もう21時か、
2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50 [PR]美人女性のお部屋をナマ体験[PR]  

【勝手に】感じで漢詩【解釈】 2

1 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/05(土) 23:39:28 ID:yosEB9Rd
漢詩を『我的翻訳』してみます

<注意>
  スレ主が書き込むのは、決して正当な訳文ではありません
  漢詩そのものも、IMEでは出ない漢字が有る為、当て字になっていたり、
  読み下しも全くの適当、つまりデタラメです
  なので、他人様の役にはちっとも立ちません
  悪しからずご了承ください

<お願い>
  皆様、どうか、どーん!と構えていて下さい
  そこんとこ、ヨロシクですよ (* ^ー゚)ノ

<前スレ>
  【勝手に】感じで漢詩【解釈】
  ttp://academy6.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1160294538/

2 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/05(土) 23:40:07 ID:yosEB9Rd
こんばんはですよ

皆さん、あのですね
しみじみして下さった方には大変申し訳ないのですが…
わたくしルビー・D ◆T7sXN1iIiIは、前スレで皆さんにお別れを申し上げた覚えは、
これっぽっちも無いのですよ(^_^;)ゞ
もし、申し上げる事があれば、それは訳したい漢詩が尽きた時、またはわたくしが
2ちゃんねる出来ない環境に移動せねばならなくなった時ですね

漢詩の海は、まだまだ行く手に広がっています

あなたのお好きな詩は概出ですか?
あなたのお好きな詩人の事を話しませんか?

…てな訳で、スレは今後も続きますよ(´▽`*)

3 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/05(土) 23:43:23 ID:yosEB9Rd
  『四時歌』  by陶淵明

春水 四沢(したく)に満ち
夏雲(かうん) 奇峰(きほう)多し
秋月 明暉(めいき)を揚げ
冬嶺(とうれい) 孤松(こしょう)秀(ひい)づ


(訳)
春は 雪解け水
それは 見る間に四方へ広がって行き
夏は 入道雲
明るい空に沸き起こり 幾つもの峰を空に産み出す
秋は 名月
中天に懸かって 影さえもを照らし出す
冬は 雪の峰
天に向かい スッキリと聳え立つ その姿が美しい


※この作者が顧ト之だと言う説も有ります

4 :紫雪:2008/04/06(日) 00:52:18 ID:jzOfrgcM
こんばんは
新スレおめでとうございます。そうそう、崑嶺の玉は採れども余り、とう
林の材は伐れども盡きず、でごまんと有るんだから、どんどんいきましょ
うw

春風 最も窈窕たり
日は晩る 柳村の西
嬌雲 光りて岫を占め
健水 鳴りて渓を分かつ
巌を燎いて 野花遠く
瑟を戞って 幽鳥啼く
酒を把りて 芳草に坐せば
亦た佳人の携うる有り

茶山下作 杜牧

5 :名無氏物語:2008/04/06(日) 16:21:42 ID:mo/vLWfl
>>1
新スレ、おめ!

6 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/06(日) 22:58:43 ID:f0hVFP+x
こんばんはですよ
紫雪さん、>>5さん、どうもありがとうございます
このスレも、みんなで楽しくやりましょう♪

それではひとつ、駄訳をばw

春風が 一番穏やかに吹く頃
太陽は 柳の新緑萌える村の西へ落ちようとしている
茜色に染まった雲は 山々の頂を飾り
滔々と流れる河は 轟きながら 谷間を勢いよく下る
残光が険しい岩肌を煌めかせ 可憐な山野の花が夕闇に包まれる時
遠くで 琴を弾いたような 山鳥の鳴き声が幽かに聞こえた
月待ちに 一杯飲もうと 若草の野辺に席を作れば
お酒を持った美人が にっこり笑って現れた

7 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/13(日) 21:07:28 ID:4/4Etoqa
こんばんはですよ
どうもご無沙汰しておりました、申し訳ねー事です
さあ、今夜の詩は 陶淵明
長閑な世界を楽しみましょう

  『移居 其二』  by陶淵明

春秋 佳日(かじつ)多く
高きに登りて 新詩を賦(ふ)す
門を過ぐれば 更(こも)ごも相呼び
酒有らば 之を斟酌(しんしゃく)す
農務(のうむ)には 各自帰り
濶ノ(かんか)には 輒(すなわ)ち相思う
相思へば 則(すなわ)ち衣を披(ひら)き
言笑(げんしょう) 厭(あ)く時無し
此の理 将(は)た勝(まさ)らざらんや
忽(たちま)ち茲(ここ)を去るを 為(な)す無かれ
衣食 当(まさ)に須(すべから)く紀(おさ)むべし
力耕(りきこう) 吾を欺(あざむ)かず

8 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/13(日) 21:08:21 ID:4/4Etoqa
訳:

春と秋には 晴れやかな日が多いので
見晴らしのよい場所に行き 新しい詩をひねくってみる
家の前を通り掛かれば お互いに声を掛け合い
酒が手に入れば みんなで一緒に酌み交わす
畑仕事はそれぞれ自分でやり
手が空けば 彼はどうしているかと 互いに思う
思い立てばすぐ 上着を引っ掛けて出向き
いろんな事を楽しく話し合って 飽きる事がない
こんな素敵な事に勝る事が 他にあるだろうか
焦って此処から去るなど とんでもない
生計は自分で立てて当然だ
一生懸命働けば 働いただけの事はある

9 :紫雪:2008/04/14(月) 22:56:08 ID:ucaN0JzD
こんばんは
陶淵明はいいですね。たくましく明朗な底に、明るい諦観というか悟りが
あって。例の桃源郷を貼ろうかとも思いましたが、詩ではないので別の好
きな詩を。


高閣 客竟に去り
小園 花乱れ飛ぶ
参差として曲陌に連なり
迢逓として斜暉を送る
腸断えて未だ掃うに忍びず
眼穿ちて仍帰らんことを欲す
芳心 春の尽くるに向かい
得る所は是れ沾衣

落花 李商隠

10 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/16(水) 22:37:15 ID:/rL309lk
こんばんはですよ

昨夜は新入社員の歓迎会でした
やはり、新人さんと言うのは初々しいものですね
自分にもあんな頃があったんだろうなと思うと、何となく不思議な気がします

さてさて、楽しい春も、悲しい春も、春は美しいですよ
勿論、四季はそれぞれに美しいですが、春は一番優しい季節のような気がします
では、訳に参りましょうか


高楼を通り過ぎて そのまま行けば
小さな庭に さまざまな花が咲き乱れ
無数の花びらが 風に乗って舞い踊る
背の高いもの 低いもの
曲がりくねった野道に沿って それらは広がり
やがて 遙かな庭の向こうで 輝く夕陽に続いている
胸一杯の悲しみを 未だ振り払う事も出来ず
苦しみに眼を奪われながら
なお あの頃に戻りたいと切望する
愛が終わると知りながら 恋する心は止まず
止めどなく流れる涙が 袖を濡らす

11 :紫雪:2008/04/17(木) 02:49:29 ID:rVmQXddk
>>10
色々思う季節ですね。

はかなくて過ぎにしかたを数ふれば花に物思ふ春ぞ経にける 式子内親王

12 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/19(土) 21:31:19 ID:9Up2LNLF
こんばんはですよ

>>11
月並みですが、私はやっぱりこの歌が一番好きです

久かたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ

切ないのに、とても明るくて
並では読めねーですよ、こんな風に

13 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/19(土) 21:33:42 ID:9Up2LNLF
さて、明るい春と言えば、あの〈詩聖〉杜甫にこんな明るい詩があったのです
無知な私は吃驚しましたですよ

