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ツクヨミクエスト

1 :天之御名無主:2008/10/20(月) 17:59:24
いだいなる かみの ちをひきし
ゆうしゃ つくよみのぼうけんが
いま はじまる…

2 :天之御名無主:2008/10/20(月) 18:14:51
あまてらす「おはよう つくよみ。
きのうは よくねむれた?
なんだか うなされてたみたいだけど。
なにか なやんでることがあったら
おねえちゃんに なんでも うちあけていいのよ」

3 :天之御名無主:2008/10/20(月) 18:29:52
おもいかね「やや おめざめでございますか つくよみさま。
おや あまてらすさまも ごいっしょで。
いざなぎさまが およびですぞ」

4 :天之御名無主:2008/10/20(月) 18:40:42
あまてらす「おとうさまったら こんな あさはやくから
なんのごようかしら? まあ きっとたいしたことじゃないわね。
でも いちおう わたしもいっしょに いこうかしら。
…あら ごめんなさい。 わたしがいたんじゃ きがえられないわね。
わたしは じぶんのへやにいるから じゅんびができたら こえをかけてね」

5 :天之御名無主:2008/10/20(月) 18:51:22
つくよみは タンスをしらべた。
つくよみは あさのふくを てにいれた。

6 :天之御名無主:2008/10/20(月) 19:09:42
あまてらす「あ きたきた。
ところで てにいれた ぶきや ぼうぐは
『そうび』しないと いみないわよ?
…あなた てにもってる そのふくは なに?」

つくよみは あさのふくを そうびした。

あまてらす「…じゃ いきましょうか」

7 :天之御名無主:2008/10/20(月) 19:49:44
おお>>1
しんでしまうとはなさけない

8 :天之御名無主:2008/10/20(月) 20:19:06
いざなぎ「おお! わがこ つくよみよ! よくぞまいった!」

あまてらす「おはようございます おとうさま。
いかがなさいましたの?」

いざなぎ「おお! わがむすめ あまてらす!
じつは ちと こまったことが おこってのう。
すさのおのすがたが みあたらんのじゃ」

あまてらす「あら おとうさま。 すさのおの
いえでぐせは いまにはじまったことじゃ ありませんわ。
どうせすぐに じぶんから もどってくるんじゃないかしら」

いざなぎ「さいしょは わしも そうおもって
やれやれ わがこながら しかたないやつじゃ と きにせなんだが
こんな かきおきが のこっておってな」

9 :天之御名無主:2008/10/20(月) 20:23:22

  ママに あいに ネのくにに いってきます

                          すさのお

10 :天之御名無主:2008/10/21(火) 07:49:32
あまてらす「ママ? ネのくに? なんのことかしら。
たしかに すさのおの じだけど…
おかあさまは わたしたちが ちいさいころに
おなくなりになったんでしょう? ねえ おとうさま?」

いざなぎ「う… うむ。 おまえたちの ははおやは
はやくに しんでしまった。 やさしく きれいじゃったが…」

あまてらす「じゃあ あえるはず ないじゃない。
もし おかあさまにあうなら しななきゃならないんだから。
…あっ まさか すさのおったら」

いざなぎ「そんなことは ないとおもうが しんぱいでのう。
わがこ つくよみよ。 なにかこころあたりは ないか?」

つくよみは さくやみた ゆめのことを おもいだした…

11 :天之御名無主:2008/10/21(火) 12:17:30
あめのうずめ「ツクヨミさま わたしと ぱふぱふ しない?」


* 》はい
いいえ

12 :siraki:2008/10/21(火) 12:54:41
朝鮮 新羅賀起 御斯具野 尼師今 弓月林 兒野朝鮮

13 :天之御名無主:2008/10/21(火) 18:39:49
どうやら ゆめは かんけいなかったようだ。
なまなましかった…

いざなぎ「ふむ… こころあたりはないか。
あまりさわぎにはしたくないので すまんが
おまえたちふたりで すさのおをさがしてきてくれんか?
まだ あまりとおくへは いってないはずじゃ」

あまてらす「わかったわ おとうさま。
じゃあ つくよみ いきましょ」


ちち いざなぎにたのまれて あね あまてらすといっしょに
おとうと すさのおをさがすことになった。
まちのひとに はなしかけて じょうほうをあつめれば
きっと すさのおのいばしょが わかるはずだ…

14 :天之御名無主:2008/10/21(火) 19:08:39
つうこうにんA「ようこそ! ここは
いざなぎさまが おさめる たかまがはらです。
…なんだ つくよみさまと あまてらすさまじゃないですか。
はりきって なんか そんしたきぶんだなあ」

つうこうにんB「すさのおさまの わんぱくぶりにも こまったものね。
でも ああいうこが あんがい いいおとこに せいちょうしたりするのよね。
…とししたっていうのも わるくないかも」

へいしA「ああ… あまてらすさま… あなたはまぶしい ボクのたいようです…
!! わ わっ あ あまてらすさま!? いえ なにもいってませんよ!!」

あまてらす「なに あわててたのかしら? つくよみは きこえた?」

つうこうにんC「あら つくよみさまに あまてらすさま
ごきげんうるわしゅう。 そういえば あさはやくに すさのおさまに
にた おとこのこが にしのもりのほうへ いくのをみましたよ」

へいしB「にしのもりは まよいのもりとも よばれている。
とちかんのないものが はいったなら まずそうなんするだろうな。
つくよみさまも たいせつなおんみ きょうみほんいで ちかづかぬことだ」

15 :天之御名無主:2008/10/21(火) 19:57:24
ろうじんA「さいきん みなれないおとこが うろついておる。
たかまがはらも ぶっそうに なったものじゃ」

おとこのこA「あ つくよみさまだ! ねえねえ このまえ
すさのおくんが しらないおじちゃんと おはなししてたよ。
なんか すさのおくん すごく あわててたんだけど」

やどやのしゅじん「いらっしゃい! …って
つくよみさまと あまてらすさまですか…
まさか おふたりでおとまりってわけじゃ ないですよね?
ああ よかった。 いや わるいのか… いえ さいきんさっぱりでしてね。
それでもめずらしく きまえのよかった おきゃくさまは けさはやくたたれたし…
もうちょっと なかつくにからの かんこうきゃくがふえないかなあ。
え? そのおきゃくさまは どこいったかって?
うーん しりませんねえ。 でも にしのほうから いらしたそうですよ」


だいたいのことは ききつくしたようだ。

あまてらす「ねえ つくよみ。 これまでの じょうほうを せいりしてみましょう」

16 :天之御名無主:2008/10/21(火) 20:33:16
せいりしよう

・すさのおが けさ いなくなった
・すさのおは ははに あいに ネのくにに いく とかきのこした
・すさのおに にた おとこのこが にしのもりのほうへ いった
・すさのおが しらないおとこと はなしていた
・にしからきた きまえのいいきゃくが けさはやく やどやをでた

あまてらす「つまり これまでに きいたことから はんだんすると…」

あまてらすは きたいのめで みている…

 rァ
   ・すさのおは しらないおとこに そそのかされて にしのもりにいった
   ・たかまがはらの ちあんと かんこうじぎょうは あまりよくない
   ・とししたのおとこのこは あんがい わるくない
   ・あまてらすは ボクのたいよう
   ・あまてらすと ふたりで おとまり

17 :天之御名無主:2008/10/21(火) 20:44:24
これは良スレ。

18 :天之御名無主:2008/10/22(水) 06:59:05
 rァ ・たかまがはらの ちあんと かんこうじぎょうは あまりよくない

あまてらす「つくよみも ちゃんと たかまがはらのことを かんがえているのね。
…でも それって いま しようとしていることと あんまり かんけいなくない?」


 rァ ・とししたのおとこのこは あんがい わるくない

あまてらす「ふーん… つくよみって そういう しゅみが あるんだ…」


 rァ ・あまてらすは ボクのたいよう

あまてらす「おねえちゃんのことを すきなのは うれしいけど…
もう ほんとに ちゃんと かんがえてるの?」


 rァ ・あまてらすと ふたりで おとまり

あまてらす「い いきなり なにいいだすのよ! ばかっ」


さすがに これいじょう かいとうをまちがえては いけない…

19 :天之御名無主:2008/10/22(水) 19:44:01
 rァ ・すさのおは しらないおとこに そそのかされて にしのもりにいった

あまてらす「きっと そうよ! さすが つくよみ! すさのおったら
しらないひとには ついていっちゃ だめだって いいきかせてたのに…
しかも にしのもりって おくは じゅかいになってるって うわさよ」

すさのおは ことばたくみに にしのもりに つれさられたようだ。
はやく おいかけなければ!

あまてらす「まって! そのまえに じんじゃに おまいりを していきましょう。
じんじゃに おまいりを することで じょうたいいじょうの ちりょうや
ものがたりの ちゅうだんを することができるのよ」


じんじゃにやってきた。

かんぬし「おお! たのもしき かみのこらよ! なんの ごようかな?」
 rァ
   ・ふっかつのことだまをきく
   ・おつげをきく
   ・いきかえらせる
   ・どくのちりょう
   ・のろいをとく
   ・おみくじをひく
   ・やめる

20 :天之御名無主:2008/10/22(水) 20:25:51
 rァ ・ふっかつのことだまをきく

かんぬし「こころえた。 ふっかつのことだまを さずけよう。
かしこみ かしこみ たてまつる…

 このす れはい まいちじ
 みなつ くよみ がかつや
 くする すとお りいをか
 んがえ ようと たてたも
 のです こんご ともよろ しく

あまてらす「ちゃんと メモした? ひともじでも かきまちがえてると
それまでのくろうが みずのあわになるから よくみなおしなさいよ?
…だいじょうぶみたいね。
じゃあ つぎは そうびと どうぐを ととのえましょう。
あ! いそいでたから おかね わすれてきちゃった!」

あまてらすは きたいのめで みている…

あまてらす「ごめーん。 でも すさのおの ためだから
しかたないわよね。 きっと あとで おとうさまが
おこづかいを たくさん くれるわよ」

21 :天之御名無主:2008/10/22(水) 20:46:03
おやじ「いらっしゃい! ここは ぶきと ぼうぐの みせだ。
おう つくよみさまと あまてらすさまじゃねえか」

あまてらす「わたしは まほうがつかえるから ぶきはいらないわよ」

つくよみは こんぼう と きぬのうすごろも と はねぼうし をかった。
つくよみは こんぼうを そうびした。
あまてらすは きぬのうすごろも と はねぼうし をそうびした。

おやじ「また きてくれよな!」


あまてらす「なんか このふく うすくて みじかくて すーすーするわね…」

おもわず あまてらすの あしに みとれてしまった!


どうぐや「いらっしゃいませ。 ここはどうぐやです。
これはこれは つくよみさまに あまてらすさま」

つくよみは やくそう4こ と どくけしそう2こ をかった。


あまてらす「じゃあ こんどこそ いそぎましょう!」

22 :天之御名無主:2008/10/22(水) 20:55:06
たかまがはらの にしにひろがる こうだいなもり…
あさいところでは ひとのても はいっているが
そのおくには たいこの げんせいりんが てつかずで のこっているという。

ほんの いりぐちに たったときには だれも きづかない…
しずかなもり おだやかなもりの おおきい やさしい ぬくもりが
ひとを ふかく ふかく おくへと いざなう まりょくを もっていることを…
いき ようようと すすみ ふと ふりむいたとき ひとは はじめてきづく。
じぶんが もりに わけいっているのではない。
もりが じぶんを のみこもうと していることに…

いつしか このもりは こうよばれるようになった


    ― 【 ま よ い の も り 】 ―


あまてらす「このもりの どこかに きっと すさのおが いるはずよ!」

23 :天之御名無主:2008/10/23(木) 07:42:08
きこり「あんれまあ ごきょうだいで きのことりか なにかですかい?
あんま おくのほうには いかんこってす。
まよっちまうと わしら もりのたみでも おほねに なっちまうですから。
さっきも おこさんづれの わかいおひとが やってきたんで
おなじことを いったんですがね。 おくに いっちまいましたわ。
ま いうことはいったんで あとは のとなれやまとなれ ですわ」

あまてらす「たいへん! すさのおったら おくのほうへ つれていかれたのよ!
はやく おいかけないと!」

あまてらすは ふところから おかしのはいった ふくろをとりだした。

あまてらす「ちょっと もったいないけど おかしをおとしながら
さきへ すすみましょう。 もし ひきかえしたくなったら
これをたどれば まよわずに もどってこられるわ」

24 :天之御名無主:2008/10/23(木) 18:51:02
あまてらす「なにか いるわ… !」

ヒルコ が 3ひき あらわれた!

あまてらす「つ つくよみが まえにでて! わたしは まほうで えんごするわ!」

つくよみは こんぼうで ヒルコAを こうげき!
ヒルコAを たおした!

あまてらす「つくよみ やっるぅ! わたしも!」

あまてらすは カグ のことだまを となえた!
かがやく ほのおの たまが ほとばしる!
ヒルコBを たおした!

