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お気に入りの和歌はありますか? 巻第三十四

1 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:31:41 ID:iGftSdU8
お気に入りの和歌を書き込んでください。

過去スレ
お気に入りの和歌はありますか?
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お気に入りの和歌はありますか 巻四
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2 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:32:09 ID:iGftSdU8
お気に入りの和歌はありますか? 巻第十一
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3 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:32:31 ID:iGftSdU8
お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十一
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4 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:33:39 ID:iGftSdU8
お気に入りの和歌はありますか? 巻第三十一 
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第三十二 
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第三十三 (前スレ)
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5 :春のドドイツ(徐道永):2008/05/28(水) 23:38:16 ID:VmMDOWti
またかよ

6 :名無氏物語:2008/05/29(木) 16:53:12 ID:G3RmzuXk
わが宿にさける藤なみ立ちかへりすぎがてにのみ人の見るらむ(古今120/みつね)

7 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:36:43 ID:h5r51uO4
心あての色もかすみの吉野山我まどはすな花のしら雲(三条西実隆)

8 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:38:01 ID:h5r51uO4
あともなき波の上ながら心あてにゆけばまどはぬ舟ぢなりけり(小沢蘆庵)

9 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:38:25 ID:h5r51uO4
初霜はまだおきなれぬ宵々の月にうつろふ白菊の花(香川景樹)

10 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:38:50 ID:h5r51uO4
老いの目はまぎらはしさに折りかねつ月夜の霜の白菊の花(安藤野雁)

11 :名無氏物語:2008/05/31(土) 01:42:04 ID:FOqZiTGJ
もみぢばを幣にたむけて行く秋ををしみとめぬや神なびの森(慈円)

12 :名無氏物語:2008/05/31(土) 01:42:35 ID:FOqZiTGJ
みそぎ川あさのたちえのゆふしでを幣とたむけて夏はいぬめり(藤原為家)

13 :名無氏物語:2008/05/31(土) 02:20:27 ID:p2iLHTwk
初雁のはつかにききしことづても雲路にたえてわぶるころかな(源高明)

14 :名無氏物語:2008/05/31(土) 02:20:56 ID:p2iLHTwk
いとどまた夢てふ物をたのめとや思ひねになくほととぎすかな(宗尊親王)

15 :名無氏物語:2008/05/31(土) 02:21:21 ID:p2iLHTwk
惜しめどもたちもとまらぬ秋霧のゆくへもしらぬ恋もするかな(源俊頼)

16 :名無氏物語:2008/05/31(土) 02:21:46 ID:p2iLHTwk
芳野山あふをかぎりの桜花ゆくへもしらぬ道やまどはん(藤原家隆)

17 :名無氏物語:2008/05/31(土) 13:55:58 ID:JKUsce5L
あひみてもなほ行くへなき思ひかな命や恋のかぎりなるらん(藤原定家)

18 :名無氏物語:2008/05/31(土) 13:56:27 ID:JKUsce5L
いつしかの行へもしらぬ詠めより逢ふを限りのはてをしぞ思ふ(藤原雅経)

19 :名無氏物語:2008/05/31(土) 13:56:54 ID:JKUsce5L
行へなきあふをかぎりの白雲もたえて分かるる峰の松かぜ(俊成卿女)

20 :名無氏物語:2008/05/31(土) 13:57:21 ID:JKUsce5L
さても又あふを限りのはてもなし恋は命ぞかぎりなりける(藤原為家)

21 :名無氏物語:2008/05/31(土) 13:58:26 ID:JKUsce5L
思ひあまりあふをかぎりの詠めしてゆくへもしらぬ夕暮の空(宗尊親王)

22 :名無氏物語:2008/05/31(土) 13:58:50 ID:JKUsce5L
わたの原ゆくへもしらずはてもなし沖つ霞の春のあけぼの(後二条院)

23 :名無氏物語:2008/05/31(土) 14:04:59 ID:JKUsce5L
恋ひしなむそれまでと猶歎くかなあふを限の思ひたえても(頓阿)

24 :名無氏物語:2008/05/31(土) 14:07:28 ID:JKUsce5L
しら雲の八重山遠く匂ふなり逢ふをかぎりの花の春風(正徹)

25 :名無氏物語:2008/05/31(土) 18:08:14 ID:aa92Glro
我も思ふ君もしのぶる秋の夜はかたみに風の音ぞ身にしむ(相模[新勅撰])

26 :名無氏物語:2008/05/31(土) 18:09:55 ID:aa92Glro
恨みわび絶えぬ涙にそぼちつつ色変はりゆく袖を見せばや(肥後[新拾遺])

27 :名無氏物語:2008/05/31(土) 18:10:16 ID:aa92Glro
立ちのぼるふじの煙のゆくへとも心そらなる身のおもひかな(二条為定[新千載])

28 :名無氏物語:2008/05/31(土) 18:11:31 ID:aa92Glro
あくがるる心のままに尋ねきて山ぢのはてを花にみるかな(能誉[続千載])

29 :名無氏物語:2008/05/31(土) 18:32:35 ID:WpZiPhUn
恋しさはつらさにかへてやみにしを何の名残にかくは悲しき(金葉集三奏本/弁乳母)

30 :名無氏物語:2008/05/31(土) 18:33:13 ID:WpZiPhUn
恋しさはつらさにかへてやみにしを何の残りてかくは悲しき(続後撰集/弁乳母)

31 :名無氏物語:2008/06/01(日) 17:41:51 ID:VnuFLC5O
くれはつる秋こそやがてしらせけれあふ人からの夜半のならひは(藤原家隆)

32 :名無氏物語:2008/06/01(日) 17:42:34 ID:VnuFLC5O
むつごとも逢ふ人からのならひかもいづらは夜半も長月の空(後鳥羽院)

33 :名無氏物語:2008/06/01(日) 17:43:02 ID:VnuFLC5O
ながしとぞ思ひはてぬる逢はでのみひとり月見る秋の夜な夜な(宗尊親王)

34 :名無氏物語:2008/06/01(日) 17:43:36 ID:VnuFLC5O
またいつにこよひもまたん月をしも逢ふ人からのしののめの空(三条西実隆)

35 :名無氏物語:2008/06/01(日) 17:44:14 ID:VnuFLC5O
よの中はさてもやうきと桜花ちらぬ春にもあひ見てしがな(飛鳥井雅有)

36 :名無氏物語:2008/06/01(日) 18:09:07 ID:O8G/ziDG
唐衣うつ声きけば月きよみまだねぬ人をそらにしるかな(紀貫之[新勅撰])

37 :名無氏物語:2008/06/01(日) 18:12:31 ID:O8G/ziDG
この世にはつれなき恋に身をかへて長くやはれぬ闇にまよはん(後醍醐院少将内侍[新続古今]) 

38 :名無氏物語:2008/06/01(日) 18:12:58 ID:O8G/ziDG
なほざりの空頼めとて待ちし夜の苦しかりしぞ今は恋しき(殷富門院大輔[千載])

39 :名無氏物語:2008/06/01(日) 18:35:31 ID:tq+kPL4M
露分くる夏野の草のぬれ衣なるとはすれど色もかはらず(順徳院)

40 :名無氏物語:2008/06/02(月) 00:06:55 ID:vs7m5eMb
あま衣なるとはすれどいせ島やあはぬうつせはいふかひもなし(後水尾院)

41 :名無氏物語:2008/06/02(月) 00:42:10 ID:vs7m5eMb
よそにのみきくの長浜ながらへて心づくしにこひやわたらん(藤原為家)

42 :名無氏物語:2008/06/02(月) 01:03:23 ID:Q9NNC1LE
何ゆゑに雪みるべくもあらぬ身のこしぢの冬をみとせ経ぬらむ(宗良親王)

43 :名無氏物語:2008/06/02(月) 01:03:58 ID:Q9NNC1LE
ふりつもる雪みるべくもなき人の跡をも今朝はおもひやりつつ(宗良親王)

44 :名無氏物語:2008/06/02(月) 01:11:10 ID:Q9NNC1LE
かへるかり跡はしたへどしら山のゆきみるべくもなき雲路かな(下河辺長流)

45 :名無氏物語:2008/06/02(月) 01:14:53 ID:Q9NNC1LE
わび人のたもとしなくは紅葉葉のひとりや雨にぬれて染めまし(藤原為家)

46 :名無氏物語:2008/06/02(月) 01:16:46 ID:Q9NNC1LE
今朝ぞこの山のかひあるみむろ山絶えせぬ道の跡を尋ねて(藤原定家)

47 :名無氏物語:2008/06/02(月) 01:18:30 ID:Q9NNC1LE
水鳥のうへはこほれる羽衣いでいりあらふ波のまもなし(賀茂保憲女)

48 :名無氏物語:2008/06/02(月) 01:19:05 ID:Q9NNC1LE
世中ようへはこほれる冬川のしられぬにこそわたりかねぬれ(三条西実隆)

49 :名無氏物語:2008/06/02(月) 01:19:34 ID:Q9NNC1LE
かねてよりおもひこしぢのあらち山ことわり過ぐる峰の白雪(藤原知家)

50 :名無氏物語:2008/06/02(月) 01:20:24 ID:Q9NNC1LE
はるかにも思ひこしぢの春の雁かへる山をば都にぞ見る(後柏原天皇)

51 :名無氏物語:2008/06/02(月) 02:11:08 ID:Q9NNC1LE
人をのみ思ひこしぢのはてなれや身を白雪のつもる恨みは(宗良親王)

52 :名無氏物語:2008/06/02(月) 09:27:26 ID:tXRsNzSr
つれづれと空ぞ見らるる思ふ人天くだり来んものならなくに(和泉式部)

53 :名無氏物語:2008/06/02(月) 09:30:20 ID:tXRsNzSr
見ずもあらずみもせぬ人の形見かは五月の空の夕暮の雲(藤原家隆)

54 :名無氏物語:2008/06/02(月) 09:30:51 ID:tXRsNzSr
かた見かはしるべにもあらず君恋ひてただつくづくとむかふ大空(藤原定家)

55 :名無氏物語:2008/06/02(月) 09:32:30 ID:tXRsNzSr
おほ空はくれゆく秋のかたみかはをしむ袂もうちしぐれつつ(後鳥羽院)

56 :名無氏物語:2008/06/02(月) 09:33:02 ID:tXRsNzSr
朝夕にむなしき空をながめてもたかく仰ぎし君を恋ひつつ(宗尊親王)

57 :名無氏物語:2008/06/03(火) 01:55:49 ID:AOlWy+M9
そなたともたがゆふ暮の空なれば恋しきたびに詠めやるらん(宗良親王)

58 :名無氏物語:2008/06/03(火) 02:26:18 ID:vV27K6tB
かたみかはそなたのそらの峰の雲恋しきたびにうちながめつつ(後崇光院)

59 :名無氏物語:2008/06/03(火) 02:26:51 ID:vV27K6tB
わぎもこは月の都へいらなくに暮るれば空のながめらるらん(井上文雄)

60 :名無氏物語:2008/06/03(火) 02:52:11 ID:XcTTh9Tz
さく花は千種ながらに時過ぎて枯れゆくをのの霜のさむけさ(宗尊親王)

61 :名無氏物語:2008/06/03(火) 14:00:42 ID:ra5YLKhb
花いへばちくさながらにあだならぬ色香にうつる野べの露かな(三条西実隆)

62 :名無氏物語:2008/06/03(火) 14:31:59 ID:Eou/nA6a
さまざまに心うつりて咲く花は千種ながらにあかずしぞおもふ(後水尾院)

63 :名無氏物語:2008/06/03(火) 14:32:25 ID:Eou/nA6a
冬枯の草葉にも見よ色といへば千種ながらにあだの世の中(後水尾院)

64 :名無氏物語:2008/06/03(火) 14:44:18 ID:Eou/nA6a
さく花の千種ながらにうちなびきかぎりもみえぬのべの秋かぜ(霊元院)

65 :名無氏物語:2008/06/03(火) 14:46:30 ID:Eou/nA6a
夕霞たなびく山の春よりも色の千種にさけるなでしこ(順徳院)

66 :名無氏物語:2008/06/03(火) 14:47:01 ID:Eou/nA6a
あけわたるとやまの花にうつろひて色の千草にたつかすみかな(藤原泰綱)

67 :名無氏物語:2008/06/03(火) 14:47:32 ID:Eou/nA6a
見わたせば色の千種にうつろひて霞をそむる山ざくらかな(藤原行家

68 :名無氏物語:2008/06/03(火) 14:48:26 ID:Eou/nA6a
秋も又色の千くさのおなじ野に霞みし花のかげぞわすれぬ(津守国道)

69 :名無氏物語:2008/06/03(火) 14:48:59 ID:Eou/nA6a
春の色を千種にこめて天の原かぎりもしらず立つ霞かな(肖柏)

70 :名無氏物語:2008/06/03(火) 16:46:57 ID:08yLpv8z
やまやはるなけや鶯すみがまの煙も空にかすむけしきを(衲叟馴窓)

71 :名無氏物語:2008/06/03(火) 16:47:21 ID:08yLpv8z
移り来てなけや鶯うららなる南のかたえ木のめ春風(冷泉為村)

72 :名無氏物語:2008/06/03(火) 16:58:27 ID:wLaj9gqN
染めつくす峰の紅葉をいづる日のあからさまにしあふは逢ふかは(橘千蔭)

73 :名無氏物語:2008/06/03(火) 16:58:51 ID:wLaj9gqN
み山にも秋はかぎりになりにけりおちくる水の色かはるまで(土御門院小宰相)

74 :名無氏物語:2008/06/03(火) 16:59:18 ID:wLaj9gqN
白浪のこすかとぞみる卯花のさける垣ねや末の松山(藤原長方)

75 :名無氏物語:2008/06/03(火) 16:59:40 ID:wLaj9gqN
しら浪のこえてかへると見えつるや雪に風吹くすゑの松山(慈円)

76 :名無氏物語:2008/06/04(水) 05:03:06 ID:fYihDGkq
さざなみのこすかとぞみる唐崎や松のしづえにふれる白雪(澄覚法親王)

77 :名無氏物語:2008/06/04(水) 05:03:35 ID:fYihDGkq
松かげに咲ける桜は末の山したより浪のこすかとぞみる(小沢蘆庵)

78 :名無氏物語:2008/06/04(水) 05:28:52 ID:iB3LxKoO
年をへてつれなき人を恋ふる身は涙の河の身をつくしかな(能因)

79 :名無氏物語:2008/06/04(水) 05:29:21 ID:iB3LxKoO
きみゆゑに涙の川にゆらさるるみをつくしともなりはてねとや(藤原経家)

80 :名無氏物語:2008/06/04(水) 05:29:54 ID:iB3LxKoO
涙川あふせもしらぬ身をつくしたけこす程に成りにけるかな(慈円)

81 :名無氏物語:2008/06/04(水) 05:30:34 ID:iB3LxKoO
身をつくし忍ぶ涙のみごもりにこの世をかくてくちやはてなん(藤原定家)

82 :名無氏物語:2008/06/04(水) 05:31:05 ID:iB3LxKoO
いかにせむ今はたたえて春の夜の人だのめなる夢をだにみず(藤原家隆)

83 :名無氏物語:2008/06/04(水) 05:31:36 ID:iB3LxKoO
かきつめて誰しのぶべきかたみとは涙の底のもくづなれども(俊成卿女)

84 :名無氏物語:2008/06/05(木) 03:07:19 ID:tSoG2+47
夜な夜なのまくらのちりをもくづにて涙の床や海とならまし(頓阿)

85 :名無氏物語:2008/06/05(木) 03:25:05 ID:LjdqULJM
かたみとて涙にうかぶもくづをばかへすをみても袖やぬれなん(飛鳥井雅親)

86 :名無氏物語:2008/06/05(木) 03:25:28 ID:LjdqULJM
そなたにもとめてやはみぬあふことのいまは涙のもくづなりとも(三条西実隆)

87 :名無氏物語:2008/06/05(木) 03:26:06 ID:LjdqULJM
涙川うかぶもくづのうたかたもあはれはかなきかたみなりけり(木下長嘯子)

88 :名無氏物語:2008/06/05(木) 03:28:44 ID:LjdqULJM
雁がねのなきてもいはむ方ぞなきむかしのつらの今の夕暮(藤原定家)

89 :名無氏物語:2008/06/05(木) 03:29:10 ID:LjdqULJM
老をせく菊のした水手にむすぶこのさと人ぞ千世もすむべき(藤原定家)

90 :名無氏物語:2008/06/05(木) 14:57:21 ID:XdGAEU2M
天つ星光をうつすみかは水老せぬ菊のかげやせくらん(順徳院)

91 :名無氏物語:2008/06/05(木) 16:13:09 ID:ZMjAJVMe
よしの川はやくのとしをかへさめや菊の下水老をせくとも(後水尾院)

92 :名無氏物語:2008/06/05(木) 16:13:51 ID:ZMjAJVMe
老をせくためしまでこそくみしらねこのたに河も菊のしたみづ(霊元院)

93 :名無氏物語:2008/06/05(木) 16:14:20 ID:ZMjAJVMe
まちをしむ花にまぎれし心からすぐす月日の春ぞすくなき(藤原為家)

94 :名無氏物語:2008/06/05(木) 16:14:44 ID:ZMjAJVMe
けふのこる花のかとりの白がさねあすたちかへむ春ぞすくなき(正徹)

95 :名無氏物語:2008/06/05(木) 18:20:44 ID:ZU6TrUbN
さてもいかに岩垣沼のあやめ草あやめもしらぬ袖の玉水(後鳥羽院[新続古今]) 

96 :名無氏物語:2008/06/05(木) 18:22:03 ID:ZU6TrUbN
幾千代と岩垣沼のあやめ草ながきためしに今日やひかれむ(藤原公経[新勅撰]) 

97 :名無氏物語:2008/06/05(木) 18:23:21 ID:ZU6TrUbN
寝覚する袂にきけば時鳥つらき人をも待つべかりけり(康資王母[千載])

98 :名無氏物語:2008/06/06(金) 00:30:01 ID:RY0ExlTB
高砂のをのへの松や君がへん千代のともとはならむとすらん(藤原俊成)

99 :名無氏物語:2008/06/06(金) 00:51:25 ID:bMHb+YMD
いかにせん鏡のそこにみづはぐむかげもむかしの友ならなくに(鴨長明)

100 :名無氏物語:2008/06/06(金) 00:52:42 ID:bMHb+YMD
高砂の松をともとて鳴く千鳥きみがやちよのこゑやそふらん(藤原良経)

101 :名無氏物語:2008/06/06(金) 00:53:25 ID:bMHb+YMD
友と見しよそのもみぢは散りはててひとりしぐるる高砂のまつ(藤原為家)

102 :名無氏物語:2008/06/06(金) 00:54:42 ID:bMHb+YMD
みよしのの吉野の宮はふりにけり松も昔の松やすくなき(順徳院)

103 :名無氏物語:2008/06/06(金) 00:57:04 ID:bMHb+YMD
子の日せし代代のみゆきのあとふりて松もむかしの春や恋しき(宗尊親王)

104 :名無氏物語:2008/06/06(金) 01:03:07 ID:bMHb+YMD
知る人と松をもいかがたのむべきうきよをいとふ友ならなくに(宗尊親王)

105 :名無氏物語:2008/06/07(土) 03:41:43 ID:7+Euq+iC
風かよふ松もむかしの友とてやおなじ軒端ににほふたち花(飛鳥井雅世)

106 :名無氏物語:2008/06/07(土) 03:42:28 ID:7+Euq+iC
年こゆる色やはかへん高砂の松もむかしの沖つしらなみ(正徹)

107 :名無氏物語:2008/06/07(土) 03:42:52 ID:7+Euq+iC
したふなよ松もむかしのとばかりにあだなる花の春の別れは(後柏原天皇)

108 :名無氏物語:2008/06/07(土) 03:43:56 ID:7+Euq+iC
君が代は雲井はるかに高砂の松もむかしの友づるのこゑ(三条西実隆)

109 :名無氏物語:2008/06/07(土) 03:44:54 ID:7+Euq+iC
高砂の松をためしも雪のけさいたづらにふる友とやはみん(木下長嘯子)

110 :名無氏物語:2008/06/07(土) 03:47:48 ID:7+Euq+iC
夏の夜はまだ宵ながら明けぬとやゆふつけ鳥の暁のこゑ(慈円)

111 :名無氏物語:2008/06/08(日) 00:29:55 ID:UljA9fH6
月草のうつろひやすく思へかも我が思ふ人の事も告げ来ぬ(大伴家持)

112 :名無氏物語:2008/06/08(日) 03:25:45 ID:U/8Xt+CF
大和路や都も遠きひむろ山まだ宵ながら岩戸あくなり(藤原家隆)

113 :名無氏物語:2008/06/08(日) 04:07:44 ID:ixOkT+ve
夏の月はまだ宵の間とながめつつぬるや河辺のしののめの空(藤原定家)

114 :名無氏物語:2008/06/08(日) 04:09:29 ID:ixOkT+ve
宵ながら雲のいづことをしまれし月をながしと恋ひつつぞぬる(藤原定家)

115 :名無氏物語:2008/06/08(日) 04:10:02 ID:ixOkT+ve
折しもあれ雲のいづくに入る月の空さへをしきしののめの途(藤原定家)

116 :名無氏物語:2008/06/08(日) 04:10:45 ID:ixOkT+ve
山路行く雲のいづこの旅枕ふすほどもなく月ぞ明け行く(藤原定家)

117 :名無氏物語:2008/06/08(日) 04:11:23 ID:ixOkT+ve
夕づくよかたぶく空はよひながら雲のいづくにありあけの月(藤原忠良)

118 :名無氏物語:2008/06/08(日) 04:12:45 ID:ixOkT+ve
夏の夜は雲のいづくにやどるともわがおもかげに月はのこさむ(藤原良経)

119 :名無氏物語:2008/06/09(月) 00:14:17 ID:qTY4VkPG
郭公まだ宵ながら明くる夜の雲のいづくになきわたるらん(後鳥羽院)

120 :名無氏物語:2008/06/09(月) 00:14:55 ID:qTY4VkPG
あかなくに雲のいづくにやどりつつはるればあくる夏の夜の月(後鳥羽院)

121 :名無氏物語:2008/06/09(月) 00:15:35 ID:qTY4VkPG
月だにも雲のいづくに夏の夜のやみはあやなし曙の空(順徳院)

122 :名無氏物語:2008/06/09(月) 00:16:27 ID:qTY4VkPG
久方の雲のいづくの影ならで木のまあけ行くみじか夜の月(伏見院)

123 :名無氏物語:2008/06/09(月) 00:16:51 ID:qTY4VkPG
よひのまに明けなば明けよ天つ空雲のいづくと月はたどらじ(正徹)

124 :名無氏物語:2008/06/09(月) 00:19:08 ID:qTY4VkPG
庭しろき玉をのべたる光かなこほれる雪をみがく月夜に(正徹)

125 :名無氏物語:2008/06/09(月) 01:09:34 ID:XewSoefl
雲さゆるよし野の里は冬ながら空より花のふらぬひはなし(祝部成茂)

126 :名無氏物語:2008/06/09(月) 01:10:05 ID:XewSoefl
日影みずさきてとくちる色もなし谷は蛍ぞ光なりける(藤原定家)