  『奉和賈氏舎人早朝大明宮』  by杜甫

五夜(ごや)の漏声(ろうせい) 暁箭(ぎょうせん)を催す
九重(きゅうちょう)の春色 仙桃(せんとう)に酔う
旌旗(せいき) 日 暖かにして 龍蛇(りょうだ)動き
宮殿 風 微にして 燕雀高し
朝(ちょう) 罷(や)みて 香煙 携えて袖に満つ
詩 成りて 珠玉(しゅぎょく) 揮毫(きごう)に在り
世(よ)よ 糸綸(しりん)を掌(つかさど)るの美を知らせんと欲せば
池上(ちじょう) 今に于(おい)て 鳳毛(ほうもう)有り

*旌旗:本当は旗の字の其の部分が斤と言う文字です

14 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/19(土) 21:34:27 ID:9Up2LNLF
はい、では訳しますデスね

水時計が夜の終わりを告げる頃 太陽が大地に光の矢を射掛ける
美しい甍が幾重にも連なる宮中の春は 仙界にも紛うほど桃の花が美しい
林のように立ち並ぶ 天子と諸侯のきらびやかな旗 旗 旗
日は穏やかに輝き 龍蛇の旗がさながら命有る如くに翻る
宮殿の中をそよ風が通り過ぎ 燕や小鳥が空高く舞っている
朝廷より退がる人の袖から 殿中で焚かれた香の薫りがこぼれる
彼から生まれる美しい詩は 墨を得て 一段と素晴らしい作品になる
世の人よ 詔勅を司る名門の誇りを目の当たりにしたいなら
鳳凰池の側に 今 鳳毛のように才溢れた賈氏がいる

15 :紫雪:2008/04/20(日) 01:56:32 ID:QneOXdh7
こんばんは
友則は良いですね。以前貼った「君ならで誰にか見せむ梅の花」も友則で
した。彼のエピソードで、宇多天皇の寛平の歌合の時、題は秋の初雁で、
講師が彼の初句五文字を、「春霞」と読み上げたので、一座は秋の題に、
と失笑しました。ところが、続けて「霞みて去にし雁がねは今ぞ鳴くなる
秋霧の上に」と読み終えた時、笑った人々面目無
く、黙ってしまった、というのがあります。

さすがに大杜、並の宮詞とは格調が違いますね。

16 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/23(水) 00:11:54 ID:ICXqjYi6
こんばんはですよ

>>15
難しい言葉もなく、表現も自然なのに、そこに現わされている世界の深さと凄さ!
いつ読んでも感動に震えてしまいます
本当に良いものは、時代を越えるのだと実感しますよ


さてさて、春の花と言えば、我々は桜や菜の花、蓮華草を思い出しますが、漢詩で忘れて
ならないのが『海棠』です
かの玄宗帝が寝起きの楊貴妃を見、「海棠の眠り未だ足らず」と表現した事から、美人の
起き抜けの未だ眠りから覚め切らない、艶めかしい姿の事ですね

その海棠をこよなく愛したのが陸游で、彼は自分自身でこんな詩を読んでいます

17 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/23(水) 00:12:33 ID:ICXqjYi6
  『花時遍遊諸家園』  by陸游

花を看る 南陌(なんぱく)復(ま)た東阡
暁露(ぎょうろ)初めて乾いて 日(ひ) 正(まさ)に妍(けん)なり
馬を走らせ 碧鶏坊裏(へきけいぼうり)に去(ゆ)けば
市人(しじん) 喚(よ)んで 海棠(かいどう)顛(てん)と作(な)す

名花を愛するが為に 死に至るまで狂す
只だ 風日(ふうじつ)の紅芳(こうほう)を損なうことを愁(うれ)う
緑章(りょくしょう) 夜 奏す 通明殿(つうめいでん)
春陰(しゅんいん)を乞借(きっしゃ)して 海棠を護(まも)らしめん

翩々(へんぺん)として 馬上 帽檐(ぼうえん)斜めなり
尽日(じんじつ) 春を尋ねて家に到らず
偏(ひとえ)に愛す 張園(ちょうえん)の好風景
半天の高柳 谿花(けいか)に臥(ふ)す

18 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/23(水) 00:15:03 ID:ICXqjYi6
花を見に 南へトコトコ 東へトコトコ
朝露が乾き始めると お日様が艶やかに姿を現わす
馬を走らせ 碧鶏坊裏へやってくれば
町の人たちが 私の事を「海棠オタク」と呼ぶ

美しい花を心から愛しているから 死の瞬間まで花の側にありたいと思う
悩みはただ一つ 風や日差しで花の美が損なわれる事
今宵 通明殿で 道士が天帝に祈願の青詞を捧げると言う
ひとつ一緒に祈って貰おう
天候が 春夏秋冬花曇りで 風日から愛する海棠が護られますように と

飛ぶように馬が走るから 帽子は斜め後ろ
一日中 春の景色を求め 遠出し過ぎて 家へ帰れなかった
ひたすら愛しているのは 張園の最高に素敵な風景
天の半ばに届きそうな大きな柳や 谷間の可憐な花の側に寝転んでいた

19 :紫雪:2008/04/28(月) 02:07:36 ID:ED3Ka2Sh
こんばんは
ご無沙汰です。まさに、
花に暮れて我が家遠き野道かな 蕪村
ですね。
次の詩は秋の詩かも知れませんが、読むたびに埃っぽい春の路を来た旅人
に託すイメージがわくので、貼りますね。

20 :紫雪:2008/04/28(月) 02:08:20 ID:ED3Ka2Sh
晨に 行路の客あり
依依 門端に造(いた)る
人馬 風塵の色
知る 河塞より還るを
時に我 同棲あり
結宦 邯鄲に遊ぶ
將に 客子に異ならざらんとす
飢を分ち 復た 寒を共にす
君に 尺帛の書を煩わす
寸心 此より殫(つ)く

妾をして長く憔悴せしむ
豈 復た 歌笑の顔あらんや
簷(えん)をば隠す千霜の樹
庭庭は枯る 十載の蘭
経春 袖を挙げず
秋落 寧(なん)ぞ 復た看んや

一見願はくは意を道(い)え
君門 已に九関
虞卿 相印を棄て
とうを擔うは同歓の為なり
閨陰 早く霜ふらんと欲す
何事ぞ 空しく盤桓するやと

長相思 呉邁遠

とう=竹冠に登 柄付きの傘 唐笠

21 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/29(火) 21:52:57 ID:dlK2xRIh
こんばんはですよ

この土日、少し旅して参りました
春から夏へと変わるこの季節は、萌え出ずる命が一番目に見える季節であるような
そんな気がします
殊に、大空に翩翻と翻る鯉幟や旗は、垣間見る事の出来る風の姿のようで、私は
大変にそれらが好きです
ざっと吹き渡る風は、夏の前触れと申しましょうか

 窓近き竹の葉すさぶ風の音に いとど短きうたた寝の夢 (式子内親王)

22 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/29(火) 21:54:54 ID:dlK2xRIh
さてさて、では呉邁遠の『長相思』を弄らせて頂きましょうかw

夜明けに旅立つ人がいる
門に寄りかかり 遠く 後ろ姿が見えなくなるまで見送った
人も馬も 旅の疲れが濃い
ああ 河塞から還る人なのだろう
今 自分と同じ心で暮らしている人がいる
官職を得 この世の栄枯盛衰を辿った人だ
それは 正に旅人の生き様と なんら変わる事がない
ひもじさを分かち合い また 一緒に寒さに震えている
あなたに 短い手紙を送ろう
私の心は 此処で死んでしまったのだ と

自分は ずっと思い悩んでいる
いつか また 笑いさざめく日が来るのだろうか
軒は 茫々と生い茂った木々に覆い隠され
この十年は 庭の蘭も枯れたまま
春が来ても 軽やかな衣に袖を通す事もなく
行く秋の風情を 友と楽しむ気分にもなれない

一度来て どうか 思うところを聞かせて欲しい
主君に物事を伝えようとしても 障害が多すぎる
虞卿が 宰相の印綬も封爵も棄て
唐傘で顔を隠して逃げたのは 志を同じくする友の為だった
悶々と歳月を過ごしている間に もはや髪は白くなりかけている
何と言う事だ 自分は虚しく彷徨っていただけだったのか

23 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/29(火) 21:58:45 ID:dlK2xRIh
そうそう、今は牡丹の美しい季節です
皆さんはどんな色の牡丹がお好きですか?