ヒルコCは にげだした!

ヒルコたちを やっつけた!


あまてらす「びっくりしたわね。 モンスターが でるなんて…
でも らくしょうだったわね! わたしたちって けっこうすごいのかも!?」

どうやら かなり きけんなところに あしをふみいれたらしい…
きを ひきしめて いかなければならない。

25 :天之御名無主:2008/10/23(木) 19:18:40
いくどとなく モンスターの しゅうげきをうけたが
そのつど しりぞけ だいぶ おくに きたようだ。

あまてらす「ふう けっこう おくまで きたわね。
あ! みて つくよみ! なにかが おちてるわ!
…これは すさのおの ハンカチよ!
やっぱり ここに きてたんだわ!」

やはり じぶんたちの こうどうに まちがいは なかったようだ。
すさのおは きっと ちかくにいるに ちがいない!

あまてらすは ふと ふりかえった。

あまてらす「あ…!」

あまてらすは おどろき たちすくんでいる!

あまてらす「さっき おとしておいた おかしが なくなってるわ…!
どうしましょう。 これじゃ きた みちが わからない…!」

あまてらすは ふるえている…

26 :天之御名無主:2008/10/24(金) 00:22:30
あまてらすの ふあんを ひとまず しずめなければ。
rァ
  ・おちつくように いいきかせる
  ・おおごえで はげます
  ・しずかに てを にぎる

27 :天之御名無主:2008/10/25(土) 00:46:53
 rァ ・しずかに てを にぎる

あまてらす「あ… つくよみ…
こわいのね? だいじょうぶ おねえちゃんが ついてるから…
そ そうよ… つくよみも すさのおも わたしが まもらなきゃ…」

あまてらすは きじょうな ことばとは うらはらに
にぎった ての ふるえは おさまっていない…
どうやら かんちがいされてしまったようだ。
すさのおが さらわれている ふあんに くわえ
じぶんたちの おかれている じょうきょうが
しだいに わるくなっているかのような きょうふが
あたまに きざみこまれてしまっているのだろうか。
あまてらすの ふあんを はらすほうほうは ほかにあるにちがいない。

 rァ ・おちつくように いいきかせる

28 :天之御名無主:2008/10/25(土) 01:07:04
そもそもの もくてきは なんだったのか?
すさのおをさがすこと だったはずだ。

すさのおは ことばたくみに ここに つれだされたようだ。
なぜ はんにんは すさのおを さらったのか?
だれでもよく たまたま めについたのが すさのお だったのか?
いや ちがう。
はんにんは すさのおの すじょうを はあくしていた。
はは に あいに ネのくにに いく という ぶんしょうは
おそらく はんにんが そそのかした ないようなのだろう。
つまり はんにんは すさのおの はは が たかいしており
すさのおは はは に あいたがっていることを しっていた。
そのうえで はは に あえるかのような あまい ことばで さそったのではないか?
さらには このことは すさのおが つまを なくした たかまがはらの おうである
いざなぎの こ であることも しょうちしていたと かんがえるのが しぜんではないか?
けいかくてきな ゆうかいだったのだ。

29 :天之御名無主:2008/10/25(土) 03:04:09
ここでネタバレ
犯人はヤス

30 :天之御名無主:2008/10/25(土) 09:04:16
なんらかの もくてきがあって すさのおを つれさったのならば
すさのおに きがいが くわえられる かのうせいは ひくいだろう。
そして そんな いとを もった はんにんが すさのおを
ここに つれてきたということは はんにんは すさのおを
このもりから あんぜんに つれだせること…
つまり このもりから もんだいなく だっしゅつできる
ルートを しっているということなのでは ないのだろうか?

31 :天之御名無主:2008/10/25(土) 13:57:44
あまてらす「ああ… もう ひが あんなに たかくなってる…
すさのお… ぶじでいて…」

あまてらすに すさのおが きっと ぶじであること
このまま おいかけて はんにんを つかまえ かえりみちを きくのが
このもりの だっしゅつに いちばんいいはずだと つたえた。

あまてらす「そう… そうよね!
すさのおを みつけることが ベストだったなんて
まさに いっせきにちょう だわ! つくよみ さえてるぅ!」

あまてらすの ふあんは はれたようだ。

あまてらす「つくよみ… ありがと」

あまてらすは しずかに てを にぎってきた。

32 :天之御名無主:2008/10/25(土) 14:12:40
あまてらすには いっていないことがある。

このかいとうは すいそくであって じじつかどうかは わからない。
じっさいには はんにんは さらうあいては だれでもよかったのかもしれない。
すさのおが めあてだったとしても もくてきが すさのおの まっさつであったら
すでに すさのおは なきものに されてしまっているかもしれない…
かぜがふけばとぶような ぜいじゃくな らっかんてきな つくりばなしなのだ…

だが そうだったとしても いまは まったく もんだいではない。
いま ひつようなことは あまてらすの こころのくもりを はらし
たいようのような あたたかいえがおを とりもどすことなのだから…

さあ あまてらすのかおに かがやきがもどった!
すさのおを はやく みつけよう!

33 :天之御名無主:2008/10/25(土) 19:04:18
あまてらす「ここからさき… なんか ふんいきが ちがうわ」

もりの けしきが かわった。
これまでは あしもとに はうくらいまでの たかさだった
きのね が あれくるう ように はげしく もりあがっている。

あまてらす「きみわるい… でも なぜかしら…
わたし わかるの。 このさきに すさのおがいる…
ううん それだけじゃない。 なにか なつかしいかんじが…」

つくよみも あまてらすとおなじ きみょうなかんかくを おぼえていた。
このさきに なにが あるのだろう…

34 :天之御名無主:2008/10/26(日) 16:32:28

   ポロン…

35 :天之御名無主:2008/10/26(日) 16:45:44
きの あいだを とおりぬける かぜにのって なにかが きこえた。

あまてらす「いまのは なにか がっきのおと…?
こと みたいな…
…! このさきに だれか いるのね!」

だれが?
すさのお…

そして すさのおをさらった おとこがいる!

あまてらすと ことばなく かおを みあわせた。
あまてらすの かおには けついが うかんでいる!
しんぞうの こどうが たかまるのを かんじる。
いきを ころして おとの するほうへ すすんだ…

36 :天之御名無主:2008/10/26(日) 16:59:18
きみょうな ばしょ だった。
きぎ が おいしげり きのね が いりくむ じゅかいの なかに
ひろい そらが あった。
もりが そこを さけるように ちいさな まるい そうげんが あった。
そうげんの ちゅうおうには おおきないわ と ちいさないわ が
よりそうように たたずんでいる。

そうげんは かたむきかけた ひをあび しゅに かがやいている。
ふたつの いわのちかくに ふたつの かげが あった…

37 :天之御名無主:2008/10/28(火) 18:56:45
あまてらす「すさのお!」

すさのおが いる!
いわに よりかかって めをとじて うつむいている。
うごきが ない…
まさか…


あまてらす「ああっ…!」

やはり まちがって いたのだろうか…?
たとえ らっかんてきな きやすめ だったとしても
そのおかげで げんき や ゆうき が わきおこり
まえに すすめば きっと いい けっか が ついてくる…
そんな あわい きぼう は
つごうのいい もろい おもいこみ だったのだろうか…

すさのおは うごかない…

38 :天之御名無主:2008/10/28(火) 19:04:10

   ポロン…

39 :天之御名無主:2008/10/28(火) 19:28:22
「おしずかに。 おめざめに なられて しまいます」

そう ひとかげは ふたつあった。
すさのおと もうひとつ。

おとこが いた。

ふしぎな おとこだった。
みにつけている いふくこそ この くにの ものだが
その かおだちは いこくの きしつを かんじさせる。
いろは しろく はいいろの かみは かるく まいている。
そして てには げん が むすうに はってある
ちいさな なにか がっきのような ものを もっていた。

「おあきに なって いらしたので この 『たてごと』 で
おなぐさめ しておりましたら おつかれも あったのでしょう
おねつきに なられました」

40 :天之御名無主:2008/10/29(水) 10:24:07
応援

41 :天之御名無主:2008/10/30(木) 14:26:39
ふっかつのことだまを いれてください。

 いちで すあく きんにま
 きこま れまし たかいじ
 よまで しばら くおまち
 くださ いごめ んなさい
 ごめん なさい こうごき たい

いざなぎ「おお! つくよみよ! あくきんされるとは なさけない!」

42 :天之御名無主:2008/10/30(木) 22:52:39
あくきん が あらわれた!

    →まつ

43 :天之御名無主:2008/11/01(土) 12:50:17
かんぬし「おお! たのもしき かみのこらよ! なんのご ようかな?」

 rァ ・あくきんをとく

かんぬし「こころえた。 あくきんを とこう。
かしこみ かしこみ たてまつる…

おお! ぜんちぜんのうなる ひろゆきよ!
このものらに かけられた
いまわしき あくきんを ときたまえ!

うむ。 つくよみの あくきんは とかれましたぞ。
ひきつづき ぼうけんを つづけられい」

44 :天之御名無主:2008/11/02(日) 08:30:18
うごかないと おもっていた すさのおは ちかよって よく みると
かるく ねいきを たてている。
どうやら すさのおは ねむっている だけらしい。
よかった…

あまてらす「すさのおを かえしなさい! このひとさらい!」

あまてらすは いきりたっている!

おとこ「あなたがたは… すさのおさまの…? そう そうですか
ふふ どうやら いろいろ おもいちがいを なさっているようだ」

おとこは すさのおの かみの みだれを なおし じぶんの うわぎを かけた。

おとこ「これは すさのおさまの ごいしです。
すさのおさまは ごじしんで わたしと ともに
ここに くることを えらんだのですよ」

45 :天之御名無主:2008/11/02(日) 08:51:29
あまてらす「あなたが すさのおを だましたんでしょう!?
おかあさまが いきてて あえるとか!
こんな ちいさい こ…
ゆるせない!」

おとこ「やはり おもいちがいを なさってらっしゃる。
わたしは すさのおさまに おははうえが いきてらっしゃるとは
ひとことも もうしあげておりませんよ。
わたしと くれば おははうえに あえる。
それしか もうしあげておりません」

あまてらす「それが だましてるって いうのよ!」

おとこ「まあ そう こうふんなさらずに。
あなたは わかさに みちあふれ おうつくしい。
いかりを うかべた おかおは にあわない。
ふふ それに 『ひとさらい』 とはなかなかに おもしろい。
すさのおさまは もとより あなたがたも
『ひと』 ではないでは ありませんか」

46 :天之御名無主:2008/11/02(日) 17:38:04
wktk

47 :天之御名無主:2008/11/02(日) 22:52:20
いま このおとこは なんと いったのか?

あまてらす「は…? 『ひと』 じゃない…? わたしたちが…?
なに いってるの? ごまかそうとして
わけ わかんないこと いっても むだよ!」

おとこ「ごじぶんが なにものであるか ごぞんじないのですか?
これは どういうことだ… おさない すさのおどのは ともかく…
…なるほど だから さっきのような おもいちがいを…」

おとこは とおくを おぼろげに みるような ひょうじょうを うかべ
なにやら しあん しているようだ。

おとこ「ああ しつれいいたしました。
あなたがたが わからないというのであれば それがいいのでしょう。
わたしのような ものが もうしあげるには おそれおおいことです」

48 :天之御名無主:2008/11/02(日) 23:55:31
あまてらす「とにかく!」

あまてらすは とくに きに してないようだ。

あまてらす「とにかく すさのおを かえしてもらうわよ!
でもって この もりからの でかたも きかせてもらうんだから!」

おとこ「けっきょく そこに いきつく わけですね。
なるほど… じぶんが なにものなのか なやまない…
なやむ ひつようが ないということか…
ますますもって 『あの かたがた』 とそっくりだ。
ちからあるがゆえに… ぐどんな ところもねっ!」

おとこは たてごとを かまえた!

49 :天之御名無主:2008/11/03(月) 08:42:19
なぞのおとこ が いったい あらわれた!

おとこ「もう すこし おまちいただければ いいのですがね。
でしたらば この もりからの でかたは おおしえしましょう」

あまてらす「すさのおも かえしてくれると うれしいんだけど?」

おとこ「もうしあげたでしょう? これは すさのおさまの ごいしだと。
そして わたしの もくてきとも いっちする。
つまりは すさのおさまと わたしとの たいとうの けいやくなのですよ。
あとすこしで ひが しずむ…
ひるでもない… よるでもない…
『オオマガトキ』 が おとずれる…
それまで おまちいただけないので あれば
しばし わたしの えんそうかいに おつきあい いただきましょうか!」

50 :天之御名無主:2008/11/04(火) 00:32:16
いよいよ佳境ですね!

51 :天之御名無主:2008/11/04(火) 19:03:26
なぞのおとこ は げんわくのせんりつ をかなでた!