127 :名無氏物語:2008/06/09(月) 01:10:30 ID:XewSoefl
春もまだよそにぞ寒き谷の戸に咲きてとくちる花の淡雪(望月長孝)

128 :名無氏物語:2008/06/09(月) 01:11:09 ID:XewSoefl
ひかりなき谷にも風はよそならで咲きてとくちる山桜かな(本居宣長)

129 :名無氏物語:2008/06/09(月) 01:12:07 ID:XewSoefl
紅葉ちることやわびしきみ熊野の山のあらしに鹿ぞなくなる(慈円)

130 :名無氏物語:2008/06/09(月) 15:52:45 ID:hJ9fVJzJ
ねにたてて秋の夜かこつきりぎりす長きね覚の枕にぞきく(藤原為家)

131 :名無氏物語:2008/06/09(月) 15:53:19 ID:hJ9fVJzJ
しるべなきおきつの浜になくたづのゑをあはれと神はきかなむ(兼好)

132 :名無氏物語:2008/06/09(月) 15:54:23 ID:hJ9fVJzJ
春はとし霞かかれる梢より花ぞおそきと鶯のなく(慈円)

133 :名無氏物語:2008/06/09(月) 20:38:37 ID:UFlProTs
踏みみける鳰(にほ)の跡さへ惜しきかな氷のうへにふれる白雪(康資王母[新勅撰])

134 :名無氏物語:2008/06/09(月) 20:43:20 ID:UFlProTs
天のとを雲ゐながらもよそにみて昔の跡をこふる月かな(菅原孝標女[新勅撰]) 

135 :名無氏物語:2008/06/09(月) 20:44:02 ID:UFlProTs
郭公すがたは水にやどれども声はうつらぬ物にぞありける(藤原忠通[金葉])

136 :名無氏物語:2008/06/09(月) 20:45:16 ID:UFlProTs
ふきのぼる木曾の御坂の谷風に梢もしらぬ花をみるかな(鴨長明[続古今])

137 :名無氏物語:2008/06/09(月) 20:45:50 ID:UFlProTs
門田ふく稲葉の風や寒からんあしのまろやに衣うつ也(藤原家隆[新後撰])

138 :名無氏物語:2008/06/09(月) 23:14:30 ID:UFlProTs
なごりなく夜半の嵐に雲晴れて心のままにすめる月かな(源行宗[金葉])

139 :名無氏物語:2008/06/09(月) 23:15:09 ID:UFlProTs
天の原雲吹きはらふ秋風に山の端高く出づる月影(後鳥羽院[続拾遺])

140 :名無氏物語:2008/06/09(月) 23:15:43 ID:UFlProTs
谷河のいはねかたしく青柳のうちたれ髪をあらふ白波(藤原良経[新千載])

141 :名無氏物語:2008/06/09(月) 23:16:30 ID:UFlProTs
風そよぐならの小川の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける(藤原家隆[新古今])

142 :名無氏物語:2008/06/09(月) 23:18:41 ID:UFlProTs
遠ざかる音はせねども月清み氷と見ゆる志賀の浦浪(藤原重家[千載])

143 :名無氏物語:2008/06/09(月) 23:19:09 ID:UFlProTs
桜咲く比良の山かぜ吹くままに花になりゆく志賀の浦浪(藤原良経[千載])

144 :名無氏物語:2008/06/09(月) 23:19:35 ID:UFlProTs
志賀の浦や遠ざかり行く波間より氷りて出づる有明の月(藤原家隆[新古今])

145 :名無氏物語:2008/06/09(月) 23:20:18 ID:UFlProTs
河霧の麓をこめて立ちぬれば空にぞ秋の山はみえける(清原深養父[拾遺])

146 :名無氏物語:2008/06/10(火) 08:18:39 ID:7Txh01Hr
昨日こそ年は暮れしか春霞春日の山にはや立ちにけり(山部赤人[拾遺])

147 :名無氏物語:2008/06/10(火) 08:20:33 ID:7Txh01Hr
霞しく木の芽春雨ふるごとに花の袂はほころびにけり(藤原顕季[新勅撰]) 

148 :名無氏物語:2008/06/10(火) 08:21:08 ID:7Txh01Hr
霞たちこのめ春雨きのふまでふる野の若菜今朝は摘みてん(藤原定家[新後撰])

149 :名無氏物語:2008/06/10(火) 08:21:33 ID:7Txh01Hr
野も山もおなし緑に染てけり霞よりふるこのめ春雨(藤原良経[続千載])

150 :名無氏物語:2008/06/10(火) 08:22:22 ID:7Txh01Hr
霞たち木のめ春雨ふる里の吉野の花も今や咲らん(後鳥羽院[続後撰])

151 :名無氏物語:2008/06/10(火) 08:23:32 ID:7Txh01Hr
高砂のをのへの桜さきにけり外山の霞たたずもあらなん(大江匡房[後拾遺])

152 :名無氏物語:2008/06/10(火) 23:48:16 ID:7Txh01Hr
たかさごのをのへの桜たづぬれば都の錦いくへ霞みぬ(式子内親王[新勅撰]) 

153 :名無氏物語:2008/06/11(水) 00:21:28 ID:tzE+lKYm
たちかへりと山ぞかすむたかさごの尾上のさくら雲もまがはず(藤原雅経[続拾遺])

154 :名無氏物語:2008/06/11(水) 03:00:19 ID:tzE+lKYm
またれつる尾上の桜色見えて霞のまよりにほふ白雲(藤原隆博[新後撰])

155 :名無氏物語:2008/06/11(水) 03:01:38 ID:tzE+lKYm
もみぢ葉の深山にふかく散りしくは秋のかへりし道にやあるらん(後二条院[風雅])

156 :名無氏物語:2008/06/11(水) 03:02:34 ID:tzE+lKYm
閉ぢはつるみ山の奥の松の戸をうらやましくも出づる月かな(源光行[新勅撰]) 

157 :名無氏物語:2008/06/11(水) 03:03:13 ID:tzE+lKYm
山がつと人は言へども郭公まつ初声は我のみぞ聞く(坂上是則[拾遺])

158 :名無氏物語:2008/06/11(水) 03:04:03 ID:tzE+lKYm
住吉の浜松がえのたえまよりほのかにみゆる花のゆふしで(藤原実定[続拾遺])

159 :名無氏物語:2008/06/11(水) 03:04:31 ID:tzE+lKYm
見わたせば松のたえまに霞みけり遠里小野の花の白雲(式乾門院御匣[新後撰])

160 :名無氏物語:2008/06/11(水) 12:27:40 ID:Siae9ORl
春やとき谷の鶯うち羽ぶき今日しら雪のふる巣いづなり(藤原定家)

161 :名無氏物語:2008/06/11(水) 12:28:03 ID:Siae9ORl
春やときとばかり聞きし鶯の初音を我と今日やながめむ(藤原定家)

162 :名無氏物語:2008/06/11(水) 12:57:40 ID:e6vEvouf
鶯のはつねをもらせ春やとき花やおそきと思ひさだめん(後鳥羽院)

163 :名無氏物語:2008/06/11(水) 12:58:08 ID:e6vEvouf
白雪のふる枝の梅を花とみて春やおそきときゐる鶯(藤原為家)

164 :名無氏物語:2008/06/11(水) 12:58:43 ID:e6vEvouf
木々の雪花かと見えて花やとき春やおそきとあやまたれぬる(三条西実隆)

165 :名無氏物語:2008/06/11(水) 12:59:20 ID:e6vEvouf
さねかづらいまはたゆとや逢坂のゆふつけ鳥のくり返し鳴く(藤原家隆)

166 :名無氏物語:2008/06/11(水) 13:00:22 ID:e6vEvouf
いかにせん相坂山のさねかづらはぶきあまたにうつりはてなば(藤原家隆)

167 :名無氏物語:2008/06/11(水) 13:00:48 ID:e6vEvouf
くる人をいかがいとはむさねかづらたえずはすゑも逢坂の関(蓮瑜)

168 :名無氏物語:2008/06/11(水) 13:01:34 ID:e6vEvouf
さねかづらかけのたれをの長路しるあふ坂山の関の行末(正徹)

169 :名無氏物語:2008/06/11(水) 13:02:07 ID:e6vEvouf
さねかづら末葉にむすぶ露かけてもとくる人のありとしられじ(常縁)

170 :名無氏物語:2008/06/11(水) 19:34:08 ID:00vtcEEs
あふさかや夢にもさねんさねかづらくるよを人にせきなとどめそ(後柏原天皇)

171 :名無氏物語:2008/06/11(水) 19:34:33 ID:00vtcEEs
霞たつあふ坂山のさねかづらまたくりかへし春はきにけり(木下長嘯子)

172 :名無氏物語:2008/06/11(水) 19:37:43 ID:00vtcEEs
夏の夜ののどけき雨をあしびきの山の松風ふくかとぞきく(曾根好忠)

173 :名無氏物語:2008/06/11(水) 19:38:26 ID:00vtcEEs
石見のや高津のやまの松風のここに通ひて吹くかとぞきく(木下幸文)

174 :名無氏物語:2008/06/11(水) 19:39:51 ID:00vtcEEs
みかの原ながるる河のいつみきとおぼえぬせにもぬるる袖かな(藤原基家)

175 :名無氏物語:2008/06/11(水) 19:40:24 ID:00vtcEEs
いづみ川ゆくせの波の程にのみききこし人に恋ひやわたらむ(宗尊親王)

176 :名無氏物語:2008/06/11(水) 19:40:58 ID:00vtcEEs
春はただみきともいはじ泉河わきてかすめる波の上の月(慶運)

177 :名無氏物語:2008/06/12(木) 14:12:45 ID:3rUyN6V9
泉川こほりにけりなゆく水のわきて流るるかたもなきまで(二条良基)

178 :名無氏物語:2008/06/12(木) 14:13:12 ID:3rUyN6V9
かけとめよ雲まの月を三かの原袂にわきていづみ川なみ(正徹)

179 :名無氏物語:2008/06/12(木) 14:13:42 ID:3rUyN6V9
ほのかにも山より月のいづみ川ひかりぞ四方にわきて流るる(三条西実隆)

180 :名無氏物語:2008/06/12(木) 14:14:07 ID:3rUyN6V9
袖かけて夕波すずしいづみ川秋のこころや分きてながるる(上冷泉為和)

181 :名無氏物語:2008/06/12(木) 15:30:09 ID:0y8SWjDr
みかの原こよひの月の光さへわきてながるるいづみ川かな(松永貞徳)

182 :名無氏物語:2008/06/12(木) 15:30:50 ID:0y8SWjDr
泉川わきて秋こそかなしけれはらへばむすぶかせの山霧(加納諸平)

183 :名無氏物語:2008/06/12(木) 15:31:15 ID:0y8SWjDr
いつみきかいつみきとてか泉なる空にうつせば満目の花(山中智恵子)

184 :名無氏物語:2008/06/12(木) 15:39:43 ID:0y8SWjDr
子を思ふ道こそ闇と聞きしかど親の跡にもまよはれにけり(選子内親王)

185 :名無氏物語:2008/06/12(木) 15:41:01 ID:0y8SWjDr
花をらむ心もそらに成りにけり子を思ふ道におもひみだれて(大江匡衡)

186 :名無氏物語:2008/06/12(木) 15:49:27 ID:0y8SWjDr
敷島やこの道なくば子の道に迷ふ心のやみははるけし(正徹)

187 :名無氏物語:2008/06/12(木) 18:00:32 ID:pEslWJ2R
みどりなる外山の松のたえまよりあらはれてさく花桜かな(衣笠家良[新続古今]) 

188 :名無氏物語:2008/06/12(木) 18:06:08 ID:pEslWJ2R
今はとてたのむの雁もうち侘びぬ朧月夜の曙の空(寂蓮[新古今])

189 :名無氏物語:2008/06/12(木) 18:06:56 ID:pEslWJ2R
御祓するいぐしのしでに風過ぎて涼しくなりぬ水無月の空(藤原隆信[続後撰])

190 :名無氏物語:2008/06/12(木) 18:07:56 ID:pEslWJ2R
あはぢしま夕立すらし住吉の浦のむかひにかかる村雲(藤原基家[続拾遺])

191 :名無氏物語:2008/06/13(金) 01:36:03 ID:PWQbM3fI
しらざりし誰もねざめの秋の雨の子をおもふ道にふるは涙を(藤原惺窩)

192 :名無氏物語:2008/06/13(金) 01:37:04 ID:PWQbM3fI
まだきより花を見すててゆく雁やかへりて春のとまりをば知る(藤原定家)

193 :名無氏物語:2008/06/13(金) 01:37:36 ID:PWQbM3fI
問はばやな花なき里にすむ人も春はけふとやなほ眺むらん(藤原定家)

194 :名無氏物語:2008/06/13(金) 01:38:10 ID:PWQbM3fI
秋によする心とやみむ春霞たつを見すてて雁もきにけり(後水尾院)

195 :名無氏物語:2008/06/14(土) 01:43:57 ID:CjbQmhkw
かへる雁春をよそなる谷陰は花なき里としばしやすらへ(石野広通)

196 :名無氏物語:2008/06/14(土) 01:54:08 ID:wlbyCMU3
龍田河折られぬ水の紅に流れてはやき秋の影かな(藤原定家)

197 :名無氏物語:2008/06/14(土) 02:13:32 ID:wlbyCMU3
石ばしる滝ついはねのさくらばなをられぬ水に枝なびきけり(藤原為家)

198 :名無氏物語:2008/06/14(土) 02:14:01 ID:wlbyCMU3
岸かげや折られぬ花のにほひをも波によせくる春の河水(村田春海)

199 :名無氏物語:2008/06/14(土) 02:14:28 ID:wlbyCMU3
梅が香やまづ映るらむ影きよき玉島川の花の鏡に(藤原定家)

200 :名無氏物語:2008/06/14(土) 02:14:54 ID:wlbyCMU3
春をへて門田にしむる苗代に花の鏡の影ぞかはらぬ(藤原定家)

201 :名無氏物語:2008/06/14(土) 02:15:37 ID:wlbyCMU3
ゆく水の花の鏡の影もうしあだなる色のうつりやすさは(藤原定家)

202 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:30:07 ID:O8RfrtJ2
しづたまき夕はたぐものたてぬきにあやおりみだる春雨の空(藤原秀能)

203 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:30:36 ID:O8RfrtJ2
夕がすみ消えゆく雁や雲とりのあやおりみだる春の衣手(順徳院)

204 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:32:08 ID:O8RfrtJ2
行きゆかずきかまほしきをいづかたにふみさだむらんあしうらの山(藤原定頼)

205 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:35:47 ID:f+EYwZKI
さくら花春くははれる年しもぞつねよりも猶ちりまさりける(藤原高遠)

206 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:38:17 ID:f+EYwZKI
世の人の心の花もあひにあひぬ春くははれる春を待ちえて(烏丸光広)

207 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:38:53 ID:f+EYwZKI
みる人もなき山里の花の色はなかなか風ぞ惜しむべらなる(藤原道信)

208 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:44:12 ID:f+EYwZKI
みる人もなき山里の秋の夜は月のひかりもさびしかりけり(藤原範永)

209 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:44:42 ID:f+EYwZKI
かたみには外の散りなんとばかりに教へし花のかげもいつまで(三条西公条)

210 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:45:10 ID:f+EYwZKI
ともかくも言はばなべてになりぬべしねになきてこそ見せまほしけれ(和泉式部)

211 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:45:46 ID:f+EYwZKI
枕だに知らねばいはじ見しままに君かたるなよ春の夜の夢(和泉式部)

212 :名無氏物語:2008/06/15(日) 03:47:06 ID:f+EYwZKI
よひの間にはやなぐさめよいその神ふりにし床もうちはらふべく(藤原仲平)

213 :名無氏物語:2008/06/16(月) 13:32:23 ID:5lPZ9aJs
天の河あれにし床をけふばかりうちはらふ袖のあはれいくとせ(藤原定家)

214 :名無氏物語:2008/06/16(月) 13:33:07 ID:5lPZ9aJs
山風のあれにし床をはらふ夜はうきてぞこほる袖の月影(藤原定家)

215 :名無氏物語:2008/06/16(月) 14:40:06 ID:rxSmD0I5
あひにあひて物思ふ春はかひもなし花も霞もめにしたたねば(和泉式部)

216 :名無氏物語:2008/06/16(月) 14:42:44 ID:rxSmD0I5
をみなへし池のさ波に枝ひちて物思ふ袖のぬるる顔なる(西行)

217 :名無氏物語:2008/06/16(月) 14:43:13 ID:rxSmD0I5
あひにあひて物おもふ比の夕暮に鳴くやさ月の山ほととぎす(藤原家隆)

218 :名無氏物語:2008/06/16(月) 14:57:26 ID:epOksAVC
秋はまた濡れこし袖のあひにあひて雄島の海人ぞ月になれける(藤原定家)

219 :名無氏物語:2008/06/16(月) 14:57:55 ID:epOksAVC
なれし夜の月ばかりこそ身にはそへ濡れても濡るる袖にやどりて(藤原定家)

220 :名無氏物語:2008/06/16(月) 14:58:28 ID:epOksAVC
秋の月袖になれにし影ながら濡るる顔なる布引の滝(藤原定家)

221 :名無氏物語:2008/06/16(月) 15:02:00 ID:epOksAVC
袖のうへにぬるる顔なる光かな月こそ旅の心しりけれ(俊成卿女)

222 :名無氏物語:2008/06/16(月) 15:25:12 ID:mNa+LOVT
すがまくら玉ちる閨の袖のうへにぬるるがほなる床の月かげ(後鳥羽院)

223 :名無氏物語:2008/06/16(月) 15:25:50 ID:mNa+LOVT
いまぞしるあひそめ川の水上はたえずながるる涙なりけり(源仲綱)

224 :名無氏物語:2008/06/16(月) 15:26:21 ID:mNa+LOVT
おもひ河身をはやながら水のあわのきえてもあはむ波のまもがな(藤原家隆)

225 :名無氏物語:2008/06/16(月) 15:27:02 ID:mNa+LOVT
夏むしの身よりあまれる思ひかはあはできえめや浪のうたかた(後鳥羽院)

226 :名無氏物語:2008/06/16(月) 15:27:49 ID:mNa+LOVT
おのづからむすぶ契も夏川のうたかた人に消えつつぞふる(順徳院)

227 :名無氏物語:2008/06/16(月) 15:28:33 ID:mNa+LOVT
めぐり行く床の涙のうたかたに秋さへ冬にあはで消えめや(正徹)

228 :名無氏物語:2008/06/16(月) 16:53:24 ID:zfQSh1YJ
たづねてもいかに待ちみんほととぎすみわの山べの夕暮の空(藤原家隆)

229 :名無氏物語:2008/06/16(月) 18:19:41 ID:O5VbIlyE
いましかも夕立すらし足びきの山のはかくす雲のひとむら(源顕氏[風雅])

230 :名無氏物語:2008/06/16(月) 18:21:16 ID:O5VbIlyE
なにとなく心ぞとまる山のはに今年みそむる三か月のかげ(藤原定家[風雅])

231 :名無氏物語:2008/06/16(月) 18:24:20 ID:O5VbIlyE
あしびきの山のあらしに雲きえてひとり空ゆく秋の夜の月(九条教実[新勅撰]) 

232 :名無氏物語:2008/06/16(月) 18:25:33 ID:O5VbIlyE
すまの海士の袖にふきこす汐風のなるとはすれど手にもたまらず(藤原定家[新古今])

233 :名無氏物語:2008/06/16(月) 18:26:51 ID:O5VbIlyE
天の河水かけ草の露のまにたまたま来ても明けぬ此夜は(九条道家[続後撰])

234 :名無氏物語:2008/06/16(月) 18:27:31 ID:O5VbIlyE
年もへぬ祈る契りは初瀬山をのへの鐘のよその夕暮(藤原定家[新古今])

235 :名無氏物語:2008/06/16(月) 18:28:20 ID:O5VbIlyE
かもめゐる藤江のうらの朝ぼらけあれたる浪も心すみけり(藤原隆祐[玉葉])

236 :名無氏物語:2008/06/17(火) 13:45:40 ID:jqKYnz0I
我が身なほいかにまちみん三輪の山つれなくてのみすぎのむらだち(藤原雅経)

237 :名無氏物語:2008/06/17(火) 16:42:54 ID:SqCl3nPr
木がらしやいかにまち見むみわの山つれなき杉の雪折のこゑ(源具親)

238 :名無氏物語:2008/06/17(火) 16:43:32 ID:SqCl3nPr
あしの屋のかりねの床のふしのまもみじかくあくる夏の夜な夜な(藤原定家)

239 :名無氏物語:2008/06/17(火) 16:43:54 ID:SqCl3nPr
夏の夜はみじかき葦のふしの間にいつしかかはる秋の初風(藤原雅経)

240 :名無氏物語:2008/06/17(火) 16:44:21 ID:SqCl3nPr
難波江やうきてものおもふ夏の夜のみじかき葦のふしのまもなし(藤原雅経)

241 :名無氏物語:2008/06/17(火) 16:44:46 ID:SqCl3nPr
世世かけていひしにかはる契りゆゑみじかきあしのねをのみぞなく(藤原為家)

242 :名無氏物語:2008/06/17(火) 16:45:21 ID:SqCl3nPr
みるほどはみじかきあしのふしのまもなみに入江のみか月のかげ(本居宣長)

243 :名無氏物語:2008/06/17(火) 18:08:39 ID:kidZYV79
さらぬだに寝覚がちなる冬の夜をならの枯葉に霰ふるなり(藤原顕輔[続後撰])

244 :名無氏物語:2008/06/17(火) 18:09:46 ID:kidZYV79
いくとせの春に心をつくしきぬあはれと思へみよしのの花(藤原俊成[新古今])

245 :名無氏物語:2008/06/17(火) 18:10:45 ID:kidZYV79
あはれともたれかは恋をなぐさめん身より外にはしる人もなし(藤原隆信[新後撰])

246 :名無氏物語:2008/06/17(火) 18:11:22 ID:kidZYV79
にほひくる花よりほかの友ぞなきかすみこめたる富士の山里(作者不明[閑谷集])

247 :名無氏物語:2008/06/17(火) 18:11:48 ID:kidZYV79
山里は花より外の友もなしちりなん後をいかに忍ばむ(藤原基名[新拾遺])

248 :名無氏物語:2008/06/17(火) 18:34:15 ID:09KCvlhQ
かずならぬみののを山のひとつ松ひとりさめてもかひやなからん(吉田兼好)

249 :名無氏物語:2008/06/17(火) 18:34:44 ID:09KCvlhQ
いくかへりみののを山のひとつ松ひとつしも身の為ならなくに(細川幽斎)

250 :名無氏物語:2008/06/17(火) 18:36:37 ID:09KCvlhQ
一つ松枝ふりさけて二もととみののをやまの雪の夕ぐれ(木下長嘯子)

251 :名無氏物語:2008/06/18(水) 13:40:33 ID:rTwz4PFz
思ひとけばとまるは行くをしたふこそはかなきよりもはかなかりけれ(藤原隆祐)

252 :名無氏物語:2008/06/18(水) 13:41:04 ID:rTwz4PFz
わがせこがうへかたらなん都鳥さこそむかしの人もとひけれ(藤原実定)