  『白牡丹』  by詠み人知らず

長安の豪貴 春残を惜しみ
争いて賞す 街西の紫牡丹
別に玉盤の露を承けて 冷ややかなる有り
人の起(た)って 月中に就(つ)いて看(み)る無し

(訳)

長安の金持ちも貴族も 晩春の風情を惜しみ
街西の花園へ押し寄せて 紫の牡丹を愛でている
それとは別に 天空の銀盤の滴を受けたかのような
気高く咲き誇る 白い牡丹の華がある
だが人は 月光の下 輝く牡丹を観る事はない

24 :紫雪:2008/04/29(火) 22:56:47 ID:l7SJmKrI
こんばんは
旅には良い季節ですね。
自分は微かに黄味がかった、白い牡丹が好きです。その銘も『貴妃出浴』、
まさに湯上がりの楊貴妃のような風情の花です。

牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置の確かさ 木下利玄

25 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/08(木) 21:47:22 ID:jXvNXQO8
こんばんはですよ

牡丹は百花の王だと言われますが、君子と言われる花があります
それは 蓮 です
宋の周敦頤は 『菊は花の隠逸なる者なり、牡丹は花の富貴なる者なり、蓮は
花の君子なる者なり』 と書き残しています
蓮は本当に香りが良いのです
紹興酒の甕の蓋に、今でも蓮の葉っぱは使われています
蓮本来の香りと、お酒の香りが会いまって、本当にステキなのですよ

おっと、御喋りが過ぎました
夜は 梁・武帝の『採蓮曲』をお届けしましょうw

26 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/08(木) 21:48:19 ID:jXvNXQO8
  『採蓮曲』  by梁・武帝

五湖に遊戯し 蓮を採りて帰る
花を発(ひら)き 葉を田(つら)ね 芳(かおり)は衣を襲(かさ)ぬ
君が為に 儂(われ)は歌わん 世の稀(まれ)とする所を
世の稀(まれ)とする所 玉(ぎょく)の如き有り
江南の弄(しらべ) 採蓮の曲なり


江南の五湖(太湖)へ遊びに出掛け 蓮を採って帰った
広い広い湖上に 見渡す限り花が咲き 葉が一面に広がって
佇んでいるだけで 着物の上からすっぽりと 蓮の香りに覆われる
此処で あなたの為に歌おう 『世所稀』の歌を
  とても不思議な世界があると言う
  そこには素晴らしい宝があると言う
それは江南の歌 採蓮の曲と言うのだよ

27 :名無氏物語:2008/05/09(金) 02:42:59 ID:OqpY/1RA
ちょwwww 縦読みwww

つーかふざけんな!
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080508/plc0805082204018-n1.htm



28 :名無氏物語:2008/05/09(金) 14:07:00 ID:mZqQfkjG
>>27
層化が売国奴なのは、今に始まった事じゃない

だけど、ここはそんな物を取り上げる所じゃない
スレ&板違いだ

スレ汚しスマソ・・・

29 :名無氏物語:2008/05/09(金) 14:15:01 ID:mZqQfkjG
お詫びに、これどうぞ

【謁金門・韋荘】

春雨 足りて
染め就く 一溪の新
柳外飛来す  雙つの羽玉
晴れに弄び 相対して浴す

樓外の翠簾 高く軸き
倚ること遍し 欄干の幾曲
雲淡く 水平らかに 煙樹簇る
寸心 千里の目

30 :紫雪:2008/05/10(土) 01:28:47 ID:w2lnSVqo
>>29
素晴らしい詩ですね。初めて拝見しました。ルビーさんの訳が楽しみです。

かすみ晴れみどりの空ものどけくてあるかなきかに遊ぶかげろふ

31 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/10(土) 10:39:04 ID:8kSrNj4Z
おはようございますよ

>>27
私は、あれは、相手国の文化を利用した嫌がらせだと思いましたよ
美意識の欠片もない、作文以下の物を寄越されて、一国の当主が嬉しそうに演技
しなければならないのですからw

>>29
素敵な詩をありがとうございます
大変嬉しいですよ

>>30
ああ、いいですね紫雪さん
やはり、詩歌と言うものは人の心を打つ美しいものだと思いますね

32 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/10(土) 10:42:33 ID:8kSrNj4Z
では、韋荘の『謁金門』、こんな風になりました


春の柔らかな雨は 充分に降り注ぎ
この渓谷を 芽吹く葉のとりどりの緑に染め上げた
すると そよぐ柳の向こうから
碧の宝玉のような小鳥が つがいで飛んで来た
晴れ間が嬉しいのか
戯れながら 向かい合って水浴びをしている

窓の外は 簾が高く巻き上げられたように
何処までも 青い空がずうっと続いている
幾重にも美しく曲がった欄干にもたれ 景色を眺める
空をたゆとう淡い雲 鏡のように静かな川面
木々の萌える若葉が 煙のように山を覆う
ふと 千里の彼方の大切な人の事を思った

33 :名無氏物語:2008/05/16(金) 02:06:25 ID:7+H9XL74
p

34 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/18(日) 10:33:18 ID:msIPEtGn
おはようございますですよ
サボっていてすみませんです

台風が近付いているとは思えないくらい、爽やかな天気ですよ
洗濯物を干していて、一番気持ちいい季節ですね
今時分は、川辺にやって来るシラサギの姿が、はっとするくらい美しいです
ゴイサギは姿が美しいので天皇様から五位を頂いたと言いますが、私は個人的には
シラサギの方が美しいと思いますねえ

んな訳で、シラサギの出て来る漢詩を探してみました

35 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/18(日) 10:34:15 ID:msIPEtGn
  『振鷺(周頌)』

振鷺(しんろ) ここに飛ぶ かの西邑(せいよう)に
我が客 戻(いた)る また斯(こ)の容(よう)有り
彼に在りて 惡(にく)まるること無く
此(ここ)に在りて いとわるることなからん
庶機(ねがわく)は 夙夜(しゅくや)して
以て 終譽(しゅうよ)を永(なご)うせん

※邑の字は、本当は上に巛(せん)と、右側に隹(すい)が付きます。

作者は不明です

36 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/18(日) 10:35:37 ID:msIPEtGn
訳はこのように


白鷺が翼を広げて舞っている
巡り来る神々が集い給う 西の邑で
我が家に宿り来る神が 今年もまたやって来られ
彼の地で 白鷺の舞を演じておられるのだ
どうか 我が家が神に嫌われませんように
この地をいつまでも神が訪れて下さいますように
決して飽きたりなさいませんように
早朝から深夜まで 神をもてなし
子孫の永らくの繁栄を 請い願う

37 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:13:18 ID:o8w6gdoK
もう、19KBもあるよ・・・

38 :名無氏物語:2008/05/19(月) 20:17:37 ID:ikLpVJec
すぐ批判するだけの人は志低く、批判を受けることを
物怖じともせず、自分が正しいと信じたからには
貫き通す人は志が高い

ってな感じの孔子の教えだか、漢詩だかあったような
気がするんですが、ご存じの方いますか?