あまてらす「って ほんとうに えんそうかいするつもり?
つきあうつもりとか ないから!
ほら つくよみ やっちゃいなさい!
てかげんなんて いらないんだから!」

モンスターならともかく にんげんあいては すこし ためらう…
が いまはそれどころではない!

このおとこは 「もう すこし まて」 と いっていた。
まったら どうなるのか?
いちばんたかい かのうせいは このおとこの なかまが くることだ。
それは ぜがひにも さけなければ ならない。
めのまえの あいてが ひとりの いまが
すさのおを とりもどす さいだいの チャンスだ!

52 :天之御名無主:2008/11/04(火) 19:17:41
つくよみは なぞのおとこを こうげき!
ミス! ダメージを あたえられない!

おとこ「おや ざんねん はずれましたね」

あまてらす「ああ もう なにやってるのよ!
おねえちゃんが いいとこ みせたげるわ!」

あまてらすは カグのことだまを となえた!
ミス! ダメージを あたえられない!

おとこ「これはしつれい。 おつかれでは ありませんかな?」

あまてらす「…なに みてるのよ つくよみ…」

みろと いったのは あまてらすだったような きがする…

53 :天之御名無主:2008/11/04(火) 19:33:28
4ターンが けいかした。
こうげきは いっこうに あたるけはいが ない…

あまてらす「ぜーはー… ぜーはー…」

あまてらすは MPが なくなった。
あまてらすは ぶきを もっていないので こうげきできない…

あまてらす「こうなったら… つくよみが たよりよ!」

え!?

たよりに されてしまった…
しかし どうも ようすが おかしい。
こちらの こうげきが はずれるでも なく
おとこが こうげきを よけているでも ないのだ…

54 :天之御名無主:2008/11/04(火) 19:53:14
あたったと おもった しゅんかん ぶきは
かすみを きったかのように くうを きっている…
そして いつのまにか おとこは ふてきに きょりを とっているのだ…

あまてらす「ちょっと! あなた ひきょうよ!
なにもせずに にげてばっかりで!」

おとこ「わたしに せんいは ありませんからね。
それに ぶきをてに いさましく たたかうよりは
たてごとを かなでるほうが しょうに あっておりますので」

…? なにか ひっかかる…
このおとこは たしかに なにもしていない…
…いや! いちどだけ した!
しょうに あっている だと?
『たてごと』 を かなでた!

55 :天之御名無主:2008/11/04(火) 20:08:33
つくよみ は なぞのおとこ を かんさつした。

…だめだ! なにも かわったところは みつからない。

あまてらす「ぶき ぬぁんかぁー… ぬぁくったってー…」

あまてらす?

あまてらす「わたしにはぁー… この おとめの こぶしがぁー…」

あまてらすっ!?

あまてらす「あ る ん だっ! かっ! るぁー!!!」

あまてらすは メイデンパンチ を ときはなった!

56 :天之御名無主:2008/11/04(火) 20:26:50
あまてらすは…


そうぜつに ころんだ…

と その ひょうしに あまてらすの ふところから
かがみが とびだしてきた!
かがみは くうちゅうで かいてんし
くれかかった ゆうひを はんしゃする!
まばゆいひかりが なぞのおとこに ふりそそいだ!

!!!

この おとこには…
『かげ』 が ない!

57 :天之御名無主:2008/11/05(水) 19:26:07
あまてらす「あるんだ… か… ら…」

あまてらすには わるいが ちょっと かんがえされてくれ。
かげがない ということは…
そこに みえているのに じったいが ない…?
みえているのに…

つくよみは おもむろに めを とじた。

…わかった。
なにが ひっかかっていたか。
なぜ きづかなかったんだろう。
このおとこは はじめに たてごとを かなでた。
そして たてごとの ね は…

ずっと きこえつづけている ということに。

58 :天之御名無主:2008/11/06(木) 19:11:31
きこえる… きこえる…!
しずかに めを とじたまま
くびを ゆっくり さゆうに ふる。
そう たてごとの ねいろが ひびいてくるのは…

おとこ「!」

はいごだ!

つくよみは うしろを ふりかえりつつ こんぼうを なげた!

たてごとの ね が とぎれた。
つくよみは めを みひらいた。
おとこが こんぼうを てで うけとめていた。

おとこ「ふ ふ これは これは…」

59 :天之御名無主:2008/11/06(木) 19:36:09
つくよみは ふりかえった。
いままで そこに いたはずの 『かげのないおとこ』 は きえている…
あまてらすが なにか もぞもぞ している… だけだ。

おとこ「さすがは いと とうとき おかただ。
ほんらいなら 『きこえている』 ということさえ
そのきになれば けっして きづかせないのですがね…
ふふ ネタが われて しまいましたね。
ごすいさつの とおりです。
わたしの おんがくには こころを あやつる ちからがある。
ひとであれ けものであれ
かみであれ ね。
あなたがたは わたしが あなたがたの こころに うみだした
まぼろしを ひっしに おいかけていらしたわけです。
あまてらすさまの えーと その おはしゃぎの けっか 
なにゆえか みやぶられる きっかけが できてしまったようですね」

60 :天之御名無主:2008/11/07(金) 23:10:47
あまてらす「さーて ねんぐのおさめどきね! かんねんなさい!」

ああっと! いつのまにか せなかに ぴったり あまてらすが くっついている!
はなの あたまが あかい…

おとこ「もうしわけありませんが どうやら わたしの にげがちの ようですね。
まあ じゅうぶんに じかんは いただきました。
ごらんください たいようが おちますよ…」

もりの きぎの うえから かすかに のびていた
ゆうひの うすべにが くらく そまっていく…

ひるでもない… よるでもない…
たいようがしぬ しゅんかん
よるがうまれる しゅんかん
ふたつが かさなりあい はてのない まどろみにみちた とき…

61 :天之御名無主:2008/11/07(金) 23:12:16

    ― 【 オ オ マ ガ ト キ 】 ―

62 :天之御名無主:2008/11/08(土) 01:03:28
wktk

63 :天之御名無主:2008/11/08(土) 20:31:35
きぎの ざわめきが きえた。
しずかな とても しずかな かぜが おりてきた。
ちのそこから ちんもくをともなった おもい くうきが はいでてきた。
みわたす せかいが よいやみに つつまれた その せつな
うまれいでた よるは とつぜん しきそうを かえ
よわよわしい たいまつが きりのなか
うつろに しゅういを てらしだしすような
くらく きいろい かげが すべてを そめた。

あまてらす「なに… なんなの…?」

ひが くれたら よるに なるはず…
いま ひが くれた。
じゃあ いまは なに?
そらに ほしも みえず つきも みえず たいようも みえない。
あまねくものが くらい きいろに つつまれた いまは なに?

64 :天之御名無主:2008/11/08(土) 20:54:50
おとこ「ふしぎですか? まあ わたしも
あまり いいここちでは ありませんがね。
このちは せい と し がかさなった…
せい と し のきょうかいが あいまいな ばしょなのです。
そんな ばしょに ひると よるの さかいめが かさなると
このような 『オオマガトキ』げんしょう がおこるのです」

せい と し がかさなった…?
オオマガトキ…?

おとこ「しゅういは ふつうに よるに なっていますよ。
ここは ときの ながれが とどまり よどんでいます。
ほんの すこしの あいだですがね。
あなたがたにも えんがある ばしょなのですが
どうやら いまの あなたがたに もうしあげても
ごりかいは いただけないようだ」

65 :天之御名無主:2008/11/08(土) 21:15:21
あまてらす「ず ずいぶんと おしゃべりだこと!
ひょっとして よゆうが ないんじゃないかしら?」

おとこ「…こえが ふるえてますよ」

こえだけではない。
たけの みじかい ふくそうで あらわになっているので かくしようもない。
あしも ふるえている。

あまてらす「…すさのおを かえしなさい…!」

あまてらすは ふとももを つよく にぎり こえを ふりしぼった。

おとこ「…けなげだ。 そこまで おとうとの ことを…」

「まさか うるわしい きょうだいの じょうに ほだされて
われわれとの やくそくを ほごに するわけでは ありませんでしょうな?
ことのみこと どの」

66 :天之御名無主:2008/11/09(日) 16:56:45
ぜんしんを ゆるやかな くろい ころもに つつんだ おんなが
ふたつの いわの まえに たっている。

おとこ「…いつから いらしたのですか?
この ことのみこと かわした やくを たがえることなど…
…!」

おんな「ん? どうかされた?」

おとこ「いえ… なんでも… ありません。
…さて すさのおさまは これに」

おんな「おお! このかたが…
なんと うつくしい みこ でしょう!
わが あるじも さぞや およろこびに なりましょう」

おとこ「これで よもつおおかみ とまみえること かないましょうな?」

67 :天之御名無主:2008/11/09(日) 19:13:30
おそれていたことが げんじつになってしまったようだ。
なかまと おぼしき おんなが ここにいる…
この おんなが うらで てを ひいていたのか?

おんな「それこそ むようの しんぱいと いうものです。
わが あるじ よもつおおかみ は うらぎりを もっとも きらいます。
よみにながれる おおいなるかわ に ちかってもよろしいわ」

あまてらす「ちょっと! かってに はなしを すすめない!」

あまてらすは こえを せいいっぱい はりあげた。

あまてらす「あんた… すさのおを さらって
ど ど どどど どうするつもりなのよ!」

あまてらすは こうふんしている!

68 :天之御名無主:2008/11/10(月) 00:00:27
なんか面白くなって来ましたね

69 :天之御名無主:2008/11/10(月) 21:39:49
おんな「これはこれは… いと とうとき おかたに
おこえを かけて いただけるなど こうえいの きわみですわ。
どうするか ですと? どうもいたしませんわ」

あまてらす「どうもしないなら さらうことなんて ないじゃない!
みのしろきんもくてきとか そうじゃなかったら その その…」

あまてらすは ますます こうふんしている!

おんな「あらあら なにを そうぞうして いらっしゃるのかしら?
まあ… たしかに これほど たまのような おとこのこ
もし たちばが ちがえば… っと いけない いけない。
ふふ それにしても おかあさまゆずりの うつくしさのみが きわだつようで
やはり ちちぎみの おこころも いろこく ついでらっしゃるようね。
…おくびょうで うたぐりぶかいこと」

70 :天之御名無主:2008/11/10(月) 22:42:19
この おんな… はは いざなみ のことを しっているのか?
はは いざなみ は とうのむかしに なくなっている。
そして ちち いざなぎ のことにも ふれている。
はは が いきていたころの ふたりを みてきたかのようだ。
ここにいる つややかな ながい くろかみの おんなは
としうえだろうが そんなに はなれているとは おもえない。
いったい どういうことなのか。

あまてらす「おかあさまを しっているの?
…いえ そのまえに ていせいしてもらおうかしら。
おとうさまは しょうしんもの なんかじゃないわ」

おんな「おつよがりを。
そういうところが よく にていると もうしあげているの。
やはり すさのおさまは いざなぎどのの もとで そだつべきではないわ。
ははの むねの やすらぎこそ こどもには ひつようよ」

71 :天之御名無主:2008/11/11(火) 22:05:10
おんなは すさのおの ほほを なでた。

おんな「ああ おかわいそうな すさのおさま…
なにも しらされてらっしゃらない のでしょうね。
あのかたの しそうなことです。
すぐに おかあさまの ところへ おつれいたしますよ」

おんなは すさのおを つれさるきだ!

あまてらす「させないわよ! なくなった おかあさまが どうとか
いってること わけ わかんないし どこのだれだか しらないけど
ひとさらいに えんりょなんて するもんですか!」

おんな「ひとさらい ねえ…」

ことのみこと と おんなに よばれた おとこが にがわらいした。

72 :天之御名無主:2008/11/11(火) 22:18:07
コトノミコトと女が古事記上でのどんな人なのか、どなたか教えてくれませんか?

73 :天之御名無主:2008/11/11(火) 22:20:00
おんな「ごじぶんが どういった そんざいで あるのかも ごぞんじないようね」

おとこが なにか くちを はさもうとした。
その しゅんかん! あまてらすが ばくはつした!

