の秋のうら波(藤原為家)

946 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:40:35 ID:COGYDRal
埼玉の池のみぎはやこほるらむ鴨の羽音の遠ざかりゆく(加藤枝直)

947 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:42:37 ID:COGYDRal
ほのぼのと花はと山にあらはれて雲にかすみのあけはなれゆく(藤原良経)

948 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:44:18 ID:COGYDRal
高砂の尾上のはなの雲井には外山の霞およぶものかは(後柏原院)

949 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:46:32 ID:COGYDRal
山鳥のをのへの桜咲きにけり長き日さらず雲のかかれる(小沢蘆庵)

950 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:52:12 ID:COGYDRal
別れにしそのよの空のけしきより憂きは今日まで思ひしりにき(藤原公衡)

951 :名無氏物語:2007/10/10(水) 01:54:33 ID:COGYDRal
那智の山雲井にみゆる岩ねより千尋にかかる滝のしら糸(九条道家)

952 :名無氏物語:2007/10/10(水) 12:44:26 ID:8t9+K2It
桜花さきそめしより高砂の尾上に雲のたたぬ日ぞなき(衣笠家良)

953 :名無氏物語:2007/10/10(水) 12:44:59 ID:8t9+K2It
山桜さきそめしよりかづらきや霞ににほふ峰のしら雲(飛鳥井雅有)

954 :名無氏物語:2007/10/11(木) 13:58:13 ID:ZzrYw1OB
月影も秋のみそらの心地して夜こそ夏のたえまなりけれ(登蓮)

955 :名無氏物語:2007/10/11(木) 13:59:16 ID:ZzrYw1OB
一しほのたえまの松もあをによき奈良の都の花桜かな(藤原家隆)

956 :名無氏物語:2007/10/11(木) 14:00:00 ID:ZzrYw1OB
塩釜の浦の波風月冴えて松こそ雪のたえまなりけれ(藤原定家)

957 :名無氏物語:2007/10/11(木) 14:25:35 ID:cky1zjUq
みさび江の菱のうき葉にかくろへて蛙鳴くなり夕立の空(藤原良経)

958 :名無氏物語:2007/10/11(木) 14:26:12 ID:cky1zjUq
池水のひしのうき葉にとぢられて影みぬ岸の山吹の花(冷泉為尹)

959 :名無氏物語:2007/10/11(木) 14:54:18 ID:cky1zjUq
夕されば蓮の浮き葉に風こえてうつしぞかふる露の白玉(俊恵)

960 :名無氏物語:2007/10/11(木) 14:54:55 ID:cky1zjUq
蓮葉ににごらぬ露の玉こえてすずしくなりぬ水無月の影(後鳥羽院)

961 :名無氏物語:2007/10/11(木) 15:36:51 ID:cky1zjUq
朝まだき庭もまがきも野分して露おきあがる草の葉もなし(藤原有家)

962 :名無氏物語:2007/10/11(木) 16:10:34 ID:degO4IsY
今もかも夕立すらし舟木山野坂の西に雲のかかれる(宗尊親王)

963 :名無氏物語:2007/10/11(木) 16:11:37 ID:degO4IsY
矢田の野は夕立すらし吹く風のあらちの峰に雲さわぐなり(契沖)

964 :名無氏物語:2007/10/11(木) 16:12:52 ID:degO4IsY
けふもまた夕立すらし山のはのとほき梢の雲がくれゆく(小沢蘆庵)

965 :名無氏物語:2007/10/11(木) 16:13:24 ID:degO4IsY
さがみぢは夕立すらし久かたのあふりの嶺に雲ぞおほへる(橘千蔭)

966 :名無氏物語:2007/10/12(金) 00:07:23 ID:j743ztTc
あらたまのとしの三年を待ちわびてただ今宵こそ新枕すれ (伊勢物語)

967 :名無氏物語:2007/10/12(金) 00:13:44 ID:orZbDIna
さまざまに心ぞとまるむら紅葉うすきもこきも下の青葉も(覚性法親王)

968 :名無氏物語:2007/10/13(土) 02:36:09 ID:8hraYKIu
難波潟あしの葉末に風ふきて蛍なみよる夕まぐれかな(登蓮)

969 :名無氏物語:2007/10/13(土) 02:36:49 ID:8hraYKIu
浜風にいまや衣をうづらなく真野の入江の秋の夕暮(後鳥羽院)

970 :名無氏物語:2007/10/14(日) 14:20:59 ID:/n+wuvfn
うづらなく野ぢのたま川けふみれば萩こす波に秋風ぞふく(藤原家隆)

971 :名無氏物語:2007/10/14(日) 14:38:55 ID:kkbeh0Ml
今ぞみる野ぢの玉川尋ねきて色なる浪の秋の夕ぐれ(宗尊親王)

