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台湾(中華民国)の社会学

1 :名無しさん@社会人:2008/09/19(金) 23:05:10
日本を含めた東アジア諸国の排外的ナショナリズムが強い中、
尖閣諸島問題を除けば、唯一、台湾だけはそのような愛国主義運動がありません。
(少なくとも日本に対しては)。また、中国に対する反感は確かにありますが、
「台湾と中国は同じ中華民族である」(馬英九総統の就任演説)
と考える人も少なくなく、反中ナショナリズムについても
社会的なコンセンサスを得ているとは言えません。

台湾人の国家意識は多様で、
自分が「どこの国民であるか」(國家認同)にかかる意識は、
90年代の民主化以後、大きな変化を見せています。

台湾ニューステレビ局「TVBS」社民意調査によれば、

中国人であると考える人は     9%(99年)→4%(08年)
中国人かつ台湾人だと考える人は 50%(同上) →45%(08年)
台湾人だと考える人は      35%(同上) →45%(08年)
と、変化しています。
http://www.tvbs.com.tw/FILE_DB/DL_DB/even/200806/even-20080610175239.pdf

一般的に、第二次大戦後大陸から台湾に渡ってきた人は中国人意識が強く、
それ以前から台湾にいた人は台湾独立意識が強いといわれますが、
台湾の先住民族の支持政党は中国との統一を訴える国民党を支持する傾向が強く、
一概には言い切れないのが現状です。

また、よく言われることとして、中国統一派は中国人としての意識が強いから
反日である、といわれますが、私の実感としてはあまり関係はないと思われます。
この問題はどのように解釈すればいいでしょうか?
社会学の専門家のみなさん、お願いします。

2 :名無しさん@社会人:2008/09/20(土) 00:11:24
今の東アジア諸国は、100年前の日本だと考えて相違ない
政治的必要性から、脆弱な国家が生まれ
その基盤を強固なものとせんがため、ナショナリズムに陥ることは歴史的必然
よって今の日本に出きることは何もない
私たちは温かく見守っていくしかない

3 :名無しさん@社会人:2008/09/20(土) 20:54:42
「その基盤を強固なものとせんがため、ナショナリズムに陥ることは歴史的必然」

2004年の総統選挙では、当時与党だった民進党(グリーン陣営)の一部は、
「国民党は売台集団(台湾を中国に売り飛ばす集団)、不愛台湾(台湾を愛さない)」
と唱える一方、
国民党側(ブルー陣営)の一部には「中華民国(中国)ナショナリズム」を露骨に表明する人もおり、

「基盤」自体が二分され、それぞれに相当数の支持者がいましたし、
現在も大方変化はないと思われます。

脆弱な国家(台湾は経済的にはそこそこ「強い」国だとは思いますが)以前に、
ナショナリズム自体が分裂している国は他にあるんでしょうか?

4 :名無しさん@社会人:2008/09/21(日) 17:01:36
支那に属するかどうかは中共が崩壊してからの話なの?

5 :名無しさん@社会人:2008/09/21(日) 21:46:00
>>4
蒋介石の存命中は「反攻大陸」を合言葉にしていましたが、
だんだんトーンダウンし、政治家の中で統一派に近い考えをもつ馬総統も、
「堅決反對台灣獨立」(台湾独立には断固反対)と唱える一方、
「也不會立即統一」(すぐには統一しない)といっています。
すぐ統一しない、という言い方は統一を嫌がる市民を意識してのリップサービスかもしれませんが。

今の対立点は、現状の独立した状態を前提とし、その上で
@台湾は「中国」とは異なる存在か、それとも一体であるべき存在かの自意識についての対立
A中国が経済的に豊かになり、民主化が進んだ後、台湾も中国の一部になるかどうかをめぐる対立