あまてらす「あーもう! そいつと おなじこと いってる!
いいから やるわよ! バトルよ!」 

おんな「…すこし おかあさまに にているかも」

おとこ「じょせいは こういった ところが あるものですよ。
うまれの きせんに かかわらずね。 わたしも よく しっています」

おんな「ずいぶんと おんなに おくわしい ごようすね?
では その てくだで あまてらすさまを いなして いただけないかしら?」

74 :天之御名無主:2008/11/11(火) 22:48:34
おとこ「あいにく さきほど しょうしょう てを いためて しまいましてね…
かずすくない とりえの たてごとさえ かなでられない のうなしに ございます」

こんぼうを うけとめた ときだろうか?
つくよみは おとこの てを みたが とくに かわったようすは みうけられない。

おんな「ほんとうかしら? めんどくさい だけなんじゃ ありません?
…まあ いいでしょう。 あなたは よく はたらいて くださったわ」

あまてらす「わたしも さんざん はたらかされたわよ? まったく!」

おんな「どこの だれだか とおっしゃいましたね。
これから ちに はわされる あいての なも しらないのは たしかに おきのどく。 
うらみも ぶつけられないでしょうからな。 どうぞ じゅそを こめて およびなさい。 
この よもつはちらいじん が いっちゅう よもつおおかみ の ふくしん
くろいかずち が なぎはらってさしあげましょう!」

75 :天之御名無主:2008/11/11(火) 23:05:21
*ふっかつのことだまを いれてください。

 ななに さんこ とのみこ
 とはこ じきに でてませ
 んがべ つのお はなしの
 きやら でなま えをかえ
 てます にしか らきたひ んと

いざなぎ「おお! つくよみよ! いきあたりばったりでは なかろうな?」

76 :天之御名無主:2008/11/12(水) 19:55:59
くろいかずち が いったい あらわれた!

くろいかずち「オオマガトキ が はれるまえに
すさのおさまを われらが くにの いりぐち…
よもつひらさか に おつれしなければ なりませんのでね。
ころしはしませんが… ようしゃもしませんよ」

つくよみは みがまえた!
…と おもったら こんぼうが ない!
ことのみこと の あしもとに ころがっている…
そして あまてらすは MPが ない!

あまてらす「こうなったら…」

こうなったら?

あまてらす「ふたりで たいあたりでも なんでも してやるわよ!」

77 :天之御名無主:2008/11/12(水) 20:29:49
たいあたり!
もう あとがない というときに やけで やりそうなことだ。
しかし よくよく かんがえると そんなに わるくない。
あいては ほそみの おんなが ひとり。
つくよみも あまてらすも くっきょう というには ほどとおいが
ふたりがかりなら おしたおすくらいは じゅうぶんだ。

あまてらす「お! やるきね! いくわよ!」

つくよみと あまてらすは くろいかずちに むかっていった!

くろいかずち「わが じんらいの うごき とらえられるかしら?」

ミス! くろいかずちに こうげきが あたらない!
ミス! くろいかずちに こうげきが あたらない!

ことのみことの まぼろしを みせる じゅつとは ちがう…
かんぜんに こうげきを よけられている…

78 :天之御名無主:2008/11/13(木) 20:07:38
あまてらす「はあ はあ… でも にげてばかりね!
ようしゃしないんじゃ なかったの?
ぶきも もってないみたいだし」

くろいかずち「おわかりで ないようね。
すさのおさまの おちかくでは
このわざを つかえないからよ」

つくよみは はっとした。
いつのまにか すさのおから とおざけられている!

くろいかずち「ちの そこに うごめく くろき いかずちよ…」

くろいかずちは つよい じゅそを こめて ことだまを となえた。

くろいかずち「こに かせは なし! かけるが よし!」

79 :天之御名無主:2008/11/13(木) 20:24:08
くろいかずちは コクライ の ことだまを となえた!
ちより はいでた おもくるしい しっこくの いかずちが かけめぐる!

あまてらす「きゃああああああーっ!」

つくよみと あまてらすは すさまじい ダメージを うけた!

くろいかずち「ころさないって いったでしょ?
ふふ てかげんは むずかしいのよ…?」

つくよみは ぜんしんに いたみを おぼえながらも やくそうを とりだした。
つくよみは やくそうを じぶんと あまてらすに つかった。
いたみが やわらぎ なんとか たてる ていどには かいふくした。
だが ほんとうに たっているのが やっとだ…
たいあたりさえ できそうにない…

80 :天之御名無主:2008/11/14(金) 19:34:17
くろいかずち「よこに なってらしたほうが らくでしてよ?
たっていても なにも できないでしょうに」

くろいかずちの いうとおりだ…
もういちど あれを くらったら こんどこそ たすからない…
いや つかわれるまでも ないだろう…

ことのみこと「ごあんしんください。 ことが おわりましたら
きずが かいふくする いやしのしらべを かなでましょう」

くろいかずち「…やっぱり けがなんて してないんじゃない」

くろいかずちは ためいきを ついた。

あまてらす「くやしい…!」

81 :天之御名無主:2008/11/15(土) 19:05:34
このまま なにも できないのか?
この ふたりの いっていることは
いまいち よく わからないが
どうやら 『よもつおおかみ』 という ものの ところに
すさのおを つれていく つもりらしい。
それに ははに あわせるとも いっていた。
はは は すでに しんでいる。
それは すなわち

すさのおを ころす

ということなのでは ないだろうか?

あまてらす「そんなこと… すさのお…」

あまてらすは くもんに たえつつ まえに ふみだした。

82 :天之御名無主:2008/11/15(土) 19:19:29
くろいかずち「これは あなたの ためでも ありますのよ あまてらすさま」

あまてらす「なにが!」

くろいかずち「いずれ あなたと すさのおさまは にくしみあうのです。
ちをわけた ごきょうだいが たがいを うらみ きずつけあうこと…
じひぶかき わがあるじ よもつおおかみは のぞんでおりません。
そうなるまえに ひきはなせば あなたも すさのおさまも
いとおしくかわいい おとうと やさしくうつくしい あね という
おもいでの なかで たがいを いかしつづけることが できる」

あまてらす「だから なんで そうなるのよ!
わたしと すさのおが にくしみあう ですって?
みらいでも しってるって いうの?
おあいにくさま!
すさのおのことが すきな このきもちのほうが ぜったい かくじつよ!」

83 :天之御名無主:2008/11/15(土) 20:39:37
くろいかずち「こころなど みずに うつった つきのように
さざなみが たてば とたんに みだれるものです。
うたがいや きょうふ それに こうきしんでもね。
いかに あいしあった おとこと おんなでも そうだったのですから…」

くろいかずちは きゅうに ものうげな えみを うかべた。

ことのみこと「………」

くろいかずち「それに みらいを しっているか
ととわれれば こたえは そう。 しっています。
おおよそのことだけ ですがね」

みらいを しっている?
ばかな!
とるにたらない よそうを ごひろうしているだけだ!

84 :天之御名無主:2008/11/15(土) 23:17:47
すさのお「ううん… うるさいなあ…」

!!

すさのおが めを さました!

すさのお「あれ…? ぼく どうして…
おじさんに その へんな がっきを
きかせて って たのんでから…」

ことのみこと「おねむりに なってましたよ」

すさのお「あ! ねちゃったんだ…
…あれ? おねえちゃんたち なんでここに いるの?」

すさのおは めを ぱちくりした。

85 :天之御名無主:2008/11/16(日) 03:59:19
あまてらす「すさのお! ばかっ! しんぱいかけて!」

あまてらすは こらえていたものが いっきに ふきだした。

すさのお「ああ ごめん おねえちゃん。
ぼくひとりなら ママに あえるって おじさんが いうからさ。
ひとりじめは よくなかったよね。
ねえ おじさん おねえちゃんたちも ママに あっていいよね?」

ことのみことは すこし きまずいかおを している…

くろいかずち「すさのおさま。 もうしわけないのですが
こんかいは ていいんが いちめいなのですよ。
いちばん ちいさい すさのおさまが おかあさまに あうんですから
おねえさまたちも きっと よろこんでくださいますよ」

すさのお「おねえさん だれ? きれいだね」

86 :天之御名無主:2008/11/16(日) 04:06:44
くろいかずち「す すさのおさま…!」

くろいかずちは かんどうに むせかえっている!

くろいかずち「わたくしなどに 『きれい』 などと もったいない おことば…!
それに てっきり わたし 『おばさん』 て よばれるかと…!」

すさのお「なんで? おねえさん あまてらすおねえちゃんよりも
ちょっと おとなっぽいし すごく かっこいいよ」

ことのみこと「わたしは まあ 『おじさん』 で けっこうです…」

くろいかずち「わ わたくし くろいかずちと もうします!
すさのおさまを しっかりと おかあさまの もとへ ごあんない いたしますわ!」

すさのお「ふーん。 よろしくね。 じゃあ おねえちゃんたち そういうことで」

87 :天之御名無主:2008/11/16(日) 04:44:12
すさのおは たのしそうに くろいかずちの てを にぎっている。
くろいかずちは かおを あからめている…

くろいかずち「さ さあ オオマガトキが はれないうちに
ふういんのいわと から よもつひらさか へ まいりましょう。
せいじゃ が ここを とおれるのは オオマガトキ の
わずかな あいだ だけ ですので」

すさのお「よくわかんないけど いそげばいいんだね」

くろいかずち「さようです。 さすが すさのおさまは おりこうですね」

すさのお「えへへ。 パパには あんまり いわれたことないから うれしいな」

くろいかずち「…ことのみことどの なにを ぼやっとしてるのですか?
よもつおおかみへの えっけん きぼうで ございましょう?」

88 :天之御名無主:2008/11/16(日) 11:07:37
ことのみこと「じょせいには かないませんな…
さて では おやくそく どおり もりからのでかたと いやしのしらべを」

あまてらす「やくそく してない!」

そうだ。
でかたは ちからずくで ききだすし
そんな しらべを のうのうと きかされたら
すさのおを わたすことを みとめたようなものだ。
しかし。
どうやって この じょうきょうを だは する?
すさのおは この ふたりを しんじきっているようだ。

あまてらす「すさのお いっちゃ だめよ!
おかあさまに あえるなんて そんなこと
ないにきまってるでしょう?」

89 :天之御名無主:2008/11/16(日) 11:16:04
すさのお「えー そんなこと ありだよ。 だって ほら」

すさのおは なにかを とりだした。

すさのお「おじさんが これ みせてくれたんだ」

すさのおの てには かみのけが ひとたば にぎられている。

すさのお「ママの かみのけだよ。 ちょっと きってくれたんだって」

あまてらす「おかあさまの おぐし? そんなもの… えっ…?」

あまてらすは こころに ふかい なつかしさを おぼえた。
そして つくよみも。
まちがいない。 なぜかは わからないが あれは ほんとうに
ははが すさのおのために きった かみなのだ…

90 :天之御名無主:2008/11/16(日) 21:14:01
でも。
つつみこむような あいじょうを かんじるのに。
あまてらすの ぬればいろに そっくりな うつしい かみなのに。
すさのおが つかんでいる ははの かみからは
いしつな けはいが
くらく
つめたく
なまあたたかい なにかが

そう

91 :天之御名無主:2008/11/16(日) 21:15:19


          し


92 :天之御名無主:2008/11/16(日) 21:16:26
の けはいを かんじる…

93 :天之御名無主:2008/11/17(月) 20:50:41
やはり このまま すさのおを いかせては ならない!

あまてらす「おかあさまは… いきてるの…?」


あまてらすの こころが ゆらいでいる?

すさのお「ねえ くろおねえさん ネのくに って どんなとこ?」

くろいかずち「く くろおねえさん…
は はい。 とても おだやかな ところですわ。
あつかったり さむかったりと いったことがなく
いちねんじゅう おなじ あたたかさです。
おおあめも あらしも ひでりも ありません。
へんかが あまりないので さいしょのうちは
ひょっとしたら すこし おたいくつなさるかも しれませんわね」

94 :天之御名無主:2008/11/17(月) 21:01:06
すさのお「へっちゃらだよ! だって ママがいるんでしょ?
それに くろおねえさんや ことのおじさんだって いるし」

くろいかずち「ああ…! なんと たのもしいことでしょう!
かのような すばらしき みこの よみじへの あないが できること
この くろいかずち しょうがいの ほまれに ございますわ」

ことのみこと「わたしは それほど ながいは するよていに ありませんが…
そうですね。 すさのおさまの おなぐさめに しばし とどまりましょうか」

くろいかずち「くいぶちが ふえるのね…」

すさのお「え? なんか いった?」

くろいかずち「あ いえ! なんでもありませんわ ほほほ」

95 :天之御名無主:2008/11/18(火) 21:19:05
あまてらすは ぼうぜんと している。

すさのおが しぬかもしれないという ぜつぼう
ははが いきているかもしれないという とまどい
みずからの むりょくにたいする いかり
つかれ きずついた からだ
すべてが こんぜんと まじりあい
よどんだ まよいの こうずいは かんまんに うずをまき
こころは めにうつるものではなく その らせんの
ちゅうしんを みつめつづけているかのようだ。

つくよみは あまてらすの ほほに てを あてた。

あまてらす「つくよみ… つくよみ…?
わかんないよ… すさのおは いなくなるの?
おかあさまに あう ほうが あのこには いいのかな…」

96 :天之御名無主:2008/11/18(火) 22:26:18
あまてらすの こころに ふかい むなしさの とばりが おりた。

あまてらすが わらうと まぶしかった。
ないたり おこってたり しているときも かがやきを はなっていた。
なにげない むひょうじょうのときでさえ ほのかな あかりを かんじた。
その あまてらすから ひかりが きえている…

あまてらすの ほほは つめたい。
いや おんどを かんじない。
つくよみは あまてらすの てを にぎった。

あまてらす「つくよみ むりしなくていいよ。
いつも つらいとき はげましてくれるよね。
でも つくよみも わかってるんでしょ?
おかあさまは いきてる。
すさのおの あいたい きもちは とめられないわ。
きっと これは しかたないことなのよ…」

97 :天之御名無主:2008/11/19(水) 20:44:36
ああ…

もう…

あー! もう!
このおんなは!
ぜんぜん あまてらす らしくない!
しかた なく ない!
たっているのが やっとで あるけないなら
たおれて はってでも ちかづけばいい。
おとうとの きもちが とめられなかったら
からだを はってでも むりやり とめるのが…
あまてらすだ!