39 :名無氏物語:2008/05/23(金) 13:13:20 ID:GRIurWLi
>>38
どなたかわかる人いらっしゃいますか?
なかなか自分で調べても見つからず…

40 :名無氏物語:2008/05/23(金) 13:36:19 ID:rmEAX6PC
>>38>>39
ここは質問スレじゃなくて、テンプレにもあるように『漢詩を訳して』遊ぶスレなんだけど?
質問スレか、孔子や論語のスレで聞いてみれば?
その時は、マルチすると答えてもらえないから気を付けて



41 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/24(土) 14:45:56 ID:UVUNDxtD
こんにちはですよ
いつの間にか5月も来週一杯でお終いです
本当に、年々時が経つのが早くなってるような気がしますです

>>38>>39
放ったらかしの上、申し訳ねー事ですが私にもよくわからねーですよ
他所で聞いてみて頂けないでしょうか?

42 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/24(土) 14:47:46 ID:UVUNDxtD
今日は杜甫さんです

  『堂成』  by杜甫

郭を背に 堂成りて 白茅に蔭(おお)わる
江に縁(そ)う 路(みち) 熟して 青郊(せいこう)に俯す
榿林(きりん) 日を礙(さえぎ)り 葉は風に吟ず
籠竹(ろうちく) 煙に和して 露は梢より滴る
暫し止(とど)まる 飛烏(ひう)は 数子を将(ひき)い
頻りに来たる 語燕(ごえん)は 新巣を定む
旁人(ぼうじん) 錯(あやま)って比す 楊雄の宅
懶惰(らんだ)にして 解嘲(かいちょう)を作るに心無し

※解嘲:楊雄が『太玄経』を書いた時、その官位が低かった為に
 実は奥義に通じていないのではないかと嘲った者があり、それに
 対して楊雄は『解嘲』を作り、「雄は方に太玄を草創し、以て自ら
 泊如(はくじょ:利欲に迷わない)を守る有り」と答えた。

43 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/24(土) 14:50:06 ID:UVUNDxtD
訳ですよん

城郭を背にした ささやかな我が家の屋根は 白い茅葺き
川沿いの よく知った道の傍らにあって
そこからは 郊外に広がる景色が見渡せる
ハンノキ林は木陰を作ってくれ 風が吹けば さやさやと葉が歌う
籠竹は靄の中にかすみ その梢からは瑞々しい露が滴っている
カラスは 数羽の子を連れて来 しばらく此処で羽根休め
頻りにやって来て さえずる燕は どうやら巣を作るらしい
近所の人達は 何を誤解したのか 自分を楊雄になぞらえるが
怠け者の自分は 面倒くさいので 「解嘲」を作る気も起らない


郊外の我が家を前に、にっこりする杜甫が見えそうですねえ

44 :名無氏物語:2008/05/24(土) 15:04:50 ID:xj2iOoyD
          r;;;;ミミミミミミヽ,,_
         ,i':r"      `ミ;;,
         彡        ミ;;;i
         彡 ⌒   ⌒ ミ;;;!
          ,ゞi" ̄ フ‐! ̄~~|-ゞ,  
         ヾi `ー‐'、 ,ゝ--、' 〉;r'  
         `,|  / "ii" ヽ  |ノ そんなことよりさー
          't ト‐=‐ァ  /  おまえらパンダくるぞパンダー
        ,____/ヽ`ニニ´/    名前考えとけよー
     r'"ヽ   t、     /      
    / 、、i    ヽ__,,/
    / ヽノ  j ,   j |ヽ  
    |⌒`'、__ / /   /r  |
    {     ̄''ー-、,,_,ヘ^ |
    ゝ-,,,_____)--、j
    /  \__       /  

45 :紫雪:2008/05/25(日) 16:28:52 ID:yPEnQxBv
>>41
こんにちは、ご無沙汰です。
本当に、一年たつのが早いですね。この間梅の噂をしていたと思ったら、
もう卯の花の季節ですよ。

田園 事とせず 来たりて遊宦す
故国より 誰か爾をして別離せ交(し)むる
独り関亭に倚りて 還た酒を把る
一年 春尽きて 春を送るの時

春盡途中 杜牧

46 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/27(火) 22:55:09 ID:cpDoV7MN
こんばんはですよ

漢字と言うのは本当におもちゃ箱のようですね
辞書を引く度になんだか楽しくなって、ついでに他所の頁も開けてしまいます
それで覚えていれば、とても賢くなれる筈なのですが、キャパシティの問題か
殆どレテの流れにドンブラコッコしてるのが現状です

さあ、それでは本日もひとつ迷訳と参りましょうか

任地は田舎だが まあ 気にもせず 役人をしている
故郷を遠く離れたこの土地へ 私を寄越したのは一体誰だろう
四阿を独り占めして ひたすら酒杯を重ねる
一年が巡り来て 去りゆく今年の春を見送りながら

47 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/05/27(火) 22:59:13 ID:cpDoV7MN
さて、そろそろアジサイが咲き始めましたね
そう、じめじめ使徒使徒の梅雨ですよ
でも、気持ちは明るく行きたいデス♪

  『蔬圃絶句 其二』  by陸游

百銭 新たに買う 緑蓑(りょくさ)の衣
羨(うらや)まず 黄金の帯 十囲(じゅうい)なるを
枯柳(こりゅう) 波頭(はとう) 風雨 急なり
誰に憑(よ)って 我が鋤を担いて帰るを画(えが)かしめん


百銭で 新らしい緑色の蓑(みの)を買った
黄金作りの 幾重にも締められる帯を 羨ましがる必要はない
枯れた柳の葉が波頭のように煽られ、めくれ上がって 雨風はぐんぐん強くなる
さあ こんな背景で 自分が鋤を担いで帰る様子を
だれに取り憑いて 絵を描いてもらおうかな?

48 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/01(日) 21:02:45 ID:Yu/hKuFj
こんばんはですよ
水無月に入りましたねえ
夏祭りが来るのですよ、ふっふっふ♪
今年の目標は、1ポイで45匹以上GETするお!です

夏の歌として良く読まれているものに『採蓮曲』が有ります
中でも李白の作品は、グスタフ・マーラーがその訳詩に着想を得、交響曲『大地の歌』の
第四楽章を作った事で、良く知られているそうです
でわ、行ってみませうかw

49 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/01(日) 21:14:05 ID:Yu/hKuFj
  『採蓮曲』  by李白

若耶渓傍(じゃくやけいぼう) 採蓮の女
笑いて 荷花を隔て 人と語る
日は新妝(しんしょう)を照らして 水底明らか
風は香袂(こうべい)を飄(ひるがえ)して 空中に挙がる
岸上 誰(た)が家の遊治郎(ゆうやろう)
三々五々 垂楊(すいよう)に映(えい)ず
*紫留(しりゅう) 嘶(いななき)て 落花に入りて去り
此(これ)を見て *踟厨(ちちゅう)し 虚しく断腸す