253 :名無氏物語:2008/06/18(水) 13:41:44 ID:rTwz4PFz
時鳥はな橘の枝にゐてむかしの人のうへかたらなん(慈円)

254 :名無氏物語:2008/06/18(水) 13:42:14 ID:rTwz4PFz
しでの山おくりやきつる郭公魂まつる夜の空に鳴くなり(細川幽斎)

255 :名無氏物語:2008/06/18(水) 13:42:39 ID:rTwz4PFz
むかしべやなに山ひめのぬのさらすあとふりまがへつもるはつ雪(藤原定家)

256 :名無氏物語:2008/06/18(水) 13:43:37 ID:rTwz4PFz
たちぬはぬもみぢの衣そめはててなに山ひめの布びきの滝(順徳院)

257 :名無氏物語:2008/06/18(水) 18:05:33 ID:lvO2ZZ41
御狩すととだちの原をあさりつつ交野の野辺にけふも暮らしつ(藤原忠通[新古今])

258 :名無氏物語:2008/06/18(水) 18:10:04 ID:a32H62HP
しきみつむ山ぢの露にぬれにけり暁おきの墨染の袖(小侍従[新古今])

259 :名無氏物語:2008/06/18(水) 18:11:32 ID:a32H62HP
霞しく木の芽はるさめふるごとに花の袂はほころびにけり(藤原顕季[新勅撰])

260 :名無氏物語:2008/06/18(水) 18:12:59 ID:a32H62HP
乙女子が袖ふる山をきてみれば花の袂はほころびにけり(藤原清輔[続拾遺])

261 :名無氏物語:2008/06/18(水) 18:13:33 ID:a32H62HP
うちなびき春たちきぬと鶯のまだ里なれぬ初音なくなり(藤原顕輔[新後撰])

262 :名無氏物語:2008/06/18(水) 18:15:54 ID:a32H62HP
霧はれぬ花野の小萩さきにけり行きかふ人の袖にほふまで(藤原顕季[新続古今]) 

263 :名無氏物語:2008/06/18(水) 23:52:31 ID:K44Ld1tq
たちぬはぬたがいにしへの衣とてなほ布さらす谷の卯の花(藤原行家)

264 :名無氏物語:2008/06/19(木) 00:05:31 ID:IWWu77Sd
秋の色のかぎりとみるもかなしきになに山姫の木の葉そむらん(宗尊親王)

265 :名無氏物語:2008/06/19(木) 00:24:04 ID:Nne15di9
くまの川みをはやながらめぐりあはん音にのみ聞くみづからぞうき(順徳院)

266 :名無氏物語:2008/06/19(木) 00:40:13 ID:Nt6M+CKE
はるかなる大江の橋はつくりけん人の心ぞ見えわたりける(源俊頼)

267 :名無氏物語:2008/06/19(木) 00:42:52 ID:Nt6M+CKE
ながれてもあふせは絶えじ住江の身をつくしても朽ち果ててなん(中宮上総)

268 :名無氏物語:2008/06/19(木) 00:43:35 ID:Nt6M+CKE
身をつくしいざ身にかへて沈みみむおなじ難波の浦の浪かぜ(藤原定家)

269 :名無氏物語:2008/06/19(木) 00:44:04 ID:Nt6M+CKE
せきわびぬ今はたおなじ名とり川あらはれはてぬ瀬々の埋木(藤原定家)

270 :名無氏物語:2008/06/19(木) 00:44:50 ID:Nt6M+CKE
難波人いかなるえにか朽ち果てむ逢ふことなみにみをつくしつつ(藤原良経)

271 :名無氏物語:2008/06/19(木) 00:45:15 ID:Nt6M+CKE
さてもなほいかなるえにて難波なるみをつくしても世にしづむらん(藤原雅経)

272 :名無氏物語:2008/06/19(木) 16:41:54 ID:IxA9sMwC
わびぬればいまはたおなじ山桜さそふ風をや花も待つらん(平親清五女)

273 :名無氏物語:2008/06/19(木) 16:43:54 ID:IxA9sMwC
難波江のみをつくしても仕へきぬ深き心のしるしあらはせ(二条教頼)

274 :名無氏物語:2008/06/19(木) 17:23:43 ID:8Zozav0k
打ちはらふ扇の風の程なきに思ひこめたる荻の音かな(藤原家隆)

275 :名無氏物語:2008/06/19(木) 17:24:20 ID:8Zozav0k
手にならす夏の扇とおもへどもただ秋風のすみかなりけり(藤原良経)

276 :名無氏物語:2008/06/19(木) 17:26:13 ID:8Zozav0k
み山路はもみぢもふかき心あれや嵐のよそにみゆきまちける(藤原定家)

277 :名無氏物語:2008/06/19(木) 17:26:48 ID:8Zozav0k
声たてぬあらしもふかき心あれやみやまのもみぢみゆきまちけり(藤原定家)

278 :名無氏物語:2008/06/19(木) 18:03:23 ID:NVoROa5/
野辺はいまだあさかの沼に刈る草のかつ見るままにしげる頃かな(藤原雅経[新古今])

279 :名無氏物語:2008/06/19(木) 18:03:53 ID:NVoROa5/
遅桜にほふ梢の鶯は初声よりもめづらしきかな(源兼昌[永久百首])

280 :名無氏物語:2008/06/19(木) 18:04:39 ID:NVoROa5/
蝉のこゑは風にみだれて吹きかへす楢の広葉に雨かかるなり(尊胤法親王[風雅])

281 :名無氏物語:2008/06/19(木) 18:05:10 ID:NVoROa5/
狩りくらし交野の真柴折り敷きて淀の川瀬に月を見るかな(藤原公衡[新古今])

282 :名無氏物語:2008/06/19(木) 18:06:40 ID:NVoROa5/
夕露の玉かづらしてをみなへし野原の風に折れや伏すらむ(藤原俊忠[金葉])

283 :◆hmih5cLT42 :2008/06/19(木) 22:18:52 ID:03vKLVD4
柳専用スレッド5
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1213010766/
  ∧ ∧
  (,,゚Д゚)  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /  |< 2ちゃんねるでも五本の指に入るあの有名コテハン「柳」にリアルタイムで会える!
  (,,_/ │ 今が大チャンス寄ってらっしゃい見てらっしゃい。背骨を抜いたら立ってられへん!
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よ〜しよしよし
よしよしよしよ〜し
かわいいかわいい
   ∧ ∧ ←柳
  ( ・∀・)
O ⌒ヘ⌒Oフ ))
(   (  ´ω`) ←ひろゆき
 しー し─ J 

特に馬鹿なコテハン大歓迎!例:ストライク ◆Nmg4.G.OXY

284 :名無氏物語:2008/06/20(金) 13:14:51 ID:w8S0Y3Ia
をぐら山峰の木の葉や色にいでてふりにしみゆき今もまつらむ(藤原忠定)

285 :名無氏物語:2008/06/20(金) 13:15:22 ID:w8S0Y3Ia
をぐら山峰のもみぢはなく鹿の涙にそめて色にいづらし(藤原為家)

286 :名無氏物語:2008/06/20(金) 13:21:05 ID:yrjVPkgf
いたづらに今は染めけりをぐら山いつの秋まで行幸待ちけむ(姉小路基綱)

287 :名無氏物語:2008/06/20(金) 13:21:41 ID:yrjVPkgf
をぐら山もみぢにとめし小車も跡こそたゆれみゆき降りつつ(契沖)

288 :名無氏物語:2008/06/20(金) 13:32:53 ID:yrjVPkgf
物思ひなしとは言はじ花みればいとどむかしの恋しさぞます(頓阿)

289 :名無氏物語:2008/06/20(金) 13:33:16 ID:yrjVPkgf
あしたづの雲のうへよりおりゐるをよはひを君にゆづるとぞきく(慈円)

290 :名無氏物語:2008/06/20(金) 13:33:42 ID:yrjVPkgf
君になほ千世のよはひを松が枝のときはの色をゆづれとぞ思ふ(後崇光院)

291 :名無氏物語:2008/06/20(金) 13:34:34 ID:yrjVPkgf
風ふけば河ぞひ柳おきふしにみだれてなびく春の水かげ(平親清四女)

292 :名無氏物語:2008/06/21(土) 00:32:00 ID:91xlzUyQ
夏草はむすぶばかりになりにけり野がひし駒やあくがれぬらん(源重之)

293 :名無氏物語:2008/06/21(土) 00:39:16 ID:91xlzUyQ
すがのねや日影もながく成るままにむすぶばかりにしげる夏草(藤原定家)

294 :名無氏物語:2008/06/21(土) 00:39:45 ID:91xlzUyQ
夏ふかき野中の清水うづもれて結ぶばかりに草ぞしげれる(頓阿)

295 :名無氏物語:2008/06/21(土) 00:40:33 ID:91xlzUyQ
庭のおもは結ぶばかりにしげりあふ草のふもとに匂ふ橘(正徹)

296 :名無氏物語:2008/06/21(土) 00:41:12 ID:91xlzUyQ
涙川おなじ身よりは流るれど恋をば消たぬものにぞありける(和泉式部)

297 :名無氏物語:2008/06/22(日) 03:11:42 ID:Gxlvk4KS
世のうきも人のつらさも思はねば老の末こそのどかなりけれ(肖柏)

298 :名無氏物語:2008/06/22(日) 03:12:24 ID:Gxlvk4KS
時鳥うきにかたらふ声ならば物思ふ宿を過ぎがてになけ(宗尊親王)

299 :名無氏物語:2008/06/22(日) 03:12:52 ID:Gxlvk4KS
暁のかねて物うきあらしかな月も霜よの道のささ原(藤原家隆)

300 :名無氏物語:2008/06/22(日) 03:13:26 ID:Gxlvk4KS
みじか夜のかねて物うき暁にやまほととぎす一声ぞきく(後鳥羽院)

301 :名無氏物語:2008/06/22(日) 03:13:57 ID:Gxlvk4KS
あしたづのさはべの声はとほくともなどか雲ゐにきこえざるべき(信西)

302 :名無氏物語:2008/06/22(日) 03:14:59 ID:Gxlvk4KS
けふそゑに冬の風とは思へどもたえずこきおろすよもの木の葉か(藤原定家)

303 :名無氏物語:2008/06/22(日) 07:09:52 ID:zYIpiR/F
>>300
いい事いうじゃねえか。
出来るんだな?
今すぐ頼むぞ。

304 :名無氏物語:2008/06/22(日) 13:50:53 ID:jYninl/4
いかでなほ恋ひ死ぬばかりこふる身を人づてにだにさぞときかれん(藤原家良)

305 :名無氏物語:2008/06/22(日) 15:32:50 ID:CaGZvN4P
逢ひみてののちの心にくらぶれば昔は物も思はざりけり(拾遺集710/藤原敦忠)

306 :名無氏物語:2008/06/22(日) 17:28:14 ID:6mTU1p+w
逢ひ見てののちの心を先づ知ればつれなしとだにえこそ恨みね(藤原定家)

307 :名無氏物語:2008/06/22(日) 17:28:51 ID:6mTU1p+w
思ひいづる後の心にくらぶ山よそなる花の色はいろかは(藤原定家)

308 :名無氏物語:2008/06/22(日) 17:55:39 ID:E43F8EoY
三島江のかりそめにさへ真菰草ゆふ手にあまる恋もするかな(藤原俊忠[新勅撰]) 

309 :名無氏物語:2008/06/22(日) 17:59:18 ID:E43F8EoY
春はいかにちぎりおきてかすぎにしと遅れてにほふ花に問はばや(肥後[新勅撰]) 

310 :名無氏物語:2008/06/22(日) 18:01:59 ID:E43F8EoY
谷川のながれし清くすみぬればくまなき月の影もうかびぬ(肥後[新古今])

311 :名無氏物語:2008/06/22(日) 18:12:41 ID:gsNpea5d
今までに昔は物をとばかりもうらみぬ身をば恨みやはせぬ(後水尾院)

312 :名無氏物語:2008/06/22(日) 18:13:14 ID:gsNpea5d
いかにせん昔はものをとばかりの歎きしらるるけさのおもひを(後西院)

313 :名無氏物語:2008/06/22(日) 18:13:41 ID:gsNpea5d
うつそみのよのはかなさにくらぶれば桜は猶もひさしかりけり(鵜殿余野子)

314 :名無氏物語:2008/06/22(日) 18:14:11 ID:gsNpea5d
あいみてののちの心の夕まぐれ君だけがいる風景である(俵万智)

315 :名無氏物語:2008/06/23(月) 00:26:06 ID:oiIdWTYq
くらはしの山のかひより春がすみ年をつみてやたちわたるらん(藤原朝忠)

316 :名無氏物語:2008/06/23(月) 00:47:59 ID:KMW6pFU4
うくつらき人をも身をもよししらじただ時のまの逢ふこともがな(藤原定家)

317 :名無氏物語:2008/06/23(月) 00:48:53 ID:KMW6pFU4
身をしれば人をも世をもうらみねどくちにし袖のかわく日ぞなき(藤原定家)

318 :名無氏物語:2008/06/23(月) 00:49:39 ID:KMW6pFU4
天の原ふりさけみれば月きよみ秋の夜いたくふけにけるかな(源実朝)

319 :名無氏物語:2008/06/23(月) 00:50:45 ID:KMW6pFU4
おほかたの嵐も雲もすみはてて空のなかなる秋の夜の月(藤原定家)

320 :名無氏物語:2008/06/23(月) 00:52:43 ID:KMW6pFU4
大方の空も涙もかきあへぬ月かげぬらす秋のむらさめ(後鳥羽院)

321 :名無氏物語:2008/06/23(月) 00:53:09 ID:KMW6pFU4
おほかたの秋てふ秋のながき夜をこよひともがな星合の空(光厳院)

322 :名無氏物語:2008/06/23(月) 09:06:19 ID:aosL/PR9
程もなく消えぬる雪はかひもなし身をつみてこそあはれと思はめ(中務)

323 :名無氏物語:2008/06/23(月) 09:06:58 ID:aosL/PR9
忘らるる身をば思はで龍田山心にかかる沖つ白波(寂蓮)

324 :名無氏物語:2008/06/24(火) 03:18:11 ID:67KQPZSy
身をすてて人の命を惜しむともありし誓ひのおぼえやはせん(藤原定家)

325 :名無氏物語:2008/06/24(火) 03:18:34 ID:67KQPZSy
誓ひてし人の命を嘆くとてわがたのまぬになしてこそみれ(藤原為家)

326 :名無氏物語:2008/06/24(火) 03:19:38 ID:67KQPZSy
吹き過ぐる行へもとはぬ荻の葉に待つ宵ふけし秋風の声(俊成卿女)

327 :名無氏物語:2008/06/24(火) 03:20:00 ID:67KQPZSy
吹きしをる荻の葉ならばいかにぞとかたしく袖に思ふ秋風(後柏原天皇)

328 :名無氏物語:2008/06/24(火) 03:20:23 ID:67KQPZSy
さえかへる月はおぼろげなくなくも雁ぞわかるる如月の空(下河辺長流)

329 :名無氏物語:2008/06/24(火) 03:20:50 ID:67KQPZSy
さやかにも人はみるらんわがめには涙にくもるよひの月かげ(和泉式部)

330 :名無氏物語:2008/06/24(火) 20:00:41 ID:286zsbna
つらしともいさやいかがは石清水あふせまだきに絶ゆる心は(堀河院中宮上総[新勅撰]) 

331 :名無氏物語:2008/06/24(火) 20:03:20 ID:286zsbna
河水にとわたる雁のかげみえて書き流したる秋の玉章(藤原基家[続拾遺])

332 :名無氏物語:2008/06/24(火) 20:05:05 ID:286zsbna
袖ぬるる山井の清水いかでかは人目もらさでかげを見るべき(待賢門院堀河[新勅撰]) 

333 :名無氏物語:2008/06/24(火) 20:12:22 ID:286zsbna
うす雲のただよふ空の月かげはさやけきよりもあはれなりけり(後鳥羽院[風雅])

334 :名無氏物語:2008/06/24(火) 23:04:13 ID:286zsbna
たちかへりまたやとはまし山風に花ちる里の人の心を(源師時[新勅撰])

335 :名無氏物語:2008/06/24(火) 23:04:53 ID:286zsbna
さきいづる八重山吹の色ぬれて桜なみよる春雨の庭(京極為子[玉葉])

336 :名無氏物語:2008/06/24(火) 23:06:36 ID:286zsbna
ちはやぶるいつきの宮の有栖川松とともにぞ影は澄むべき(藤原師実[千載])

337 :名無氏物語:2008/06/24(火) 23:07:50 ID:286zsbna
夕づく日いるさの山の高嶺よりはるかにめぐる初時雨かな(源兼昌[新勅撰])

338 :名無氏物語:2008/06/24(火) 23:08:17 ID:286zsbna
とけてねぬ須磨の関守夜やさむき友よぶ千鳥月に鳴くなり(足利義詮[新拾遺])

339 :名無氏物語:2008/06/24(火) 23:10:13 ID:286zsbna
梅の花にほひを道のしるべにてあるじもしらぬ宿にきにけり(藤原公行[詞花])

340 :名無氏物語:2008/06/25(水) 00:23:36 ID:fSD/H+b4
吹く風のさそふ匂ひをしるべにて行方定めぬ花の頃かな(後嵯峨院[続拾遺])

341 :名無氏物語:2008/06/25(水) 00:24:48 ID:fSD/H+b4
思ひあまりそなたの空をながむれば霞を分けて春雨ぞふる(藤原俊成[新古今])

342 :名無氏物語:2008/06/25(水) 00:25:14 ID:fSD/H+b4
わたの原しほ路遥かに見渡せば雲と浪とはひとつなりけり(藤原頼輔[千載])

343 :名無氏物語:2008/06/25(水) 00:26:23 ID:fSD/H+b4
わたの原波と空とはひとつにて入日をうくる山の端もなし(藤原定家[風雅])

344 :名無氏物語:2008/06/25(水) 00:27:07 ID:fSD/H+b4
枯れはてん後しのべとや夏草のふかくは人のたのめおきけん(源実朝[新拾遺])

345 :名無氏物語:2008/06/25(水) 00:28:55 ID:fSD/H+b4
別れての後しのべとや行く春の日数に花のさきあまるらむ(衣笠家良[新拾遺])

346 :名無氏物語:2008/06/25(水) 00:34:25 ID:fSD/H+b4
木枯のすず吹く峰の夕時雨そめぬ色しも身にはしみけり(後鳥羽院[新千載])

347 :名無氏物語:2008/06/25(水) 23:36:13 ID:eEexqIvT
しのぶらん涙にくもる影ながらさやかにてらせ有明の月(藤原定家)

348 :名無氏物語:2008/06/25(水) 23:37:08 ID:eEexqIvT
難波がたうきふししげき蘆の葉におきたる露のあはれ世の中(源実朝)

349 :名無氏物語:2008/06/25(水) 23:37:33 ID:eEexqIvT
風ふけばおつる桜のあだにのみとまらぬ色のあはれ世の中(伏見院)

350 :名無氏物語:2008/06/25(水) 23:37:56 ID:eEexqIvT
ながらへてつひにすむべき都かは此世はよしやとてもかくても(西行)

351 :名無氏物語:2008/06/25(水) 23:38:37 ID:eEexqIvT
世の中はとてもかくてもありぬべしといひし人の心をぞしる(慈円)

352 :名無氏物語:2008/06/25(水) 23:39:16 ID:eEexqIvT
世の中にとてもかくてもあられぬはとてもかくても有るにぞありける(慈円)

353 :名無氏物語:2008/06/26(木) 01:04:46 ID:m+lUOQef
けふといへばよもぎのわか葉かりそへて宮もわら屋もあやめふくなり(藤原定家)

354 :名無氏物語:2008/06/26(木) 01:05:50 ID:m+lUOQef
なげかれずおもふ心にそむかねば宮もわら屋もおのがさまざま(藤原定家)

355 :名無氏物語:2008/06/26(木) 01:06:23 ID:m+lUOQef
世の中よとてもかくてもありはてぬ命まつまをなになげくらん(藤原雅経)

356 :名無氏物語:2008/06/26(木) 01:06:47 ID:m+lUOQef
さとからの秋とはことにながむとも宮もわら屋もおなじ夕暮(後鳥羽院)

357 :名無氏物語:2008/06/26(木) 01:07:08 ID:m+lUOQef
世の中は寝ても起きてもありぬべし煙はのぼり水はながれて(熊谷直好)

358 :名無氏物語:2008/06/26(木) 01:08:08 ID:m+lUOQef
知る知らぬ相坂山のかひもなし霞にすぐる関のよそめは(藤原定家)

359 :名無氏物語:2008/06/26(木) 01:36:03 ID:m+lUOQef
山ざくら花のせきもる逢坂はゆくもかへるもわかれかねつつ(藤原定家)

360 :名無氏物語:2008/06/26(木) 18:08:32 ID:7jcbfGTV
み吉野やすず吹く音はうづもれて槙の葉はらふ雪の朝風(津守国夏[風雅])

361 :名無氏物語:2008/06/26(木) 18:09:02 ID:7jcbfGTV
露はまづ色にやいでん思ふともいはで忍ぶのもりのした草(足利義詮[新拾遺])

362 :名無氏物語:2008/06/26(木) 18:10:19 ID:7jcbfGTV
更くるまで眺むればこそ悲しけれ思ひも入れじ秋の夜の月(式子内親王[新古今])

363 :名無氏物語:2008/06/26(木) 18:11:10 ID:7jcbfGTV
おのづからおとなふものは庭のおもに浅茅なみよる秋の夕風(藤原範兼[続詞花集])

364 :名無氏物語:2008/06/26(木) 23:50:10 ID:eBbGUhmn
これやこの行くも帰るも別れつつしるもしらぬもあふさかの関    蝉丸

365 :名無氏物語:2008/06/27(金) 00:25:24 ID:ZEI5bpGz
これや此のしるもしらぬも君が代の春の光にあふ坂の関(藤原有家)

366 :名無氏物語:2008/06/27(金) 00:27:02 ID:ZEI5bpGz
逢坂や関の杉群かすむめりゆくもかへるも春の道とて(後鳥羽院)

367 :名無氏物語:2008/06/27(金) 00:29:40 ID:ZEI5bpGz
けふはまた知るも知らぬもあふ坂の秋のわかれや思ひわかれん(藤原為家)

368 :名無氏物語:2008/06/27(金) 00:30:14 ID:ZEI5bpGz
あふ坂は心をとむる関なれや花に別れて行くも帰るも(加藤枝直)

369 :名無氏物語:2008/06/27(金) 00:31:46 ID:ZEI5bpGz
かけてのみ思ひぞわたるあづまぢや月すむ比のさのの舟橋(順徳院)

370 :名無氏物語:2008/06/27(金) 00:32:37 ID:ZEI5bpGz
東路の佐野の舟橋はじめより思ふ心ありいとひすな君(紀貫之)

371 :名無氏物語:2008/06/27(金) 01:31:57 ID:L+xnhQOh
浅茅生の小野の篠原しのぶれどあまりてなどか人の恋しき (源等/百人一首/後撰集)

372 :名無氏物語:2008/06/28(土) 14:55:30 ID:Wb0PiaLC
霜うづむ小野の篠原しのぶとてしばしもおかぬ秋のかたみを(藤原定家)