すさのをは あまてらすの てを さらに つよく にぎった!
!? あまてらすの おもいが ながれこんでくる…

98 :天之御名無主:2008/11/19(水) 21:00:17
ごめん うえの したから
にばん めのさ いしよの
すさの をはつ くよみの
まちが えです よつてる
のかな おれ

99 :天之御名無主:2008/11/20(木) 21:07:59
つくよみは あまてらすの てを さらに つよく にぎった!
!? あまてらすの おもいが ながれこんでくる…

100 :天之御名無主:2008/11/20(木) 22:16:36
「おねえちゃん なんだから しっかり しないと…」
『でも できない。 ほんとうは じぶんのことで せいいっぱい』

「あんな かわいい すさのおを さらうなんて ゆるせない…」
『うそ。 おとうとを たすける あねを えんじられて うれしいくせに』

「すさのおが おかあさまに あいたいなら しかたないわ…」
『じょうだんでしょ?
すさのおだけが おかあさまに あえることへの しっと
すさのおを ひとりじめできる おかあさまへの ねたみ
みにくい みにくい みにくい みにくい みにくい』

101 :天之御名無主:2008/11/20(木) 22:48:57
「ちがうわ! わたしは そんなこと…」
『せかいが じぶんを ちゅうしんに まわってるって おもってるよねえ?
いつでも じぶんは いきいきと かがやいていて
みんな せんぼうの めで みあげて くれて…
そんなふうに さ』

「やめて! わたし!」
『ほうら。 こんどは ひげきの ヒロインきどりよ。
かしこい こ。 じぶんの よわいとこ ぜーんぶ しってるのに。
ぜったいに おもてに ださないんだから。
でも こんかいは ちょっと こたえたよねえ?』

102 :天之御名無主:2008/11/20(木) 23:26:12
「いや… もういやよ…」
『あっははははは! ねえ きづいてる?
みられてるのよ? わたし。 わたしたち。
だれよりも あいしている たいせつな ひとにさ』

「つくよみ…!」
『どうやって こころをよんでいるのか よくわからないけど
まるはだかの おねえちゃんを のぞきみするなんて
いけないこ よねえ。 でも まあ みなさいよ。 じっくりと。
ほら もだえてるわよ?
はずかしいところを みられて たまらないのよねえ?』

103 :天之御名無主:2008/11/21(金) 20:09:41
「みないで… つくよみ… みないで…!」
『ほら また。
いっぱい みてあげてね?
うれしくて うれしくて しかたないんだから。
いちばん いとおしい ひとに
ありのままの じぶんを さらけだせる よろこび。
いたみ くるしみ さえ こうこつに てんじるんだから』

104 :天之御名無主:2008/11/21(金) 20:31:37
「なんなの…? なんなのよ あなた…!
いきなり でてきて きたないところばかり みせて…!」
『うーん なんなのかな?
わたしにも よく わからないんだよね。
でもさ これだけは わかるんだ。

いまが わたしが そとにでる チャンスだって ね』

105 :天之御名無主:2008/11/22(土) 19:05:49
「え…?」
『わかんないよねえ。 わかんなくていいよ。
なかと そとが いれかわれば すぐに のみこめるって。
わたしが いままで どんなきもちで いたのかを さ。
ところで そこで みてる つくよみちゃん?
おねえさんの てだすけを してくれないかな?』

106 :天之御名無主:2008/11/22(土) 19:22:22
きづいたとき めのまえに ふしぎな せかいが ひらけていた。
くらいような… あかるいような…
いろのない そらに やみと ひかりが
ゆっくりと くもの ように ながれているような
そんな くうかんだった。
ちゅうしんに ふたりの あまてらすが いた。
…ふ た り?



107 :天之御名無主:2008/11/22(土) 22:16:27
『さーて おまちかね!
とらわれの おひめさまを つれだす おうじさまの とうじょうよ!
で も ね
その おひめさまっていうのは
わ た し のことなのでした!』

ふたりの あまてらす…
そのうちの いっぽうが たのしくて
しかたないという おももちで わらっている。

108 :天之御名無主:2008/11/22(土) 23:08:21
あまてらす「つくよみ… そこで みてるのね…?
わたしからは みえないけど…
おねがい… みないで…
わたしのことは いいから… すさのおを…
ん… ああっ…!」

『ははっ やっぱり かんじてるんだ!
うれしいよ。 ようやく おもてに でられる…
あなたを うちがわから みられなくなるって さいごの さいごに
こんな はずかしさに もだえうつ すがたを みられるなんて さ』

109 :天之御名無主:2008/11/23(日) 18:17:26
みためは まちがいなく あまてらすだ。
ちがうところと いえば やけに きもちが
こうようしている ように みえる ところか。

『やっと あえるね つくよみ。
ずっと みてたんだよ。
このこの… おもての あまてらすの
こころの そこの そこの さらにそこから さ』

110 :天之御名無主:2008/11/23(日) 18:37:32
あまてらすの こころの そこに あまてらす?

『そう。
いつも かがやいてる あまてらす。
わたしは そこなしの くらい ふちの なかに
ただよって それを みあげていた…
あまてらすは わたしの ことなんて ちっとも きづかない。
もし たいようが げかいを みたとしても
にんげんなんて みえそうにないのと おなじじゃないかな?』

111 :天之御名無主:2008/11/23(日) 20:03:33
「わたし あなたを みたのは いまが さいしょよ…」
『うん そうだろうね。 そとって たのしそうだし。
じぶんの うちがわ なんて みるひつようないのも わかるよ。
さっき あの ことのみこと ってのが いってたけど
じぶんが なにものなのか なやまないし なやむひつようない。
ちからあるがゆえに ぐどん か。
あれあれ ほんとに ぴたっと あたってるよ』

112 :天之御名無主:2008/11/23(日) 20:13:34
「ちからなんて ないわ!」
『じしん たっぷりの あまてらすは どこいったのかな?
それに…
あるよ。 ちから。
それで すさのおを たすけられるかもしれない』

「え?」

113 :天之御名無主:2008/11/24(月) 08:05:19
『わたしが そとに でれば…
たぶん おとうさまね。
わたしと いっしょに ちからを ふういん したのよ。
それまでは わたしも あまてらす だったんだもの。
この ちからは ちょっと きけん。
おとうさまが おそれたのも わかるわ。
おとうさまを おいおとすことさえ あるかもしれないもの』

114 :天之御名無主:2008/11/24(月) 08:12:10
「そんな ちから わたしの なかに あるなんて おもえない。
それに あったとしても わたしが おとうさまを おいおとすなんて」
『そういう いとが なくても けっかとして なるかもしれないでしょ?
この ちからは それほどの ものなの。
…とはいっても つかえたとしても せいぎょできないと おもう。
そこで つくよみが でてくるの』

115 :天之御名無主:2008/11/24(月) 20:01:09
じぶんが?

『つくよみ あなた まほうは つかえないわよね?』

…はずかしながら。 どうも さいのうが ないらしい。

『へんなのよ。
だって むかしの つくよみは
まほうを つかえて いたのに』

116 :天之御名無主:2008/11/24(月) 20:19:25
むかしの じぶん。
え? なんのこと?
そんな きおく ない。

「つくよみは まほうなんて つかった ためしないわよ。
わたしが しらないわけ ないじゃない。 ずっと いっしょだったし。
しんじたくないけど あなたが わたしの なかに いたっていうなら
そんなこと しってて とうぜんなんじゃないかしら?」
『わたしは あなたの しらないことを しってるのよ。
あなたが わすれてることも ちゃんと おぼえてる』

117 :天之御名無主:2008/11/25(火) 00:36:38
「わたしが つくよみとの おもいでを わすれるわけ ないじゃない…!」
『あなたが わるいって いってるんじゃないのよ。
あなたの おもいは わたしが いちばん わかってるわ。
でも つくよみが まほうを つかえたのは ほんとうよ。
そのきおくが つくよみじしんから きえ
あなたの きおくからも きえ
ひみつの ちからも あなたから きえている』

118 :天之御名無主:2008/11/25(火) 20:28:39
きおくに ないものを あった といわれても
ものすごく もやもやする…

『ふふ まってて。
わたしが そとにでたら もやもやしたきぶんを
きれいさっぱり かいしょうしてあげるから ね。
はなしはもどるけど つくよみは まほうを つかえない。
いっさい。 あれほど すごかったのに…
それなのに いまは つかえないとなると りゆうは ふたつ。
まりょくが きえたのか まりょくが ふうじめられているか よ』

119 :天之御名無主:2008/11/26(水) 22:30:52
なるほど。 もうひとつ。
まりょくは いまだ けんざいだが
まほうの つかいかたを わすれている
という かのうせいも ないだろうか。

『あ それも せっとくりょく あるわね。
まほうを つかっていた きおくが ないんですものね。
でも わたしは まりょくが ふうじこめられてるに いっぴょう。
あまてらすだって ちからを わたしといっしょに ふうじられてるし』

120 :天之御名無主:2008/11/27(木) 23:14:34
まあ いってみただけで じぶんに まりょくが あるとは おもえない。
まほうの つかいかたを ならっても からっきしだったし。
…で なんで そんな まほうおんちな じぶんが
そんな すごそうな ちからに かかわってくるのか?

『まりょくが まったく ないっていうのが ポイントなの。
だれだって ちょっとは まりょくが あるはずなのに。
わたしが ちょくせつ この ちからを つかうと
うまく つかえなくて スカるか… さいあく ぼうそうするかも…
そうなったら どんなけっかになるのか そうぞうもつかない。
だから』

………

121 :天之御名無主:2008/11/27(木) 23:28:06
『つくよみの からだを とおして つかわせてもらう』

!? からだを とおして なにを つかうって?

「ちょっと! あ あなた なに かってに
つくよみの からだを つかう… とか いってるのよ!」
『…へんな いいかた やめてくれるかなあ。
もだえて いきすぎちゃったんじゃないの?
いたって まじめよ。
まりょくが ない つくよみに この ちからを うけとめてもらい
わたしが それを コントロールするの。
うまくいけば さいしょうげんの いりょくしか でないはずよ』

122 :天之御名無主:2008/11/28(金) 19:56:38
まてまてまて まってくれ!
そんな きいてて あぶなっかしそうな ちから
まりょくが ない じぶんが うけとめて だいじょうぶなのか?

『まりょくが あるほうが めんどうなのよ。
まりょくどうしが かんしょう しあって ノイズが しょうじるの。
じぶんいがいの まりょくに たいして しぜんと ていこうもするし。
そのてん まりょくが まったくないなら もんだいないわ。
つくよみに そそいだ ちからを わたしが よくみて つかうわ』

123 :天之御名無主:2008/11/29(土) 15:32:04
「よく しってるのね。 そんな うそくさいこと」
『ええ しってるわよ。 あなたが わすれてるだけ。
きれいさっぱり あたまから ぬけおちてて おめでたいこと』

もうひとりの あまてらすは すこし くもった。

『…こんな ちから わすれてた ほうが いいのかもね…
でも すさのおを たすけられるなら…』

124 :天之御名無主:2008/11/29(土) 15:48:10
「かってに でてきて かってに つくよみに
わ… わたしの ひどい すがた みせて…
わたしと おなじ かおで おなじ すがたなのに
い… いやらしいことを さんざん いってくれて…!
ゆるせない…!

けど…

すさのおを たすけたい きもちは おなじ みたいね」

125 :天之御名無主:2008/12/01(月) 20:31:33
『そうそう。 だから わたしを おもてに だして。
きっと あなたが なにもかも どうしようもないって
おもったから わたしの ところまで おちてきたんだよ。
この こころの ならくの そこに ね』
「あなたが おもてに でるって どういうことなの?」
『さーて わかりませんねえ。
じっさい わたしも しらないんだな。
でも なんとなく そうぞうは つくんじゃなくて?』

126 :天之御名無主:2008/12/01(月) 20:38:49
「………」
『ははは そんな しんみょうな かおしなくてもいいよ。
ここも なれれば けっこう いいところだよ?
しずかで なーんもないけど
からだが みききしたことは ちゃんと つたわってくるし
おもてに でてる あなたの こころも みえるてたし。
うん。 ぜんぶ まるみえだったんだな。
あ じゃあ わたしが おもてに でたら
わたしの こころも まるみえってことかしら?
いやーん はずかしい』

127 :天之御名無主:2008/12/01(月) 20:43:03
みえるてたし?