*紫留:留の字は、本当は馬偏が要ります。
*踟厨:厨の字は、本当は足偏が要ります。


若耶渓にほど近い辺り とある娘が蓮を採りに来ている
楽しそうに笑いながら 蓮の向こうの朋輩と世間話をする
お天気に 彼女らの新しい衣装は良く映え 水も澄んで湖底が見えるほど
風は爽やかに吹き渡り 彼女らの袂を翻して 天へ昇って行く
そんな時 岸の上を 何処かの御曹司達が通り掛かった
二・三人づつ連れだって 柳並木の間を行くさまは まるで絵画のようだ
見事な黒栗毛の馬は 嘶きながら 散り敷く花の中 そのまま通り過ぎて行く
娘達の憧れは 幻と消え 所詮叶わぬ夢なのだと 誰もが悲しく眼を伏せる

50 :名無氏物語:2008/06/02(月) 00:02:33 ID:Y6z8/gkM
50で26KB・・・重いな・・・

51 :視点論点:2008/06/02(月) 18:47:08 ID:TqCsl9bi
視点論点

52 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/08(日) 20:56:39 ID:DAeqRhOG
こんばんはですよ

前にじめじめ使徒使徒の梅雨と書きましたが、今年の梅雨はどう言う訳か、夏の雨の
ように結構きっぱりしてますねえ
なら、夏の雨を詠んだ詩をやってみましょうか


  『夏雨後題青荷蘭若』  by施肩吾

僧舎 清涼にして 竹樹 新た
初めて 一雨を経て 諸塵 洗わる
微風 忽ち起こりて 蓮葉を吹き
青玉盤中 水銀を寫(そそ)ぐ

※蘭若(らんにゃ):サンスクリット語のアランニャの音写で、本来の意味は森林ですが
 昔、僧侶が森林に多く住んだ事から転じて、後に寺院の意味になりました

(訳)
伽藍は 新緑の竹や樹木に囲まれ 静かに佇んでいる
隔てなく降り注ぐ雨が いつのまにか積もった塵を きれいさっぱり洗い流す
何処からともなく吹いて来たそよ風が 幾百となく並んだ蓮の葉を揺らし
翡翠の盆のような葉の上には 白銀色の小さな珠が幾つも幾つも落ちて来る

53 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/15(日) 12:30:03 ID:xyV6a8lK
こんにちはですよ

昨日の地震は本当に大変な事でした
亡くなられた方々のご冥福と行方不明の方々の一刻も早い発見、被害に遭われた
方々の傷が早急に癒えますよう、お祈り申し上げます

54 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/15(日) 12:43:27 ID:xyV6a8lK
さて、今日は少々長いですよ

  『帰去来兮辞』  by陶淵明

帰去来兮(かえりなん いざ)
田園 将(まさ)に蕪(あ)れなんとす 胡(なん)ぞ 帰らざる
既に自ら心を以て形の役(えき)と為し 奚(なん)ぞ惆悵して独り悲しむ
已往の諫めざるを悟り 来者の追う可きを知る
実に途(みち)に迷うこと 其れ未だ遠からずして
覚る 今は是(ぜ)にして 昨は非なるを
舟は遙々として 以て軽揚し 風は飄々として 衣を吹く
問うに 征夫の前路を以ってし 恨む 晨光の熹微なるを
乃(すなわ)ち 衡宇を瞻(あおぎ)み 載(すなわ)ち欣(よろこ)び 載ち奔(はし)る
僮僕 歓び迎へ 稚子 門に候(ま)つ
三逕は荒に就くも 松菊は猶ほも存す
幼を攜へ 室に入れば 酒有りて 樽に盈つ
壺觴を引きて 以て自ら酌し 庭柯を眄(なが)めて 以て顏を怡(よろこば)す
南窓に倚りて 以て傲を寄せ 膝を容るるの安んじ易きを 審らかにす
園は日々に渉って 以て趣を成し 門は設くと雖も 常に關(とざ)す
扶老(つえ)を策(つえつ)き 以て流憩し 時に 首を矯げて游歓す
雲 無心にして 以て岫(しゅう)を出で 鳥 飛ぶに倦みて 還るを知る
景 翳々として 以て将に入らんとし 孤松を撫でて 盤桓とす

55 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/15(日) 12:43:54 ID:xyV6a8lK
帰去来兮(かえりなん いざ)
交りを息(や)め 以て 遊びを絶たんことを請う
世 我と 以て相い遺(わす)れ 復た 駕して 言(ここ)に 焉(いずく)にか求めん
親戚の情話をスび 琴書を楽しみ 以て憂いを消す
農人 余に告ぐるに 春の及べるを以てし 将に 西疇に於いて 事 有らんとす
或は 巾車に命じ 或は 孤舟に棹さす
既に窈窕として 以て壑(たに)を尋ね 亦た 崎嶇として丘を経(ふ)る
木は欣々として 以て榮に向かい 泉は涓々として 始めて流る
萬物の時を得たるを羨み 吾が生の行く行く 休するを感ず

已矣乎(やんぬるかな)
形を宇内(うだい)に寓すること 復た幾時ぞ
曷(なん)ぞ 心を委ねて 去留を任せざる
胡爲(なんす)れぞ 遑々として 何(いずく)にか 之(ゆ)かんと欲す
富貴は吾が願いに非ず 帝クは期す可からず
良辰を懷いて 以て孤り往き 或は 杖を植(た)てて耘耕す
東皋に登り 以て 舒(おもむろ)に嘯き C流に臨みて 詩を賦す
聊(ねが)わくは 化に乘じて 以て尽くるに帰し
夫(か)の天命を 楽しめば 復た奚(なに)をか疑わん

56 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/15(日) 12:46:20 ID:xyV6a8lK
帰ろう さあ
郷里の田畑が荒れかけているのに どうして帰ろうとしないのか
すでに自ら進んで「心」を「形(肉体)」の為に酷使して来た
どうしてめそめそとして独りで悲しみに浸ってのみおられようか
過ぎ去った昔の事は問題に出来ないと悟った
未来は 追求していくことが出来る
本当に道に迷っていたような私の人生は、まだそれほど歩んだ訳ではない
今の暮らしこそが正しく 昨日までのありようは間違っていた
舟は はるばる広がる中を軽やかに進み
風は軽やかに吹いて 衣服を舞い揚げる
旅人に問いかけるに 〔吉祥を占えば〕
朝の光が微かであることを残念に思う
ついに 粗末な家(郷里の自宅)が見え 喜びながら走りだす
召使いは喜んで出迎え 幼子が門のところで待ち伺っている
庭園内の三つの小径は荒れてしまったが 松や菊は まだ残っている
幼い子の手を引いて 部屋に入れば 酒が樽に満ちている
酒壷と杯を手許に引き寄せ 手酌をして
酒を飲みながら 庭の木の枝を見ていると顔がほころんでくる
日当たりの良い南の窓に寄り添って のびのびとくつろぎ
ひざを曲げて坐れるだけの狭さだが 安穏に過ごせる楽しい我が家
田園で趣きある生活をして日々を送る
門はあるが 世間との交わりはあまりない
杖をついて散策しては しばしば憩い
時には頭をあげ 四方を眺める
雲は無心に 山の洞窟から湧き出し
鳥は飛ぶ事に倦み疲れ 自らの巣に戻って行く
日は翳って来て薄暗くなり もはや沈もうとしている
私は立ち去り難く 自分の生き様にも似た一本松を撫でている