373 :名無氏物語:2008/06/28(土) 14:59:27 ID:Wb0PiaLC
夕ぐれは小野の篠原しのばれぬ秋きにけるとうづらなくなり(藤原定家)

374 :名無氏物語:2008/06/28(土) 15:00:10 ID:Wb0PiaLC
あさぢふのをののしらつゆ袖のうへにあまる涙のふかさくらべよ(藤原定家)

375 :名無氏物語:2008/06/28(土) 15:00:55 ID:Wb0PiaLC
浅茅生の小野のしのはら霜枯れていづくを秋の形見とか見む(俊成卿女)

376 :名無氏物語:2008/06/28(土) 15:01:35 ID:Wb0PiaLC
夕されば玉ゐる蓮の広葉にもあまりてなどか露のこぼるる(木下長嘯子)

377 :名無氏物語:2008/06/28(土) 15:02:31 ID:Wb0PiaLC
ゆきやらでくらせる山のほととぎす今ひと声は月になくなり(宗尊親王)

378 :名無氏物語:2008/06/28(土) 18:08:32 ID:tOmWAuMA
雲ゐよりちりくる雪はひさかたの月のかつらの花にやあるらむ(藤原清輔[新勅撰]) 

379 :名無氏物語:2008/06/28(土) 18:11:35 ID:tOmWAuMA
いかに寝てさめし名残のはかなさぞ又も見ざりし夜はの夢かな(藤原清輔[新勅撰]) 

380 :名無氏物語:2008/06/28(土) 18:12:37 ID:tOmWAuMA
ながらへばまたこの頃やしのばれん憂しと見し世ぞ今は恋しき(藤原清輔[新古今])

381 :名無氏物語:2008/06/28(土) 20:13:40 ID:Ehda6ZxL
「日/本/の/裏/社/会/について」
日/本の裏/社/会について 元/公/安の/菅/沼/ さんが
外国の記者クラブ向けに発信したものです。

(おそらく日本メディアでは報道されません)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3467052

382 :名無氏物語:2008/06/29(日) 15:26:35 ID:h48rkVkD
青柳のなびく下枝にはきてけり吹く春風やとものみやつこ(二条院讃岐)

383 :名無氏物語:2008/06/29(日) 15:27:23 ID:h48rkVkD
塵もゐぬ天つ雲井のかすめるを朝ぎよめする春の風かな(正徹)

384 :名無氏物語:2008/06/29(日) 15:28:17 ID:h48rkVkD
をりふせてのちさへにほふ山桜あはれしれらん人にみせばや(行尊)

385 :名無氏物語:2008/06/29(日) 15:28:45 ID:h48rkVkD
おもふ事いはせの杜のよぶこ鳥あはれ知れらん人のきけかし(藤原俊成)

386 :名無氏物語:2008/06/29(日) 15:29:42 ID:h48rkVkD
おなじくはあはれしれらん人もがな鹿とむしとの秋の夕暮(後鳥羽院)

387 :名無氏物語:2008/06/29(日) 15:31:06 ID:h48rkVkD
心なき身にだにあかぬ花ゆゑにあはれしれらむ人ぞまたるる(中臣祐臣)

388 :名無氏物語:2008/06/29(日) 17:58:25 ID:enjXwQ5s
あくる夜の月と花とのあはれをもただおしこめて霞む春かな(正徹)

389 :名無氏物語:2008/06/29(日) 18:31:11 ID:vWT3TQ/K
花見るも苦しかりけり青柳の糸よりよわき老のちからは(藤原頼輔[新続古今]) 

390 :名無氏物語:2008/06/29(日) 18:32:45 ID:vWT3TQ/K
秋風はさてもや物のかなしきと荻の葉ならぬ夕暮もがな(藤原家隆[続古今])

391 :名無氏物語:2008/06/29(日) 18:34:53 ID:vWT3TQ/K
つらさには思ひ絶えなむと思へどもかなはぬ物は涙なりけり(藤原忠教[堀河艶書歌合])

392 :名無氏物語:2008/06/30(月) 08:23:54 ID:LXlQezEB
思ふことなくてぞみましほのぼのと有明の月の志賀のうら波(花山院師賢)

393 :名無氏物語:2008/06/30(月) 08:24:17 ID:LXlQezEB
有明の月はくもらで山おろしにもみぢ吹きおろす音ぞしぐるる(宗良親王)

394 :名無氏物語:2008/06/30(月) 08:24:37 ID:LXlQezEB
かれて立つ垣ねのすすきほのぼのと有明の月の霜しろき庭(冷泉為村)

395 :名無氏物語:2008/06/30(月) 08:25:47 ID:LXlQezEB
山吹よ井手の川浪たちかへる春のかたみにしばしとどまれ(慈円)

396 :名無氏物語:2008/06/30(月) 08:26:19 ID:LXlQezEB
春ふかみ井手の川浪をりをえて盛りににほふ山吹の花(宜秋門院丹後)

397 :名無氏物語:2008/06/30(月) 08:26:48 ID:LXlQezEB
たちかへり又はみずとも山吹の花になかけそ井手の川波(二条為重)

398 :名無氏物語:2008/07/01(火) 16:28:20 ID:9+KS1qeW
山吹のはながみばかり金いれにみのひとつだになきぞかなしき(四方赤良)

399 :名無氏物語:2008/07/01(火) 16:30:32 ID:9+KS1qeW
山吹のみの一つだに無き宿はかさも二つはもたぬなりけり(橘曙覧)

400 :名無氏物語:2008/07/01(火) 16:31:21 ID:9+KS1qeW
はるばると荻の焼原かき分けてみちのゆくてにわらびをぞをる(藤原家隆)

401 :名無氏物語:2008/07/01(火) 16:31:59 ID:9+KS1qeW
むさしのの荻の焼はらかき分けて遠かた人の霞行くらん(藤原家隆)

402 :名無氏物語:2008/07/01(火) 16:32:51 ID:9+KS1qeW
いざけふはをぎのやけ原かき分けて手折りてを来む春のさわらび(賀茂真淵)

403 :名無氏物語:2008/07/01(火) 16:33:17 ID:9+KS1qeW
軒ちかき梅の立えやしるからん思ひの外にきなく鶯(宮内卿)

404 :名無氏物語:2008/07/01(火) 18:12:12 ID:63PfMJrq
世中のうきもつらきもつげなくにまづ知る物は涙なりけり(読人不知([古今])

405 :名無氏物語:2008/07/01(火) 18:12:54 ID:63PfMJrq
春たつと霞みにけりなひさかたの天の岩戸の明ぼのの空(一条実経[新後撰])

406 :名無氏物語:2008/07/01(火) 18:13:48 ID:63PfMJrq
見わたせば波のしがらみかけてけり卯の花咲ける玉川の里(相模[後拾遺])

407 :名無氏物語:2008/07/01(火) 18:14:22 ID:63PfMJrq
暮るるよりおなじ空とも見えぬかな秋の今夜の山のはの月(北条政村[続後撰])

408 :名無氏物語:2008/07/01(火) 18:15:08 ID:63PfMJrq
みるままに紅葉吹きおろす嵐山梢まばらに冬はきにけり(法印長舜[新千載])

409 :名無氏物語:2008/07/02(水) 17:22:07 ID:ATb0i01B
山里も月の夜ごろは心せむおもひのほかに人もとひけり(飛鳥井雅有)

410 :名無氏物語:2008/07/02(水) 17:23:03 ID:ATb0i01B
月のかたの思ひの外ににほひしやむめのたち枝の春のさよ風(三条西実隆)

411 :名無氏物語:2008/07/02(水) 17:23:28 ID:ATb0i01B
梅の花おもひの外にさくやどは人まちかまへするほどぞなき(木下長嘯子)

412 :名無氏物語:2008/07/02(水) 17:24:12 ID:ATb0i01B
朝霞たち枝もみえぬ垣ねより思ひの外に匂ふ梅が香(後水尾院)

413 :名無氏物語:2008/07/02(水) 17:24:43 ID:ATb0i01B
山風にちらで待ちけり桜花けふぞこぼれてにほふべらなる(藤原高遠)

414 :名無氏物語:2008/07/02(水) 17:26:12 ID:ATb0i01B
花の色をあかでやけふはかへりなん人だのめなる風にまかせて(藤原為光)

415 :名無氏物語:2008/07/02(水) 18:11:00 ID:4nuninQn
思ひしほれ寝るとしもなき時のまに閨のひまさへ白みはてぬる(延政門院新大納言[玉葉])

416 :名無氏物語:2008/07/02(水) 18:11:52 ID:4nuninQn
夕やみはおのが光をしるべにて木の下がくれゆく蛍かな(日野俊光[新後撰])

417 :名無氏物語:2008/07/02(水) 18:12:35 ID:4nuninQn
薪こり峰の木の実をもとめてぞ得難き法は聞きはじめける(藤原俊成[玉葉])

418 :名無氏物語:2008/07/02(水) 18:13:09 ID:4nuninQn
根にかへる花とはきけどみる人のこころのうちにとまるなりけり(藤原重家[風雅])

419 :名無氏物語:2008/07/02(水) 18:14:19 ID:4nuninQn
遥かなるもろこしまでも行く物は秋の寝覚の心なりけり(大弐三位「[千載])

420 :名無氏物語:2008/07/03(木) 00:54:37 ID:5CfQqxfn
山桜ちよの春々けふよりは色さきまされ君がみにこば(大中臣能宣)

421 :名無氏物語:2008/07/03(木) 00:55:58 ID:5CfQqxfn
ほころぶる霞のまよりちる花は山たかみふる雪かとぞみる(大中臣能宣)

422 :名無氏物語:2008/07/03(木) 00:56:51 ID:5CfQqxfn
心ある軒ばの風の匂ひかな花ちるべくもふかぬものから(嘉陽門院越前)

423 :名無氏物語:2008/07/03(木) 00:57:24 ID:5CfQqxfn
世にあれば今年の春の花も見つうれしきものは命なりけり(本居宣長)

424 :名無氏物語:2008/07/03(木) 00:58:35 ID:5CfQqxfn
あふひ草かりねののべに時鳥暁かけてたれをとふらん(藤原定家)

425 :名無氏物語:2008/07/03(木) 00:59:32 ID:5CfQqxfn
都へとなにいそぐらむほととぎす暁かけて山ぢいづなり(藤原秀能)

426 :名無氏物語:2008/07/04(金) 01:54:16 ID:TbgBSG2U
杜鵑あかつきかけて鳴く声を片みみに聞く枕つらしな(桜井基佐)

427 :名無氏物語:2008/07/04(金) 01:54:50 ID:TbgBSG2U
をぐら山鹿のたちどのみゆるかな峰の紅葉やちりまさるらん(藤原高遠)

428 :名無氏物語:2008/07/04(金) 01:59:29 ID:TbgBSG2U
小倉山鹿のたちどのしるべだにたえてかげみぬ五月雨の空(藤原家隆)

429 :名無氏物語:2008/07/04(金) 02:00:02 ID:TbgBSG2U
春をまつ袖にはいつか濃紫わがもとゆひの霜ぞふりぬる(藤原雅経)

430 :名無氏物語:2008/07/04(金) 02:00:34 ID:TbgBSG2U
夜夜はわがもとゆひの霜ならでむすびもおかぬ契りをぞまつ(二条為定)

431 :名無氏物語:2008/07/04(金) 02:01:20 ID:TbgBSG2U
ながめつつ更行く月の影なれやわがもとゆひの秋のよの霜(宗良親王)

432 :名無氏物語:2008/07/05(土) 00:33:12 ID:REX/4fdj
芳野山松の葉しろき雪のうへに落ちてさやけき有明の月(藤原家隆)

433 :名無氏物語:2008/07/05(土) 00:33:55 ID:REX/4fdj
置きそめていくよつもれる匂ひともいさしら菊の花のした露(藤原定家)

434 :名無氏物語:2008/07/05(土) 00:35:28 ID:REX/4fdj
若菜つむ都の野べも松の雪いく世つもれる年とかはしる(慈円)

435 :名無氏物語:2008/07/05(土) 00:39:17 ID:REX/4fdj
かすめども芳野の雪の猶さえて松の葉しろきふるさとの春(後鳥羽院)

436 :名無氏物語:2008/07/05(土) 00:39:52 ID:REX/4fdj
みよし野の松の葉しろき山のはにかかりもやらぬうす霞かな(後鳥羽院)

437 :名無氏物語:2008/07/05(土) 00:40:14 ID:REX/4fdj
都人契りしものをはつ雪に松の葉しろき夕暮の雨(藤原基家)

438 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:08:16 ID:Sa/KsVAz
我みても昔はとほくなりにけりともに老木のから崎の松(藤原為家[続拾遺])

439 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:09:23 ID:Sa/KsVAz
まがねふく吉備の中山おびにせる細谷川のおとのさやけさ(読人不知[古今])

440 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:10:14 ID:Sa/KsVAz
しられじな親のかふこの引まゆの心にこむる思ひありとは(二条為定[新千載])

441 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:13:13 ID:Sa/KsVAz
春霞たちはそむれどみよしのの山に今日さへ雪はふりつつ(紀貫之[続古今])

442 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:13:48 ID:Sa/KsVAz
白雲のたてるやいづこ葛城の高間の山に花さきにけり(大江匡房[続後拾遺])

443 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:14:35 ID:Sa/KsVAz
いまもなほ雪はふりつつ朝霞たてるやいづこ春はきにけり(西園寺公基[続拾遺])

444 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:15:02 ID:Sa/KsVAz
桜花さけるやいづこみよしのの吉野の山はかすみこめつつ(伏見院[新後拾遺])

445 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:28:24 ID:6VIzwvDR
我が恋は細谷川の水なれやすゑにくははる音聞ゆなり(西行)

446 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:29:46 ID:6VIzwvDR
さやけさはおとにのみこそきこゆなれ細谷川の春のよの月(兼好)

447 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:30:15 ID:6VIzwvDR
帯にせる細谷川の朝風にむすぼほれぬる鶯の声(心敬)

448 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:30:43 ID:6VIzwvDR
けふぞみる細谷川のおとにのみききわたりにしきびの中山(木下長嘯子)

449 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:31:09 ID:6VIzwvDR
さざなみの比良の大わだ秋たけてよどめる淀に月ぞすみける(賀茂真淵)

450 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:31:41 ID:6VIzwvDR
敷妙の枕はかへじわぎもこが寝くたれ髪にふれてしものを(藤原教長)

451 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:32:20 ID:6VIzwvDR
夕されば潮風さむし波間よりみゆる小島に雪はふりつつ(源実朝)

452 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:36:10 ID:kvf3Jycl
いとはじや親のかふこのいぶせさもかかるふせやのならひと思へば(宗良親王)

453 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:38:03 ID:kvf3Jycl
しづが屋の親のかふこが白妙にまゆひらけたる夕顔の花(正徹)

454 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:38:28 ID:kvf3Jycl
いこま山むら雨とほくいづる月雲もかくさぬ嵐ふくらし(藤原家隆)

455 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:38:50 ID:kvf3Jycl
ながむれば雲だにみえず生駒山いくへかかすみ春の明ぼの(源具親)

456 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:39:32 ID:kvf3Jycl
いこま山雲のいにしへしらねどもはれぬしぐれにおもひわびつつ(後鳥羽院)

457 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:40:19 ID:kvf3Jycl
へだつとてうらみぬ雲は伊駒山君があたりの桜なりけり(宗尊親王)

458 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:41:23 ID:kvf3Jycl
君があたりそこともみえず生駒山雲をへだつる春のかすみに(藤原為理)

459 :名無氏物語:2008/07/05(土) 02:42:23 ID:kvf3Jycl
いくへかは雲もへだつる伊駒山あたりぞみえぬ五月雨のころ(尭孝)

460 :名無氏物語:2008/07/05(土) 23:31:34 ID:+95SuOtw
忘れては雲やかくすと伊駒山うらみもすべきみねの雪かな(三条西実隆)

461 :名無氏物語:2008/07/05(土) 23:32:33 ID:+95SuOtw
うらむなよ雨はふるとも生駒山もみぢをいそぐ秋のひところ(三条西実隆)

462 :名無氏物語:2008/07/05(土) 23:33:11 ID:+95SuOtw
けふもまたながめやるかな生駒山たのまぬものの夕ぐれの空(木下長嘯子)

463 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:06:11 ID:hDmSrsHa
たま川やをちの砧にならすなりこやさらしけるてづくりの布(殷富門院大輔)

464 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:06:43 ID:hDmSrsHa
てづくりやさらすかきねの朝露をつらぬきとむる玉川の里(藤原定家)

465 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:07:31 ID:hDmSrsHa
玉河に玉ちるばかりたつ浪を妹が手づくりさらすとぞみる(楫取魚彦)

466 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:08:29 ID:hDmSrsHa
玉川や千村五百村手づくりをさらしそふると見ゆる月かな(橘千蔭)

467 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:08:54 ID:hDmSrsHa
血縁の何ぞさらさら麻の葉の夏蒲團秋風に晒して(塚本邦雄)

468 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:11:48 ID:hDmSrsHa
秋の夜はちくまの川のさざれ石も玉とみるまですめる月かな(松永貞徳)

469 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:40:29 ID:81M+pVxE
うちおける板目に切れし黒髪をゆゆしと見つつ夫子や歎かん(加納諸平)

470 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:41:04 ID:81M+pVxE
もみぢ葉の小雨に朽ちし弥彦は月より高く神さびにけり(加納諸平)

471 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:42:04 ID:81M+pVxE
見わたせば大海の原に立つ霞奥かも知らに無き人思ほゆ(鹿持雅澄)

472 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:43:14 ID:81M+pVxE
けふもなほ雪はふりつつ春霞たてるやいづく若菜つみてん(藤原家隆)

473 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:43:52 ID:81M+pVxE
春霞たてるやいづこ朝日かげさしゆく舟をまつがうら島(後鳥羽院)

474 :名無氏物語:2008/07/06(日) 00:44:35 ID:81M+pVxE
こえぬまは吉野の山のさくら花人づてにのみききわたるかな(紀貫之)

475 :名無氏物語:2008/07/06(日) 07:57:13 ID:PSGuynVY
山風もかすむふもとの夕波にたてるやいづこ志賀の浜松(正徹)

476 :名無氏物語:2008/07/06(日) 07:57:43 ID:PSGuynVY
秋の風たてるやいづこみそぎせし昨日も涼しよもの川浪(正徹)

477 :名無氏物語:2008/07/07(月) 00:38:42 ID:CZkYYHy6
梅が枝にきゐる鶯春かけてなけどもいまだ雪はふりつつ(古今5/よみ人しらず)

478 :名無氏物語:2008/07/07(月) 00:50:26 ID:eVWk/JeF
あらち山谷のうぐひす野べに出でてなけどもいまだ春のあは雪(家隆)

479 :名無氏物語:2008/07/07(月) 00:51:22 ID:eVWk/JeF
鶯はなけどもいまだふる里の雪の下草春をやはしる(藤原定家)

480 :名無氏物語:2008/07/07(月) 00:51:48 ID:eVWk/JeF
みよしのの山の鶯春かけてなけどもいまだ花ぞ物うき(土御門院)

481 :名無氏物語:2008/07/07(月) 00:54:30 ID:eVWk/JeF
心ざしふかく染めてしたつたひめおるや錦の山のもみぢば(藤原家隆)

482 :名無氏物語:2008/07/07(月) 01:34:41 ID:1BqQUOqs
世の常の色とやは見る心ざしふかくそめてし手折る紅葉を(頓阿)

483 :名無氏物語:2008/07/07(月) 01:35:49 ID:1BqQUOqs
かへりみる雲ゐのつまはこもるともやかばややかんむさしのの原(藤原家隆)

484 :名無氏物語:2008/07/07(月) 02:24:36 ID:ax8p/rjO
現代語訳も載せないとただの自己満に…

485 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:18:19 ID:ElNCZmGx
消ゆるまで雪にこもりしわか草のつまもあらはに春風ぞ吹く(三条西実隆)

486 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:19:20 ID:ElNCZmGx
声もせず月をもいとへ野べの鹿夕のきりに妻ぞこもれる(正徹)

487 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:21:39 ID:ElNCZmGx
夕すずみとぶひの野守この比やいまいくかありて秋の初風(藤原定家)

488 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:22:20 ID:ElNCZmGx
若菜つむとぶひの野守春日野にけふ降る雨のあすや待つらん(藤原定家)

489 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:35:17 ID:af8QX7YN
春霞たちいでて見よ吉野山いまいくかありて桜さきなん(後鳥羽院)

490 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:36:00 ID:af8QX7YN
春日野のとぶひの野守けふとてや昔かたみに若菜つむらん(源実朝)

491 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:36:35 ID:af8QX7YN
うぐひすのとぶひの野べの初声にたれさそはれてわかな摘むらん(宗良親王)

492 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:37:06 ID:af8QX7YN
かへりみる都は野辺のあさ霞たてるいづくに若菜つむらん(順徳院)

493 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:37:51 ID:af8QX7YN
二葉より都は野べの若菜つめその神山の草のはつかに(尭恵)

494 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:38:28 ID:af8QX7YN
あづさ弓おして春雨をやまだに苗代水もいまやひくらむ(藤原良経)

495 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:39:41 ID:af8QX7YN
あづさ弓おして春雨いる方もさだかにみえぬ春の夜の月(後鳥羽院)

496 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:41:03 ID:af8QX7YN
山風も花の香ながら真木の戸をおして春雨曙の空(正徹)

497 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:49:35 ID:XqADIYi+
百ちどりさへづる空はかはらねど我が身の春はあらたまりつつ(後鳥羽院)

498 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:50:10 ID:XqADIYi+
もも千鳥こゑやむかしのそれならぬ我が身ふり行く春雨の空(藤原定家)

499 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:50:59 ID:XqADIYi+
もも千鳥さへづる春のかずかずにいくよの花のみてふりぬらん(藤原定家)

500 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:51:47 ID:XqADIYi+
物ごとにあらたまれども鶯のさへづる春は身のみふりつつ(藤原為家)

501 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:52:17 ID:XqADIYi+
おのがねはあらたまれども鶯の谷のねぐらぞいとどふり行く(宗良親王)

502 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:53:19 ID:XqADIYi+
時しありと聞くもうれしき百千鳥さへづる春をけふは待ちえて(後水尾院)

503 :名無氏物語:2008/07/07(月) 15:54:13 ID:XqADIYi+
花の香はありとやここにをとめ子が袖ふる山にうぐひすのなく(藤原範宗)

504 :名無氏物語:2008/07/07(月) 18:04:07 ID:2GHj4Gai
鶯のなけどもいまだふる雪に杉の葉しろき逢坂の山(後鳥羽院[新古今])

505 :名無氏物語:2008/07/07(月) 18:04:39 ID:2GHj4Gai
梅が枝に世々のむかしの春かけてかはらずきゐる鶯の声(後嵯峨院[続古今])

506 :名無氏物語:2008/07/07(月) 18:05:18 ID:2GHj4Gai
心ざしふかくそめてし藤衣きつる日数のあさくもあるかな(源雅通[千載])

507 :名無氏物語:2008/07/07(月) 18:05:53 ID:2GHj4Gai
うづもるる雪の下草いかにしてつまこもれりと人にしらせん(大弐三位[風雅])