『か かんでないって!』

128 :天之御名無主:2008/12/02(火) 07:00:28
「わたしと あなたが いれかわるってこと…」
『わたしが そとにでたら わたしの いたところが
あくんだから そこに おさまるのが しぜんじゃないの?
でも きえちゃうよりは いいでしょ』
「いやよ」
『ぜいたくね。 すさのおを たすけたいんでしょ?
それに あなたの からだは もともと わたしの からだでも あったのよ。
いままで すきかって やってきたんだし そろそろ いいじゃない。
…まあ いいわ。 どのみち わたしには せんたくけん ないし。
あなたが おもてに でるか
わたしが おもてに でるか
つくよみに きめてもらいましょう』

129 :天之御名無主:2008/12/02(火) 20:28:00
! な なんで じぶんが きめなければ ならないの?

『いま おもてで つくよみは あまてらすの てを にぎってるわね?
そこから あなたが あまてらすの こころを みているから
わたしは いま ここに いられるの。
わたしが あまてらすの なかに いることは
あまてらす ひとりじゃ わからないから…
じぶんの こころの ゆれうごきと くべつが つかないの。
だから あなたが てを はなしたら
わたしは あなたに みつけてもらうことが できなくなって
あまてらすは いままでどおりの あまてらすよ。
でも もし あなたが わたしを みつめてくれると いうなら』

もうひとりの あまてらすは ゆっくりと まいおりてくる
とりのはねを うけとめるように みぎてを たかく かかげた。

130 :天之御名無主:2008/12/02(火) 20:29:26
『わたしの てを とって ここから つれだして』

131 :天之御名無主:2008/12/03(水) 21:53:11
あまてらすが ふたり いる。
ひとりは よく しっている いっしょに すごしてきた あまてらす。
もうひとりは はじめて であった ちょっと ちがう あまてらす。
いま じぶんは あまてらすの てを にぎっている。
いま みている あまてらすの こころの そとの げんじつで だ。
このてを はなせば いつもの あまてらすが めのまえに いる。
このてを はなさず いま みている あまてらすの こころの なかで
もうひとりの あまてらすに てを さしのべれば
もうひとりの あまてらすが めのまえに いるのだろうか…

132 :天之御名無主:2008/12/03(水) 22:50:53
「………」
『あなた… いまは アピールタイムよ?
なにか つくよみに いうこととか ないの?』
「…へんな ところで フェアなのね。
いくらでも うそついて ごまかせそうなのに」
『うそは きらいなの。 あなたと おなじ。
それに わたしが はじめて おもてに でるときには
うそいつわりなく つくよみに はっきりと えらんでもらいたい。
どんな めで わたしが つくよみを みてきたのか…
あなたには わからないでしょうね』

133 :天之御名無主:2008/12/05(金) 18:09:37
もうひとりの あまてらすは かすれるように わらった。

『あなた いつも つくよみを みてた。
だから あなたの なかにいる わたしが かんじられる 
いちばん ちかしい そんざいは つくよみだった。
もともと わたしは あなただったわ。
いいたいこと いっぱい あった。
わたしの はなしを きいてほしかったし
つくよみの はなしも きいてあげたかった』

134 :天之御名無主:2008/12/06(土) 01:21:27
もうひとりの あまてらすは もどかしく かしむしるように
ひだりての ゆびの つめを そっと たてて
のどもとから しろいくびすじ こうちょうした むなもとへと
すべりおろした。

『いま こうしてるだけでも すごく しあわせな きぶんよ。
ああ そとで じかに ふれて はなせたら どんなに すてきなのかしら』

135 :天之御名無主:2008/12/06(土) 19:57:03
「あなたも ばか ね」
『…え?』
「いくら すさのおを たすけられるかも しれないって いっても
つくよみが わたしを すてて あなたを えらぶと おもうの?」
『たいした じしんね。 さすが おねえちゃんて ところかしら?』
「…ちがうわ。 こんなふうに あなたが でてきたのに
わたしを えらんで へいきで あなたを きりすてられると おもうの?
どっちもよ。 つくよみに そんなこと せまれない…!
あなたが わたしだっていうなら わかるでしょ?」

136 :天之御名無主:2008/12/07(日) 07:37:38
『………』
「やさしいこ よ。
あなたと わたし ふたりに ひとり?
すさのおを たすけるか たすけないか?
そんな せんたく つくよみが しちゃだめなのよ!
かしこいこ よ。
かんがえぬいて だしたこたえは きっと ただしいわ。
でも つくよみにとって そのこたえは…
かならず まちがいになるわ」

137 :天之御名無主:2008/12/07(日) 10:18:44
『………』
「だから…」

あまてらすは きりりとした せいかんな かおをみせた。

「わたしが きめる」

138 :天之御名無主:2008/12/07(日) 19:22:57
『まちなさいよ』

もうひとりの あまてらすは するどく あまてらすに しせんを ぶつけた。

『わたし つくよみに えらんでほしい。
でも… えらばれなくても いいの。
つくよみが じぶんで そう きめてくれたなら あきらめもつく。
それを なに? あなたが きめるですって?
あなたの なかに いたのに あなたが
ここまで ごうまんだったなんて きづかなかったわ!』

139 :天之御名無主:2008/12/09(火) 18:48:30
「わたしが のこる」
『そうよ! なに かってなこと… え?』
「ここに わたしが のこるって いってるのよ」

………

あまてらすは たまに あとさき かんがえないで
とっぴょうしも ないことを することが ある。

140 :天之御名無主:2008/12/09(火) 22:29:26
『ばかなの? あ ばかか…
いや… ばかにも げんどって ものが あるでしょ!?
あなたの なかで ずっと あなたの こころを みてた
わたしの そうぞうを こえた ばかなの!?』
「ばかばか うっさい。 のこるったら のこるの。
あなたが ここから でていきなさい。
それで すさのおを たすけられる
ってんなら ちゃんと たすけなさいよ。
おわったら ぜんりょくで また こっちに ひきずりこんでやるわ。
…やりかた しらないけど!」

141 :天之御名無主:2008/12/11(木) 20:14:18
『なに つごうの いいこと いってんのよ!
ていうか なんか しゃく!
あなたに けっていけん あるみたいな いいかたで。
えらぶのは つくよみなの!』
「つくよみが あなたを えらべば もんだいないでしょ?
つくよみが あなたを えらぶ。 わたしが のこる。
おたがいに じぶんの おもいどおりじゃない。
それとも じしんないの? ないの? へー ないんだ?」
『こ こ このおんな…! われながら むかつくわ…!』

142 :天之御名無主:2008/12/11(木) 20:54:22
「ほら つくよみ さっさと こっちを つれだしなさい。
すさのおを たすけたからって わたしの からだを
すきかって つかわせちゃ だめよ」
『あー わかった! わたしが のこる!
ここに のこる! いままで どおりで いいわ!』
「す すさのおを たすけるんじゃなかったの?」
『たすけたいのは あたりまえだけど
あなたの いいかたが きにいらない』

143 :天之御名無主:2008/12/11(木) 22:55:15
………

なんか みょうな ことに なっている…

144 :天之御名無主:2008/12/12(金) 19:24:15
「わたしだって あなたの げひんな ことば きにいらないわよ!」
『あなたが おもてに ださない きもちを すなおに はなして
あげている だけよ。 みに おぼえないとは いわせないわよ!?』
「あー りー まー せー んー! わたし そういう しゅみないし!」
『そうやって みんな わたしの せいにするのね!
あなたが じぶんを いつわったり かくしたりすると
その きもちが ながれこんできて ここが きゅうくつになるのよ!
なんにも ないはずの ここが さ!』

145 :天之御名無主:2008/12/12(金) 22:51:56
「! そんな ひとが こころを ごみみたいに すててるような
いいがかりは やめてくれない?」
『わたしは ここに ふういんされてから ずっと そういうのを みてきたのよ。
わたしと あなたは もともと おなじ。 きおく いがいは ね。
それで おたがいの せいかくが ちがってきてると したら
それは わたしが あなたが きりすててきた よわい ぶぶん…
きたない ぶぶんを いやおうなしに みつめつづけてきた せいかもね』

146 :天之御名無主:2008/12/13(土) 07:03:02
あの

『それでも こんなに あかるくて まえむきなんだから
わたしって すごいわよね』
「もとが いいからよ」
『もとは いいけど いまの あなたは だめだめ ね』
「なんですってぇ?」

147 :天之御名無主:2008/12/13(土) 14:27:18
もしもし

『なにかに つけて ひとに たよりっぱなし。
ここから みてて わたしだったら〜 って つくづく おもうわよ』
「みてるだけなんだもの いくらでも いえるわよね」
『あー もう! ほんと はらたつなぁ。
びぼうが おなじだけに こういうところで
せいかくの わるさが きわだつわね』

148 :天之御名無主:2008/12/13(土) 23:42:34
おねえちゃん… たち

「ずぼしでしょ? なんだったら そとにでて すきに やってみなさいよ。
でも あなたが きれいなことは くやしいけど みとめるわ。 うん」
『たぐいまれな うつくしさを もちながら
かんじんなことは わすれてるし いやなことは きりすてるし
よわっちくて ひとに あまえてばかりだし…
もし わたしが こうなってたらと おもうと こわいわ』

149 :天之御名無主:2008/12/15(月) 20:13:14
ちょっと いいかな

「なによ?」
『なにっ?』

150 :天之御名無主:2008/12/15(月) 20:13:54
いいかげんにしろ!

151 :天之御名無主:2008/12/15(月) 20:22:19
「え!」
『えっ?!』

まずあまてらす!

「は はい」

なんでも じぶんの おもいどおりに ならないと
すぐに おこるのは やめる!

152 :天之御名無主:2008/12/15(月) 20:26:45
つぎに えーと もうひとりの… あまてらす?

『あ… はい』

へんに ちょうはつするのは よそう ね?
きいてて どきどきするし。
…いろんないみで。

153 :天之御名無主:2008/12/16(火) 18:19:32
それと! ふたりとも あんまり じぶんの ようしを
じがじさん しないように!

「えー じぶんじゃないわよ」
『そうそう わたしは あまてらすのこと いってるし
あまてらすは わたしのこと いってるんだから』


おなじかお してるくせに…

154 :天之御名無主:2008/12/16(火) 18:28:36
ふたりともさ。

「なーに まだあるの」
『つくよみの おせっきょうタイムかしら』

わざわざ じぶんで いわなくても
じゅうぶん きれいだから。
みんな しってるし
じぶんも そう おもってる。

「『!』」

155 :天之御名無主:2008/12/18(木) 21:38:34
「も もう! つくよみってば おだてるのが うまいんだから」
『そ そうそう! それに あまてらすのことは みんなしってても
わたしのことは だれも しらないじゃない。
あまてらすの ひょうかだけが よくても ねえ?』

おせじじゃなくて しょうじきな きもち。
みんなに しられてなくても じぶんに そう おもわれるのは
いや?

『いやなもんですかいっ!』

156 :天之御名無主:2008/12/19(金) 20:48:29
「…よかったわね あなた」
『ここにきてから ほめられたことなんて なかったし…
そうよね。 ほかの だれからも みつけてもらえなくても
つくよみさえ わたしのことを しってて もらえれば…』

かこは ともかく いま このしゅんかんだけは
ふたりの あまてらすは ほんの わずかながら
たがいを リスペクト しているようだ。

このふたりの どちらかを えらばなければ ならない…

157 :天之御名無主:2008/12/21(日) 16:45:19
もういちど かくにんしておこう。

あまてらす は これまで ずっと いっしょに すごしてきた
かけがえのない あね だ。
きりすてるなんて できない。

そして もうひとりの あまてらす。
すがた かたちは あまてらすと まったく おなじだ。
あるとき きおくと ちからと いっしょに あまてらすから
きりはなされて あまてらすの なかに とじこめられたらしい。

いうなれば…
ほんらいの あまてらすとは 『もうひとり』 のほうかも しれない…

158 :天之御名無主:2008/12/21(日) 23:28:37
くわえて…

どうやら この じぶん
つくよみ も きおくと ちからを うしなっているらしい。
かつては すごい まりょくが あったらしいが
いまは まったく まほうを つかえない。

が それが さいわいしてか せずか
もうひとりの あまてらすが ちからを つかうときに
その ちからの せいぎょに やくだつらしい。

159 :天之御名無主:2008/12/21(日) 23:41:57
その ちからを つかえば すさのおを たすけられるという。
すさのおも かわいい おとうとだ。
このまま つれさられるのを だまってみては いられない。
だが げんじつには じぶんも あまてらすも まんしんそうい。
すさのおは ことのみこと と くろいかずち となのる
ふたりの いう ははにあえる ということを しんじきっている。
…この ふたりを はいじょしなければ すさのおは たすけられない。

あまてらすに ひめられた ちから。
きけんなものだと もうひとりの あまてらすは いっていたが
いったい どんなものなのか…

160 :天之御名無主:2008/12/23(火) 18:34:26
えっと… そっちの あまてらす?