57 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/15(日) 12:46:46 ID:xyV6a8lK
帰ろう さあ
今までのような俗な交遊を止めたいと請い願う
世間は 私の事などじきに忘れて捨て去るだろう
再び馬車に乗って世間に出 何かを求めるようとする気持ちなどない
親戚の人々の情の籠った話を悦びとし
琴や読書の道楽で 憂さを晴らしている
農民は私に春の訪れを告げる
西の方の畑で仕事があれば
ほろ馬車に乗っていったり
一艘だけの小舟を漕いで出かけて行く
奥深い谷に入っていくのみならず
また険しい山道をも通っていく
草木は 生き生きとして繁茂し始め
寒気が緩み 大地を覆う氷が溶けて 泉がちょろちょろと流れ出す
自然界の万物が 時を得て盛んになる様を 羨ましく思う。
我が人生は まもなくお終いになると感じているから

やんぬるかな
この身がこの世に仮住まいしていられるのは もうどれ程かと思う
どうして 心の思うがまま 自然の成り行きにま任せようとしないのか
どうして 落ち着きなくそわそわと 何処かへ行こうとするのか
富貴は私の願いではないが
かといって 仙郷に行く事も期待出来ない
良い時候になれば 独りで出掛ける事を思い
或る時はまた杖を立て 農作業に没頭したりする
水辺の高地に登り 心地よく大きな声を出して歌ってみる
清らかな川の流れに臨んでは 詩の一つも賦してみる
願わくは 天地自然の変化に逆らう事無く 人生の終焉を迎えたい
自分の天命を楽しんでいれば どうして疑いを抱くことなぞ有り得よう

58 :名無氏物語:2008/06/16(月) 13:17:02 ID:5lPZ9aJs
八連投まで出来るんだから・・・15行くらいにしてよ・・・

59 :名無氏物語:2008/06/19(木) 08:34:07 ID:RhsfL8Fj
これ、訳して下さい

   <悲歌行>

悲來乎
悲來乎
主人有酒且莫斟
聽我一曲悲來吟
悲來不吟還不笑
天下無人知我心
君有數斗酒
我有三尺琴
琴鳴酒樂兩相得
一杯不啻千鈞金
悲來乎
悲來乎
天雖長地雖久
金玉滿堂應不守
富貴百年能幾何
死生一度人皆有
孤猿坐啼墳上月
且須一盡杯中酒

お願いしますm(_ _)m

60 :名無氏物語:2008/06/20(金) 10:42:07 ID:S5uORVHW
晒しアゲ

61 :名無氏物語:2008/06/20(金) 14:27:00 ID:sSuJ7mAo
>>59

以下の URL を読め。ってか、スレ違いだろうが。

ttp://www.japanphil-21.com/club/haohao/hao-gd-erde1.htm

ルビーさん、申し訳ないです。

62 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/20(金) 21:45:17 ID:bWOHCsv0
こんばんはですよ

>>58
これは申し訳ねーですよ
一気にやりたかったので、突っ走っちゃいましたから
ごめんなさいです

>>59
私がやると、チョー適当ですよ?
良いのでしょうか?

>>60
あ、これはどうも

>>61
いえいえ、謝って頂くには及びません
それより、わざわざ探して下さったのですね
どうもありがとうございます


この『悲歌行』、今、何処かで流行しているのでしょうか?
実は、友人からも「オマエ、やれ!」と言われてまして、前回はそれを投下するつもり…
だったんですが、前日に大地震があり、更にその前週に秋葉原の事件と言う、人の命が
あっけなく奪われ続けた後に、このようなタイトルの詩を出すのはちょっと気が引けました
ので、急遽『帰去来兮辞』に振り替えたんです

そんな事情もありますし、せっかくリクエストを頂いたので、一応うpさせて頂きますね
正しい訳は>>61が貼って下さったURLの方へどぞー

63 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/20(金) 21:55:38 ID:bWOHCsv0
  『悲歌行』  by李白

悲しみ 来たる
悲しみ 来たる
主人 酒 有るも 且(しばら)く斟む莫(なか)れ
我が一曲 悲来の吟を聴け
悲しみ来たり 吟せず 還(ま)た笑わず
天下 人の我が心を知るなし
君に数斗の酒あり
我に三尺の琴あり
琴を鳴らし 酒を楽しみ 両(ふたつ)ながら相い得れば
一杯啻(ただ)に千鈞の金のみならず

64 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/20(金) 21:55:54 ID:bWOHCsv0
悲しみ 来たる
悲しみ 来たる
天は長しと雖も 地は久しと雖も
金玉満堂 應(まさ)に守らざるべし
富貴百年 能く幾何(いくばく)ぞ
死生一度 人皆あり
孤猿 坐(そぞ)ろに啼く 墳上の月
且(か)つ須(すべか)らく一たび杯中の酒を尽すべし

65 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/20(金) 21:56:16 ID:bWOHCsv0
悲しみ 来たる
悲しみ 来たる
鳳凰は至らず 河図(かと)は無し
微子去りて 箕子 奴ならん
漢帝 李将軍を憶(おも)わず
楚王 却って屈大夫を放つ

66 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/20(金) 21:58:42 ID:bWOHCsv0
悲しみ 来たる
悲しみ 来たる
秦家李斯 早(は)や 追悔(ついかい)すれど
虚名 身の外に向かいて撥(はっ)す
範子なんぞ 五湖を愛す
功名成りて 遂に 身 自ずから退く
剣は是を一夫に用う
書は能く姓名を知らしむ
恵施は干萬乗を肯ぜず
卜式は必ずしも一経を窮めざるや
還(ま)た 須らく 黒頭のうちに方伯を取るべし
白首の儒生と為り 謾(あなど)られる莫かれ

67 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/20(金) 22:00:12 ID:bWOHCsv0
  悲しみは来たる (いつの日にも)
  悲しみは来たる (全ての上に)
主よ お酒を 少しお待ち下さい
私が一曲歌います 「悲来の吟」を どうかお聞き下さい
  胸が張り裂けそうで 歌も 微笑みも 全ては凍て付く
  此の空の下 誰にも 私の気持ちはわからない
あなたには 憂さを忘れる数斗のお酒があって
私には 憂さを忘れさせる三尺の琴があります
音楽とお酒 2つを一緒に楽しめば
ただ一杯のお酒であっても どんなに価値がある事でしょう

68 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/20(金) 22:00:35 ID:bWOHCsv0
  悲しみは来たる (いつの日にも)
  悲しみは来たる (全ての上に)
  天地の寿命は無限だと言っても
  永久に 財宝の満ちた屋敷を守る事は 出来ない
  百年の栄耀栄華も あっけなく消え去るもの
  生まれる事も死ぬ事も 誰でもたった1度だけ
  独りぼっちの猿が 往古の墓の上 月を仰いで泣いている
まずは どうぞ 杯のお酒を空けて下さい

69 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/20(金) 22:01:01 ID:bWOHCsv0
  悲しみは来たる (いつの日にも)
  悲しみは来たる (全ての上に)
  瑞兆たる鳳凰も龍も 何も現われない
  微子は国を見捨て去り 箕子は狂ったフリで奴隷になった
  漢帝は 李将軍の忠義を考える事無く
  楚王は 国を思う屈原を追放した

70 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/20(金) 22:07:16 ID:bWOHCsv0
  悲しみは来たる (いつの日にも)
  悲しみは来たる (全ての上に)
  秦の李斯は 迂闊であったと 後で悔やんだが 時既に遅く
  独り歩きし始めた名声に引き摺られ 遂に身を滅ぼすことになった
  范蠡はどうして五湖を愛したのだろう
  果たすべきを果たし 名を挙げたので 自ら湖上に隠棲したのだ
  剣は ただ一人の為に用いられるだけ
  書は 世間に広く 自らの名を知らしめる
  恵施は 魏王から帝位を譲られようとしたが 固く断わり
  卜式は 無学であったが 財のお陰で功を成し 中郎となった
だから是非 若いうちから 出世に励みましょう
屁理屈捏ねてるだけの年寄りは 嗤われるだけですからね

71 :名無氏物語:2008/06/20(金) 22:52:18 ID:33tjSCsV
あん???