508 :名無氏物語:2008/07/07(月) 18:06:51 ID:2GHj4Gai
かすが野はけふはなやきそ若草のつまもこもれり我もこもれり(よみ人知らず[古今])

509 :名無氏物語:2008/07/08(火) 02:42:01 ID:Y9dRndDg
ちらすなよかさぎの山の桜花おほふばかりの袖ならずとも(藤原定家)

510 :名無氏物語:2008/07/08(火) 02:43:07 ID:Y9dRndDg
たちわたる霞の袖や大空におほふばかりの春のあけぼの(藤原雅経)

511 :名無氏物語:2008/07/08(火) 02:44:26 ID:Y9dRndDg
風さそふ花橘をそらにしておほふも雲の袖の香やせん(正徹)

512 :名無氏物語:2008/07/08(火) 02:45:00 ID:Y9dRndDg
みかのはら川風ふかばさく花におほふばかりの衣かせやま(松永貞徳)

513 :名無氏物語:2008/07/08(火) 02:46:04 ID:Y9dRndDg
いやたかく生ひそふままに大空もおほふばかりの窓のくれ竹(後水尾院)

514 :名無氏物語:2008/07/08(火) 02:46:55 ID:Y9dRndDg
大空をおほはん袖につつむともあまるばかりの風の梅が香(後水尾院)

515 :名無氏物語:2008/07/08(火) 14:49:55 ID:WUMKpvKk
天地におほふばかりのつばさもが憂世の人をはぐくみなまし(加藤宇万伎)

516 :名無氏物語:2008/07/08(火) 14:51:18 ID:WUMKpvKk
あら玉の年にまれなる人まてど桜にかこつ春もすくなし(藤原定家)

517 :名無氏物語:2008/07/08(火) 14:51:51 ID:WUMKpvKk
花散りてしげる桜のかげにだに年にまれなる山ほととぎす(正徹)

518 :名無氏物語:2008/07/08(火) 14:52:38 ID:WUMKpvKk
にほひをも夢の枕にうつし佗びぬ年に稀なる花の衣手(肖柏)

519 :名無氏物語:2008/07/08(火) 14:53:21 ID:WUMKpvKk
いかにせん年に稀なるあふ事を待ちし桜に人もならはば(後水尾院)

520 :名無氏物語:2008/07/08(火) 14:54:01 ID:WUMKpvKk
桜花うつろはんとや山のはのうすくれなゐに今朝はかすめる(藤原良経)

521 :名無氏物語:2008/07/08(火) 14:54:38 ID:WUMKpvKk
契ありてうつろはんとや白菊のもみぢのしたの花にさきけん(藤原定家)

522 :名無氏物語:2008/07/08(火) 15:18:05 ID:dqMEyFP8
雨風に心あはせて春の花うつろはんとやおもひたつらん(正徹)

523 :名無氏物語:2008/07/08(火) 15:18:53 ID:dqMEyFP8
桜花ちりのまがひに日はくれていづちもとほし志賀の山ごえ(後鳥羽院)

524 :名無氏物語:2008/07/08(火) 15:22:43 ID:dqMEyFP8
桜がり家路忘れて日は暮れぬ月見の床は花の下臥(他阿)

525 :名無氏物語:2008/07/08(火) 15:23:22 ID:dqMEyFP8
行く春も山路やすらへ名もしらぬ木草の花のちりのまがひに(肖柏)

526 :名無氏物語:2008/07/08(火) 15:24:02 ID:dqMEyFP8
花も根にかへるを見てぞ木のもとにわれも家路は思ひいでける(下河辺長流)

527 :名無氏物語:2008/07/08(火) 15:26:29 ID:dqMEyFP8
山かげはなほまちわびぬさくら花いたりいたらぬ春をうらみて(藤原定家)

528 :名無氏物語:2008/07/08(火) 15:27:06 ID:dqMEyFP8
春のきてあひみんことは命ぞと思ひし花ををしみつるかな(藤原定家)

529 :名無氏物語:2008/07/08(火) 15:27:37 ID:dqMEyFP8
またの春あひみん事は命にてことしも花に別れぬるかな(宗尊親王)

530 :名無氏物語:2008/07/08(火) 19:45:32 ID:3Il6/G5t
から衣すそ野のきぎすうらむなりつまもこもらぬ荻の焼原(藤原良経[新続古今]) 

531 :名無氏物語:2008/07/08(火) 19:46:21 ID:3Il6/G5t
春のきる霞のつまやこもるらんまだ若草のむさしのの原(土御門院[続拾遺])

532 :名無氏物語:2008/07/08(火) 19:51:39 ID:3Il6/G5t
春日野にまだうらわかきさいたづまつまこもるともいふ人やなき(西園寺実氏[玉葉])

533 :名無氏物語:2008/07/08(火) 19:52:15 ID:3Il6/G5t
大原や雪ふりつみて道もなしけふはなやきそ峰のすみがま(宗良親王[新葉])

534 :名無氏物語:2008/07/08(火) 19:52:46 ID:3Il6/G5t
若菜つむ袖とぞみゆる春日野のとぶひの野辺の雪のむらぎえ(藤原教長[新古今])

535 :名無氏物語:2008/07/08(火) 19:53:51 ID:3Il6/G5t
消そむる雪まもあらばとぶひのにはや下もえの若菜摘みてん(小倉実雄[続古今])

536 :名無氏物語:2008/07/08(火) 21:02:33 ID:3Il6/G5t
若菜つむわが衣手もしろたへにとぶひの野べはあは雪ぞふる(藤原為家[続古今])

537 :名無氏物語:2008/07/08(火) 21:15:41 ID:3Il6/G5t
小倉山秋の梢の初時雨いまいくかありて色に出でなん(冷泉為相[続後拾遺])

538 :名無氏物語:2008/07/08(火) 22:05:58 ID:3Il6/G5t
三芳野の山の山守こととはん今いくかありて花はさきなん(後醍醐院[新後拾遺])

539 :名無氏物語:2008/07/08(火) 22:06:32 ID:3Il6/G5t
きえなくに又やみ山をうづむらん若菜つむ野もあは雪ぞふる(藤原定家[続拾遺])

540 :名無氏物語:2008/07/08(火) 22:07:09 ID:3Il6/G5t
あづさ弓おして春雨ふるさとのみかきが原ぞうす緑なる(藤原家隆[玉葉])

541 :名無氏物語:2008/07/08(火) 22:07:54 ID:3Il6/G5t
けふだにも道ふみ分けぬ白雪の明日さへふらば人もまたれじ(西園寺実氏[続拾遺])

542 :名無氏物語:2008/07/08(火) 22:08:49 ID:3Il6/G5t
ももちどりさへづる春のあさみどり野べの霞ににほふ梅がえ(後鳥羽院[風雅])

543 :名無氏物語:2008/07/08(火) 22:10:03 ID:3Il6/G5t
梅がえの花のありかをしらねども袖こそにほへ春の山かぜ(宮内卿[玉葉])

544 :名無氏物語:2008/07/08(火) 23:10:57 ID:3Il6/G5t
おのづから風のたよりにとふ人もありとやここに匂ふ梅が香(満済[新続古今]) 

545 :名無氏物語:2008/07/08(火) 23:33:59 ID:3Il6/G5t
面影のともに立出でて別れなばなにか身にそふ形見ならまし(宗良親王[新葉])

546 :名無氏物語:2008/07/09(水) 00:43:29 ID:YlCvb83m
花にだにそはでよそなる梅が香を袖にうつして春風ぞ吹く(津守国貴[新後拾遺])

547 :名無氏物語:2008/07/09(水) 00:44:36 ID:YlCvb83m
山桜おほふばかりのかひもなし霞の袖は花もたまらず(藤原家隆[続古今])

548 :名無氏物語:2008/07/09(水) 00:45:30 ID:YlCvb83m
風さわぐ草のまがきの花薄おほふばかりの袖かとぞみる(邦世親王[新拾遺])

549 :名無氏物語:2008/07/09(水) 00:46:09 ID:YlCvb83m
またれつつ年にまれなるほととぎすさ月ばかりの声なをしみそ(藤原定家[風雅])

550 :名無氏物語:2008/07/09(水) 01:18:25 ID:YlCvb83m
契りおきし花の頃しも思ふかな年にまれなる人のつらさは(月花門院[続古今])

551 :名無氏物語:2008/07/09(水) 01:57:29 ID:YlCvb83m
我ならぬ人も待ちけり時鳥年にまれなる初音と思へば(後二条院[新千載])

552 :名無氏物語:2008/07/09(水) 01:58:11 ID:YlCvb83m
初瀬山うつろはんとやさくら花色かはりゆく嶺のしら雲(藤原家隆[続拾遺])

553 :名無氏物語:2008/07/09(水) 02:30:06 ID:nsOHroLi
花さそふ比良の山風吹きにけり漕ぎゆく船の跡みゆるまで(宮内卿)

554 :名無氏物語:2008/07/09(水) 07:56:59 ID:YlCvb83m
月草にうつろはむとや染めおきし人の心も色かはり行く(藤原公経[続拾遺])

555 :名無氏物語:2008/07/09(水) 08:10:35 ID:YlCvb83m
秋風のいたりいたらぬ袖はあらじただわれからの露の夕ぐれ(鴨長明[新古今])

556 :名無氏物語:2008/07/09(水) 08:11:18 ID:YlCvb83m
山桜さけるさかざるおしなべてさながら花と見ゆるしら雲(二条為氏[新後撰])

557 :名無氏物語:2008/07/09(水) 08:11:48 ID:YlCvb83m
此比はさけるさかざるおしなべて梅がかならぬ春風もなし(足利尊氏[新拾遺])

558 :名無氏物語:2008/07/09(水) 14:18:07 ID:qwGabl6h
ながらへて今宵の空の月も見つまた来ん秋は命なりけり(鵜殿余野子)

559 :名無氏物語:2008/07/09(水) 14:18:40 ID:qwGabl6h
ちる花はゆきとのみこそ故郷を心のままにかぜぞ吹きしく(藤原定家)

560 :名無氏物語:2008/07/09(水) 14:19:16 ID:qwGabl6h
たち花の小島がさきのたび衣ぬれてぞかをる款冬の花(藤原家隆)

561 :名無氏物語:2008/07/09(水) 14:19:57 ID:qwGabl6h
船とめしこ島がさきのこととへば猶山吹のいはぬ色なる(宗良親王)

562 :名無氏物語:2008/07/09(水) 14:20:33 ID:qwGabl6h
春すぎていくかもあらねどわがやどの池の藤浪うつろひにけり(源実朝)

563 :名無氏物語:2008/07/09(水) 14:21:25 ID:qwGabl6h
時鳥待つよかさなる雲路より初音にかへる去年の古声(藤原家隆)

564 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:25:33 ID:DnMtK5eZ
いにしへを花橘にまかすれば軒のしのぶに風かよふなり(式子内親王)

565 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:26:11 ID:DnMtK5eZ
橘の花のしづくに袖ぬれて雨なつかしき五月雨の空(慈円)

566 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:26:52 ID:DnMtK5eZ
こととはむ五月ならでも橘に昔の袖の香はのこるやと(建礼門院右京大夫)

567 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:27:45 ID:DnMtK5eZ
ほととぎすこぞ宿かりしふるさとの花橘にさ月わするな(藤原家隆)

568 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:28:50 ID:DnMtK5eZ
百敷の庭の橘おもひ出でてさらにむかしをしのぶ袖かな(土御門院)

569 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:45:26 ID:8HOVRdZB
袖の香を花たちばなに残してもわが昔には思ひ出もなし(後崇光院)

570 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:46:14 ID:8HOVRdZB
時しもあれ花たちばなに忍ぶかな五月もまたぬ人の昔を(正徹)

571 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:46:47 ID:8HOVRdZB
おもふから猶うとまれぬ藤の花さくより春のくるるならひに(藤原定家)

572 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:47:34 ID:8HOVRdZB
くれなゐのあさはの野らの夕露にふり出でてなくすず虫のこゑ(順徳院)

573 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:49:13 ID:8HOVRdZB
我が袖ぞかへればぬるる声はして涙はみえぬ春のかりがね(藤原家隆)

574 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:50:35 ID:8HOVRdZB
秋の野に涙はみえぬ鹿の音はわくるをがやの露をからなん(藤原定家)

575 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:51:44 ID:8HOVRdZB
さをしかの涙は見えぬ夕まぐれほしえぬ袖の露をからなむ(後鳥羽院)

576 :名無氏物語:2008/07/10(木) 16:53:47 ID:8HOVRdZB
うらめしやまたれまたれて時鳥それかあらぬかむらさめの空(藤原定家)

577 :名無氏物語:2008/07/10(木) 17:10:52 ID:8M+reGyR
村雨の雲まの月のほのぼのとそれかあらぬか山ほととぎす(徽安門院)

578 :名無氏物語:2008/07/10(木) 17:13:17 ID:8M+reGyR
夕さればいなばそよぎて吹く風にあしのまろ屋を問ふ人もがな(後鳥羽院)

579 :名無氏物語:2008/07/10(木) 17:14:13 ID:8M+reGyR
かりてほすいなばそよぎて小山田をわたる秋さのおとのさびしさ(正徹)

580 :名無氏物語:2008/07/10(木) 17:14:48 ID:8M+reGyR
月やどるいなばそよぎて影きよみ見し雲いかに秋のさよ風(下冷泉政為)

581 :名無氏物語:2008/07/10(木) 17:15:19 ID:8M+reGyR
木の葉ちる秋のはじめをけふとてや身にしみそむる峯の松風(藤原為家)

582 :名無氏物語:2008/07/10(木) 17:15:54 ID:8M+reGyR
いとどしく心づくしの秋しまれ世をうらみても月を見るかな(源俊頼)

583 :名無氏物語:2008/07/10(木) 17:16:53 ID:8M+reGyR
まちわびぬ心づくしの春霞花のいざよふ山のはの空(藤原定家)

584 :名無氏物語:2008/07/10(木) 18:07:44 ID:RO3P42nX
秋風にあひみむ事は命ともちぎらでかへる春の雁がね(藤原隆祐[続拾遺])

585 :名無氏物語:2008/07/10(木) 18:08:38 ID:RO3P42nX
夢のうちもうつろふ花に風吹きてしづ心なき春のうたたね(式子内親王[続古今])

586 :名無氏物語:2008/07/10(木) 18:09:11 ID:RO3P42nX
あだなりとうつろふ花にかこつかなちらぬを風も誘ひやはする(後醍醐天皇[続千載])

587 :名無氏物語:2008/07/10(木) 18:10:01 ID:RO3P42nX
こまなめていざみにゆかん龍田川しら浪よする岸のあたりを(源雅重[千載])

588 :名無氏物語:2008/07/11(金) 00:48:15 ID:x5r4LKB6
その色とおもひわけとや秋の風心づくしの月にふくらむ(藤原良経)

589 :名無氏物語:2008/07/11(金) 00:49:43 ID:x5r4LKB6
山風の木の間の雪をふくからに心づくしの冬の夜の月(後鳥羽院)

590 :名無氏物語:2008/07/11(金) 00:50:32 ID:x5r4LKB6
月はまだ木の間にみえぬ夕暮も心づくしの秋の空かな(頓阿)

591 :名無氏物語:2008/07/11(金) 00:51:18 ID:x5r4LKB6
霞むよも心づくしの光かなかならず月は木の間ならねど(香川景樹)

592 :名無氏物語:2008/07/11(金) 00:51:55 ID:x5r4LKB6
さびしさの時はわかねど夕づくよをぐらの山の松の秋風(飛鳥井雅有)

593 :名無氏物語:2008/07/11(金) 00:52:41 ID:x5r4LKB6
ほととぎすしひても名のれいつはとは時はわかねどたそがれの声(木下長嘯子)

594 :名無氏物語:2008/07/11(金) 07:26:06 ID:mpIpn4Zv
【事故】プール更衣室で異臭騒ぎ。女子高生21人が全裸のまま校外へ避難。隣接するポンプ室のモーター焼損が原因

http://food8.2ch.net/test/read.cgi/bread/1214175658/

595 :名無氏物語:2008/07/11(金) 09:36:24 ID:n87U+Z2a
白雲に羽うちかはし飛ぶ雁の数さへ見ゆる秋の夜の月(古今191・よみ人しらず)

596 :名無氏物語:2008/07/12(土) 03:31:55 ID:siu7+mdm
池水のもなかにいでてあそぶ魚の数さへみゆる秋の夜の月(源公忠)

597 :名無氏物語:2008/07/12(土) 03:32:27 ID:siu7+mdm
月きよみ羽うちかはしとぶ雁のこゑ哀なる秋風の空(藤原定家)

598 :名無氏物語:2008/07/12(土) 03:33:14 ID:siu7+mdm
思ひたつ山のいく重もしら雲に羽うちかはし帰る雁がね(藤原定家)

599 :名無氏物語:2008/07/12(土) 03:34:06 ID:siu7+mdm
くもりなき浜のまさごに君が世の数さへみゆる冬の月影(藤原定家)

600 :名無氏物語:2008/07/12(土) 03:34:40 ID:siu7+mdm
なく雁のなみだなるらし月影に数さへみゆる庭のしら露(宗良親王)

601 :名無氏物語:2008/07/12(土) 03:35:22 ID:siu7+mdm
青葉よりもれてたえだえ散る花の数さへ見ゆる庭の木の本(大内政弘)

602 :名無氏物語:2008/07/12(土) 05:20:21 ID:fjMoPa/w
他板の住人ですので、正確ではないかも知れませんが…

醤酢に 蒜つきかてて 鯛願ふ
我にな 見えそ 水葱の羹

これを思い出す毎に腹が減ります(笑

603 :名無氏物語:2008/07/12(土) 06:47:22 ID:fjMoPa/w
醤酢に蒜搗き糅てて鯛願ふ我にな見えそ水葱の羹

ひしほすにひるつきかててたいねがふわれになみえそなぎのあつもの

醤と酢を合わせて野蒜を搗き込み合わせたタレで鯛を食べたいと願ってる我に、
見えるな現実のミズナギ入りの汁物


これで合ってたかな?手元に萬葉集がないもので。

平安京では無理だけど、平城京では鯛のナマスは食べられたんだろうか?

604 :名無氏物語:2008/07/13(日) 01:02:00 ID:SINIffmR
むすぶ手をはなれておつる白玉の数さへみゆる山のゐの月(木下長嘯子)

605 :名無氏物語:2008/07/13(日) 01:02:41 ID:SINIffmR
山陰の塵なき庭にちり初めて数さへ見ゆる今朝の初雪(香川景樹)

606 :名無氏物語:2008/07/13(日) 01:03:27 ID:SINIffmR
露しげみ草にやつるる故郷は袖にぞ虫のこゑはみだるる(後鳥羽院)

607 :名無氏物語:2008/07/13(日) 01:04:15 ID:SINIffmR
はらはねばふけゆくままに露ぞおく草にやつるる庭のかよひぢ(土御門院)

608 :名無氏物語:2008/07/13(日) 01:04:52 ID:SINIffmR
松虫の声するかたにやどりしてなほ長き夜ぞうれしかりける(清原元輔)

609 :名無氏物語:2008/07/13(日) 01:05:22 ID:SINIffmR
をしむらん人の心をなく雁の声するかたに月ぞ残れる(順徳院)

610 :名無氏物語:2008/07/13(日) 17:52:46 ID:iuDnaOjl
さきにほふこじまがさきの山吹ややそうぢ人のかざしなるらむ(藤原光俊[続古今])

611 :名無氏物語:2008/07/13(日) 17:53:24 ID:iuDnaOjl
時鳥まつとせしまに我がやどの池の藤波うつろひにけり(藤原家隆[風雅])

612 :名無氏物語:2008/07/13(日) 17:53:54 ID:iuDnaOjl
いとはやもくれぬる春かわがやどの池の藤波うつろはぬまに(源実朝[続後撰])

613 :名無氏物語:2008/07/13(日) 17:57:13 ID:iuDnaOjl
山里は谷のうぐひすうちはぶき雪よりいづるこぞのふる声(藤原定家[続千載])

614 :名無氏物語:2008/07/13(日) 17:57:53 ID:iuDnaOjl
わすられぬこぞの古声こひこひてなほめづらしき時鳥かな(藤原[風雅])

615 :名無氏物語:2008/07/14(月) 15:35:55 ID:AMvXOvPO
日はくれぬと思ふは山のかげ野よりまづなきそむる松虫の声(宗良親王)

616 :名無氏物語:2008/07/14(月) 15:36:25 ID:AMvXOvPO
あばれたる草のいほりのさびしさは風よりほかにとふ人ぞなき(西行)

617 :名無氏物語:2008/07/14(月) 15:36:58 ID:AMvXOvPO
木のはちる風よりほかに問ふ人もなき山ざとぞ秋はかなしき(藤原家隆)

618 :名無氏物語:2008/07/14(月) 15:37:35 ID:AMvXOvPO
春来ては風より外にとふ人のなき山里に散る桜かな(俊成卿女)

619 :名無氏物語:2008/07/14(月) 15:38:10 ID:AMvXOvPO
初しぐれ色どる木木もあらはれて絵島が秋の紅葉をぞみる(蓮瑜)

620 :名無氏物語:2008/07/14(月) 15:39:03 ID:AMvXOvPO
立ちそむる秋ぎりのうへに鳴く雁の声ほのかなるいざよひの月(藤原家隆)

621 :名無氏物語:2008/07/15(火) 09:53:48 ID:oobBcanw
初雁も雲井にいまぞなき渡るはまなの橋の秋霧の上に(俊成卿女)

622 :名無氏物語:2008/07/15(火) 09:54:25 ID:oobBcanw
さえのぼるつちのひびきに夜や寒き衣かりがね空になくなり(藤原家隆)

623 :名無氏物語:2008/07/15(火) 09:54:59 ID:oobBcanw
とぶ雁の涙もいとどそほちけりささわけし野べの萩の上の露(藤原定家)

624 :名無氏物語:2008/07/15(火) 09:57:14 ID:oobBcanw
せく袖に涙の色やあまるらむながむるままの萩のうへの露(藤原良経)

625 :名無氏物語:2008/07/15(火) 09:58:38 ID:oobBcanw
下葉には色なる玉やくだくらむ風の吹きしく萩の上の露(後鳥羽院)

626 :名無氏物語:2008/07/16(水) 01:42:48 ID:OC/pj1Hq
なき渡る雲ゐの雁の涙さへ露おく袖の夜半のかたしき(俊成卿女)

627 :名無氏物語:2008/07/16(水) 01:43:26 ID:OC/pj1Hq
秋はなほ物おもふ宿の萩がえに雁の涙の露やそふらん(順徳院)

628 :名無氏物語:2008/07/16(水) 01:43:59 ID:OC/pj1Hq
鶯をさそふしるべの春風も花のあたりは猶もよかなん(後鳥羽院)

629 :名無氏物語:2008/07/16(水) 01:45:49 ID:OC/pj1Hq
あやなしや露ふきむすぶ夕かぜにちるらんをのの秋萩の花(藤原雅経)

630 :名無氏物語:2008/07/16(水) 01:46:24 ID:OC/pj1Hq
わきかねしおなじみどりの夏草を花にあらはす秋の夕ぐれ(小侍従)