『わたし? ああ つくよみに とっては
あまてらす としか いいようがないか。
…わたし なまえが あるの。
じぶんで つけたの。
あまてらすの なかで わたしが あまてらすの じんかくと
まじりあわないよう しっかりと わかつために。
わたしの なまえは…』

161 :天之御名無主:2008/12/23(火) 18:37:19
もうひとりの あまてらすは ちょっと はずかしげに
うつむいたあと こちらを むいた。

『あびす。 …よろしくね』

162 :天之御名無主:2008/12/24(水) 09:12:06
由来がテイルズオブジアビスだったら見限る。

163 :天之御名無主:2008/12/25(木) 20:12:29
あびす。

あびす『で なにかしら』

あびすの いう ちからって どんなの?

あびす『たいよう よ』

たいよう… おひさま?

164 :天之御名無主:2008/12/26(金) 00:28:04
あびす『ええ。 たいようの ちから。
とてつもなく おおきな ねつと ひかり。
いま あまてらすが つかっている まほうは
ふういんされて うすびがかった ひかりが
やわらかく さしこんでいるような ものよ。
たいようは せかいを てらし あたため
いのちを はぐくむ ちから。
でも つよすぎる ひざしは だいちを やき
みずを かわかし いのちを かりとる…
おなじ たいようなのに ね』

165 :天之御名無主:2008/12/28(日) 07:24:20
いのちを かりとる
って そんなの うけとめろっての!?

あびす『つくよみは わすれてるけど
つくよみにも すごい まりょくが あったわ。
でも いまは それが いっさい ない。
それって とーっても おおきな うつわが
からに なってるみたいな かんじだとおもうの。
そこを あらためて みたすだけだから
だいじょうぶ! …たぶん』

166 :天之御名無主:2009/01/01(木) 00:56:17
けっきょく いちかばちか ってことじゃないすか…

あびす『いたくしないから… ね?』
あまてらす「だーかーらー へんなこと いわないの!」

ああ あけましておめでとうございます…

167 :天之御名無主:2009/01/03(土) 19:05:07
あまてらすを とるか。
あびすを とるか。

あまてらすを えらべば すさのおは まず たすけられない。
あびすを えらべば すさのおは たすけられる 「かも」 しれない。

そして
えらばなかったほうは あびすのいう
この こころのならくのそこ に とざされるのだろうか…

168 :天之御名無主:2009/01/06(火) 22:56:32
じかんが ながれた…
もっとも この くうかんでは
じかんの かんかくなど うつろなもの…
ここから げんじつに たちかえれば
まだ オオマガトキの ただなかなのだ。

そう

きめるときが きた。

169 :天之御名無主:2009/01/06(火) 23:20:09
あまてらす。

あまてらす「…!」

じぶんの… つくよみの きおくにいる おねえちゃんは あまてらす でした。
ずっと いっしょ おなじ やねのしたで すごしてきて
たのしいこと たくさん あったし はらたつことも… ちょっとあった。
でも いちばん おおかったのは おどろかされること だったかな。
こんどは なにをするんだろうって ものすごく ドキドキした。
きたいと ふあんが いりまじって…
でも… そう いつも すてきなことが おこるんだ。

170 :天之御名無主:2009/01/08(木) 19:43:37
あまてらす「………っ」

あまてらすは かすかに くちびるを うごかした。
うごかした というよりは ふるわせた と いったほうがいい。
おもわず もれてしまったのか もれようとしたのを おしころしたのか
どうやら きえいるようなこえで 「つくよみ」 と はっしたようだ。

はなしを つづけた。

171 :天之御名無主:2009/01/10(土) 23:23:48
じぶんは じみで あんまり めだたないし
せいかくも ひっこみじあん だったとおもう。
そんな じぶんを こっちの きもちは おかまいなしに
あまてらすは じぶんの つごうで しょっちゅう ふりまわした。

それが とても うれしかった。
ひとりじゃ きっと しぬほど たいくつな まいにちだったろう。

そんな たいせつな あまてらすを じぶんは…

172 :天之御名無主:2009/01/11(日) 16:57:48
たいせつな あまてらすを じぶんは…

173 :天之御名無主:2009/01/11(日) 18:45:54
だいすきだ! いっしょに いこう!

つくよみは あまてらすの てを にぎった!

あまてらす「んごっ!?」

あまてらすは にぎられた て と
つくよみの かおを こうごに みた。
あびすも めを ぱちくりしている。

174 :天之御名無主:2009/01/15(木) 22:25:37
あびす『あ えーと… おめでとう。 あなたの かちだわ』
あまてらす「いやいやいや!
なによ これ…
ちっさいころの おもいでを きゅうに しだして
まるで これっきり みたいな はなしかたで…
で こっちも もりあがってきちゃって…
まるで わたし ばかみたいじゃない!」
あびす『ばかじゃん』
あまてらす「ばかよ!」

175 :天之御名無主:2009/01/18(日) 23:42:07
さあ あまてらす! いっしょに いこう!
すさのおも きっと なんとか たすけられるって!

つくよみは あまてらすの てを つよくにぎっている。

あまてらす「…ははは」
あびす『どうしたの?』
あまてらす「もうひとり ここに いたわ」

176 :天之御名無主:2009/01/18(日) 23:48:53
あまてらすは わらっている。
…! みけんに しわが より
まゆの さきが やや つりあがっている…

あまてらす「つくよみ あんたも いいとし よね」

はい?

あまてらす「おねえちゃん ここにのこるって いったよね?
きこえなかったかな?」

177 :天之御名無主:2009/01/20(火) 18:33:29
いや だって ほら じぶんで かんがえて きめなきゃならないって…

あまてらす「それで わたしを えらんだんだ?」

そう! そうなんだよ!
やっぱり あまてらすを おいてくなんて できないと おもってさ!

あまてらす「おねえちゃん ここにのこるって いったよね?」

178 :天之御名無主:2009/01/24(土) 11:33:36
いや たしかに そうおっしゃいましたが…

あまてらす「いいとしなんだから あねばなれしなさい!」

えーと…
うん! いいとしなら じぶんで きめないと!
あまてらすに きめてもらうんじゃなくてさ!
もし こうかいしたとしても ちゃんと じぶんで せきにんとらないとね!

あまてらす「………っ!」

どうやら 「へりくつ!」 といったらしい…
そろそろ かもしれない…
…ちゃんと せきにんとらないと…

179 :天之御名無主:2009/01/27(火) 23:57:41
あまてらす「つくよみはっ!」

あまてらすは つくよみが にぎった てを
じぶんの むなもとに ひきよせた!

あまてらす「あびすとっ!」
あびす『きゃっ!?』

あまてらすは ぎゃくの てで あびすの てを つかみ
じぶんの むなもとに ひきよせた!

あまてらす「こっから でてけ!」

あまてらすは つくよみと あびすの てを ひとつにし
りょうてで にぎりしめた!

180 :天之御名無主:2009/02/02(月) 23:54:24
………

めのまえに あまてらすが いる。
にぎった ほそく しろいゆびは やわらかい。
うつむいて かおが みえない。
たれる かみは ながく つややかで うつくしいまでに くろい。

それを てらす くらく きいろい かげ。
それを つつむ くらく きいろい かげ。

オオマガトキの なかに あまてらすの すがたは ひとつ。

181 :天之御名無主:2009/02/04(水) 19:53:24
「はあ… はあ…
…つくよみ? このては…?」

あまてらすは いきがあらい。
かおを あげるも つらいのだろうか。
にぎった てを みつめている。

「ここは… あ じめんがある…
もどってきたの…?」

182 :天之御名無主:2009/02/08(日) 19:33:49
さっきまでのことは げんじつだったのだろうか?
いや もし そうだったとしても
あれは あまてらすの こころのなかで あったこと…
こころのなかは げんじつとはいえず
ゆめか うつつか
それすらも さだかでは ないのだろう。

あまてらすの おもいが ながれこんできた あのとき(>>99)から
オオマガトキは うごいて いない。
だって ほら
すさのおも くろいかずちも ことのみことも あのときから
いっぽも うごいてないんだから。

183 :天之御名無主:2009/02/12(木) 19:56:15
「つくよみ てをかして。 ああ からだじゅうが おもい」

つくよみは にぎった ぎゃくのてで あまてらすの かたをよせ
じょうたいを おこした。

………

あまてらすだ。
あまてらすの かおだ。

184 :天之御名無主:2009/02/13(金) 20:02:14
あまてらすは めを ぱちぱちした。
にぎった てを はなし りょうの まぶたを ゆびでぬぐった。
なんどか ぬぐったのち あまてらすは つくよみの かおをとらえた。

「つくよみ」

あまてらすは とおくはなれた ものをみるような
おぼろげな まなざしを うかべている。
あまてらすは すこしのあいだ ときが とまったように
ひょうじょうを とどめていたが きゅうに ひとみに うごきがはしった。
あまてらすは つくよみを かがみをみるように はっきりみつめている。

「からだで “みる” ってどうするのか わすれてたわ。
さっきまでのを ふくめないと いついらいかな?
ほんと おひさしぶりね つくよみ」

185 :天之御名無主:2009/02/18(水) 20:50:10
“おねえちゃん” は…

「うふふふ… ふ ふ
あーっはっはっは!」

あまてらすは たからかに わらった!
あまてらすは… こんなふうに わらわない!

「あびす よ。 やっと そとにでてこられた!」

186 :天之御名無主:2009/02/18(水) 20:59:44
あびすが めのまえに かおがくっつくくらいちかくに いる。

あびす「おばかさんな あまてらす!
ようやく にせものがきえて ほんものがおもてにでる ってわけね!」

あびす…! まさか だまして…!

あびす「……… はあ…」

…? あびすは きゅうに ためいきを ついた。

あびす「もし そとにでられたら こういってやろうと ずっとおもってたの。
でも あまてらすに あんな クレイジーなまねされたあとじゃ
ばかみたいじゃない わたし…」

187 :天之御名無主:2009/02/21(土) 17:16:45
すさのお「……?」

くろいかずち「いかがされました? さあ さあ まいりましょう」

ことのみこと「ははあ… くろいかずちどの」

くろいかずち「…なにか?」

ことのみこと「あちらがわのかたは こちらがわの きもちが
あまりよく おわかりに なっておられないようですね。
きじょうにおられますが やはり おなごりおしいのですよ
すさのおさまは」

188 :天之御名無主:2009/02/21(土) 17:32:16
くろいかずち「まあ!
オオマガトキが えいえんに つづくものなら こうも
すさのおさまを おせかしすることなど ありません!
われら よもつのものに デリカリーが ないような
いいかたは やめていただけないかしら?
…まあ ぜんいんに あるとは いいませんが」

ことのみこと「すぎたいいかたでしたな。 おわすれを」

すさのお「…おねえちゃん
なんか きゅうに かわった…?」

189 :天之御名無主:2009/02/22(日) 16:42:17
ことのみことたちは なにやら すさのおの ようすを
きづかって しばし たちどまっているようだ。

そして あびす。 やっぱり いれかわったのか…?

あびす「はなばなしく かちほこりたかったのに
あんなんじゃ まるで わたしが おいだされたみたい。
ほんと どこまでも じぶんかってな あまてらす!
…でも でてきて そうそう ぶざまなまねは できないわね…
わたしの なかで あまてらすが みてるってのに…!」

190 :天之御名無主:2009/02/23(月) 22:41:36
あびす… すさのおを たすけてくれるの?