72 :打ち上げ男 ◆TaBMcIMHFY :2008/06/20(金) 23:25:26 ID:zeVwpbbC
テスト

73 :打ち上げ男 ◆TaBMcIMHFY :2008/06/20(金) 23:26:03 ID:zeVwpbbC
NASA

74 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/22(日) 14:54:06 ID:Uuas1u5y
こんにちはですよ
今日も雨ですねえ
ひとつ、こんな詩は如何でしょうか?

  『積雨網川荘作』  by王維

積雨 空林 煙火遅し
藜(れい)を蒸し 黍(れい)を炊いで東畠(とうし)に餉(かれい)す
漠漠たる水田 白鷺飛び
陰陰たる夏木 黄鳥囀ず
山中の習静(しゅうせい) 朝槿を観じ
松下の清斎(せいさい) 露葵(ろき)を折る
野老 人と席を争い罷む
海鴎 何ぞ事更に相疑うや

75 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/22(日) 15:00:05 ID:Uuas1u5y
(訳)

長雨の頃 人里離れた林に 炊事の煙が漂う
アカザを蒸し キビを炊いて 東の畑に弁当を届ける
見渡す限りの水田のなか シラサギが飛び交い
蒼々と茂る夏木の陰で ウグイスが鳴いている
山中での修道は 朝のムクゲに無常を観じ
松の下で物忌みし 野のアオイを摘んで仏に供える
この田舎爺いも 嘗ては出世を人と争ったが 疲れてそこから退いた身だ
もうカモメのように大人しいのに 一体 何を疑う事があるのだろうか


修道:心を落ち着かせ、澄まそうとする努力。座禅などもその一つです。

*カモメを「温順な人、またその様子」としたのは、後趙の暴虐な王であった 石虎 が天竺僧
 仏図澄 の感化により海鴎のように温順になったと言う話(晋書)から引っ張って来ましたw

76 :名無氏物語:2008/06/24(火) 00:08:07 ID:PQEyBan3
スレ違い覚悟の上で質問させてください。
1〜2年前に「銭金」っていうテレビ番組で見かけた漢詩が気になってます。
漢詩のことはまっっったくわからないので、見当もつかず、ググりようもなく…。
その漢詩は、
はじめ、「秋(春?夏?)の夜にひとりぼっちで月を見てる(酒を飲んでる?)…」とかいうような寂しげな情景スケッチで始まり、
ああ、悲しい詩だなあと思わせておいて
最後は「…ああ気持ちいい!(気分がいいなあ!)」みたいに終わるものでした。
漢詩って、そんなんばっかりだと思うのですが、
この詩の場合、最後が「ああ気分がいい!」というような、
能天気なすがすがしさで終わるのがポイントです。

こんな漢詩、どなたかご存知ないでしょうか?
もしわかったら、書いて部屋に飾っておきたいんです!
知っている方、教えてください!

77 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/28(土) 10:52:26 ID:RpjMhQtM
おはようございますよ

>>76
申し訳ねーのですが、それだけでは「これだ!」と申し上げる事が出来ねーのですよ
ですが、せっかくですので、李白の『月下独酌』をお持ち帰り下さいな

  『月下独酌』  by李白

花間(かかん) 一壷(いっこ)の酒
独りで酌(く)んで 相親しむ無し
杯を擧(あ)げて 名月を邀(むか)え
影に対して 三人になる
月 既に 飲(いん)を解(かい)せず
影 徒(いたず)らに 我が身に隋(したが)う
暫(しばら)く 月と影とを伴い
行楽 須(す)べからく 春に及ぶべし
我歌えば 月 徘徊し
我舞えば 影 零乱(りょうらん)す
醒時(せいじ)は 同(とも)に交歡し
酔後(すいご)は 各々分散す
永(なが)く無情の遊(ゆう)を結び
相期(あいき)して 雲漢(うんかん)はるかなり

78 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/28(土) 10:53:42 ID:RpjMhQtM
さてさて、お酒の詩が出て来ましたので、今日はその繋がりで行きますよ

  『飲酒 其十四』  by陶淵明

故人 我が趣(おもむき)を賞(しょう)し
壺を挈(ひっさ)げて 相与(あいとも)に至る
荊(けい)を班(し)いて 松下(しょうか)に坐し
数斟(すうしん) 已(すで)に復(ま)た酔う
父老(ふろう) 雑乱(ざつらん)して言い
觴酌(しょうしゃく) 行次(こうじ)を失う
覚えず 我 有るを知るを
安(いずく)んぞ 物を貴(とうと)しと為すを知らんや
悠々 留(とど)まる所に迷う
酒中に深味(しんみ)有り

79 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/06/28(土) 10:54:48 ID:RpjMhQtM
訳をね、ちょいとばかり遊んでみました


悪友共が オレの酒好きをネタにして
てんでに酒を持って 集まって来た
松の木陰に レジャーシートを広げて座れば
たちまち行き交う酒壺と杯
即席ドランケ(酔っ払い) ごーろごろ♪
おっさんも爺さんも いきなりトンデモ話を始めるし
杯を回す順番も もう とっくの昔にぐっちゃぐちゃ
理性も知性も自制も あんた 何処へ行ったかワカリマセンw
こんな時に 気遣いとか 遠慮なんて 有る訳ナイナイ
心は自由 ゆーらゆら 身体は適当 ふーらふら
いつもの枠からはみ出して 心身は 思うままに彷徨って
酒の中には深ぁーい深い 酩酊と陶酔の世界があるのぢゃよ

80 :名無氏物語:2008/07/04(金) 01:40:32 ID:qt+jDYSC
最近、忙しいのかな?

81 :名無氏物語:2008/07/04(金) 10:35:31 ID:iP5pCGKd
最近、紫雪さんの書き込みがないから間隔が空いてるように思うんじゃないか

紫雪さんが載せてくれる詩も好きなんだけどね
どうしてるのかな?

82 :紫雪:2008/07/04(金) 20:45:41 ID:ewfbf4ET
>>81さん
居ますよ〜 ありがとうございます。

ルビーさんこんばんは。ご無沙汰しております。もう七夕ですね。去年の
「川開き」の話から一年、早いものです。そのまんま七夕の詩ですw


迢迢たり 牽牛の星
皎皎たり 河漢の女
繊繊として 素き手を擢げ
札札として 機の杼を弄(あやつ)れど
終日 章を成さずして
泣涕 零落つること 雨の如し
河漢 清く且つ浅く
相い去ること 復た幾許ぞ
盈盈たり 一水の間
脈脈として 語るを得ず

范成大 七夕

83 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/07/06(日) 10:28:04 ID:CuId9Fdv
おはようございますですよ

>>80
ご心配をお掛けして申し訳ねーですよ

>>81
同じですね
私も紫雪さんの載せて下さる詩が好きです

>>82
お久しぶりです、紫雪さん
お元気ですか?
ええ、あの時はdでもない勘違いをしてしまって…思い出すたびに赤面しますよ ノ(´д`*)
ホントに、あの頃私はバカでした(今もやっぱりバカですがw)