この2つに集約されるように見えます。


6 :名無しさん@社会人:2008/09/28(日) 01:11:09
台湾を一言で言い表すなら、「想像の共同体」をもじって「想像されない共同体」、あるいは「共同幻想を持たない共同体」ということができると思う。
住民の大多数の特性は「怠惰な実用主義者」あるいは実用主義を、歴史主義と対照的な近代主義と言い換えてもいい。
想像されない共同体とは、台湾人は台湾大に時空を限定して社会・共同体はなりたっていて、そこには何がしかの暗黙のルールがあることは事実だ。
しかしそこには族群、出身、性別、地方などの利害を超えたところでの国民的想像や共同幻想は存在しない。
だから、国民国家としての構成要件である想像は欠落している。とはいえ、そこには厳然として独立した社会があるから、社会・共同体と呼べる、という意味。
たとえば、緑と青、台湾本地人と外省人、ホーローと客家、漢人と原住民など重層な対立構造がありながらも、
決定的に分裂もしないで、適度になあなあとなって、台湾社会が存在している。
民進党も、派閥対立など内包しつつも、決定的な分裂もしない。

また、怠惰な実用(近代)主義者とは、台湾人は、なんでも利用できるものは利用する。
だが、怠惰で目くじらを立てないし、歴史や蓄積という発想はないから、一からシステムを作ることはできず、
旧体制のものも名称と使える機能だけは残して、換骨奪胎しながら、利用していく。
教育勅語、中華民国、蒙蔵委員会、三民主義研究所など、
外来支配者がもたらした悪いものも、あえて抹殺しない。
一から「台湾共和国」のシステムを作らない、作れない。面倒だからである。
しかし、実用主義で近代主義だから、支配者がこめた歴史的な意味付けや意味内容は、完全に消されて、
単なる無意味な記号化される。いや、無意味な記号にしたからこそ、あえて中華民国だろうが、なくす必要もない。
でも、近代主義で実用主義だから、そこにはすでに中華主義で歴史主義的な意味はない。
中華に固執しているわけでもまったくない。
日本人から見ると、これが両極端に受け止められて、「何を煮え切らないことをしているのだ」と見られる場合と、
「やはり台湾人は中華から離脱できないし、華人であることを誇りにしている」と解釈されるが、
いずれも誤り。


7 :名無しさん@社会人:2008/09/28(日) 01:35:20
やはり参照すべきは歴史でしょう
ある国の記述は、その国の歴史を参照することで可能になると思います

8 :名無しさん@社会人:2008/09/28(日) 02:48:54
>>7
しかしどこの「歴史」を参照するのかですでに対立している。
yahoo台湾版 「知恵袋」の
http://tw.knowledge.yahoo.com/question/question?qid=1106100203044&q
為何”本國史”討論區裡頭都是在談”中國史”(なぜ「本国史」では「中国史」の話ばかりするの?)

では、
「なぜYAHOO知恵袋の「本国史」では「中国史」の話題ばかりなの?もう「台湾史」板ができたでしょう?
yahooは「本国史」板を「中国史」板に変えるべきではない?」という質問で、
賛否両論があったので紹介のため一部抜粋する(全部訳すといっぱいになるので、詳細はご自身でごらんあれ)と、

賛成派の反応:
@世界史板と台湾史板の2種類に分類すべきだ。
 こうすることで、一部国民の間違った認識
(中国こそ「本国」であるという考え)から脱却させられる。

A以前は自分の国の歴史を学べなかった。228事件(国民党が台湾人を大量虐殺した事件)も、
 卒業後テレビで初めて知った。他の国の人たちは自分の国の歴史を堂々と話すのに、自分たちはできないのが情けない。

反対派の反応:
@どう解釈しようと、わが国は中華民国であり、春秋戦国以来の中国の伝統を継承している。
 従って、本国史は中国史である。

A台灣には三百年文化しかないわけではなく、ましてやいきなり宇宙人が降りてきたがごとく突然文明ができたわけではない。
 我々が使っている文字も、殷商時代の甲骨文字にさかのぼれるわけで、連続している。

着眼点によって見方が変わるのは当たり前ですが、参照する歴史の範囲について対立が起きているため、
集合的記憶の形成すらままならない状況。これが台湾の現状。

歴史は現在の視点から構築される、というのがありありと浮かびあがっているように見えます。

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