631 :名無氏物語:2008/07/16(水) 01:47:13 ID:OC/pj1Hq
夏野をばおなじみどりに分けしかど秋ぞおりつる七草の花(藤原隆房)

632 :名無氏物語:2008/07/17(木) 17:23:27 ID:JebRN0g+
秋をまつひとつ草葉とみし程にみどりを分けて咲くすみれかな(藤原家隆)

633 :名無氏物語:2008/07/17(木) 17:24:50 ID:JebRN0g+
みどりなる春はひとつのわか草も秋あらはるるむさしのの原(順徳院)

634 :名無氏物語:2008/07/17(木) 17:26:17 ID:JebRN0g+
はるばると一つ梢と見し里も今朝はいろいろのもみぢしにけり(後嵯峨院)

635 :名無氏物語:2008/07/17(木) 17:27:06 ID:JebRN0g+
さく花の千種の露も数見えて秋は色々の月ぞやどれる(飛鳥井雅世)

636 :名無氏物語:2008/07/17(木) 17:27:56 ID:JebRN0g+
咲き分けし花の名はなほしられけり秋の末野の霜がれの比(延政門院新大納言)

637 :名無氏物語:2008/07/17(木) 17:28:42 ID:JebRN0g+
秋も猶ひとつ草葉とみゆるかなみだれてまじる花の色々(頓阿)

638 :名無氏物語:2008/07/17(木) 18:07:41 ID:Dqrpyrde
郭公しのびもあへずもらすなり五月まつまの去年のふる声(後鳥羽院[新千載])

639 :名無氏物語:2008/07/17(木) 18:08:49 ID:Dqrpyrde
わすられぬこぞの古声こひこひてなほめづらしき時鳥かな(藤原定家[風雅])
>>614名前が不完全だったので再録します

640 :名無氏物語:2008/07/17(木) 18:10:18 ID:Dqrpyrde
五月雨の空なつかしく匂ふなり花たちばなに風やふくらん(相模[後拾遺])

641 :名無氏物語:2008/07/17(木) 18:11:28 ID:Dqrpyrde
誰かまた花橘に思ひ出でん我も昔の人となりなば(藤原俊成[新古今])

642 :名無氏物語:2008/07/17(木) 18:12:07 ID:Dqrpyrde
あらざらんのち偲べとや袖の香を花橘にとどめ置きけん(祝部成仲[新古今])

643 :名無氏物語:2008/07/18(金) 01:39:12 ID:fHv4v+w6
春はなほ柳にしるしみどりなるひとつ草木のあるが中にも(後水尾院)

644 :名無氏物語:2008/07/18(金) 01:44:20 ID:fHv4v+w6
夏木立ひとつみどりにみし山も秋は色々の峰のもみぢ葉(下河辺長流)

645 :名無氏物語:2008/07/18(金) 01:47:01 ID:fHv4v+w6
消えそめし雪間ばかりと見し色もひとつに青む野べの若草(本居大平)

646 :名無氏物語:2008/07/18(金) 01:50:20 ID:fHv4v+w6
緑なる一つ若葉と春は見し秋はいろいろにもみぢけるかも(良寛)

647 :名無氏物語:2008/07/18(金) 01:52:43 ID:fHv4v+w6
我がかどのわさ田かりねの草の庵に夢路うつろふ神なびのもり(慈円)

648 :名無氏物語:2008/07/19(土) 02:22:26 ID:tZYi3NCm
しぐるなりかねてうつろふ神なびの森の梢の日ぐらしの声(藤原家隆)

649 :名無氏物語:2008/07/19(土) 02:23:37 ID:tZYi3NCm
神なびのもりの木の葉はしぐれねどかねてうつろふ秋の夜の月(順徳院)

650 :名無氏物語:2008/07/19(土) 02:24:15 ID:tZYi3NCm
かねてより月もうつろふ河浪にみそぎ涼しき神並の杜(後水尾院)

651 :名無氏物語:2008/07/19(土) 02:25:36 ID:tZYi3NCm
置く露にかねてうつろふ秋萩の下葉までこそ月は問ひけれ(香川景樹)

652 :名無氏物語:2008/07/19(土) 02:26:12 ID:tZYi3NCm
月影のよるさへみよと照らさずは花に宿かるかひやなからん(頓阿)

653 :名無氏物語:2008/07/19(土) 02:26:50 ID:tZYi3NCm
もみぢ葉を夜さへ見よと照る月の光さやけき神なびの森(飛鳥井雅有)

654 :名無氏物語:2008/07/20(日) 15:18:16 ID:6zfavX3A
心ありて夜さへ見よと花盛りさのみ霞まぬ春の月かげ(大内政弘)

655 :名無氏物語:2008/07/20(日) 15:19:06 ID:6zfavX3A
桜花よるさへ見よと照りそひて人のこころを知れる月かな(木下長嘯子)

656 :名無氏物語:2008/07/20(日) 15:20:05 ID:6zfavX3A
さまざまの色ににほへるむら菊は夜さへ見よと月やてらせる(村田春海)

657 :名無氏物語:2008/07/20(日) 15:20:52 ID:6zfavX3A
滝おとし水はしらする島山を夜さへ見よととぶ蛍かも(加納諸平)

658 :名無氏物語:2008/07/20(日) 15:21:31 ID:6zfavX3A
秋はきぬ行方もしらぬ歎きかなたのめしことは木の葉ふりつつ(式子内親王)

659 :名無氏物語:2008/07/20(日) 15:22:25 ID:6zfavX3A
秋はきぬとふ人はなしふるさとの荻ふく風は音まさりゆく(飛鳥井雅有)

660 :名無氏物語:2008/07/21(月) 14:29:44 ID:Zd0P8tqt
山里の花もかすみのながめより道ふみ分けてくる人はなし(中院通勝)

661 :名無氏物語:2008/07/21(月) 14:30:49 ID:Zd0P8tqt
たのむべき花のあるじも道たえぬさらにやとはん春の山ざと(藤原定家)

662 :名無氏物語:2008/07/21(月) 14:31:54 ID:Zd0P8tqt
春はまたさらにきにけり白雪のふりかくしてし道はなけれど(藤原為家)

663 :名無氏物語:2008/07/21(月) 14:32:44 ID:Zd0P8tqt
紅葉ばはふりみふらずみおく霜のさえ行く霜に秋風ぞ吹く(順徳院)

664 :名無氏物語:2008/07/21(月) 14:33:29 ID:Zd0P8tqt
むら時雨ふりみふらずみ紅のはつ花ぞめのみねの紅葉葉(九条教実)

665 :名無氏物語:2008/07/21(月) 20:25:28 ID:yFlW6ReN
をりしもあれ花橘のかをるかな昔を見つる夢の枕に(藤原公衡[千載])

666 :名無氏物語:2008/07/21(月) 20:26:09 ID:yFlW6ReN
橘のにほふあたりのうたたねは夢もむかしの袖の香ぞする(俊成卿女[新古今])

667 :名無氏物語:2008/07/21(月) 20:42:09 ID:yFlW6ReN
さ月まつおのが友とやほととぎす花橘にことかたるらむ(西園寺実兼[新後撰])

668 :名無氏物語:2008/07/21(月) 20:42:46 ID:yFlW6ReN
五月まつ花のかをりに袖しめて雲はれぬ日の夕ぐれの雨(宇都宮景綱[玉葉])

669 :名無氏物語:2008/07/21(月) 20:43:37 ID:yFlW6ReN
袖の香は花たちばなにかへりきぬ面影みせようたたねの夢(二条為子[新千載])

670 :名無氏物語:2008/07/21(月) 20:49:48 ID:yFlW6ReN
ほととぎす猶うとまれぬ心かなながなく里のよその夕ぐれ(藤原公経[新古今])

671 :名無氏物語:2008/07/21(月) 20:51:18 ID:yFlW6ReN
声はして雲ぢにむせぶ時鳥涙やそそく宵のむら雨(式子内親王[新古今])

672 :名無氏物語:2008/07/21(月) 23:17:57 ID:yFlW6ReN
わが袖の涙はかさじ郭公なきてはよそにもらしもぞする(惟宗光吉[続千載])

673 :名無氏物語:2008/07/21(月) 23:19:58 ID:yFlW6ReN
いくとせかなきふるしてしほととぎす神なび山の五月雨の空(藤原家隆[続後撰])

674 :名無氏物語:2008/07/21(月) 23:20:44 ID:yFlW6ReN
月かげの初秋風とふけゆけば心づくしに物をこそ思へ(円融院[新古今])

675 :名無氏物語:2008/07/21(月) 23:27:48 ID:yFlW6ReN
山の端を出でても松の木の間より心づくしの有明の月(藤原業清[新古今])

676 :名無氏物語:2008/07/21(月) 23:28:43 ID:yFlW6ReN
はつしぐれ山の木の間をもりそめて心づくしの下紅葉かな(源資平[続古今])

677 :名無氏物語:2008/07/21(月) 23:29:47 ID:yFlW6ReN
風の音も心づくしの秋山に木の間さびしくすめる月かげ(藤原為継[新後撰])

678 :名無氏物語:2008/07/21(月) 23:30:17 ID:yFlW6ReN
秋のきて今日みか月の雲まより心づくしのかげぞほのめく(西園寺実氏[玉葉])

679 :名無氏物語:2008/07/21(月) 23:31:09 ID:yFlW6ReN
いかに見し木の間の月の名残より心づくしのおもひそふらん(津守国助[続千載])

680 :名無氏物語:2008/07/22(火) 01:08:35 ID:Ue9t3mwt
いつはとは影はわかねど夜半の月かすめば春の物にぞ有りける(後嵯峨院[続後拾遺])

681 :名無氏物語:2008/07/22(火) 01:09:30 ID:Ue9t3mwt
白浪に羽うちかはし浜千鳥かなしき物は夜の一こゑ(源重之[新古今])

682 :名無氏物語:2008/07/22(火) 01:10:14 ID:Ue9t3mwt
石ばしる水の白玉数見えて清滝川にすめる月影(藤原俊成[千載])

683 :名無氏物語:2008/07/22(火) 01:10:51 ID:Ue9t3mwt
和歌の浦や羽うちかはし浜千鳥波にかきおく跡や残らん(順徳院[新後拾遺])

684 :名無氏物語:2008/07/22(火) 01:11:38 ID:Ue9t3mwt
むかし思ふ草にやつるる軒ばよりありしながらの秋のよの月(藤原定家[続拾遺])

685 :名無氏物語:2008/07/22(火) 01:12:27 ID:Ue9t3mwt
かげやどす露のみしげく成りはてて草にやつるる古郷の月(藤原雅経[新古今])

686 :名無氏物語:2008/07/22(火) 07:17:03 ID:Ue9t3mwt
み山ぢや暁かけてなく鹿の声するかたに月ぞかたぶく(土御門院[玉葉])

687 :名無氏物語:2008/07/22(火) 07:20:40 ID:Ue9t3mwt
秋の月西にあるかと見えつるはふけゆくよはの影にぞありける(源景明[拾遺])

688 :名無氏物語:2008/07/22(火) 07:22:17 ID:Ue9t3mwt
いつとなくをぐらの山のかげをみてくれぬと人のいそぐなるかな(道命[新古今])

689 :名無氏物語:2008/07/22(火) 07:23:06 ID:Ue9t3mwt
ひく駒の数よりほかに見えつるは関の清水の影にぞありける(藤原隆経[金葉])

690 :名無氏物語:2008/07/22(火) 07:24:04 ID:Ue9t3mwt
風さむみ伊勢の浜荻わけゆけば衣かりがね浪に鳴くなり(大江匡房[新古今])

691 :名無氏物語:2008/07/22(火) 07:24:39 ID:Ue9t3mwt
秋の夜の衣かりがねなくからにねざめのとこも風ぞさむけき(藤原長家[玉葉])

692 :名無氏物語:2008/07/22(火) 07:25:38 ID:Ue9t3mwt
きく人ぞ涙はおつるかへる雁なきて行くなるあけぼのの空(藤原俊成[新古今])

693 :名無氏物語:2008/07/23(水) 14:44:05 ID:4yaXToS1
冬のきてふりみふらずみ大和にはむら山有りて行く時雨かな(正広)

694 :名無氏物語:2008/07/23(水) 14:59:17 ID:4yaXToS1
もみぢばをふきこす風はたつた山みねの松にも錦おりかく(源経信)

695 :名無氏物語:2008/07/23(水) 15:02:13 ID:4yaXToS1
かすみたつ春の錦のをりを見よ柳さくらをたてぬきにして(藤原雅経)

696 :名無氏物語:2008/07/23(水) 15:04:50 ID:4yaXToS1
さくら色に錦おりかく吉野川春ふく風をたてぬきにして(藤原為家)

697 :名無氏物語:2008/07/24(木) 15:10:03 ID:kkQh781I
七夕のいほはた衣けふぞおる恋やうらみをたてぬきにして(伏見院)

698 :名無氏物語:2008/07/24(木) 15:10:48 ID:kkQh781I
なるみ潟しほひの道をあけ行けば浪のなごりぞまづこほりける(飛鳥井雅有)

699 :名無氏物語:2008/07/24(木) 15:11:27 ID:kkQh781I
冬ふかみかもの川風さゆるよはみぎはの波ぞまづこほりける(洞院公賢)

700 :名無氏物語:2008/07/24(木) 15:12:00 ID:kkQh781I
いほりさす野島がさきの浜風にすすきおしなみ雪はふりきぬ(藤原家隆)

701 :名無氏物語:2008/07/24(木) 15:12:51 ID:kkQh781I
わが宿のすすきおしなみふる雪にまがきの野べの道ぞたえぬる(藤原良経)

702 :名無氏物語:2008/07/25(金) 01:38:29 ID:ZBkA/3qE
山ざとのすすきおしなみ降る雪に年さへあやなつもりぬるかな(後鳥羽院)

703 :名無氏物語:2008/07/25(金) 01:39:43 ID:ZBkA/3qE
しら雪のなべてふれれば梅の花冬さく色はかひなかりけり(慈円)

704 :名無氏物語:2008/07/25(金) 01:40:26 ID:ZBkA/3qE
久方のあまぎる雪の峰よりもそれかとみえて霞む春かな(藤原家隆)

705 :名無氏物語:2008/07/25(金) 01:40:58 ID:ZBkA/3qE
冬ごもりそれともみえずみわの山杉の葉しろく雪のふれれば(源実朝)

706 :名無氏物語:2008/07/25(金) 01:41:53 ID:ZBkA/3qE
冬の夜のながきかぎりはしられにきねなくにあくる袖のつららに(藤原定家)

707 :名無氏物語:2008/07/25(金) 01:42:53 ID:ZBkA/3qE
夢よりもなほぞはかなき時鳥ねなくにあくるよはの一こゑ(平親清四女)

708 :名無氏物語:2008/07/25(金) 13:42:44 ID:77psfzty
大人たちの声も聞ゆる気配して分け行く書のおく静かなり(本居清造)

709 :名無氏物語:2008/07/26(土) 17:04:01 ID:kmAuSSRH
ほととぎす寝覚の声を聞きしよりあやめもしらぬ物をこそ思へ(大中臣能宣)

710 :名無氏物語:2008/07/26(土) 17:05:10 ID:kmAuSSRH
かやり火の下にもえつつあやめ草あやめもしらぬ恋のかなしき(曾根好忠)

711 :名無氏物語:2008/07/26(土) 17:06:31 ID:kmAuSSRH
おのが音も袖ぬらしけり時鳥鳴くやさ月のあやめひきつつ(藤原家隆)

712 :名無氏物語:2008/07/26(土) 17:07:12 ID:kmAuSSRH
郭公空につたへよ恋ひわびてなくや五月のあやめわかずと(藤原定家)

713 :名無氏物語:2008/07/26(土) 17:08:00 ID:kmAuSSRH
たがためにまちし五月のあやめ草あやめもしらぬほととぎすかな(藤原雅経)

714 :名無氏物語:2008/07/26(土) 20:10:05 ID:PMzTsKel
すがれたる薔薇をまきておくるこそふさはしからめ恋の逮夜は(芥川龍之介)

715 :名無氏物語:2008/07/27(日) 15:22:57 ID:wCbC02Ca
きのふより軒ばにふける草の名のあやめもしらぬ五月雨の比(順徳院)

716 :名無氏物語:2008/07/27(日) 15:24:33 ID:wCbC02Ca
あやめ草ふきそめしより時鳥なくやさ月のこゑかをるなり(木下長嘯子)

717 :名無氏物語:2008/07/27(日) 15:25:08 ID:wCbC02Ca
朝風にうばらかをりて時鳥なくや卯月の志賀の山越(大田垣蓮月)

718 :名無氏物語:2008/07/27(日) 15:26:00 ID:wCbC02Ca
ほととぎす咲くやそのかみ潔癖の母癇癪の父にまみえし(塚本邦雄)

719 :名無氏物語:2008/07/27(日) 15:26:45 ID:wCbC02Ca
おほゐ河くだす筏のみなれざをさしいづる物は涙なりけり(和泉式部)

720 :名無氏物語:2008/07/27(日) 18:02:38 ID:jFE7Wk36
萩の上に雁の涙のおく露はこほりにけりな月にむすびて(式子内親王[風雅])

721 :名無氏物語:2008/07/27(日) 18:05:51 ID:jFE7Wk36
萩のうへの雁の涙をかこつとも恋に色こき袖や見ゆらむ(藤原公経[新勅撰]) 

722 :名無氏物語:2008/07/27(日) 18:10:58 ID:jFE7Wk36
とまるべき陰しなければはるばるとぬれてをゆかん夕立の雨(基氏[玉葉])

723 :名無氏物語:2008/07/27(日) 18:11:54 ID:jFE7Wk36
うすくこき野辺のみどりの若草に跡までみゆる雪のむら消え(宮内卿[新古今])

724 :名無氏物語:2008/07/27(日) 18:27:32 ID:HONvmSVD
さ寝らくは玉の緒ばかり恋ふらくは富士の高嶺の鳴沢のごと(万葉集・東歌)

725 :名無氏物語:2008/07/27(日) 18:29:07 ID:HONvmSVD
まかしみ寝らくしけらくさ鳴らくは伊豆の高嶺の鳴沢なすよ(万葉集・東歌)

726 :名無氏物語:2008/07/28(月) 01:28:28 ID:LbWge9nn
よそにのみ恋ひてふことのみなれざを今日は我が手にとりてけるかな(覚性法親王)

727 :名無氏物語:2008/07/28(月) 01:30:16 ID:LbWge9nn
かづらきや高間の山の時鳥雲ゐのよそに鳴きわたるなり(源実朝)

728 :名無氏物語:2008/07/28(月) 01:31:20 ID:LbWge9nn
雲をよそにすみこそわたれかづらきや高間の山の秋のよの月(東常縁)

729 :名無氏物語:2008/07/28(月) 01:31:56 ID:LbWge9nn
くりかへしたのめてもなほ逢ふことのかた糸をやは玉の緒にせむ(藤原良経)

730 :名無氏物語:2008/07/28(月) 01:32:35 ID:LbWge9nn
つれづれと空ぞ見らるる思ふ人あまくだりこむものならなくに(和泉式部)

731 :名無氏物語:2008/07/28(月) 01:33:54 ID:LbWge9nn
あはれ又けふも暮れぬとながめする雲のはたてに秋風ぞ吹く(藤原定家)

732 :名無氏物語:2008/07/29(火) 00:35:08 ID:lz67F7Ta
あはれ見よ月光うつる山の雪は若き貴人の死蝋に似ずや(宮澤賢治)

733 :名無氏物語:2008/07/29(火) 00:52:27 ID:lz67F7Ta
よこはしる蘆間の蟹の雪ふればあな寒しとや急ぎ隠るる(源仲正)

734 :名無氏物語:2008/07/29(火) 16:37:27 ID:FmvSgUF9
天つ空雲のはたてに飛ぶ鳥のあすかの里をおきや別れん(藤原家隆)

735 :名無氏物語:2008/07/29(火) 16:39:46 ID:FmvSgUF9
天つ空我が思ふ人か郭公雲のはたてに声の聞ゆる(宗良親王)

736 :名無氏物語:2008/07/29(火) 16:40:30 ID:FmvSgUF9
夕暮は雲のはたてにおり立ちてそはの山田にとる早苗かな(正徹)

737 :名無氏物語:2008/07/29(火) 16:41:56 ID:FmvSgUF9
あすよりは天つ空にや恋ひ佗びん雲のはたてに春はくれにき(肖柏)

738 :名無氏物語:2008/07/29(火) 16:54:12 ID:FmvSgUF9
白露の置くとは野辺の花を見て寝とはしのばん荻の上風(藤原隆信)

739 :名無氏物語:2008/07/29(火) 16:55:07 ID:FmvSgUF9
小山田のいなばの露の袖の上に置くとは歎きもりあかすかな(宗良親王)

740 :名無氏物語:2008/07/29(火) 22:27:52 ID:lz67F7Ta
知るらめや憂きめをみをの浜千鳥しましましぼる袖のけしきを(後鳥羽院)

741 :名無氏物語:2008/07/29(火) 22:32:28 ID:lz67F7Ta
おほかたに荻の葉すぐる風の音もうき身ひとつにしむ心地して(源氏物語・明石君の歌)

742 :名無氏物語:2008/07/30(水) 14:33:56 ID:ILjR3bXK
朝露の置くとはなげき寝ともなき夢路よぶかく出でし空かな(三条西実隆)

743 :名無氏物語:2008/07/30(水) 14:34:34 ID:ILjR3bXK
ちはやぶる賀茂の社のゆふだすきちとせを君にかけよとぞ思ふ(藤原良平)

744 :名無氏物語:2008/07/30(水) 14:35:21 ID:ILjR3bXK
わが恋は行かたもなきながめよりむなしき空に秋風ぞふく(慈円)

745 :名無氏物語:2008/07/30(水) 14:35:56 ID:ILjR3bXK
五月雨はむなしき空にみちぬらしゆくかたみえずあくるしら雲(藤原基家)

746 :名無氏物語:2008/07/30(水) 14:36:35 ID:ILjR3bXK
ながめてもむなしき空の秋霧にいとどおもひのゆく方もなし(頓阿)

747 :名無氏物語:2008/07/30(水) 14:38:45 ID:ILjR3bXK
朝づく日さすや岡べの草の葉にすがれる露をよそにやはみる(慈円)

748 :名無氏物語:2008/07/30(水) 16:01:20 ID:elim3C7k
山住みのあはれを誰に語らまし藜(あかざ)籠(こ)に入れかへる夕ぐれ(良寛)

749 :名無氏物語:2008/07/30(水) 16:03:23 ID:elim3C7k
わが生はかくのごとけむおのがため納豆買ひて帰るゆふぐれ(斉藤茂吉)

750 :名無氏物語:2008/07/30(水) 18:01:58 ID:1f7Ie48o
秋はきぬ鹿はをのへに声たてつよはのね覚をとふ人はなし(藤原有家[玉葉])

751 :名無氏物語:2008/07/30(水) 18:03:03 ID:1f7Ie48o
もみぢばのふりかくしてしわが宿に道もまどはず冬はきにけり(土御門院[続後撰])

752 :名無氏物語:2008/07/30(水) 18:03:42 ID:1f7Ie48o
春きては霞ぞうづむ白雪のふりかくしてし峯の松ばら(宗尊親王[続古今])