84 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/07/06(日) 10:29:30 ID:CuId9Fdv
遙か彼方に 牽牛星は輝き
天の川の向こうに 織女星が煌めいている
たおやかな白い手を動かし
彼女は さくさくと機(はた)を織り続けるけれど
一日かかっても 模様一つ出来ない
募る想いは涙となって 止めどなく頬を伝う
天の川は 澄んで底が見えるほど浅いけれど
二星の間は 声も届かぬほど 遠く離れている
絶えることなく 静かに流れ続ける天の川に
隔てられた二星は 寄り添うことも語らうことも出来ない

85 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/07/06(日) 10:33:33 ID:CuId9Fdv
さてさて、我々にとっては七夕は初夏という感じですが、昔の人にとっては秋なのですね
だからこんな詩もあるのですよ

  『秋夕』  by杜牧

銀燭の秋光 画屏 冷え
軽羅の小扇に 流螢捕う
天階の夜色 涼しきこと水の如く
臥して看る 牽牛 織女星

86 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/07/06(日) 10:34:52 ID:CuId9Fdv
詩が短いので、ちょーと長めの訳をつけてみましたw

白ロウソクを燈す 秋の夜
絵屏風もどことなく 冷んやりして
(人肌の温もり恋しい季節なのに)
秋の夜長の徒然に
彷徨う蛍を 絹の扇で捕まえている
(私は独り お前も独り 遣る瀬無い夜)
天の階段から見える夜景を楽しめば
水辺に遊ぶ程に涼めるとか
(側にあなたがいてほしい)
横になり 天を見ている 七夕の夜
(ため息ひとつ あなたの許へは届かない)

87 :紫雪:2008/07/06(日) 19:34:15 ID:Jj/vd7hN
>>83
こんばんは
元気でやっております。ルビーさんの貼って下さった『秋夕』も好きな詩
ですが、七夕の詩は、逢えてルンルン、みたいなものが無いのが、不思議
と言えば不思議ですね。

88 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/07/06(日) 21:41:12 ID:/1qvmcjP
こんばんはですよ

そう
不思議なのですが、何故か
ヽ( ^▽^)人(^▽^ )ノ 「やっと逢えた!一年ぶりだよ、愛しい人っ!!」 と言うのは無くて
(もしかしたら、有るかも知れませんが)

ヽ( TヘT)人(ToT )ノ 「(普段は)遠距離過ぎて涙が出ちゃう…」
。゚・(ノД`)人(Д` )・゚。  「やっと逢えたけど、明日からまた離れ離れに…」 が多いのですね

時代背景とか、国情とか、そう言うものの所為なのでしょうか?

89 :紫雪:2008/07/06(日) 22:13:00 ID:Jj/vd7hN
>>88
念のため、エロっぺー詩満載の『玉台新詠』をひっくり返してみましたが
、やはり七夕は、ままならぬ男女の想いを詠ずる主題のようです。

90 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/07/06(日) 22:30:46 ID:/1qvmcjP
あああ、それはつまんねーですよ
どっかに一個ぐらい、こっそり渡し船のおじいさんに賄賂渡して忍び逢ってたとか、川幅の
狭い所を探してザバザバ行ったとか、アクティブな詩があっても良さそうなのに

さては、奴らめ
きっとどっかに隠しているに違い有りません

91 :紫雪:2008/07/06(日) 23:07:38 ID:Jj/vd7hN
>>90
www有ったら面白いでしょうが、風情もへちまもありませんねw

この夕べ降りくる雨は彦星のと渡るふねの櫂のしづくか 赤人

92 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/07/07(月) 00:09:36 ID:IeBDuw6l
ううむ、残念ですねえ

かささぎの渡せる橋におく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける (大伴家持)

93 :名無氏物語:2008/07/07(月) 01:14:50 ID:FRGx4lpD
           イ三三三三 \
         /イニニニニ\ヽ\ゝ_
       /イニニニニニ\\V/彡\、
       |三ニ>───、\V//彡\ヽヽ
       |三ニ|         ̄ \\ヽ|
       ハ三シ∠ミヽ,        \ミ l
      {!レ/  ミゝ.,_     ∠三ゝ |ミ l
       | レ  彡ヽ`'ゝ   f=・xミ;  |ミ/
       '┤      ノ  i `''     /}
       l  ーイ⌒(、  ':i      / /  サァン!
       |   《三ヲ`7≦     〃
       ト、   斤  ̄`''キ≧   /´
      <| 丶  ヽニ--ソ'"   /
     ノ| \ \    ̄   /\
    / l / ヽ、ヽミ _彡'´.〉  /\
__/   .ト、ヽ  i    |  /  |.  \_

94 :紫雪:2008/07/07(月) 22:19:16 ID:4qqMjwaf
こんばんは
七夕は曇りですね。紅旗征戎・・・とはいえ、サミットや一握りの人が笑
う世上に、例の諺になった詩を、思い浮かべてしまいましたよ。

沢国の江山 戦図に入る
生民 何の計あってか樵蘇を楽しまん
君に憑る 話す莫れ封侯の事
一将 功成って 万骨枯る

己亥歳 曹松

95 :名無氏物語:2008/07/08(火) 13:07:35 ID:/vIx5+Uh
>一将 功成って 万骨枯る
ことわざだと思ってた

96 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/07/08(火) 23:52:50 ID:ifJ/3JNm
こんばんはですよ

>>94
水に恵まれ 田畑と言わず山野と言わず 緑滴る豊かな国であったものを
戦に巻き込まれたばっかりに がれきだらけの荒れ地になってしまったよ
誰しもが明日はわからぬ身の上となり 祭りの為に山の木を切り 草を刈る
そんなささやかな楽しみさえ 暮らしの中から消えてしまった
君に頼む どうか諸侯に封じられたなどと言う話はしないでくれ
一人の将軍の武勲の影には 夥しい髑髏の山が隠されているのだから


さて、功の一つでも立ててくれれば、白骨達もまだ立つ瀬がありましょうが…
おっと、いけません
ここは詩を味わうスレですからw
スレ主自身が横道に逸れるなど、言語道断ですね
反省!

あ、そう言えば、中学の頃ですが、一人「言語道断」を「言語横断(げんごおうだん)」だと
思い込んでる子がいましたっけ
昔の話です、ええ、本当に

97 :紫雪:2008/07/09(水) 22:09:00 ID:+RNHJ9HQ
>>96
こんばんは
時宜に応じた素晴らしい訳をありがとうございます。まったくねぇ(嘆息)

98 :ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/07/09(水) 22:48:36 ID:rcVrD+Na
こんばんはですよ

>時宜に応じた素晴らしい訳をありがとうございます。
とんでもない事です
詩が有れば、ついつい自分勝手に解釈してしまう
ただ、それだけですよ

老将憤死叫渡河
過虚二百四十年

最後の最後まで国を案じた老将軍 宗沢 のような人材がいれば、少しは様子が変わっていたでしょうか?

99 :紫雪:2008/07/09(水) 23:44:51 ID:+RNHJ9HQ
>>98
そうですねえ。まさに韓愈の『馬厭穀』の結句の心境。
一朝失志兮
其何如
已焉哉
嗟嗟乎鄙夫

100 :名無氏物語:2008/07/10(木) 13:44:52 ID:dmPCgC8D
100ゲット・・・

92 KB [ 2ちゃんねる 3億PV/日をささえる レンタルサーバー \877/2TB/100Mbps]

取りに行ったけどなかった。次は一時間後に取りに行くです。
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :


read.cgi ver 05.0.7.3 2008/07/26
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)