あびす「とうぜんでしょ。 わたしの おとうとなのよ
かわいい おとうとが さらわれるのを かれいに たすける…
ふふっ わたしの ふっかつをかざるには なかなかじゃない?
…なーんていっても かっこつかないか。
ほんとは つくよみにあえたこと つくよみとおはなしできること
からだにじかにふれられること…
そんなことを まずは たのしみたいところだけど
そうも いってられないわね」

191 :天之御名無主:2009/02/23(月) 23:01:16
あびすは やるきだ。
そして あびすを ここに みちびいたのは まぎれもなく あまてらすだ。

………

あびすは あまてらすに ゆずられるかたちで からだをえた。
あまてらすは あびすに からだをゆずるかたちで プライドをみたした。
そして じぶんは… つくよみは…

あねを う し な わ な い。

192 :天之御名無主:2009/02/26(木) 23:23:10
あまてらすは すさのおをたすけるために みずから からだをゆずるという
けだかさをしめしたことで あびすにいちもくおかせ しんりてきゆういにたった。
「からだはゆずったけど きがまえはあんたよりうえよ!」
という あまてらすのこえが きこえるようだ。
あまてらすは ほこりたかい。
あまてらすと もとはひとつだった あびすも
そうであるなら かりをつくるのは ふゆかいだろう。
あまてらすと あびすのあいだに
てにいれたもの うしなったものの さは ない。

あまてらすが きえ あびすが あらわれた。
あねが きえ あねが あらわれた…
てにいれたもの うしなったものの さは ない。
さらに すさのおは あびすが たすける。

193 :天之御名無主:2009/02/26(木) 23:26:07
          ,      /〃ハヾ  / ∧∨〃、ヾ} l| :}ミ;l\
        /〃// / 〃l lヽ∨,〈ヾ、メ〈 }} ;l リ ハ l`!ヽ.
          //' /,'  ,' 〃 l l川/,ヘ丶\;;ヽ/:'/〃∧ l ト、:l !
         〃,'/ ;  ,l ,'' ,l| レ'/A、.`、\;;ヽ∨〃/,仆|│l }. |、
         i' ,'' l| ,l ' l. !| l∠ニ_‐\ヽ;\,//,イ| l | l ト/ λ!   、
.        l ;  :|| ,'i:/ l| |:|: |``'^‐`ヾ∨`゙//|斗,l ! | ,タ /l.| l  三__|__
       l ' l |」,' l' lハ |'Ν    ̄´ /` ,|l_=ミ|! ly' ,〈 :|| |  口 |
        |l .l H|i: l | ゙、| l        _.::: ,!: l厂`刈/ /!} :l|    ‐┬‐
        |! :l |)!| ! |  ヽ      '´ ’/'_,.   ノイ.〃/|!    │田│
        l|l |l 「゙|l |`{             ..   _   |}/,ハ l     ̄ ̄  
       |!l |l、| !l :|.      ‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l'|/|l リ    、 マ
ヽ ̄ニ‐、__.」乢!L!lヱL」__           ー、 `'''´   从「 /     了 用 
 \ `ヽ\      /l |       / ̄´     //        '"`ー‐
.  ,、  l  ゙、    / ' |、      {        /l/         ,
   '}  l  ゙,    /   |:::\      }     ,.イ/          レ |  
   l  l   l  ,.イ   l:::::::::\__   `'-‐::"// |′          ノ
   l   !   K ヽ,、 \「`''''''''"´:::::::;;:" //          
.    l   l   ト、\( _.... ヽ  .:.::::::::;;″ /'       _    
\   |  l|  八、ヽi´    | .:.:::::::::::::i' .:/'"´ ̄ ̄ ̄ ,.へ\

194 :天之御名無主:2009/02/28(土) 20:18:38
あびすは いった。

げんじつで あまてらすの てをはなせば いままでのあまてらすが そこにいて
さっきの あまてらすのこころのなかで あびすの てをとれば あびすが そとにでる
と。(>>129-131

そう “あまてらすのこころのなかで あまてらすの てをにぎっても
あまてらすを えらんだことには ならない” のだ。(>>173

あまてらすを えらぶということ。
それは “げんじつで あまてらすを てばなす” ということなのだから。

195 :天之御名無主:2009/03/01(日) 14:02:16
ならば じぶんは あまてらすを すてたのか?
あびすを えらんだのか?

ノー。

あまてらすを えらんだことに ならない からといって
あまてらすを すてたことには ならない。
あびすが こちらのせかいに でてきた からといって
あびすを えらんだことには ならない。

すべては あまてらすに きめられたのだから。

196 :天之御名無主:2009/03/10(火) 19:15:01
あまてらすは じぶんが あのなかに のこると いっていた。
あまてらすが かんじょうで いいだしたら うごかすのは むずかしい。
あまてらすがのこるなら あびすをえらぶのが しぜんなながれだ。
しかし それは あまてらすをすてる ということになる。
ならば あまてらすをえらんで あびすをすてればいいのか?
いままでどおりの あまてらすが となりにいればいいのか?
…それは ちがう とおもった。
あまてらすが もどってきても あまてらすは すさのおを たすけられない。
“あびすなら たすけられるかもしれない” という かのうせいを ほうきして
あまてらすを えらんでも あまてらすは なっとくするだろうか?
すさのおを たすけられなかった あまてらすに なんと いえばいいのか?

197 :天之御名無主:2009/03/19(木) 19:30:51
だから。

あまてらすに “けしかけた”。
あまてらすの こころを さかなでするように。
あまてらすの ため…

………

いや。
けっきょく じぶんで きめたくなかった だけだ!
どういう いとであれ あびすを えらぶなら
さいしょから そうすれば よかったのだ…!


198 :天之御名無主:2009/03/20(金) 17:36:13
なにも じぶんでは きめず まわりに みをまかせる。
たしゃに はたらきかけて じぶんの つごうどおりに したとしても
ただ いるだけで じぶんじしんで なにも しないというのは
すがたが みえないことと…
かくれていることと おなじではないのか?

あびす「つくよみ」

あびす。

あびす「はじめるけど いい?」


199 :天之御名無主:2009/03/26(木) 23:53:49
そう じぶんのいしはどうあれ すさのおは たすけなければならない。
それが あねのいし。

あびす どうすればいい?

あびす「まえ むいて。 …ちょっと くすぐったいわよ」

むにゅっ。

!?
あびすが せなかに だきついてきた!

200 :天之御名無主:2009/03/31(火) 23:02:45
あびす「ほんと なんにもない… からっぽ。
ぽっかり あなが あいてるみたい」

い いきなり なにを。 それに なんか ひっかかる いいかた。

あびす「まりょくのことよ。 まりょくがからっぽ。
つくよみが “かぼちゃ” っていみじゃないわよ。
だって ほら いっぱいつまってるしぃ」

さわらない さわらない! よけいなとこは さわらない!

あびす「まあ まあ。 いろいろ ためしてるのよ。
…うん いけそうだわ」

201 :天之御名無主:2009/04/01(水) 01:13:15
あびすは せなかから みみもとで ささやいた。

あびす「いまから あなたに まりょくを そそぐわ。
へんに うごかないで じっとしててね」

あびすは うしろから まえにまわした みぎてで つくよみのひだりてを つかみ
おなじように ひだりてで つくよみのみぎてを つかんだ。
そして ひたいを つくよみの うなじにつけた。

あびす「さあ…
たいように ちかづきすぎた ぐしゃの まつろ…
はんらんする てんの ひかり…」

あびすは せいしんを しゅうちゅうしはじめた!

202 :天之御名無主:2009/04/07(火) 23:07:17
………

なにも かんじない。
これ ほんとうに はいってるの? まりょく?

あびす「これ? ぜったい はいってるって!
…うそ ぜんぜん みちてない。
ただ からっぽ とかじゃ ないわ。
うつわが でっかいっていうのかしら…?

…かがやける おうごんの かじつよ
しゃくねつの ひ にて あまねく けがれを きよめよ!

            フ レ ア !           」

203 :天之御名無主:2009/04/22(水) 00:14:10
おうっ!?
なんか ひかった!
めのまえに まぶしい ひかりのきゅうたいが あらわれ はじけた!

………めのまえで はじけちゃ だめだろ!
これ ことのみことととか くろいかずちに あてるんじゃないのか!?

あびす「あ あれ? そのつもりだったんだけど。
つよすぎる ちからを せいぎょする つもりだったのに
まりょくが そそいだ そばから きえてるみたいな…」

…それでいいのか?
! あのひとたち めっちゃ こっちみてますよ…

204 :天之御名無主:2009/04/27(月) 22:31:09
くろいかずち「いまの ひかりは!?」

ことのみこと「あの おふたりが なにか されたようですが…
どうも あちらも めんくらっている ようですな」

くろいかずち「さいごの あがき… といったところかしら?」

ことのみこと「つきあう ひつようも ないでしょう。
すさのおさまを このまま よもつひらさかへ」

くろいかずち「そうね。 …す すさのおさま!?」

すさのお「めがー めがー」

すさのおは てのひらで めを おおっている!

205 :天之御名無主:2009/05/02(土) 15:12:36
くろいかずち「すさのおさま! はっ さっきの ひかりで」

ことのみこと「いや たしかに まぶしかったが それほどでも…」

くろいかずち「ああ おいたわしや すさのおさま…
…まさか じつの おとうとぎみを このように きずつけるとは!
あまてらすさま… つくよみさま…
まさに いざなぎどのの ざんこくさの いきうつしではありませんか!
たしょうの いたいおもいでもすれば よしと おもっていたが
ゆるせぬ… ゆるせぬ…」

ことのみこと「く くろいかずちどの?」

くろいかずちの からだから くろい いなずまが もれだしはじめた…

206 :天之御名無主:2009/05/03(日) 19:07:54
くろいかずち「いざなぎ… イザナギぃぃぃ…」

ことのみこと「これは… いったい…?」

くろいかずちの しゅういを くろいきりのような とばりが おおっている。
…いや きりではない。
“しっこくの いかずち”。
からだから もれだした むすうの ほそい いなずまが
おりなされた きぬいとのように くろいかずちの まわりを はしり
ゆらめいて うすく かすんだ しっこくの まくを えがいている。

くろいかずち「イザナギィーッッ!!」

???「そこまでだよ くろいかずち」

207 :天之御名無主:2009/05/03(日) 21:03:38
こどもがいた。
すさのおと おなじくらいの とし せたけだろうか。
すずやかな ひとみ…
かわいい というより ととのった というべき おもだちをしている。

???「あーあー なんてザマだい。
みなよ。 あいつらは いざなぎの おっさんじゃあないぜ?
よもつくに の そとで “らいじんけいたい”に なろうなんて
ちょっと あたまに ちがのぼりすぎなんじゃない?」

くろいかずち「………!
はぁ… はぁ…
おおいかずち…!
なんで あんたが ここに…!」

208 :天之御名無主:2009/05/03(日) 21:25:54
おおいかずち「なんで って? みたまんまだよ。
かわいい いもうとが しんぱいで きたってわけ。
あんのじょう このありさま。 せいかいだったね。
で… ふーん これが すさのおさま ってわけか。
おい ボク?」

おおいかずち とよばれた しょうねんは
めを おおっている すさのおの りょうてを はらった。

すさのお「いたいっ」

おおいかずち「…なんだい。
むしが めに はいっただけじゃないか。
おおかた さっきの ひかりで おどろいたのが はいったんじゃないか?
こんなのまで じぶんのせいにされたら
さすがに いざなぎの おっさんも きのどくだよ。
なあ くろいかずち?」

209 :天之御名無主:2009/05/04(月) 06:06:24
くろいかずち「す すさのおさまっ! おおいかずち! ふけいであるぞ!」

おおいかずち「だから あたまひやせよ。
よもつはちらいじん とも あろうものが それじゃ
よもつおおかみの いこうが きずつくってもんだ」

くろいかずち「よもつおおかみは わたしを しんらいしてくださっている!」

おおいかずち「だーかーらー! ぼくが こうやって
そのしんらいに こたえられてないのを フォローしてやってんじゃないか。
こんかいは よもつおおかみの いいつけじゃなくて ぼくのどくだんだ。
しごとは よこどりしないから あんしんしろって。
はやく すさのおさま つれて おりてこいよ」

210 :天之御名無主:2009/05/05(火) 07:38:05
くろいかずち「っ… わかった。
だが すさのおさまへの ひれいは あとで わびてもらうわよ」

おおいかずち「いくらでもしてやるさ。
…で おまえは なんだ?」

ことのみこと「おはつにおめにかかります。 ことのみことともうします。
よもつはちらいじん ひっとうの おおいかずちどのですね?
おうわさは かねがね」

おおいかずち「ふん うさんくさいやつだ。
よもつくにのうわさが こっちにきこえるわけないだろ。
どうせ ことのみこと というのも ほんとうのなまえじゃあるまい?
なにを たくらんでるのか しらないが わざわざ なまみのまま
よもつくにを おとずれようとか ばかなかんがえは おもしろいがね」

211 :天之御名無主:2009/05/06(水) 08:30:48
ことのみこと「わたくしめは るろうの み。
いくさきざきの ひとびとを ことの しらべと うたで
おなぐさめするのが なりわいでございます。
ときに こうきなかたに おめどおりかなうこと よろこびにございます。
よもつおおかみは だいいちに とうとき たいしん でございましょう?」

おおいかずち「よもつおおかみの かんしんを かいたいってか?
ぞくっぽい こうみょうしんで よくもまあ いのちがけ… ごくろうなことだね。
あの おっさんも そうだったが おまえも そうとうなアレだよ。
ははっ おもいだしてきた! あいつの ひっしに にげるすがた!
いいよ そういうことにしといてやる。
だが その こと を ならすときいがいは しずかにしてることだな」

212 :天之御名無主:2009/05/09(土) 19:19:28
れんちゅう きをとられて うごきがにぶい…



あびすは すでに まりょくを しゅうちゅうしはじめている!

あびす「さっきので わかったわ。
てかげんとか まったくいらないみたいね。
いのちを かりとる たいようのちから…
すべて ときはなつ なんて おもってもみなかったわ。
じぶんでも すごく こわい…
ただ まりょくが ないだけじゃなくて つくよみ あなたいったい…?」

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