753 :名無氏物語:2008/07/30(水) 18:04:45 ID:1f7Ie48o
龍田川錦おりかく神な月しぐれの雨をたてぬきにして(よみ人しらず[古今])

754 :名無氏物語:2008/07/30(水) 18:06:52 ID:1f7Ie48o
降る雪はそれともみえずさざ波のよせてかへらぬおきつ島山(藤原知家[新拾遺])

755 :名無氏物語:2008/07/31(木) 00:47:23 ID:02II9MdD
ゆふ日かげさすや岡べの玉篠を一夜のやどりたのみてぞかる(藤原定家)

756 :名無氏物語:2008/07/31(木) 00:48:11 ID:02II9MdD
夕附日さすや岡辺の桃の花空もうつろふ色にみえつつ(順徳院)

757 :名無氏物語:2008/07/31(木) 00:51:31 ID:02II9MdD
逢ふことはいつともわかぬ松の色の夕べはなどか風もかなしき(豊原統秋)

758 :名無氏物語:2008/07/31(木) 00:52:08 ID:02II9MdD
松の葉のいつともわかぬ岡のべに今一しほの下もみぢかな(細川幽斎)

759 :名無氏物語:2008/07/31(木) 00:52:56 ID:02II9MdD
松の葉のいつともわかぬこのまより雪もときはの富士をみるかな(本居宣長)

760 :名無氏物語:2008/07/31(木) 00:53:43 ID:02II9MdD
しのばるるときはの山の岩つつじ春のかたみの数ならねども(藤原定家)

761 :名無氏物語:2008/07/31(木) 01:55:55 ID:WTfHqtVi
霞より落ちくる程も夕雲雀空に知られて声ぞ近づく(本居春庭)

762 :名無氏物語:2008/07/31(木) 01:58:07 ID:WTfHqtVi
をさな子の門にいでつつ泣く声を聞くばかりなる夕べ悲しも(塙保己一)

763 :名無氏物語:2008/07/31(木) 02:06:40 ID:WTfHqtVi
花紅葉冬の白雪見しこともおもへば悔し色にめでけり(道元)

764 :名無氏物語:2008/08/01(金) 13:17:18 ID:PfM1ml+q
思ふこといはねばこそあれ人しれぬ心のうちはくるしきものを(藤原基家)

765 :名無氏物語:2008/08/01(金) 13:18:00 ID:PfM1ml+q
恋しくもいかがなからん岩つつじいはねばこそあれ有りしその世は(宗尊親王)

766 :名無氏物語:2008/08/01(金) 13:19:05 ID:PfM1ml+q
わが心いくしほそめつ岩つつじいはねばこそあれ深き色香に(木下長嘯子)

767 :名無氏物語:2008/08/01(金) 13:20:33 ID:PfM1ml+q
わが恋やすゑつむ花の色ならむ紅にのみぬるる袖かな(藤原時房)

768 :名無氏物語:2008/08/01(金) 13:21:35 ID:PfM1ml+q
忍ぶればくるしきものを河内めの手染の糸の色に出でなん(藤原実経)

769 :名無氏物語:2008/08/01(金) 13:23:03 ID:PfM1ml+q
たなばたの天の河原に恋せじと秋をむかふるみそぎすらしも(藤原良経)

770 :名無氏物語:2008/08/01(金) 18:04:15 ID:Xlmi93zi
梅が香もあまぎる月にまがへつつそれとも見えず霞むころかな(九条道家[新勅撰]) 

771 :名無氏物語:2008/08/01(金) 18:07:50 ID:Xlmi93zi
わけゆけばそれとも見えず朝ぼらけとほきぞ春の霞なりける(西園寺実氏[続後撰])

772 :名無氏物語:2008/08/01(金) 18:08:36 ID:Xlmi93zi
花の色はそれともみえず山ざくらあまぎる雲の春の明ぼの(二条為氏[続後拾遺])

773 :名無氏物語:2008/08/01(金) 18:09:21 ID:Xlmi93zi
山のははそれともみえずうづもれて雪にかたぶくありあけの月(源通氏[続拾遺])

774 :名無氏物語:2008/08/02(土) 01:05:57 ID:HYh0yy3O
恋せじとするにはあらず神風になびけみそぎの瀬々のゆふしで(正徹)

775 :名無氏物語:2008/08/02(土) 01:07:42 ID:HYh0yy3O
ゆく水にあつさながすとせしみそぎ神はうけたる川風ぞふく(下河辺長流)

776 :名無氏物語:2008/08/02(土) 01:08:46 ID:HYh0yy3O
虫のねもしのぶることぞまくずはらうらみや秋の色にいづらむ(藤原雅経)

777 :名無氏物語:2008/08/02(土) 01:09:33 ID:HYh0yy3O
くるしさはしのぶることぞ人の身にたえて涙のなき世ならねば(松永貞徳)

778 :名無氏物語:2008/08/02(土) 01:10:36 ID:HYh0yy3O
日数ふる山より落つる滝の糸はなに水上を五月雨の比(中院通勝)

779 :名無氏物語:2008/08/02(土) 01:12:45 ID:HYh0yy3O
たねしあればほとけの身ともなりぬべし岩にも松はおひけるものを(藤原良経)

780 :名無氏物語:2008/08/02(土) 17:55:35 ID:0NN5a0/g
時鳥鳴くやさ月にうゑし田を雁がねさむみ秋ぞくれぬる(善滋為政[新古今])

781 :名無氏物語:2008/08/02(土) 17:56:47 ID:0NN5a0/g
白妙の衣ほすよりほととぎすなくや卯月の玉川の里(藤原家隆[続拾遺])

782 :名無氏物語:2008/08/02(土) 17:58:06 ID:0NN5a0/g
五月雨の空もとどろに郭公なにを憂しとかよただなくらむ(紀貫之[古今])

783 :名無氏物語:2008/08/02(土) 17:59:09 ID:0NN5a0/g
たがために鳴くや五月の夕とて山時鳥なほまたるらん(藤原定家[新千載])

784 :名無氏物語:2008/08/02(土) 17:59:45 ID:0NN5a0/g
うちしめりあやめぞかをる時鳥鳴くやさ月の雨の夕暮(藤原良経[新古今])

785 :名無氏物語:2008/08/03(日) 16:30:12 ID:+/SJd09i
八幡山木だかき松のたねしあれば千とせの後もたえじとぞ思ふ(源実朝)

786 :名無氏物語:2008/08/03(日) 16:31:23 ID:+/SJd09i
しらざりつ袖にながるる涙川うきておもひのかかりけるよを(藤原家隆)

787 :名無氏物語:2008/08/03(日) 16:32:15 ID:+/SJd09i
空にのみたつ朝霧の波のうへにうきて思ひのあまのつりぶね(藤原雅経)

788 :名無氏物語:2008/08/03(日) 16:32:56 ID:+/SJd09i
いつとなき心も空の雲霧にうきて思ひのさみだれのころ(三条西実隆)

789 :名無氏物語:2008/08/03(日) 16:34:21 ID:+/SJd09i
から衣かへすがへすぞうらめしき夢にも人の見えぬと思へば(熊谷直好)

790 :名無氏物語:2008/08/03(日) 16:35:19 ID:+/SJd09i
山おろし日も夕かげにふくときぞしみじみ人は恋しかりける(香川景樹)

791 :名無氏物語:2008/08/03(日) 18:00:58 ID:SvX8hMRU
さてもいかに岩垣沼のあやめ草あやめもしらぬ袖の玉水(後鳥羽院[新続古今]) 

792 :名無氏物語:2008/08/03(日) 18:03:42 ID:SvX8hMRU
我が恋は人しれぬまのあやめ草あやめぬほどぞねをも忍びし(宮内卿[玉葉])

793 :名無氏物語:2008/08/03(日) 18:04:48 ID:SvX8hMRU
もろともになくやさ月の時鳥はれぬおもひの雲のはたてに(泰光[続後撰])

794 :名無氏物語:2008/08/03(日) 18:05:33 ID:SvX8hMRU
時鳥おのが五月のくれはどりあやめもしらぬ時と鳴くなり(二条為忠[新葉])

795 :名無氏物語:2008/08/04(月) 15:33:06 ID:VS8ZGKnq
ふしわびぬいかにねしよか草枕故郷人も夢にみえけむ(宗尊親王)

796 :名無氏物語:2008/08/04(月) 15:33:47 ID:VS8ZGKnq
いまはただ我のみかよふ夢路かないかにねしよか人の見えけむ(宗尊親王)

797 :名無氏物語:2008/08/04(月) 15:34:28 ID:VS8ZGKnq
人も又いかにねし夜のゆくへにて覚めざらましの夢に見えけん(正徹)

798 :名無氏物語:2008/08/04(月) 15:35:13 ID:VS8ZGKnq
目のまへにかはりぬめりとみるものをまた忘れずやありしよのこと(和泉式部)

799 :名無氏物語:2008/08/04(月) 15:36:20 ID:VS8ZGKnq
つらしともたれにかいはん目のまへにつれなき人の昔がたりを(藤原秀能)

800 :名無氏物語:2008/08/04(月) 15:37:46 ID:VS8ZGKnq
月よめばはやくも年のゆく水に数かきとむるしがらみぞなき(藤原良経)

801 :名無氏物語:2008/08/05(火) 01:06:14 ID:YEjD5YK3
やどりこしたもとは夢かとばかりにあらばあふ夜のよその月影(藤原定家)

802 :名無氏物語:2008/08/05(火) 01:07:21 ID:YEjD5YK3
年きはる身のゆくへこそかなしけれあらばあふよの春をやはまつ(藤原雅経)

803 :名無氏物語:2008/08/05(火) 01:08:31 ID:YEjD5YK3
神山のやました水のわきかへりいはで物思ふ我ぞかなしき(源実朝)

804 :名無氏物語:2008/08/05(火) 01:09:05 ID:YEjD5YK3
月みてもおぼろけにやはなぐさまむ霞のうちの更科の里(藤原為家)

805 :名無氏物語:2008/08/05(火) 01:09:41 ID:YEjD5YK3
ともすれば親のいさめしうたたねの袖とふ月になみだ落ちつつ(下冷泉持為)

806 :名無氏物語:2008/08/05(火) 01:10:18 ID:YEjD5YK3
うたたねの夢ばかりだにしらすなよ親のいさめし人もたがへじ(正徹)

807 :名無氏物語:2008/08/05(火) 15:15:15 ID:7vhsjUNX
たらちねの親のいさめしうたたねは物思ふ時のわざにぞありける(拾遺897/よみ人しらず)

808 :名無氏物語:2008/08/05(火) 17:52:02 ID:a+v9jsLO
熊野川くだす早瀬のみなれざをさすがみなれぬ浪の通ひ路(後鳥羽院[新古今])

809 :名無氏物語:2008/08/05(火) 17:52:55 ID:a+v9jsLO
大井河せぜにいく夜かみなれざをくだす筏の床の月かげ(二条為藤[新後拾遺])

810 :名無氏物語:2008/08/05(火) 17:53:43 ID:a+v9jsLO
かづらきや高間の山のさくら花雲井のよそにみてや過ぎなん(藤原顕輔[千載])

811 :名無氏物語:2008/08/05(火) 17:55:20 ID:a+v9jsLO
かづらきや高間の山の花ざかり雲のよそなる雲をみるかな(藤原有家[続古今])

812 :名無氏物語:2008/08/05(火) 17:56:08 ID:a+v9jsLO
かづらきや高間の山にさすしめのよそにのみやは恋ひんと思ひし(藤原家隆[新拾遺])

813 :名無氏物語:2008/08/05(火) 21:19:54 ID:a+v9jsLO
かづらきや高間の山にゐる雲のよそにもしるき夕立のそら(後嵯峨院[新拾遺])

814 :名無氏物語:2008/08/05(火) 21:20:56 ID:a+v9jsLO
片糸をよるよる峰にともすひにあはずは鹿の身をもかへじを(藤原定家[続古今])

815 :名無氏物語:2008/08/05(火) 21:23:58 ID:a+v9jsLO
糸薄こなたかなたにうゑおきてあだなる露の玉の緒にせむ(後嵯峨院[続古今])

816 :名無氏物語:2008/08/05(火) 21:25:24 ID:a+v9jsLO
昨日けふ雲のはたてにながむとて見もせぬ人の思ひやはしる(藤原定家[風雅])

817 :名無氏物語:2008/08/05(火) 21:26:49 ID:a+v9jsLO
物やおもふ雲のはたての夕暮にあまつ空なる初雁のこゑ(後鳥羽院[続千載])

818 :名無氏物語:2008/08/05(火) 21:29:26 ID:a+v9jsLO
夕さればあまつ空なる秋風にゆくへもしらぬ人を恋ひつつ(西園寺実氏[続後撰])

819 :名無氏物語:2008/08/05(火) 21:30:16 ID:a+v9jsLO
とまらじな雲のはたてにしたふとも天つ空なる秋の別れは(藤原為家[続後拾遺])

820 :名無氏物語:2008/08/05(火) 21:30:58 ID:a+v9jsLO
山ざくら雲のはたての春風にあまつ空なる花の香ぞする(飛鳥井雅有[続千載])

821 :名無氏物語:2008/08/05(火) 23:39:46 ID:a+v9jsLO
物おもふ雲のはたてになきそめてをりしもつらき秋の雁がね(二条為子[新続古今]) 

822 :名無氏物語:2008/08/05(火) 23:40:29 ID:a+v9jsLO
いつまでか草の枕のしら露のおくとはいそぎぬとはしほれん(冷泉為秀[新拾遺])

823 :名無氏物語:2008/08/06(水) 01:14:21 ID:S4JtHgBl
山びこもこたへぞあへぬ夕附日さすや岡べの蝉のもろ声(俊恵[新拾遺])

824 :名無氏物語:2008/08/06(水) 06:30:45 ID:a7snLXeI
夕づく日さすや岡べのこがらしに松をのこしてちる紅葉かな(花山院師継[続古今])

825 :名無氏物語:2008/08/06(水) 06:33:26 ID:a7snLXeI
昨日までみたらし河にせしみそぎ志賀のうら浪たちぞかはれる(藤原実行[千載])

826 :名無氏物語:2008/08/06(水) 06:34:51 ID:a7snLXeI
恋せじとせし御そぎこそうけずとも逢瀬はゆるせかもの河波(三条実継[新続古今]) 

827 :名無氏物語:2008/08/06(水) 06:36:06 ID:a7snLXeI
思ひそめしひと夜の松のたねしあれば神の宮ゐも千代やかさねん(二条道平[風雅])

828 :名無氏物語:2008/08/06(水) 06:36:54 ID:a7snLXeI
おのづから涼しくもあるか夏衣ひも夕ぐれの雨のなごりに(藤原清輔[新古今])

829 :名無氏物語:2008/08/06(水) 06:37:55 ID:a7snLXeI
夕さればわが身のみこそかなしけれいづれの方に枕さだめむ(兼茂女[後撰])

830 :名無氏物語:2008/08/06(水) 08:47:49 ID:h/gBBxbp
草枕むすびさだめむかた知らずならはぬ野辺の夢のかよひ路(藤原雅経[新古今])

831 :名無氏物語:2008/08/06(水) 08:49:18 ID:h/gBBxbp
はかなくてみえつる夢の面影をいかにねし夜と又や偲ばん(土御門院小宰相[続古今])

832 :名無氏物語:2008/08/06(水) 08:50:44 ID:h/gBBxbp
こひしなぬ身のおこたりぞ年へぬるあらばあふ世の心づよさに(藤原定家[新勅撰]) 

833 :名無氏物語:2008/08/06(水) 08:51:17 ID:h/gBBxbp
のちに又あらばあふよのたのみだにわがおいらくの身にはまたれず(源有長[続後撰])

834 :名無氏物語:2008/08/06(水) 08:54:04 ID:h/gBBxbp
恋といへば世のつねのとや思ふらむけさの心はたぐひだになし(敦道親王[新勅撰]) 

835 :名無氏物語:2008/08/06(水) 09:01:35 ID:yRwvvkMG
たえぬべき命を恋の恨にてあらばあふ世の末もたのまず(定為[続千載])

836 :名無氏物語:2008/08/06(水) 09:04:04 ID:yRwvvkMG
うしと思ふものからぬるる袖のうらひだりみぎにも波やたつらむ(九条道家[新勅撰]) 

837 :名無氏物語:2008/08/06(水) 09:04:44 ID:yRwvvkMG
あふことをはつかに見えし月影のおぼろけにやはあはれとも思ふ(村上天皇[新古今])

838 :名無氏物語:2008/08/06(水) 09:05:15 ID:yRwvvkMG
たらちねのいさめしものをつくづくとながむるをだに問ふ人もなし(和泉式部[新古今])

839 :名無氏物語:2008/08/06(水) 09:05:59 ID:yRwvvkMG
今はただ親のいさめしうたたねの夢ぢにだにもあひみてしがな(殷富門院大輔[新千載])

840 :名無氏物語:2008/08/06(水) 09:06:39 ID:yRwvvkMG
哀にぞなき俤もかよひける親のいさめしうたたねの夢(花山院長親[新葉])

841 :名無氏物語:2008/08/06(水) 14:32:29 ID:loqSSyDk
恋しきにうきもつらきも忘られて心なき身に成りにけるかな(藤原俊成)

842 :名無氏物語:2008/08/06(水) 14:33:00 ID:loqSSyDk
あはれなりうきもつらきもききながらたへ忍びける人の心は(後嵯峨院)

843 :名無氏物語:2008/08/06(水) 14:33:44 ID:loqSSyDk
めぐりあはん契もしらぬひたち帯のひた道にのみ恋ひやわたらん(藤原家隆)

844 :名無氏物語:2008/08/06(水) 14:34:23 ID:loqSSyDk
ひたちおびのかごともいとどまとはれて恋こそ道のはてなかりけれ(藤原定家)

845 :名無氏物語:2008/08/06(水) 14:35:10 ID:loqSSyDk
命あらばめぐりあひなんひたち帯の結びそめてし契くちずは(後鳥羽院)

846 :名無氏物語:2008/08/07(木) 07:29:43 ID:5PI9W42j
たのめつつこぬよのとこに恋ひしねとするわざならし君がつれなさ(後二条院)

847 :名無氏物語:2008/08/07(木) 07:30:55 ID:5PI9W42j
恋ひしねとするわざならば夢よりもうつつに一目みゆべきものを(宗良親王家京極)

848 :名無氏物語:2008/08/07(木) 07:31:40 ID:5PI9W42j
しきたへの枕ながるる床の上にせきとめがたく人ぞ恋しき(藤原定家)

849 :名無氏物語:2008/08/07(木) 07:32:15 ID:5PI9W42j
をし鳥の床もさだめぬうきねして枕ながるる冬のいけ水(頓阿)

850 :名無氏物語:2008/08/07(木) 07:33:29 ID:5PI9W42j
秋の日のあやしきほどの夕暮に荻ふく風のおとぞきこゆる(徽子女王)

851 :名無氏物語:2008/08/07(木) 22:30:14 ID:x9VGfCsh
恋ひ死なむのちのうき世はしらねども生きてかひなき物は思はじ(藤原隆信[新勅撰]) 

852 :名無氏物語:2008/08/07(木) 22:32:19 ID:x9VGfCsh
こえばやな東路ときく常陸帯のかごとばかりの相坂の関(郁芳門院安芸[新勅撰]) 

853 :名無氏物語:2008/08/07(木) 22:34:54 ID:x9VGfCsh
恋ひしねとするわざしるきつれなさにまさりてうきは命なりけり(源兼氏[新千載])

854 :名無氏物語:2008/08/07(木) 22:35:46 ID:x9VGfCsh
風さむみするわざならし長月のよるはすがらに衣うつ声(二条為道[続後拾遺])

855 :名無氏物語:2008/08/07(木) 22:38:40 ID:x9VGfCsh
から衣かへすたのみもなみだ河枕ながるる夜半ぞかなしき(九条隆博[新千載])

856 :名無氏物語:2008/08/08(金) 09:14:02 ID:wRxVyFlG
敷妙の枕ながるる涙川身をはやながらみる夢ぞなき(源有長[新千載])

857 :名無氏物語:2008/08/08(金) 09:15:08 ID:wRxVyFlG
いとかくてやみぬるよりはいなづまの光のまにも君をみてしか(大輔[後撰])

858 :名無氏物語:2008/08/08(金) 09:16:24 ID:wRxVyFlG
夕されば野もせにすがく白露のたまればかてに秋風ぞ吹く(藤原有家[玉葉])

859 :名無氏物語:2008/08/08(金) 09:17:31 ID:wRxVyFlG
世の中のうつつのやみにみる夢のおどろく程はねてかさめてか(慈円[新拾遺])

860 :名無氏物語:2008/08/08(金) 09:18:15 ID:wRxVyFlG
見ても又われやゆきけんとばかりにけさ恋ひわたる夢の浮橋(藤原公経[続後撰])

861 :名無氏物語:2008/08/08(金) 09:21:21 ID:wRxVyFlG
見るとなき闇のうつつにあくがれてうちぬるなかの夢やたえなむ(九条道家[新勅撰]) 

862 :名無氏物語:2008/08/09(土) 00:31:06 ID:O9nJvGOv
あかざりし闇のうつつをかぎりにて又も見ざらん夢ぞはかなき(安嘉門院四条[風雅])

863 :名無氏物語:2008/08/09(土) 00:32:04 ID:O9nJvGOv
さだかにも浮世の夢をさとらずは闇のうつつになほやまよはん(澄覚[続古今])

864 :名無氏物語:2008/08/09(土) 00:32:34 ID:O9nJvGOv
ありとてもあはぬためしの名取川くちだにはてねせぜの埋木(寂蓮[新古今])

865 :名無氏物語:2008/08/09(土) 00:33:55 ID:O9nJvGOv
名取川春のひかずはあらはれて花にぞしづむせぜのむもれ木(藤原定家[続後撰])

866 :名無氏物語:2008/08/09(土) 00:34:41 ID:O9nJvGOv
なげかずよいまはたおなじ名取川せぜの埋木くちはてぬとも(藤原良経[新古今])

867 :名無氏物語:2008/08/09(土) 00:35:59 ID:O9nJvGOv
あらはれてくやしき物は名取川たえける中のせぜの埋木(為子[新千載])

868 :名無氏物語:2008/08/09(土) 19:04:59 ID:ggU3pJna
そのこととさしておもはぬ袖の上もげにあやしきは秋の夕暮(二条院讃岐)

869 :名無氏物語:2008/08/09(土) 19:05:30 ID:ggU3pJna
草葉だに露おきあへぬ夕ぐれの袖にあやしき秋のはつかぜ(伏見院)

870 :名無氏物語:2008/08/09(土) 19:06:14 ID:ggU3pJna
限りなき袖の涙もあやしきは浮世のうへの秋の夕ぐれ(肖柏)

871 :名無氏物語:2008/08/09(土) 19:08:40 ID:ggU3pJna
いなづまのひかりのまにもなるかみの声にとくらん法をきかばや(源俊頼)

872 :名無氏物語:2008/08/10(日) 00:24:34 ID:W5klz7He
入るまでに月はながめつ稲妻のひかりの間にも物思ふ身の(藤原家隆)