972 :名無氏物語:2007/10/14(日) 14:39:30 ID:kkbeh0Ml
紫の色なる波もくくるらし萩ちる頃ののぢの玉がは(宗良親王)

973 :名無氏物語:2007/10/14(日) 14:40:03 ID:kkbeh0Ml
鷺あさる野ぢの玉川きてみればつばさ色なる萩が花ずり(木下長嘯子)

974 :名無氏物語:2007/10/14(日) 14:40:34 ID:kkbeh0Ml
萩が枝の末はさざれに流れあひて波も花なる野路の玉川(上田秋成)

975 :名無氏物語:2007/10/14(日) 17:57:23 ID:BVIlL5Kw
なほざりの空頼めとて待ちし夜の苦しかりしぞ今は恋しき(殷富門院大輔[千載])

976 :名無氏物語:2007/10/14(日) 18:06:45 ID:Mb4Q7Cnr
センずれや

977 :名無氏物語:2007/10/14(日) 18:08:05 ID:xv7Y91bu
闇サイト
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1191899382/


978 :名無氏物語:2007/10/14(日) 18:12:12 ID:BVIlL5Kw
さてもいかに岩垣沼のあやめ草あやめもしらぬ袖の玉水(後鳥羽院[新続古今])

979 :名無氏物語:2007/10/14(日) 18:14:23 ID:BVIlL5Kw
幾千代と岩垣沼のあやめ草ながきためしに今日やひかれむ(西園寺公経[新勅撰])

980 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:23:54 ID:dc1NuLpP
鹿の音はなほ遠き野に吹きすててひとり空行く秋の夕かぜ(藤原家隆)

981 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:25:01 ID:dc1NuLpP
松風にたぐへてさびし玉川の里のをとめが衣うつ音(田安宗武)

982 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:25:34 ID:dc1NuLpP
いにしへを花橘にまかすれば軒のしのぶに風かよふなり(式子内親王)

983 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:26:19 ID:dc1NuLpP
霜がれの蘆間にみゆるさざれ水あらはれてだに猶氷りつつ(藤原家隆)

984 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:26:51 ID:dc1NuLpP
玉がしはうづもれはつる難波江のもにあらはるる秋の夜の月(宮内卿)

985 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:35:50 ID:mJSh0s69
春のくるあしたの原をみわたせば霞もけふぞ立ちはじめける(千載1)

986 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:36:35 ID:mJSh0s69
なみたてる松のしづ枝をくもでにて霞みわたれる天の橋立(詞花274)

987 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:37:12 ID:mJSh0s69
春雨はふりしむれども鶯の声はしほれぬものにぞありける(金葉16)

988 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:37:44 ID:mJSh0s69
山桜さきそめしより久かたの雲ゐに見ゆる滝のしら糸(金葉50)

989 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:38:20 ID:mJSh0s69
桜花さきぬる時はみ吉野の山のかひより波ぞこえける(新後拾遺82)

990 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:38:51 ID:mJSh0s69
木ずゑには吹くとも見えで桜花かをるぞ風のしるしなりける(金葉59)

991 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:39:43 ID:mJSh0s69
白川の春の木ずゑを見わたせば松こそ花のたえまなりけれ(詞花26)

992 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:40:15 ID:mJSh0s69
身にかへて惜しむにとまる花ならばけふや我が世のかぎりならまし(詞花42)

993 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:43:19 ID:Tl10IHD/
我がこころ花の木ずゑに旅ゐして身のゆくへをも知らじとすらん(散木奇歌集)

994 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:43:50 ID:Tl10IHD/
雨ふると藤のうら葉に袖ふれて花にしほるる我が身と思はん(散木奇歌集)

995 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:44:21 ID:Tl10IHD/
桜あさの麻生の浦波たちかへり見れどもあかぬ山梨の花(散木奇歌集)

996 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:44:53 ID:Tl10IHD/
卯の花も神のひもろきときてけりとぶさもたわに木綿かけてみゆ(散木奇歌集)

997 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:45:25 ID:Tl10IHD/
あぢさゐの花のよひらにもる月を影もさながらをる身ともがな(散木奇歌集)

998 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:45:59 ID:Tl10IHD/
日ざかりはあそびてゆかん影もよし真野の萩はら風たちにけり(散木奇歌集)

999 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:46:30 ID:Tl10IHD/
夕まぐれ恋しき風におどろけば荻の葉そよぐ秋にはあらずや(散木奇歌集)

1000 :名無氏物語:2007/10/15(月) 07:47:02 ID:Tl10IHD/
夕されば萩をみなへしなびかしてやさしの野べの風のけしきや(散木奇歌集)

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