873 :名無氏物語:2008/08/10(日) 00:25:17 ID:W5klz7He
うつせみはむなしきからも残りけりきえて跡なき朝がほの露(二条為定)

874 :名無氏物語:2008/08/10(日) 00:26:04 ID:W5klz7He
恋ひしなばむなしきからを枕よりあとよりたれか哀ともみん(正徹)

875 :名無氏物語:2008/08/10(日) 00:27:02 ID:W5klz7He
聞きつるは夢かうつつか時鳥ねてか覚めてか夜の一声(他阿)

876 :名無氏物語:2008/08/10(日) 00:27:40 ID:W5klz7He
花の夢さむる青葉のうつつしる我さへに又ねてかさめてか(木下長嘯子)

877 :名無氏物語:2008/08/10(日) 00:29:07 ID:W5klz7He
梅の花よるは夢にも見てしがな闇のうつつのにほふばかりに(平忠度)

878 :名無氏物語:2008/08/10(日) 15:41:57 ID:Ki+x1MNm
むば玉の闇のうつつはさだかなる夢にいくらもまさらざりけり(古今647/よみ人しらず)

879 :名無氏物語:2008/08/10(日) 17:57:23 ID:1IUeEhM8
浦風やとはになみこすはま松のねにあらはれてなく千鳥かな(藤原定家[続後撰])

880 :名無氏物語:2008/08/10(日) 17:58:55 ID:1IUeEhM8
住吉の浪うつ岸の草なれや人めわすれてぬるるたもとは(源兼氏[続千載])

881 :名無氏物語:2008/08/10(日) 17:59:35 ID:1IUeEhM8
たぎつせと名のながるれば玉の緒のあひ見しほどを比べつるかな(伊勢[古今])

882 :名無氏物語:2008/08/10(日) 18:00:08 ID:1IUeEhM8
花かつみかつみても猶たのまれずあさかの沼のあさき心は(小倉公雄[続千載])

883 :名無氏物語:2008/08/10(日) 18:03:11 ID:1IUeEhM8
あじろ木にいざよふ浪のおとふけてひとりやねぬる宇治の橋姫(慈円[新古今])

884 :名無氏物語:2008/08/11(月) 16:30:51 ID:VXhCYgWn
つかのまの闇のうつつもまだしらぬ夢より夢にまよひぬるかな(式子内親王)

885 :名無氏物語:2008/08/11(月) 16:31:49 ID:VXhCYgWn
あぢきなくなにと身にそふ面影ぞそれとも見えぬ闇のうつつに(藤原定家)

886 :名無氏物語:2008/08/11(月) 16:32:27 ID:VXhCYgWn
いつはりのたが面影か身にそはむ夢にまさらぬ闇のうつつに(藤原定家)

887 :名無氏物語:2008/08/11(月) 16:33:02 ID:VXhCYgWn
さだかなる夢もむかしとむばたまの闇のうつつににほふたちばな(藤原雅経)

888 :名無氏物語:2008/08/11(月) 16:34:48 ID:VXhCYgWn
いかにせん闇のうつつをいとひても夢にまさらぬみじか夜の月(宗尊親王)

889 :名無氏物語:2008/08/11(月) 16:38:12 ID:VXhCYgWn
野も山もさだかにみえてむば玉の闇のうつつにふれるしら雪(頓阿)

890 :名無氏物語:2008/08/11(月) 17:55:04 ID:TVv74OcL
かたしきの袖をや霜にかさぬらむ月に夜がるる宇治の橋姫(幸清[新古今])

891 :名無氏物語:2008/08/11(月) 17:56:12 ID:TVv74OcL
さむしろや待つよの秋の風ふけて月をかたしく宇治の橋姫(藤原定家[新古今])

892 :名無氏物語:2008/08/11(月) 17:57:17 ID:TVv74OcL
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む(藤原良経[新古今])

893 :名無氏物語:2008/08/11(月) 17:58:22 ID:TVv74OcL
かたしきの袖になれぬる月かげの秋もいくよぞ宇治の橋姫(俊成卿女[玉葉])

894 :名無氏物語:2008/08/11(月) 17:59:15 ID:TVv74OcL
おほぞらの月のひかりしあかければ槙の板戸も秋はさされず(源為善[後拾遺])

895 :名無氏物語:2008/08/12(火) 16:32:10 ID:mHT64/DG
夢にだにあひみぬ中を後のよの闇のうつつにまたやしたはむ(慶運)

896 :名無氏物語:2008/08/12(火) 16:33:29 ID:mHT64/DG
夢も見じ憂き人づての一言に闇のうつつは寝てあかせども(正徹)

897 :名無氏物語:2008/08/12(火) 16:34:32 ID:mHT64/DG
むば玉の闇のうつつに見ても知れ夢にぞかきし烏羽の文(正徹)

898 :名無氏物語:2008/08/12(火) 16:35:07 ID:mHT64/DG
みし夢を闇のうつつになす物はけさ手枕にのこるうつり香(木下長嘯子)

899 :名無氏物語:2008/08/12(火) 16:35:39 ID:mHT64/DG
春の夜の夢のまくらをとひすてて闇のうつつに帰る雁金(小沢蘆庵)

900 :名無氏物語:2008/08/12(火) 16:36:13 ID:mHT64/DG
名取川わたればつらし朽ちはつる袖のためしのせぜの埋木(藤原定家)

901 :名無氏物語:2008/08/12(火) 17:59:24 ID:hthZtdQf
ながめても誰をかまたむ月夜よし夜よしとつげん人しなければ(小侍従[玉葉])

902 :名無氏物語:2008/08/12(火) 18:00:04 ID:hthZtdQf
夜よしとも人にはつげじ春の月梅さく宿は風にまかせて(西園寺実兼[玉葉])

903 :名無氏物語:2008/08/12(火) 18:02:42 ID:hthZtdQf
ぬれぬれもあけばまづみんみやぎ野のもとあらの小萩しをれしぬらん(藤原長能[金葉])

904 :名無氏物語:2008/08/12(火) 18:05:12 ID:hthZtdQf
故郷のもとあらの小萩咲きしより夜な夜な庭の月ぞうつろふ(藤原良経[新古今])

905 :名無氏物語:2008/08/12(火) 18:06:17 ID:hthZtdQf
こぬ人をしたにまちつつ久方の月をあはれといはぬよぞなき(紀貫之[拾遺])

906 :名無氏物語:2008/08/13(水) 15:10:04 ID:lBeemMHL
よる波もたかしのはまの松風のねにあらはれて君が名もをし(式子内親王)

907 :名無氏物語:2008/08/13(水) 15:10:57 ID:lBeemMHL
風ふけば波うつきしの岩なれやかたくもあるか人のこころの(源実朝)

908 :名無氏物語:2008/08/13(水) 15:12:18 ID:lBeemMHL
七夕の秋さり衣ぬれぬまはけふの今夜の玉のをばかり(俊恵)

909 :名無氏物語:2008/08/13(水) 15:14:05 ID:lBeemMHL
今朝はしもおきけんかたも白露の玉のをばかりあるはあるかは(順徳院)

910 :名無氏物語:2008/08/13(水) 15:14:55 ID:lBeemMHL
浅ましやあさかの沼の花かつみかつみなれても袖はぬれけり(式子内親王)

911 :名無氏物語:2008/08/13(水) 15:16:07 ID:lBeemMHL
夏はまたあさかの沼の花かつみかつみる色にうつる恋かな(藤原家隆)

912 :名無氏物語:2008/08/13(水) 17:57:47 ID:TfjLYVn9
松の戸をおしあけがたの山かぜに雲もかからぬ月を見るかな(藤原家隆[新勅撰]) 

913 :名無氏物語:2008/08/13(水) 17:59:15 ID:TfjLYVn9
天の戸をおしあけがたの雲間より神よの月の影ぞ残れる(藤原良経[新古今])

914 :名無氏物語:2008/08/13(水) 18:01:22 ID:TfjLYVn9
天雲をほろに踏みあだし鳴る神も今日にまさりて畏けめやも(県犬養命婦(橘三千代)[万葉集])

915 :名無氏物語:2008/08/13(水) 18:04:07 ID:TfjLYVn9
夏びきのてびきの糸の年へてもたえぬ思ひにむすぼほれつつ(越前[新古今])

916 :名無氏物語:2008/08/14(木) 01:22:33 ID:aiffLJfd
ささ分けしあさかの沼の花かつみかつみる夢のあくるほどなさ(後鳥羽院)

917 :名無氏物語:2008/08/14(木) 01:23:45 ID:aiffLJfd
をちかたやはるけきみちに雪つもり待つ夜かさなる宇治の橋姫(藤原定家)

918 :名無氏物語:2008/08/14(木) 01:24:21 ID:aiffLJfd
かたしきの袖のなみだに見る月はかすむもしらじ宇治のはし姫(頓阿)

919 :名無氏物語:2008/08/14(木) 01:25:47 ID:aiffLJfd
明けば又思ひの色や染めまさん木の葉かた敷く宇治の橋ひめ(正徹)

920 :名無氏物語:2008/08/14(木) 01:26:28 ID:aiffLJfd
むめがかの夜床にほはすうれしくぞ槙の板戸もささずねにける(藤原教長)

921 :名無氏物語:2008/08/14(木) 01:27:00 ID:aiffLJfd
冬やこん秋やゆかんのいざよひに我が衣手もうち時雨れつつ(順徳院)

922 :名無氏物語:2008/08/14(木) 18:03:46 ID:G0UG1aPw
槙の戸をささでぬるよの手枕に梅が香ながら月ぞうつれる(頓阿)

923 :名無氏物語:2008/08/14(木) 18:04:39 ID:G0UG1aPw
月よよし夜よしと誰につげやらん花あたらしき春の故郷(後鳥羽院)

924 :名無氏物語:2008/08/14(木) 18:05:24 ID:G0UG1aPw
月残る弥生の山の霞む夜をよよしとつげよ待たずしもあらず(後鳥羽院)

925 :名無氏物語:2008/08/14(木) 18:06:04 ID:G0UG1aPw
雲はれて山のはいづる月よよし夜よしと今し誰かみざらん(正親町公蔭)

926 :名無氏物語:2008/08/14(木) 18:07:20 ID:G0UG1aPw
さきにほふ花の春日の影もよし夜よしといひし月は霞みて(正徹)

927 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:07:00 ID:EyQu8tUh
一こゑはまたずしもあらず月影に夜よしとつぐる郭公かな(正徹)

928 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:08:00 ID:EyQu8tUh
難波がたあけぬみなとを月よよし夜よしと出づる春の舟人(木下長嘯子)

929 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:08:41 ID:EyQu8tUh
この里の卯花月夜よよしとはつげぬ垣根も人ぞとひくる(本居宣長)

930 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:09:26 ID:EyQu8tUh
山ざとにひとりも月を見つるかなよよしと待たん人もなければ(大田垣蓮月)

931 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:10:08 ID:EyQu8tUh
風あらきもとあらの小萩袖にみてふけ行く夜はにおもるしら露(藤原定家)

932 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:14:45 ID:QJtqponD
うちはへていくかかへぬる夏びきの手びきの糸のさみだれの空(源家長[新勅撰]) 

933 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:15:22 ID:QJtqponD
逢ふまでの契もまたず夏引のてびきのいとの恋のみだれは(藤原為家[新拾遺])

934 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:16:43 ID:QJtqponD
夏引の手びきの糸のうちはへてくるしき恋は夜ぞまされる(後伏見院[続千載])

935 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:17:19 ID:QJtqponD
夏草のことしげくとも玉桙の道たがはずは人もまよはじ(足利義詮[新千載])

936 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:18:27 ID:QJtqponD
すまのあまの塩やく煙春くれば空にかすみの名をや立つらん(延光[続後撰])

937 :名無氏物語:2008/08/15(金) 13:20:17 ID:QJtqponD
いかばかりうれしからまし面影にみゆるばかりのあふ世なりせば(忠家[後拾遺])

938 :名無氏物語:2008/08/16(土) 01:43:02 ID:wrM9zzp0
里はあれて時ぞともなき庭のおもももとあらの小萩秋はみえけり(藤原定家)

939 :名無氏物語:2008/08/16(土) 01:44:17 ID:wrM9zzp0
宮木野の木の下露に色かはるもとあらの小萩秋ぞ深けぬる(後鳥羽院)

940 :名無氏物語:2008/08/16(土) 01:46:35 ID:wrM9zzp0
山がつのかきほにさけるなでしこの花の心をしる人のなさ(源実朝)

941 :名無氏物語:2008/08/16(土) 01:48:13 ID:wrM9zzp0
山がつのかきほにさける花までもこころにかかる夕顔の露(蓮瑜)

942 :名無氏物語:2008/08/16(土) 01:49:43 ID:wrM9zzp0
ちらぬまに今もみてしが高円の野の上にさけるやまとなでしこ(宗尊親王)

943 :名無氏物語:2008/08/16(土) 01:50:19 ID:wrM9zzp0
たれゆゑぞ月を哀といひかねて鳥のねおそきさよの手枕(藤原定家)

944 :名無氏物語:2008/08/16(土) 17:38:59 ID:ya+2bTJ+
人は人吾はわれ也とにかくに吾行く道を吾は行くなり(西田幾多郎)

945 :名無氏物語:2008/08/16(土) 17:55:19 ID:3B3qiy48
天の戸をおしあけ方の冬の月氷はおのがひかりなりけり(後鳥羽院)

946 :名無氏物語:2008/08/16(土) 18:06:52 ID:bowjh+Nt
まつ人とともにぞ見ましいつはりのなき世なりせば山のはの月(宗尊親王[続古今])

947 :名無氏物語:2008/08/16(土) 18:07:25 ID:bowjh+Nt
うかりける人の言の葉なげけとてなど偽りのある世なるらん(源具氏[新後撰])

948 :名無氏物語:2008/08/16(土) 18:08:09 ID:bowjh+Nt
いまはただ忘れんと思ふ夕ぐれをありしよりけに松風ぞふく(基家[続拾遺])

949 :名無氏物語:2008/08/16(土) 18:09:03 ID:bowjh+Nt
忘れんと思ふものからしたふこそつらさもしらぬ心なりけれ(覚助[続千載])

950 :名無氏物語:2008/08/17(日) 17:15:40 ID:TDFM5Ag8
やすらひに出でにしままの天のとをおし明方の月にまかせて(俊成卿女)

951 :名無氏物語:2008/08/17(日) 17:16:35 ID:TDFM5Ag8
あしのやのなだのしほやの天の戸をおし明け方ぞ春はさびしき(順徳院)

952 :名無氏物語:2008/08/17(日) 17:17:26 ID:TDFM5Ag8
あまの原ふみとどろかしなる神の音にはなどかおどろきもせぬ(仏国)

953 :名無氏物語:2008/08/17(日) 17:18:24 ID:TDFM5Ag8
夏引の手びきのいとのをりからや風もさはらぬ蝉の羽衣(順徳院)

954 :名無氏物語:2008/08/17(日) 17:19:10 ID:TDFM5Ag8
夏引の手びきの糸のををよわみみだるるたまととぶほたるかな(頓阿)

955 :名無氏物語:2008/08/17(日) 17:20:40 ID:TDFM5Ag8
風をいたみ春もやけさは船出して思はぬ方にとまりしつらん(源俊頼)

956 :名無氏物語:2008/08/17(日) 17:53:00 ID:w/mXSBcQ
見ても又またも見まくのほしかりし花の盛はすぎやしぬらん(藤原高光[新古今])

957 :名無氏物語:2008/08/17(日) 17:54:00 ID:w/mXSBcQ
ももはがき羽かくしぎもわがごとく朝わびしき数はまさらじ(紀貫之[拾遺])

958 :名無氏物語:2008/08/17(日) 17:55:22 ID:w/mXSBcQ
はかなしやさてもいくよか行く水に数かきわぶる鴛鴦のひとりね(藤原雅経[新古今])

959 :名無氏物語:2008/08/17(日) 18:03:21 ID:w/mXSBcQ
雲はれぬあさまの山のあさましや人の心を見てこそやまめ(平中興[古今])

960 :名無氏物語:2008/08/17(日) 18:11:11 ID:w/mXSBcQ
春にのみ年はあらなむあらを田をかへすがへすも花をみるべく(源公忠[新古今])

961 :名無氏物語:2008/08/17(日) 23:43:33 ID:d3YcFlim
すまの浦のあまりにもゆる思ひかな塩やくけぶり人はなびかで(藤原定家)

962 :名無氏物語:2008/08/18(月) 00:44:25 ID:GKpy4cgv
すまの浦やしほかぜさえて春とだにおもはぬかたにたつ霞かな(二条良基)

963 :名無氏物語:2008/08/18(月) 00:46:07 ID:GKpy4cgv
吹きまよふ磯山松のかぜをいたみ思はぬ方に立つ霞かな(後花園院)

964 :名無氏物語:2008/08/18(月) 00:47:30 ID:GKpy4cgv
友千鳥立行くすまの風をいたみ思はぬかたに浦つたふらん(後水尾院)

965 :名無氏物語:2008/08/18(月) 00:51:53 ID:GKpy4cgv
いかばかりうれしからまし秋の夜の月すむ空に雲なかりせば(西行)

966 :名無氏物語:2008/08/18(月) 00:53:47 ID:GKpy4cgv
さはる事なき世なりせば偽りの幾夜なぐさめしひてまためや(飛鳥井雅親)

967 :名無氏物語:2008/08/18(月) 00:55:32 ID:GKpy4cgv
うつりゆく世にしありせばうつせみのひとのことのはうれしげもなし(良寛)

968 :名無氏物語:2008/08/18(月) 01:08:44 ID:5yka0Jd3
いつはりのなき世なりせばいかばかり人のことのは嬉しからまし(古今712/よみ人しらず)

969 :名無氏物語:2008/08/18(月) 01:09:49 ID:5yka0Jd3
いつはりと思ふものから今さらにたがまことをか我はたのまむ(古今713/よみ人しらず)

970 :名無氏物語:2008/08/18(月) 15:07:29 ID:hd+actej
しかのあまの塩やく煙風をいたみ立ちはのぼらで山にたなびく(確か『万葉集』歌番号は知らん)

971 :名無氏物語:2008/08/18(月) 17:59:06 ID:VSSNMqOL
荻の葉にふきとふきぬる秋風の涙さそはぬ夕ぐれぞなき(藤原公経[新勅撰]) 

972 :名無氏物語:2008/08/18(月) 18:03:39 ID:VSSNMqOL
かげなれてやどる月かな人しれず夜な夜なさわぐ袖の湊に(式子内親王[続後撰])

973 :名無氏物語:2008/08/18(月) 18:04:58 ID:VSSNMqOL
めづらしきけふのまとゐは君がため千世にやちよにただかくしこそ(藤原行成[玉葉])

974 :名無氏物語:2008/08/18(月) 18:06:04 ID:VSSNMqOL
色かへぬときはの松のかげそへて千世に八千世にすめる池水(大納言典侍[続後撰])

975 :名無氏物語:2008/08/19(火) 01:21:09 ID:65tSqu8s
たがまこと世の偽のいかならんたのまれぬべき筆の跡かな(藤原定家)

976 :名無氏物語:2008/08/19(火) 01:22:13 ID:65tSqu8s
なれぬればたのむるまでもいつはりと思ふものからなほぞまたるる(飛鳥井雅有)

977 :名無氏物語:2008/08/19(火) 01:23:15 ID:65tSqu8s
忘れなむと思ふにつけてこがるれば恋はけつべきかたもしらずな(上西門院兵衛)

978 :名無氏物語:2008/08/19(火) 01:24:29 ID:65tSqu8s
いとふべき物とはしらずみても又またもみまくの秋のよの月(宗尊親王)

979 :名無氏物語:2008/08/19(火) 01:25:28 ID:65tSqu8s
馴れゆくを又も見まくのとばかりは思はじ物のいとひはつらん(後水尾院)

980 :名無氏物語:2008/08/19(火) 01:26:49 ID:65tSqu8s
つみしらばむくひをおもへ花がたみめならぶ人はひとりならぬを(慈円)

981 :名無氏物語:2008/08/19(火) 14:43:33 ID:RzzL4DP2
暁のしぎの羽がきももはがき君がこぬ夜は我ぞかずかく(古今761/よみ人しらず)

982 :名無氏物語:2008/08/19(火) 14:52:23 ID:zxeon/a/
春の野にすみれつむてふ花がたみめならぶ人のあまたむれつつ(藤原為家)

983 :名無氏物語:2008/08/19(火) 14:53:42 ID:zxeon/a/
我のみの思ひの色に花がたみめならぶ人の数ならずとも(後柏原天皇)

984 :名無氏物語:2008/08/19(火) 14:54:59 ID:zxeon/a/
誰か先づ若菜摘むらん花がたみめならぶ人の袖のゆききに(細川幽斎)

985 :名無氏物語:2008/08/19(火) 14:56:08 ID:zxeon/a/
わびぬれば暁かけてかへりたるしぎの羽がき我ぞかずかく(元真)

986 :名無氏物語:2008/08/19(火) 14:57:21 ID:zxeon/a/
旅枕よはのあはれもももはがきしぎたつ野べのあかつきの空(慈円)

987 :名無氏物語:2008/08/19(火) 14:58:11 ID:zxeon/a/
まどろまぬ霜おくよはのももはがき羽かく鴫のくだけてぞなく(藤原定家)

988 :名無氏物語:2008/08/19(火) 14:59:39 ID:zxeon/a/
忘れ草露ふかきよの夢ぢにやかよへる袖のひるよしもなし(順徳院)

989 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:07:30 ID:3O4ulKes
古へのあらすき返せ言の葉の道は狭くもなりにけるかな(戸田茂睡)

990 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:09:20 ID:3O4ulKes
しき島の歌のあらす田あれにけりあらすきかへせ歌の荒す田(香川景樹)

991 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:11:31 ID:3O4ulKes
わすれじの心の色や秋風のふきとふきぬる武蔵野の原(藤原家隆)

992 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:14:17 ID:3O4ulKes
あらそひて吹きと吹きぬるのちはただともに枯野の葛のうら風(霊元院)

993 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:16:25 ID:3O4ulKes
まつらがた袖のみなとにこぎよせんもろこし船のとまりもとめば(藤原有家)

994 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:17:19 ID:3O4ulKes
まよひきて見しよの夢の浮橋もとだゆる頃の我は我かは(西園寺実材母)

995 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:18:11 ID:3O4ulKes
うごきなきさざれいし山むべしこそちよにやちよに数もそひけれ(藤原正宗)

996 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:23:54 ID:k0NJR8Hl
さざれ石の苔むす岩となりて又雲かかるまで君ぞみるべき(慈円)

997 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:24:59 ID:k0NJR8Hl
わが君は千代に八千代にさざれ石のいはほとなりて苔のむすまで(読人不知)

998 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:25:59 ID:k0NJR8Hl
さざれ石のいはほとなりてあすか川ふちせのこゑをきかぬ御代かな(藤原定家)

999 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:26:49 ID:k0NJR8Hl
君が代はからくれなゐのふかき色に八千とせ椿もみぢするまで(読人不知)

1000 :名無氏物語:2008/08/19(火) 15:27:38 ID:k0NJR8Hl
今日よりは君にひかれてあふひ草二葉の松の千よに八千世に(細川幽斎)

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